JPS5917132B2 - 高分子配合剤 - Google Patents
高分子配合剤Info
- Publication number
- JPS5917132B2 JPS5917132B2 JP16225378A JP16225378A JPS5917132B2 JP S5917132 B2 JPS5917132 B2 JP S5917132B2 JP 16225378 A JP16225378 A JP 16225378A JP 16225378 A JP16225378 A JP 16225378A JP S5917132 B2 JPS5917132 B2 JP S5917132B2
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- JP
- Japan
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- phosphate
- urea
- acid
- lower alkyl
- rubber
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高分子配合献詳しくは尿素と脂肪酸金属塩に、
低級アルキルフォスフェートを添加することにより、飛
散を防止した高分子配合剤に係るものである。
低級アルキルフォスフェートを添加することにより、飛
散を防止した高分子配合剤に係るものである。
0 尿素はゴムの加硫活性剤として、又樹脂、ゴム等の
高分子化合物に発泡剤を加える際の発泡助剤として用い
られているが、結晶性であり、又吸収性があるので、そ
のままの形ではこれら高分子化合物に混合し難く、通常
混合し易いように種々加5 工して用いられている。
高分子化合物に発泡剤を加える際の発泡助剤として用い
られているが、結晶性であり、又吸収性があるので、そ
のままの形ではこれら高分子化合物に混合し難く、通常
混合し易いように種々加5 工して用いられている。
例えば、ゴムの加硫活性剤として尿素に脂肪酸金属塩を
配合したり、又はゴムや樹脂の発泡助剤として、尿素を
脂肪酸金属塩で処理後、更に活性水酸化アルミニウムを
混和する等が知られている。
配合したり、又はゴムや樹脂の発泡助剤として、尿素を
脂肪酸金属塩で処理後、更に活性水酸化アルミニウムを
混和する等が知られている。
フ しかしながら、これら従来の尿素処理品は、尿素自
身の結晶が大きく、ゴムや樹脂中への分散性が悪い為、
通常これを粉砕して用いるが、この粉砕品・を配合剤と
して用いる際、かなりの粉塵飛散があり、それだけ有効
利用が阻害されるのみなら5 ず、環境衛生上も好まし
くない。本発明者は、かかる従来品の欠点を改善し、粉
塵飛散性がなく、取り扱いが容易で、ゴム、樹脂中に均
・一に分散させ得る尿素処理品を得るCとを目的として
、種々研究、検討した結果、尿素と脂フ 肪酸金属塩の
混合物に、一般式0=P−0R \ i(但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシ
アルキル基、ハロゲン化アルキル基)で示される低級ア
ルキルフォスフェートを加えることによつて、前記目的
を達成し得ることを見出し、本発明はこれを要旨とする
。
身の結晶が大きく、ゴムや樹脂中への分散性が悪い為、
通常これを粉砕して用いるが、この粉砕品・を配合剤と
して用いる際、かなりの粉塵飛散があり、それだけ有効
利用が阻害されるのみなら5 ず、環境衛生上も好まし
くない。本発明者は、かかる従来品の欠点を改善し、粉
塵飛散性がなく、取り扱いが容易で、ゴム、樹脂中に均
・一に分散させ得る尿素処理品を得るCとを目的として
、種々研究、検討した結果、尿素と脂フ 肪酸金属塩の
混合物に、一般式0=P−0R \ i(但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシ
アルキル基、ハロゲン化アルキル基)で示される低級ア
ルキルフォスフェートを加えることによつて、前記目的
を達成し得ることを見出し、本発明はこれを要旨とする
。
本発明において用いられる脂肪酸金属塩としては、例え
ばラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、力フリル
酸、力プリン酸、ミリスチン酸、アラキン酸、ゼロチッ
酸、オレイン酸、リノール酸、シズ酸、ゴンドウ酸、エ
ルカ酸、セラコレイン酸等の飽和或は不飽和脂肪酸の亜
鉛、カルシウム、アルミニウム、マグネシウム、バリウ
ム等の金属の塩を適宜一種或は二種以上採用することが
できる。
ばラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、力フリル
酸、力プリン酸、ミリスチン酸、アラキン酸、ゼロチッ
酸、オレイン酸、リノール酸、シズ酸、ゴンドウ酸、エ
ルカ酸、セラコレイン酸等の飽和或は不飽和脂肪酸の亜
鉛、カルシウム、アルミニウム、マグネシウム、バリウ
ム等の金属の塩を適宜一種或は二種以上採用することが
できる。
そしてこれらのうち、ラウリン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、リノール酸等の亜鉛、カルシウ
ム、マグネシウム、バリウム等の金属塩を採用する場合
には、尿素に対する表面被覆力が良好となり、又容易に
入手し得るので特に好ましい。
アリン酸、オレイン酸、リノール酸等の亜鉛、カルシウ
ム、マグネシウム、バリウム等の金属塩を採用する場合
には、尿素に対する表面被覆力が良好となり、又容易に
入手し得るので特に好ましい。
又、これら脂肪酸金属塩を形成する脂肪酸としては、化
学合成によるものの他、綿実油、とうもろこし油、魚油
等の天然物から得られるものでも差し支えない。
学合成によるものの他、綿実油、とうもろこし油、魚油
等の天然物から得られるものでも差し支えない。
又、本発明に用いられる前記一般式で示される低級アル
キルフオスフエートとしては、例えばトリメチルフオス
フエート、トリエチルフオスフエート、トリブチルフオ
スフエート、トリブトキシエチルフオスフエート、トリ
スクロロエチルフオスフエート、トリスジクロロプロピ
ルフオスフエート、トリフエニルフオスフエート、トリ
クレジルフオスフエート等を一種或は二種以上適宜使用
することが出来る。
キルフオスフエートとしては、例えばトリメチルフオス
フエート、トリエチルフオスフエート、トリブチルフオ
スフエート、トリブトキシエチルフオスフエート、トリ
スクロロエチルフオスフエート、トリスジクロロプロピ
ルフオスフエート、トリフエニルフオスフエート、トリ
クレジルフオスフエート等を一種或は二種以上適宜使用
することが出来る。
そして、これらのうち、トリブチルフオスフエートを採
用する場合には、混合する時の粘度が適当であり、混合
が容易に出来るので特に好ましい。
用する場合には、混合する時の粘度が適当であり、混合
が容易に出来るので特に好ましい。
又、本発明者の検討によると、これら低級アルキルフオ
スフエートを用いることにより、飛散防止の効果の他に
、加硫活性剤と共にゴム申に配合した場合には、コムの
物理的性質、特に引張強度、伸び性が向上すると云う予
期せぬ効果も見出された。本発明において、前記の如ぎ
尿素、脂肪酸金属塩、低級アルキルフオスフエートの混
合物の混合割合は、得られる混合物の全量に対レ脂肪酸
金属塩は0.5〜15重量%、低級アルキルフオスフエ
ートは0.2〜15重量%が適当である。
スフエートを用いることにより、飛散防止の効果の他に
、加硫活性剤と共にゴム申に配合した場合には、コムの
物理的性質、特に引張強度、伸び性が向上すると云う予
期せぬ効果も見出された。本発明において、前記の如ぎ
尿素、脂肪酸金属塩、低級アルキルフオスフエートの混
合物の混合割合は、得られる混合物の全量に対レ脂肪酸
金属塩は0.5〜15重量%、低級アルキルフオスフエ
ートは0.2〜15重量%が適当である。
脂肪酸金属塩の量が前記範囲に満たない場合lこは、尿
素に対する被覆性が不十分となり、逆に前記範囲を超え
る場合には、有効成分としての尿素の量が不十分となる
と共に、尿素を粉砕しにくくなるので、何れも好ましく
ない。又、低級アルキルフオスフエートの使用量が前記
範囲に満たない場合には、飛散防止の効果が不十分とな
り、逆に前記範囲を超える場合には、混合物全体が塊状
となると共に、例えばこれをゴムへ添加した場合、ゴム
の物性の低下を来たすので、何れも好ましくない。
素に対する被覆性が不十分となり、逆に前記範囲を超え
る場合には、有効成分としての尿素の量が不十分となる
と共に、尿素を粉砕しにくくなるので、何れも好ましく
ない。又、低級アルキルフオスフエートの使用量が前記
範囲に満たない場合には、飛散防止の効果が不十分とな
り、逆に前記範囲を超える場合には、混合物全体が塊状
となると共に、例えばこれをゴムへ添加した場合、ゴム
の物性の低下を来たすので、何れも好ましくない。
そして、これら範囲のうち、得られる混合物の全量に対
し、脂肪酸金属塩は2〜7重量%、低級アルキルフオス
フエートは2〜7重量%を採用する場合には、尿素の粉
砕性を阻害することなく、十分な飛散防止効果と共に、
添加されたゴム等の物性を向上させ得るので特に好まし
い。
し、脂肪酸金属塩は2〜7重量%、低級アルキルフオス
フエートは2〜7重量%を採用する場合には、尿素の粉
砕性を阻害することなく、十分な飛散防止効果と共に、
添加されたゴム等の物性を向上させ得るので特に好まし
い。
実際、これら尿素、脂肪酸金属塩、低級アルキルフオス
フエートを用いて本発明による高分子配合剤を製造する
手段としては、特に制限はなく、例えば尿素を単独或は
脂肪酸金属塩と共に所望粒度を得る様に粉砕し、得られ
た粉砕物に低級アルキルフオスフエートを混合すること
も出来るし、或はこれら三者を予め混合しておき、これ
を所望粒度を得るように粉砕せしめることも出米る。
フエートを用いて本発明による高分子配合剤を製造する
手段としては、特に制限はなく、例えば尿素を単独或は
脂肪酸金属塩と共に所望粒度を得る様に粉砕し、得られ
た粉砕物に低級アルキルフオスフエートを混合すること
も出来るし、或はこれら三者を予め混合しておき、これ
を所望粒度を得るように粉砕せしめることも出米る。
又、これらの成分の混合は、例えば固彫ミキサー等適宜
任意な手段を採用することが出来る。又、混合、粉砕さ
れた配合剤はこれを直ちに使用に供することも出来るが
、使用に際し、予め細粒状や適宜な形状に成形しておく
と取り扱い上、計量上等便利な場合がある。次に本発明
を実施例により説明する。
任意な手段を採用することが出来る。又、混合、粉砕さ
れた配合剤はこれを直ちに使用に供することも出来るが
、使用に際し、予め細粒状や適宜な形状に成形しておく
と取り扱い上、計量上等便利な場合がある。次に本発明
を実施例により説明する。
実施例 1
市販の結晶尿素197にステアリン酸カルシウム0.6
yを加え、180回/分で回転する万能ポールミルを用
いて90分間粉砕し、350メツシュ全通の微粒子を得
た。
yを加え、180回/分で回転する万能ポールミルを用
いて90分間粉砕し、350メツシュ全通の微粒子を得
た。
これは見掛比重0.63と軽く、飛散し易い。
得られた尿素微粒子に、トリブチルフオスフエート(T
BP)0.4y及び27を加えて15分間混合した処、
通常の取扱いにおいては実質的に飛散しないものが得ら
れた。これを圧縮成形して直径1.5mmのベレツトに
し、これを下記配合のブタジエンゴムに0.5部添加し
、得られたゴムについて下記試験を行なつた結果を表1
に示す。
BP)0.4y及び27を加えて15分間混合した処、
通常の取扱いにおいては実質的に飛散しないものが得ら
れた。これを圧縮成形して直径1.5mmのベレツトに
し、これを下記配合のブタジエンゴムに0.5部添加し
、得られたゴムについて下記試験を行なつた結果を表1
に示す。
これらは、ASTM−Dl5−1972の方法に準じて
671ロールにより混練した。
671ロールにより混練した。
得られた未加硫ゴムをJIS−K63OO一゛74に基
づく未加硫ゴム物理試験法により、ムーニ一粘度、ムー
[メ[スコーチ試験を行なつた。
づく未加硫ゴム物理試験法により、ムーニ一粘度、ムー
[メ[スコーチ試験を行なつた。
又、JIS−K63Ol−゛75に基づく加硫ゴム物理
試験法により、引張り強度、伸び等の測定を行なつた。
又、 回フチレフオスフエートの代りにトリエチルフオ
スフエート(TEP)を同量用い、同様にゴムに配合し
、同様に試験を行なつた。
試験法により、引張り強度、伸び等の測定を行なつた。
又、 回フチレフオスフエートの代りにトリエチルフオ
スフエート(TEP)を同量用い、同様にゴムに配合し
、同様に試験を行なつた。
更に比較の為に、本実施例と同量の尿素及びステアリン
酸カルシウムだけを添加したものをブランクとし、これ
に更に従来から飛散防止剤として用いられているプロセ
ス油、スピンドレ油、ジオクチルフタレート油を夫々0
.47づつ添加したものを夫々個別に用意し、これらを
イ?I]に配合したゴムにつき同様の試験を行なつた。
た尿素を配合したゴムは、ムー[メ[粘度、スコーチ時間
共にブランクと実質的に同一であり、これらに対し、悪
影響のないことが理解出来る。又、加硫後の引張り強度
において、TBP,TEP処理品を配合したゴムは、ブ
ランク配合品より約15〜20%強く、比較例品は全て
ブランク配合品よりも引張り強度が20〜40%も低下
している。特に本実施例に示した如く、本発明を実施し
た場合、加硫時間が長くても引張り強度が大きいことは
、加硫平坦性がよいのみでなく、耐老化性も大であるこ
とを示している。
酸カルシウムだけを添加したものをブランクとし、これ
に更に従来から飛散防止剤として用いられているプロセ
ス油、スピンドレ油、ジオクチルフタレート油を夫々0
.47づつ添加したものを夫々個別に用意し、これらを
イ?I]に配合したゴムにつき同様の試験を行なつた。
た尿素を配合したゴムは、ムー[メ[粘度、スコーチ時間
共にブランクと実質的に同一であり、これらに対し、悪
影響のないことが理解出来る。又、加硫後の引張り強度
において、TBP,TEP処理品を配合したゴムは、ブ
ランク配合品より約15〜20%強く、比較例品は全て
ブランク配合品よりも引張り強度が20〜40%も低下
している。特に本実施例に示した如く、本発明を実施し
た場合、加硫時間が長くても引張り強度が大きいことは
、加硫平坦性がよいのみでなく、耐老化性も大であるこ
とを示している。
これらの結果から、本発明による配合剤をタイヤ、ベル
ト、防振ゴムに使用した場合には、耐摩耗性、圧縮歪量
、引裂性にもよい性質を示すことを示唆している。
ト、防振ゴムに使用した場合には、耐摩耗性、圧縮歪量
、引裂性にもよい性質を示すことを示唆している。
実施例 2
結晶尿素54tとステアリン酸亜鉛37を、実≦つには
トリブトキシエチルフオスフエート(TBXP) 1y
を、一つにはトリクロロエチルフオスフエート(CLP
)17を、一つにはTBPO.5f7とジエチレングリ
コール0.5yを添加混合した。
トリブトキシエチルフオスフエート(TBXP) 1y
を、一つにはトリクロロエチルフオスフエート(CLP
)17を、一つにはTBPO.5f7とジエチレングリ
コール0.5yを添加混合した。
これらは何れも通常の操作においては実質的に飛散性を
示さない。
示さない。
これら三種の処理品を下記配合の天然ゴム(SMR−5
L)に夫々ASTM−Dl5−1972の方法に準じて
夫々0.3部配合し、実施例1と同様に試験を行なつた
結果を表2に示す。
L)に夫々ASTM−Dl5−1972の方法に準じて
夫々0.3部配合し、実施例1と同様に試験を行なつた
結果を表2に示す。
TBXP,CLP,TBPとジエチレングリコール混合
物の夫々で処理した尿素を配合したゴムは、ムー[メ[粘
度、スコーチ時間の測定においてブランクを配合したゴ
ムと同程度である。
物の夫々で処理した尿素を配合したゴムは、ムー[メ[粘
度、スコーチ時間の測定においてブランクを配合したゴ
ムと同程度である。
しかし、加硫試験においてTBXP,CLPで処理した
尿素を配合したゴムは、ブランク配合のゴムより、引張
り強度、伸びが共に大である。
尿素を配合したゴムは、ブランク配合のゴムより、引張
り強度、伸びが共に大である。
他方、比較例に示した配合ゴムは、尿素のゴムへの分散
が悪く、斑点状に存在しており、又物性も劣る。実施例
3 実施例1と同一に処理したTBP処理尿素を下記配合の
エチレンプロピレンターポリマ一(EPDM)に実施例
1と同様に配合し、同様に試發を行なつた結果を表3に
示す。
が悪く、斑点状に存在しており、又物性も劣る。実施例
3 実施例1と同一に処理したTBP処理尿素を下記配合の
エチレンプロピレンターポリマ一(EPDM)に実施例
1と同様に配合し、同様に試發を行なつた結果を表3に
示す。
EPDM(JSR−EP−27:日本合成ゴム社製)1
00部SRFカーボンブラツク プロセス油 軽質炭カル 亜鉛華 ステアリン酸 硫 黄 ジ一n−フチノいンチオカルバミン酸亜鉛テトメチルチ
ウラムジスルフイド 2−メルカブトベンゾチアゾール 加硫活性剤 120〃 80〃 30〃 5 〃 2I1. 51! 1.51/ 0.5〃 1 〃 1 〃 TBP処理した尿素を用いると、引張り応力、引張り強
度も高く、ブルームしないが、エチレンチオウレアを用
いると、加硫が遅く、物性も悪い。
00部SRFカーボンブラツク プロセス油 軽質炭カル 亜鉛華 ステアリン酸 硫 黄 ジ一n−フチノいンチオカルバミン酸亜鉛テトメチルチ
ウラムジスルフイド 2−メルカブトベンゾチアゾール 加硫活性剤 120〃 80〃 30〃 5 〃 2I1. 51! 1.51/ 0.5〃 1 〃 1 〃 TBP処理した尿素を用いると、引張り応力、引張り強
度も高く、ブルームしないが、エチレンチオウレアを用
いると、加硫が遅く、物性も悪い。
又、他の添加剤は何れもブルームして外観を悪くする。
実施例 4 塩化ビニル樹脂(PVC)は、高温時に溶融状態になり
、このとき発泡剤が含まれていれば、これが分解して発
生するガスによりスポンジ製品を得ることが出来る。
実施例 4 塩化ビニル樹脂(PVC)は、高温時に溶融状態になり
、このとき発泡剤が含まれていれば、これが分解して発
生するガスによりスポンジ製品を得ることが出来る。
本例は、実施例1で用いたTBP処理品を、下記調合に
より発泡剤N,N″−ジニトロソ−ペンタメチレンテト
ラミンの発泡助剤に使用した。
より発泡剤N,N″−ジニトロソ−ペンタメチレンテト
ラミンの発泡助剤に使用した。
N,N″−ジニトロソ・ペンクメチレンテトラミン
8部TBP処理品 8〃これ
らを捏和後、型内に入へ加圧下に160゛Cにて約20
分間加熱して溶融後、加圧のまま一旦冷却して離型し、
これを約100℃に加熱して膨張せしめた。得られた製
品は、白色で比重0.1〜0.15を有し、極めて均一
な気泡を有していた。
8部TBP処理品 8〃これ
らを捏和後、型内に入へ加圧下に160゛Cにて約20
分間加熱して溶融後、加圧のまま一旦冷却して離型し、
これを約100℃に加熱して膨張せしめた。得られた製
品は、白色で比重0.1〜0.15を有し、極めて均一
な気泡を有していた。
実施例 5
実施例1と同一の尿素187づつ2組秤取し、一方には
ラウリン酸カルシウム1yを、他方にはパルミチン酸カ
ルシウム17を夫々混合ム万能ボールミルで粉砕後、夫
々に対し、TBPl7づつで処理した。
ラウリン酸カルシウム1yを、他方にはパルミチン酸カ
ルシウム17を夫々混合ム万能ボールミルで粉砕後、夫
々に対し、TBPl7づつで処理した。
得られた製品は、何れも通常の取扱いにぉいて実實的に
飛散しない。これらを、実施例1と同様なゴム配合を行
ない、その試験結果を下表に示す。
飛散しない。これらを、実施例1と同様なゴム配合を行
ない、その試験結果を下表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 尿素と脂肪酸金属塩の混合物に一般式▲数式、化学
式、表等があります▼ (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシア
ルキル基、ハロゲン化アルキル基)で示される低級アル
キルフォスフェートを添加した高分子配合剤。 2 脂肪酸金属塩はラウリル酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸の亜鉛、カルシウム、
マグネシウム、バリウムから選ばれた金属塩である特許
請求の範囲1の配合剤。 3 低級アルキルフォスフェートは、トリエチルフォス
フェート、トリブチルフォスフェート、トリブトキシエ
チルフオスフエート、トリスクロロエチルフォスフェー
ト、トリスジクロロプロピルフォスフェートである特許
請求の範囲1の配合剤。 4 脂肪酸金属塩の混合割合は、配合剤全量に対し、0
.5〜15重量%である特許請求の範囲1の配合剤。 5 低級アルキルフォスフェートの混合割合は、配合剤
全量に対し、0.2〜15重量%である特許請求の範囲
1の配合剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16225378A JPS5917132B2 (ja) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | 高分子配合剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16225378A JPS5917132B2 (ja) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | 高分子配合剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5590537A JPS5590537A (en) | 1980-07-09 |
JPS5917132B2 true JPS5917132B2 (ja) | 1984-04-19 |
Family
ID=15750907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16225378A Expired JPS5917132B2 (ja) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | 高分子配合剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917132B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01228743A (ja) * | 1988-03-08 | 1989-09-12 | Toyoda Mach Works Ltd | 摺動移動体支承案内装置 |
JPH0230189Y2 (ja) * | 1985-06-28 | 1990-08-14 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6964744B2 (en) | 2002-05-01 | 2005-11-15 | Certainteed Corporation | Surfactant modified oils for dust control of loose-fill insulation |
WO2017068772A1 (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物及びタイヤ |
-
1978
- 1978-12-28 JP JP16225378A patent/JPS5917132B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0230189Y2 (ja) * | 1985-06-28 | 1990-08-14 | ||
JPH01228743A (ja) * | 1988-03-08 | 1989-09-12 | Toyoda Mach Works Ltd | 摺動移動体支承案内装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5590537A (en) | 1980-07-09 |
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