JPS59170399A - 管路敷設方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の技術分野 この発明は、道路下、軌道下等の地盤中に、これを横断
する方向に管路を敷設する場合の管路敷設方法及びその
装置に関し、特に敷設管路を構成するケーシング管が貫
入される方向の地盤の土を排出しながらケーシング管を
推進される方式の管路敷設方法及びその装置に関するも
のである。

（ロ）従来技術と問題点 従来、軌道横断等の管路敷設には衝撃推進工法が採用さ
れており、この推進工法は、衝撃推進体を打撃圧入する
無排出推進方式であるため、推進管（敷設管路を兼用）
は地盤によって外周囲から締付けられることになり、密
な硬い地盤の推進は不可能である。

（パ９発明の目的 この発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするとごろは、推進方向の精度向上を図るとともに、
敷設管路を構成するケーシング管の地盤への貫入抵抗を
減少させ、その貫入作業を容易にした管路敷設方法及び
その装置を提供するにある。

仁）発明の構成 このためにこの発明の管路敷設方法及びその装置は、敷
設管路を構成するケーシング管内を衝撃推進体がその内
臓ピストンのハンマー作用により推進できる構造とする
とともに、衝撃推進体の先端にケーシング管貫入方向の
地盤の土を充填採取するコアパイプを装着し、上記衝撃
推進体の打撃方向の地盤に所定量打ち込むことで貫入方
向の土を充填採取した後、該コアパイプを含む衝撃推進
体をケーシング管外に取り出して排土し、しかる後、ケ
ーシング管を上記コアパイプの貫入長さに相当する量排
土穴に押し込み、以下同様の工程を繰返し実行すること
でケーシング管を地盤中に貫入敷設するようにしたもの
である。

（ホ）発明の実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図はこの発明にかかる方法及び装置を軌
道下横断の管路敷設に適用した場合の全体図を示すもの
で、１は軌道下の地盤２中に水平に貫入推進される管路
構成用ケーシング管、３はケーシング管１内にその長手
方向に移動可能に収容された衝撃推進体（以下、単に推
進体と云う。

）であり、この推進体３は内臓ピストンのハンマー作用
によりケーシング管１内を打撃推進される構造になって
いるとともに、その先端にはケーシング管１の貫入方向
の地盤２の土を充填採取して穴を形成するコアパイプ４
が着脱可能に装着されている。また、５は軌道地盤２の
立技に設置されたケーシング管押し込み用の推進装置で
あり、この推進装置５は基台６と、この基台６上番こ前
後方向（第１図において左右方向）にスライド可能に取
り付けた架台７と、この架台７上に設置したケーシング
管把持機構８と、基台６上にその前後方向に位置設定で
きるよう取り付けられ、ピストン後退室を上記把持機構
８に連結したケーシング管押し込み用のジヤノキ９とか
ら構成されてＧする。

上記推進体３は第３図（ａｌ、　（ｂｌに示すようるこ
ケーシング管１内にその長手方向に沿つてスライド可能
に嵌合される外径のシリンダ１０と、このシリンダ１０
の前端に取り付けた打撃部１１と、シリンダ１０内に前
後推進可能に嵌合され、前進動作で上記打撃部１１を後
端より打撃するピストン１３と、上記シリンダ１０内の
後端に固着した圧縮空気排気リング１４の内側に一体に
支持され、ピストン１３の前後進に伴いピストン前進用
加圧室１３ａとピストン後退室１０ａを切換える〕〈ル
フ゛１５とからなり、このバルブ１５は排気リング１４
に接−統したゴムホース等からなる圧縮空気供給管１６
に連通され、供給管１６はケーシング管１内を通して地
上に引き出され、図示しない圧縮空気供給源に接続され
ている。

また、１７は推進体３とケーシング管１間に摩擦力を生
じさせる摩擦付与機構で、この摩擦付与機構１７は、ピ
ストン１３が打撃部１１を打撃した時推進体３が後退し
ないようにし、推進体３をピストン１３のハンマー作用
によって効率よく前進させるためのものである。また、
１８はコアパイプ４内に土を充填した状態の推進体３を
ケーシング管１外に引き出すためのワイヤであり、この
ワイヤ１８は基台６に設けた滑車２０を通して図示しな
いウィンチにより巻取られるようになっている。

次に、上記のように構成された本実施例の管路　　−敷
設動作を第４図を参照しながら説明する。

第４図（ａｌに示すにように推進体３及びコアバイプ４
を収容したケーシング管１が軌道下の地盤の中に水平に
押し込まれている状態において、圧縮空気供給源からの
圧縮空気が供給管１６を通して推進体３に圧送されると
、ピストン１３が前後動作して推進体３を打撃前進させ
、これと一体のコアパイプ４をケーシング管１の先端開
口から地盤２中に順次圧入推進させる。

即ち、第３図ｆａ）に示す如くピストン１３が打撃部１
１を打撃すると、これに加えられた打撃力がシリンダ１
０に伝達され、該シリンダ１０及びコアパイプ４を含め
た推進体３全体を第３図［ａｌの矢印×方向に前進させ
る。そしてピストン１３が前進端に達すると、ピストン
１３とバルブ１５が加圧室１３ａに設けた通孔１３ｂを
開くため、加圧室１３ａ内はピストン１３の外周に形成
した通路１３ｃを通して後退用室１０ａに連通ずる。こ
のため、バルブ１５を通して加圧室１３ａに供給される
圧縮空気は通孔１３ｂ及び通路１３Ｃを通して後退用室
１０ａに流れ込み、これによりピストン１３を後退させ
る。そしてピストン１３の後退が第３図ｆｂｌの状態に
なると、後退用室１０ａは通路１３Ｃ，通孔１３ｂ及び
排気リング１４を通して大気に開放され、同時に加圧室
１３ａはバルブ１５により密封されてピストン１３を前
進開始状態にする。かかる状態で圧縮空気がバルブ１５
を通して密封された加圧室１３ａ内に供給されると、ピ
ストン１３は圧縮空気により急速前進され、打撃部１１
を打撃して推進体３及びコアパイプ４を前進させる。

即ち、コアパイプ４が地盤２中に打ち込まれる以前では
、シリンジ１０及びコアパイプ４を含めたｉｔはピスト
ン１３のそれよりも小さいため、摩擦付与機構１７がな
いと、密封された加圧室１３ａ内に圧縮空気が供給され
たときシリンダ１０が後退動作してしまい、ピストン１
３には推進力を付与できなくなるが、摩擦付与機構１７
を設けることにより、圧縮空気が密封された加圧室１３
ａに作用してシリンダ１０が後退方向の力を受けると、
摩擦付与機構１７が作用してシリンダ１０をケーシング
管１にロック状態に保持し、シリンダ１０の後退を阻止
する。このため、ピストン１３が前進され打撃部１１を
打撃すると同時に推進体３を推進させ、先端のコアパイ
プ４を地ｆｆ１Ｚ中に推進させる。

以下同様にしてピストン１３のハンマー作用により推進
体３がケーシング管ｌ内を推進され、かつこれによりコ
アパイプ４がケーシング管先端より地盤２中に打ち込ま
れると同時に、その打ち込みに伴いコアパイプ４内には
ケーシング管進入方向の土が充填されていく。そしてケ
ーシング管１の開口先端からのコアパイプ４の地盤２中
への打ぢ込み推進長が、第４図（ｂｌに示す如くコアパ
イプ４のほぼ全長に相当する長さに達すると、推進体３
の推進動作が停止し、図示しないウィンチを駆動してワ
イヤ１８を巻取り、これにより土の入ったコアパイプ４
を含む推進体３をケーシング管ｌ外に引き出し、コアパ
イプ４を取り外してパイプ４中の土を排出する。このと
きのケーシング管１は第４図（Ｃ１に示すようになり、
その先端の地盤２には穴１９が形成される。

上記コアパイプ４中の土を排出する間に推進袋　装置５
のジヤツキ９を前進動作させてケーシング管１をコアパ
イプ４の貫入長に相当する分だけ穴１９に沿い地盤２中
に押し込む。この状態を第４図（ｄｌに示す。次に、コ
アパイプ４を推進体３の先端に取り付け、ケーシング管
１内に挿入して圧縮空気によりビスｌ−ン１３を動作さ
せれば、推進体３はコアパイプ４と一体にケーシング管
１内を８０ｍ　／　ｍ　ｉ　ｎ程度の速度で前進し、コ
アパイプ４がケーシング管１の開口先端に達すると、推
進体の衝撃推進作用によりコアパイプ４を第４図＋８）
の如く地盤２中に打ち込むことになる。

以下同様にしてコアパイプ４の地盤２への打ち込み、コ
アパイプ４を含む推進体３のケーシング管１外への引き
出しに伴う排土、及びケーシング管１の押し込み操作を
繰返すことによってケーシング管１を地盤２中に貫入敷
設するのである。

なお、上記実施例において、コアパイプ４により形成さ
れた穴１９が崩れ易い土質の場合は、コアバイブ４を含
む推進体３を引き出す前にケーシング管１をコアパイプ
貫入長だけ押し込か、次いでコアパイプ４を含む推進体
３をケーシング管１から引き出すようにすれば良い。

上記のような本実施例にあっては、ケーシング管１によ
り直進ガイドされる推進体３によってコアパイプ４をケ
ーシング管１の貫入方向の地盤を採取し、排土しつつケ
ーシング管１０貫入を行なう方式であるため、ケーシン
グ管１の地盤２中への押し込みが容易となり、推進長区
間の長い軌道横断に適するほか、ケーシング管ｌの敷設
推進方向の精度が向上し、特にコアパイプ４の外径とケ
ーシング管１の内径との差を小さくしておけば、ケーシ
ング管１の推進方向の精度をさらに向上できる。

（・・）発明の効果 以−Ｆ述べた通りこの発明によれば、敷設管路を構成す
るケーシング管内を直進する衝撃推進体によってコアパ
イプをケーシング管貫入方向の地盤中に推進させ、その
土をコアパイプ内に充填採取してケーシング管外への引
き出しにより排出しつつケーシング管を貫入する方式と
したので、従来の衝撃推進体による圧密無排土推進工法
に比しケーシング管に対する前方及び側方からの地盤の
圧密抵抗が小さくなり、このため、ケーシング管の地盤
への押し込みが容易で、その推進装置の小容量化が可能
になるとともに、ケーシング管の推進方向の精度を向上
できる。

また、コアパイプにより推進地盤の土を採取し、排土す
る方式にあっては、推進地盤の調査も兼ねることができ
、さらに、ケーシング管中の衝撃推進体の前進速度を測
定し、地盤中に夾雑物が存在していると判断された場合
は、衝撃推進体をケーシング管から引き出し、コアパイ
プ先端の刃先の変形状態を観察検討し、地盤中の夾雑物
の種類に応じて、これを打撃破砕し排除できる先端構造
を有する衝撃推進体をケーシング管に挿入し、この衝撃
推進体の推進動作で夾雑物を打撃排除した後、再びコア
パイプ付衝撃推進体を交換して推進させることも可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の管路敷設方式を軌道下等の地盤の管
路敷設に適用した場合の全体構成を示す一部切欠きの平
面図、第２図はその側面図、第３図（ａｌ、（ｂ）ばこ
の発明における衝撃推進体の一例を示す断面図、第４図
（ａ）〜（ｅｌはこの発明の管路敷設方法の工程順を示
す説明図である。 １・・・ケーシング管　２・・・地盤 ３・・・衝撃推進体　４・・・コアパイプ５・・・ケー
シング管推進装置　１ｏ・・・シリンダ　１１・・・打
＠９１４　１３・・・ピストン１５・・・バルブ　１６
・・・圧縮空気供給管１７・・・摩擦（ｄ与機構　１８
・・・ワイヤ１９・・・排土穴。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　敷設管路を構成するケーシング管と、その内
   部に推進可能に収容した衝撃推進体及び該衝撃推進体の
   先端に装着したコアパイプを有し、上記衝撃推進体をそ
   のピストンのハンマー作用によりケーシング管内を推進
   することでコアパイプを上記ケーシング管の貫入先端か
   ら地盤中に所定量推進させてケーシング管貫入方向の土
   をコアパイプ内に充填採取し、しかる後、該コアパイプ
   を含む衝撃推進体をケーシング管外に引き出してコアパ
   イプ内の採取土を排出し、この間に上記ケーシング管を
   上記コアパイプの推進により形成された排土穴に沿いそ
   の排土大振だけ押し込み、以下上記動作を繰り返し実行
   することによりケーシング管を地盤中に貫入するように
   したことを特徴とする管路敷設方法。
2. （２）　　地盤中に管路を構成するために貫入されるケ
   ーシング管と、このケーシング管内に移動可能に収容さ
   れ、内臓のピストンのハンマー作用によりケーシング管
   内を推進する衝撃推進体と、この衝撃推進体の先端に装
   着され、その打撃推進で地盤中に打ち込むことによりケ
   ーシング管貫入方向の土を採取するコアパイプと、この
   コアパイプに充填された土を外部に排出するため上記衝
   撃推進体をケーシング管外に引き出す引き出し手段と、
   排土後、上記ケーシング管を上記コアパイプの貫入長さ
   に相当する量排土穴に沿って押し込む推進手段とを備え
   てなる管路敷設装置。