JPS59167544A - 純粋な1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸アルキルエステルの製造法 - Google Patents

純粋な1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸アルキルエステルの製造法

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JPS59167544A
JPS59167544A JP59038895A JP3889584A JPS59167544A JP S59167544 A JPS59167544 A JP S59167544A JP 59038895 A JP59038895 A JP 59038895A JP 3889584 A JP3889584 A JP 3889584A JP S59167544 A JPS59167544 A JP S59167544A
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naphthoic acid
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テオド−ル・パ−ペンフ−ス
ハインリツヒ・フオルク
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Hoechst AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C65/00Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups
    • C07C65/01Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups containing hydroxy or O-metal groups
    • C07C65/105Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups containing hydroxy or O-metal groups polycyclic
    • C07C65/11Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups containing hydroxy or O-metal groups polycyclic with carboxyl groups on a condensed ring system containing two rings

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、純粋な1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸アル
キルエステルの製造法に関する。
1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸アルキルエステルは、
染料の製造、及びインスタントカメに興味をもたれる写
真材料の発色層の製造のだめの価値ある中間体である。
後者の用途のためには主に式 (ここでRはメチル、エチル、n−又はイソ−プロピル
又はn−又はイソ−ブチル基を意味する)で示される無
色の結晶状化合物が必要とされ、これはあらゆる不純物
とくに前工程で合成された不純物たとえば1−ヒドロキ
シ−ナフトエ酸、1−アルコキシ−ナフトエ酸及び1−
アルコキシ−ナフトエ酸アルキルエステルヲ含マず、ま
たなかんず(Kolke−8chmitt反応による1
−ナフトレートの二酸化炭素によるカルボキシル化によ
る1−ヒドロキシナフトエ酸の工業的製造の際に必然的
に生じ、ヒドロキシナフトエ酸の単離プロセスにおいて
もまたその後の工程におい“〔も今日まで定量的に除去
できない比較的高分子の樹脂状化合物を含まない物であ
る。
初めに挙げた不純物はその形成における特定の合成条件
によって最小に減少され、上述の式(1)の最終生成物
の再結晶によシ除去することができるけれど、このこと
はその後に挙げた樹脂状の比較的高分子の不純物にはあ
てはまらない。
吸着剤、清澄助剤及び/又は還元又は酸化剤を添加する
又は添加しない上述の式(I)の最終生成物の多数回の
再結晶でさえ、インスタントフィルムの製造のだめに必
須である無色の分析的に純粋な1−ヒドロキシナフトエ
□酸−2−アルキルエステルをどんな場合でも得られな
い。従って、必要な質(純度)の達成のだめにコストの
かかるクロマトグラフ法を実施せねばならない。
本発明者は驚くべきことに、一般式(1)(ここでRは
1〜5個の炭素原子を持つ直鎖の又は分枝したアルキル
基を意味する)で示される純粋な1−ヒドロキシ−2〜
ナフトエ酸アルキルエステルを高収率で工業的に簡単に
作ることができる方法であって、アルカリ金属−1−ナ
フトラートのカルボキシル化(Kolbe −8chm
itt反応による:B工O9Final Report
、 M 986.第264〜249頁及び第219〜2
25頁; HOUBEN WEYL8、第672頁以降
(1952) ; H,Kolbe。
L工EBIGSANNALRiN 1[、125(18
60) ; R,Slchmitt。
Bsrichte aer Deutsch、 Ohs
m、 Ge5ellschaft20、2702(18
87)参照〕、及び続く水による処理によシ得だ、又は
このようにして作シ中間単離されだ1−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸を苛性アルカリ水溶液に溶解することによ
り得だ、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のモノ−及び
/又はジ−アルカリ金属塩水溶液を鉱酸にょシ5.5〜
6.5好ましくは6.0のpHに調節し、次に下記の(
11、(2)又は(3)に記す界面活性カチオン性化合
物を1〜ヒドロキシ−2−ナフトエ酸の溶液中存在量に
対して各々0.5〜5重景針入好捷しくは0.5〜6重
量%の量で加え、そしてその際に固体又は液体の形で分
離する、存在した樹脂から定量的反応で形成された沈澱
物を50〜100℃好ましくは70〜80℃の温度で、
場合によシ吸着剤たとえば活性炭及び/又は涙過助剤た
とえば分散シリケート又は酸化アルミニウムの添加後に
、分離又は涙過し、そして水溶液中に存在する純粋の1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸モノアルカリ金属塩をジ
アルキル硫酸塩によシ5.5〜6.5好ましくは6.0
のpH範囲で60〜80℃好ましくは40〜60℃の温
度でエステル化する方法を見い出した: (1)一般式(I[) により示される化合物〔ここでR,R1,R2及びR3
は互に等しく又は異なり、直鎖の又は分枝の、飽和の又
は1.2又は3つの炭素二重結合を含む1〜60個の炭
素原子の脂肪族残基(これは1〜3個のへテロ原子又は
基だとえば−O−,−5−1−NH−1−N−又はアル
キル 第四級化窒素原子から選ばれた基、及び/又は他の基た
とえばカルボン酸アミド基を含むことができ、ここで酸
素原子は同時に第四級窒素原子と脂肪族残基の間の架橋
であることができ、またこれは更に鎖にイ、オン性置換
基たとえばヒドロキシ基又は、好ましくは1〜60個の
炭素原子を持つ、アルコキシ−又はポリグリコールエー
テル基を含むことができる。)、又は各々4〜8個の環
炭素原子を持つヒドロ芳香族炭素環状又は環状脂肪族残
基(この環状残基は、1〜12個の炭素原子の脂肪族側
鎖又はハロゲン原子、たとえば塩素原子又は臭素原子を
含むことができる。)、又はアラルキル残基(ここでア
ルキル残基け1〜30、好ましくは1〜12個の炭素原
子を含み、アリール残基は、芳香族核でたとえばヒドロ
キシ基、低級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又は
塩素原子のようなハロゲン原子によシ置換されているこ
とができるフェニルまたはナフチル残基を示す。)、又
はアリール残基好ましくはフェニル又はナフチル残基(
芳香族核でヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アル
キル基、カルボンアミド又はスルホンアミド基、又は塩
素原子のようなハロゲン原子により置換されていること
ができる。)を意味し、R,R1,R2及びR3の炭素
原子の合計は少くとも8であシ、かっことで第四級窒素
原子上に有る脂肪族残基R,R,。
R2及びR3のつちの二つ又は三つが窒素原子と一緒に
ヘテロ環状の、場合により二重結合を含む環(ベンゼン
核を縮合形成してもよい)、たとえばピリジン、モルホ
リン、イミダシリン、ベンズイミダシリン、イミダゾー
ル、ベンズイミダゾール又はオキサゾール環を形成する
ことができ、X(−)は無機又は有機酸の当量を示す。
〕、又は (2)  一般式(Ill) によシ示される化合物〔ここでR,R1,R2及びX(
−)は式(Il)の定義で述べられた意味を持ち、但し
R、R,及び馬の炭素原子の合計は少くとも6であり、
脂肪族残基R、R1及びへのうちの二つが硫黄原子と一
緒にヘテロ環状の、場合により二重結合を含む項を形成
することができる。〕、又は (ろ)一般式(■) によシ示される化合物〔ここでR,R,、R2,R5及
びX(−)は式(1[)の定義で述べられた意味を持ち
、R,R4,R2及びR3の炭素原子の合計は少くとも
8であり、脂肪族残基R,R1,R2及びR6のうちの
二つ又は三つがリン原子と一緒になってヘテロ環状の、
場合によシニ重結合を含む環を形成することができる。
〕 上述の式(It)の好ましい化合物は、Rが8〜20個
の炭素原子のアルキル基であり 、R,75E 1〜2
0個の炭素原子のアルキル基、2〜6個の炭素原子のヒ
ドロキシアルキル基又はアルキル基中に4〜12個の炭
素原子を有するフェニルアルキル基を示し、R2が1〜
8個の炭素原子のアルキル基、又は2〜6個の炭素原子
のヒドロキシアルキル基であり、そしてR3が1〜8個
の炭素原子のアルキル基又はベンジル基を示す物である
上述の式(lI)によシ示される本発明で用いうる゛ 
第四級アンモニウム化合物は、たとえば下9己のもので
あるニ ドデシル−ジメチル−ベンジル−アンモニウムクロライ
ド、オレイル−トリメチル−アンモニウムクロライド、
ジステアリル−ジメチル−アンモニウムクロライド、ラ
ウリル−ジメチル−ヒドロキシエチル−アンモニウムク
ロライト、ドデシル−ジー(ヒドロキシエチル)−メチ
ル−アンモニウムクロライド、ドデシル−ジメチル−ビ
ニル−アンモニウムクロライト、ドテシル−メチル−モ
ルホリニウムクロライド、ラウリル−ピリジニウムクロ
ライド、ヘキサデシル−N、N’−ジメチル−ベンズイ
ミダゾリニウムスルフアート、ドデシル−ジー(トリエ
チレングリコールエーテル)−ベンジル−アンモニウム
クロライド、フェニルノニル−ジメチル−ベンジル−ア
ンモニウムクロライド、オレイル−ジー(ヒドロキシエ
チル)−エチレングリコールエーテル−アンモニウムク
ロライト、オレイル−ジメチル−ヒドロキシエチル−ア
ンモニウムクロライド、ココスージー(トリエチレング
リコールエーテル)−ベンジル−アンモニウムクロライ
ド、ココスージメチルーベンジルーアンモ二つムクロラ
イド、ジステアリル−ジメチル−アンモニウムフロラ・
イド、トリオクチル−メチル−アンモニウムクロライド
、ココスージメチル−ヒドロキシプロピル−アンモニウ
ムクロライド、p−(イソ−ブチル)−フェノキシエト
キシエチル−ジメチル−ベンジル−アンモニウムクロラ
イド、オレイル−メチル−イミダゾリニウムクロライド
、ヘキサデシル−N、N’−ジメチル−ベンズイミドシ
リニウムスルフアート、オレイル−メチル−イミダゾリ
ニウムクロライド、デヒドロ−アビエチル−ジメチル−
ペンジル−アンモニウムクロライド。ここで残基ココス
とは、各々8〜18個の炭素原子を持つアルキル、アル
ケニル及びアルク−ジェニル残基を意味する。
上述の一般式(IV)によシ示される本発明で用いうる
ホスホニウム化合物は、たとえば下記のものであるニト
リオクチル−メチルホスホニウムクロライド、フェニル
−ノニル−ジメチルベンジルホスホニウムクロライド、
ドデシル−ジメチル−ベンジルホスホニウムクロライド
、ラウリル−ジメチル−ヒドロキシエチル−ホスホニウ
ムクロライド、トリデシル−メチルホスホニウムクロラ
イド、ジステアリル−ジエチルホスホニウムクロライド
又はオレイル−トリメチル−ホスホニウムクロライド。
本発明方法の過程で得られる1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸の純粋なモノアルカリ金属塩の水溶液は明らかに
、鉱酸の添加により不純物を含まない1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸の分離のために用いることができ、これ
は総ての望む以後の反応のだめに特に有利に用いうる。
しかしジアルキル硫酸塩でのニスナル化による本発明の
以後の操作のためには、水溶液を直接用いるのが好まし
く、これにより追加的な単離段階を省略し、その場合、
起シうる品質低下(たとえば工業用水による洗滌、場合
によυ貯蔵及び/又は乾燥による)が避けられる。
エステル化は有利には次のように行われる;1−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸のモノアルカリ金属塩の、樹脂不
含の水溶液を本発明に従い、30〜80℃好ましくは4
0〜60℃で5.5〜6.5好ましくは6.0の所範囲
で、声値を一定に保持しながらジアルキル硫酸塩と水酸
化アルカリ溶液を同時に加えることによシ転化させる。
続いて過剰のアルキル化剤をアンモニアの添加によシ破
壊し、場合によシ活性炭による中間清澄化及び/又は慣
用の漂白剤たとえば亜ニチオン酸ナトリウムによる脱色
の後に、最終生成物を鉱酸で約7〜8.5OpH値で沈
澱させ、濾過し、そして場合によシ乾燥する。
ジアルキル硫酸塩としては、好ましくは工業的に容易に
入手できる化合物たとえばジメチルスルフアート及びジ
エチルスルフアートが考慮される。
場合によシ本発明により得た水で湿った又はは更に品質
向上(場合によシ含まれる遊離の1−ヒドロキシ−2−
ナフトエ酸の除去)のために、アルコール、好ましくは
反応原料のアルキルエステル基の各々に対応するアルカ
ノールから再結晶することができる。
本発明において簡単な方法で、分析的に純粋な、写真フ
ィルム層に用いるのに著しく適した1−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸アルキルエステルを高い収率で得ることが
でき、この際場合により、アルカリ金属−1−ナフトラ
ートのカルボキシル化及び続く水による処理によシ得だ
1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸アルカリ金属塩水溶液
を直ちに用いることができ、それによって−ツ罐反応で
1−ナフトールから出発して、再生、濾過、乾燥及びこ
れらに必要な高価な装置を必要とせずに目的生成物を工
業的に最適に作ることができる。
アルカリ性溶液中でのジアルキル硫酸塩による1−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸のエステル化は、実際に原理と
して知られている( HoKaufmann、 M、 
Egner、 B、 46.3782(1913) )
が、収率及び品質については文献に記載がない。まず狭
い規定されたpH及び温度条件によって、競争的なヒド
ロキシル基のエーテル化なしでカルボキシル基の選択的
エステル化が可能である(ルクセンブルク国特許A71
834)。
もちろん、このようにして作られた1−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸−アルキルエステルは(出発物質中に含ま
れ、本発明方法によってのみ除去できる樹脂の他に)常
に未反応の1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸を含むが、
しかしこれはアルコール好ましくはエステル交換の危険
を避けるためにエステル基に対応するアルカノールから
の一度の再結晶によって除くことができる。
一般式■、■及び■で示される本発明で用いられるカチ
オン性界面活性化合物は驚ろくべきことに、1−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸の製造で生じた含有される樹脂と
共に、定量的な水不溶性沈澱物を与え、これは選択した
沈澱温度及び界面活性化合物の構造に依存して固体状又
は液体状である。樹脂の沈澱物の性質については未知で
ある。
この定量的沈澱は、西独国特許出願公告1643541
号の方法によれば、上述の一般式(II)に含まれるカ
チオン性界面活性化合物が、水との混合及び続く望むヒ
ドロキシ安息香酸の沈澱のための酸性化によるフェノラ
ートのカルボキシル化の際にこのカルボキシル化生成物
混合物に含まれる不純物を溶液中に留めそしてこの不純
物が望むヒドロキシル安息香酸と共に沈澱しないように
するだめに用いられることを考えると、驚ろくべきこと
である。
以下の実施例は本発明を説明するものであり、本発明を
成縮するものではない。
実施例 1 ナトリオムー1−ナフトラートのカルボキシル化及び続
くカルボキシル化溶融物の水への溶解によシ作られた1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のニナトリウム塩の暗褐
色の水溶液882部(これは188部の遊離の1−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸を含む。)に約100部の濃硫
酸を加え、従ってpHが5.5となる。
撹拌下に約60℃に加熱し、1.8部のココスーペンジ
ルージメチルアンモニウムクロライドを加え、60℃で
5分間撹拌する。
析出する黒褐色のスラッジを涙過し、明澄な、水のよう
に澄んだ涙液に55〜60℃で3時間pH値を5.5で
一定に保つ。60分間さらに撹拌し、100部の水と2
2部の25%アンモニア水溶液を相次いで加え、55〜
60℃でさらに1時間撹拌し、そして20℃に冷却する
析出した1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチルエステ
ルを吸引涙過し、水で中性まで洗い、乾燥する。195
部の生成物が得られ、融点75.5〜76.5℃、1−
ヒドロキシ−2−ナフトエ酸に対し理論値の96.5%
の収率である(電位差滴定による純度99.8π)。
このようにして作られた無色の結晶状生成物は少量の1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(0,1〜0.2に)の
他には不純物を全く含まない。5〜6倍量のメタノール
からの一回の再結晶によってこの少量の1−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸をも除去できる(すると融点76.5
〜77℃となる。)。
ココスーベンジルージメチルアンモニウムクロライドを
2.0部のフェニルノニル−ジメチルベンジルホスホニ
ウムクロライドで置き換え、上述と同様に行うと同様の
収率と品質で1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチルエ
ステルが得られる。
比較例 実施例1と同様に行うが、但しココスーペンジルージメ
チルアンモニウムクロライドの添加を行わない。すると
同様の収率で、融点69〜72℃の暗褐色の着色した1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチルエステルが得られ
る(電位差滴定による純度96.5〜97%)。これは
活性炭を加えたメタノールからの、損失の多い5度の再
結晶によっても無色で不純物不含のものにならない。
実施例 2 工業用1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸188部を、1
20部の33%苛性ソーダ及び520部の水から成る混
合物に90℃で溶解する。次に75℃に冷却し、1.9
部の濃硫酸の添加によりpH6に調節する。
この暗褐色の溶液に4.0部のトリオクチル−メチルア
ンモニウムクロライドを加える。10分間後に5部の活
性炭と5部の鉱物性濾過助剤を加え、更に5分間撹拌し
、そして予め温めた吸引漏斗で濾過する。無色の明澄な
p液を40℃に冷却する。1時間かけて一様に252部
のジメチルスルフアートを滴下し、その際1部0部の3
3%苛性ソーダの一様な添加によp pH値を6.0で
一定に保つ。
その際、無色の結晶の形で1−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸メチルエステルが析出する。6時間さらに撹拌し、
6部の33%苛性ソーダの添加によりpH10,0に調
節し、更に1時間撹拌し、そして20℃に冷却する。続
いて吸引濾過し、水で中性に洗い、そして乾燥する。融
点76〜77℃の1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチ
ルエステル191部が得られ、これは検出しうる不純物
を含まない(電位差滴定による純度99.9〜100%
、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸に対し理論値の94
.6%の収率)。苛性ソーダの代りに対応する量の苛性
カリを用い、上述と同様に行い、同じ結果を得た。
実施例 3 カリウム−1−ナフトラートと二酸化炭素の反応によシ
得たカルボキシル化溶融物からの暗褐色の水溶液200
0体積部(11の溶液中に94部の1−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸を含む)を、80℃で60%塩酸水溶液に
よシロ、0の声値に調節する。
50%水溶液の形のステアリル−ジメチル−ベンジルア
ンモニウムクロライド又はトリオクチル−メチルホスホ
ニウムクロライドの3部を加え、80℃で5分間撹拌し
、次に6mの活性炭を加え、得た懸濁物を加熱濾過によ
シ明澄にする。明澄な無色の水のようなp液を78%硫
酸でpH2に調節する。
その際に析出した1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸を戸
別し、水で中性に洗い、乾燥する。
184部の無色の1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸を得
る(理論値の98%)。
このようにして作った1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
の94部を、300部の水と60部の33%苛性ソーダ
から成る混合物に35℃で溶解する。閾値が6.0〜6
.5となる。約60部の63%苛性ソーダを同時に滴下
しながら150部のジエチルスルフアートを、pHs、
s、内部温度65℃で3時間かけて添加することにより
エステル(ヒ、する。
滴下の間に、無色の大きな結晶の形で1−ヒドロキシ−
2−ナフ)・工酸エテルエステルが析出する。己5℃で
1時間さらに撹拌し、6部の56%苛性ソーダの添加に
よシ過剰のジエチルスルフアートを破壊し、10℃に冷
却し、濾過により結晶を分離する。
検出しうる不純物を含まない、融点48.5〜49℃の
1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸エチルエステル210
部が得られる。電位差滴定による純度99.8〜99.
9%、用いた純粋の1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸に
対し理論値の97.2%の収率。
代理人江崎光好 代理人江崎光史

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(I) H (ここでRは1〜5個の炭素原子を持つ直鎖の又は分枝
    したアルキル基を意味する)で示される純粋な1−ヒド
    ロキシ−2−ナフトエ酸アルキルエステルを作る方法に
    おいて、コルベ−シュミント反応によるアルカリ金fi
    −1−ナフトラートのカルボキシル化及ヒ続く水による
    処理によシ得た、又はこのようにして作シ中間単離され
    た1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸を苛性アルカリ水溶
    液に溶解することによシ得た、1−ヒドロキシ−2−ナ
    フトエ酸のモノ−及び/又はジーアルカリ金属塙水溶液
    を鉱酸によシ5.5〜6.5のpHに調節し、次に下記
    の(1) 、 (21又は(5)に記す界面活性カチオ
    ン性化合物: (1)一般式(II) により示される化合物〔ここでR,R1,R2及びR3
    は互に等しく又は異なり、直鎖の又は分枝の、飽和の又
    は11.2又は6つの炭素二重結合を含む1〜30個の
    炭素原子の脂肪族残基(とれは1〜6個のへテロ原子又
    は−〇−、−8−、7NH−、−N−及び第四鴫 アルキル 級窒素原子から選ばれた基、及び/又はカルボン酸アミ
    ド基を含むことができ、またこれは更に鎖にイオン性置
    換基を含むことができる。)又は各々4〜8個の環炭素
    原子を持つヒドロ芳香族炭素環状又は環状脂肪族残基(
    この環状残基は1〜12個の炭素原子の脂肪族側鎖又は
    ハロゲン原子を含むことができる。)、又はアラルキル
    残基(ここでアルキル残基は1〜60の炭素原子を含み
    、アリール残基は芳香族核でヒドロキシ基、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン原子により
    置換されていることができるフェニル又はナフチル残基
    を示す。)、又はアリール残基(芳香族核でヒドロキシ
    基、低級アルコキシ基、低級アルキル基、カルボンアミ
    ド又はスルホンアミド基、又はハロゲン原子により置換
    されていることができる。)を意味し、R,R,、R2
    及びR3の炭素原子の合計は少くとも8であり、かつこ
    こで第四級窒素原子上に有る脂肪族残基R,R1,R2
    及びR3のうちの二つ又は三つが窒素原子と一緒にヘテ
    ロ環状の、二重結合を含んでいてもよい環(ベンゼン核
    を縮合形成することができる)を形成することができ、
    X(−)は無1機又は有機酸の当量を示す。〕、又は (2)一般式(lIl) によシ示される化合物〔ここでR,R4,F2及びX(
    −)は式(II)の定義で述べられた意味を持ち、但し
    R、R1及びR2の炭素原子の合計は少くとも6であり
    、脂肪族残基R、R1及びR2のうちの二つが硫黄原子
    と一緒にヘテロ環状の、二重結合を含んでいてもよい環
    を形成することができる。〕、 (5)  一般式■) によシ示される化合物〔ここでR,R1,R2゜R3及
    びX(−)は式(II)の定義で述べられた意味を持ち
    、R,R1,R2及びR3の炭素原子の合計は少くとも
    8であシ、脂肪族残基R,R,,R2及びR3のうちの
    二つ又は三つがリン原子と一緒になってヘテロ環状の、
    二重結合を含んでいてもよい環を形成することができる
    。〕を〕1〜ヒドロキシー2−ナフトエの溶液中存在量
    に対して各々0.5〜5重量%の量で加え、そしてその
    際に固体又は液体の形で分離する、存在した樹脂から定
    量的反応で形成さに、分離又は沖過し、そして水溶液中
    に存在する純粋の1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸干ノ
    アルカリ金属塩をジアルキル硫酸塩によfi 5.5〜
    6.5のpH範囲で30〜80℃の温度でエステル化す
    る方法。
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