JPS5916689Y2 - 熱交換ユニツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は本体内に送風機及び熱交換器を配設し、熱交換能
力を大きくする場合に複数の単位ユニットを集合して一
つの熱交換装置を形成する熱交換ユニットの改良に関す
る。

従来この種熱交換ユニットは本体の側面に形成される吸
込口を塞ぐように熱交換器を設けている為に、複数ユニ
ットを集合設置する場合、吸込口同志が接合するように
集合するとその吸込口に臨む熱交換器の熱交換能力が大
幅に低下する欠点があつた。

本案は斯る欠点を解決すると共に、冷媒配管の接続作業
やサービス性の向上を図るようにしたもので、その一実
施例を以下に図面に従い説明する。

第１図において、１は上面に空気吹出口２，２を形成し
短辺側の両側面Ａ、Ａ下部に空気吸込口３，３を形成し
た横長直方体状の単位ユニット本体で、空気吹出口２，
２に臨んで軸流型送風機４，４が配設され、空気吸込口
３，３の上部よりも上方に熱交換器５がＶ字状に本体１
長辺方向に沿って配設されている。

前記熱交換器５は図示しない利用側の熱交換器、圧縮器
、四方弁等と共にヒートポンプ式冷凍サイクルを構成し
、冷房時は凝縮器として、暖房時は蒸発器としてそれぞ
れ作用するもので熱交換管６・・・・・・と、この熱交
換管６・・・・・・と直交するようにこれに装着される
多数の矩形状板状フィン７・・・・・・とから構成され
る。

８，８は熱交換器５の熱交換管６・・・・・・に冷媒を
分流する分流器で、短辺側の一方の側面Ａ個所に配設さ
れである。

上述の如く、本案は構成されており、熱交換器の容量を
大きくするには単位ユニット本体１を複数結合して一つ
の熱交換ユニットとして用いるが、第２図の如く本体の
長辺側側面Ｂ同志を接触させるように複数の単位ユニッ
ト本体１・・・・・・を集合する場合は各単位ユニット
本体１・・・・・・の吸込口３・・・・・・が開放状態
にあるので熱交換能力の低下は全くなく、シかも分流器
８，８が配設される短辺側の側面Ａを同一方向に向けて
前述の如く長辺側の側面Ｂ同志を結合したので、各単位
ユニットト・・・・・の分流器８，８は夫々熱交換ユニ
ットの一側面側で共通の冷媒配管と容易に接続され、冷
媒配管の接続作業やサービス性の向上を図ることができ
る。

上述の如く本案の熱交換器ユニットは各単位ユニット本
体の吸込口が開放状態にあるので熱交換能力の低下は全
くなく、シかも各単位ユニットの分流器が一側面側に並
んでいるので冷媒配管の接続作業やサービス作業を容易
に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図イは本案一実施例の要部縦断面図、同図口は同図
イのＩ−Ｉ線要部断面図、第２図は本案一実施例ユニッ
トの集合形態を示す概略平面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・吹出口、３・・・
・・・吸込口、４・・・・・・送風機、５・・・・・・
熱交換器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面に空気吹出口を形成し短辺側の両側面下部に空気吸
   込口を形成した横長直方体状の本体内に、前記空気吹出
   口に臨む送風機と、前記短辺側の一方の側面個所に配設
   される分流器と接続され前記本体の長辺方向に沿う熱交
   換器とを内蔵してなる複数の単位ユニットから構成され
   、前記分流器が配設される短辺側の側面を同一方向に向
   けて前記長辺側の側面同志を結合させたことを特徴とす
   る熱交換ユニット。