JPS5916526A - 排煙脱硫装置 - Google Patents
排煙脱硫装置Info
- Publication number
- JPS5916526A JPS5916526A JP57126435A JP12643582A JPS5916526A JP S5916526 A JPS5916526 A JP S5916526A JP 57126435 A JP57126435 A JP 57126435A JP 12643582 A JP12643582 A JP 12643582A JP S5916526 A JPS5916526 A JP S5916526A
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- JP
- Japan
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- waste gas
- water
- cooled
- gas
- cooling
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は重油、石炭等の硫黄含有燃料の燃焼排カス、或
いは金属精錬、ガラス炉、溶解炉等排ガスの発生するプ
ラントにおける排煙脱硫装置に関する。
いは金属精錬、ガラス炉、溶解炉等排ガスの発生するプ
ラントにおける排煙脱硫装置に関する。
硫黄を含有する燃料を燃焼させると、硫黄分は酸化され
て二酸化硫黄(SO2)ガスとなり、そのうちの約1チ
程度が腐蝕性の強い三酸化硫黄(SO3)ガスとなる。
て二酸化硫黄(SO2)ガスとなり、そのうちの約1チ
程度が腐蝕性の強い三酸化硫黄(SO3)ガスとなる。
これらSO2及びS03は公害防止対策上、できるたけ
除去することが好捷しい。
除去することが好捷しい。
従来の湿式の脱硫装置は第1図に示すように、ボイラ等
の排ガス発生源(α)から排出された排ガスを熱交換器
(b)で空気と熱交換し150〜200 ’Cに冷却し
て湿式脱硫装置(C)に送り、該湿式脱硫装置(c)に
おいて吸収液により冷却すると共に吸収し、更に電気集
塵器(d)を通過した後煙突(e)より大気中に放出す
るものである。
の排ガス発生源(α)から排出された排ガスを熱交換器
(b)で空気と熱交換し150〜200 ’Cに冷却し
て湿式脱硫装置(C)に送り、該湿式脱硫装置(c)に
おいて吸収液により冷却すると共に吸収し、更に電気集
塵器(d)を通過した後煙突(e)より大気中に放出す
るものである。
これによれば、大部分のS02はガス状のit吸収液と
の吸収反応により除去される。
の吸収反応により除去される。
しかし、SO3は第2図に示すように、縦軸に露点昌度
、横軸にS03濃度をとるとミラー曲線が描かれ、略8
0℃で殆どのS03ガスは露点に達するにもかかわらず
、150〜200 ’Cで湿式脱硫装置(c)に入った
排ガスは、吸収液にて急冷され、SO3ガスの水分飽和
ガス温度捷で下がるだめ、SO3ガスはガス状態から液
体状態へ急激に移行し、微粒子状の硫酸になる。この微
粒子は殆どがザブミクロンであるだめ、湿式脱硫装置(
C)では30〜40%程度しか除去できず、又電気集塵
器(d)で除去することも困難である。
、横軸にS03濃度をとるとミラー曲線が描かれ、略8
0℃で殆どのS03ガスは露点に達するにもかかわらず
、150〜200 ’Cで湿式脱硫装置(c)に入った
排ガスは、吸収液にて急冷され、SO3ガスの水分飽和
ガス温度捷で下がるだめ、SO3ガスはガス状態から液
体状態へ急激に移行し、微粒子状の硫酸になる。この微
粒子は殆どがザブミクロンであるだめ、湿式脱硫装置(
C)では30〜40%程度しか除去できず、又電気集塵
器(d)で除去することも困難である。
更に、高温且つ高湿度の排ガスを直接に湿式脱硫装置(
c)に通すため、吸収塔内での蒸発水量が多くなって大
量の工業用水を必要とするばかりでなく、廃熱を回収す
ることができなかった。
c)に通すため、吸収塔内での蒸発水量が多くなって大
量の工業用水を必要とするばかりでなく、廃熱を回収す
ることができなかった。
本発明は、斯かる従来の湿式の脱硫装置の欠点を除去す
ることを目的として為したものであり、排ガスを予め約
80°Cに徐冷した後湿式脱硫装置に送り、SO3ガス
特有の酸露点凝縮の性質を利用して除去することにより
、S03を高率に捕集し得て廃熱回収が可能な節水型の
排煙脱硫装置にかかるものである。
ることを目的として為したものであり、排ガスを予め約
80°Cに徐冷した後湿式脱硫装置に送り、SO3ガス
特有の酸露点凝縮の性質を利用して除去することにより
、S03を高率に捕集し得て廃熱回収が可能な節水型の
排煙脱硫装置にかかるものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第6図は本発明の一実施例であり、ボイラ等の排ガス発
生源(1)の排ガス導管(2)の下流側に、」二流側か
ら順次熱交換器(3)、間接冷却器(4)、湿式脱硫装
置(5)を設け、該間接冷却器(4)により温められた
冷却水を排ガス発生源(1)に導入するだめの給水管路
(6)を接続しである。
生源(1)の排ガス導管(2)の下流側に、」二流側か
ら順次熱交換器(3)、間接冷却器(4)、湿式脱硫装
置(5)を設け、該間接冷却器(4)により温められた
冷却水を排ガス発生源(1)に導入するだめの給水管路
(6)を接続しである。
前記間接冷却器(4)は第4図に示すようにケーシング
(7)内に冷却水を通す冷却管(8)を折シ曲げて収納
し、該冷却管(8)の上方に水洗用のシャワー(9)を
取付けである。ここにおいて、間接冷却器(4)は、導
入される排ガスの温度、流速、流部等の条件に応じて、
排ガスを約80’C4で徐々に冷却し得るよう、冷却管
(8)の長さ、冷却管(8)の配列、冷却水の流量等を
定めである。図中、(10)は空気送給用のファン、(
11)は冷却水送給用のポンプを示す。
(7)内に冷却水を通す冷却管(8)を折シ曲げて収納
し、該冷却管(8)の上方に水洗用のシャワー(9)を
取付けである。ここにおいて、間接冷却器(4)は、導
入される排ガスの温度、流速、流部等の条件に応じて、
排ガスを約80’C4で徐々に冷却し得るよう、冷却管
(8)の長さ、冷却管(8)の配列、冷却水の流量等を
定めである。図中、(10)は空気送給用のファン、(
11)は冷却水送給用のポンプを示す。
排ガス発生源(1)における含イオウ燃オ」の燃焼によ
って発生した排ガスは、排ガス導管(2)を通って熱交
換器(3)に入り、ファン00)により送給される空気
と熱交換され約150〜200°Cとなり、間接冷却器
(4)に入る。該間接冷却器(4)内の冷却管(8)に
はポンプ01)により冷却水が供給されて流通しており
、ケーシング(7)内を通過する刊ガスは該冷却管(8
)によシ冷却されて約80’Cの排ガスとなる。排ガス
中の803は約80°c−1て徐冷されると、比較的大
粒径に凝縮さノ′11、玲却者(8)表面に付着し又ダ
スト等も冷却管(8)表面にイ・1着するので、時々シ
ャワー(9)により水を噴射して水洗する。
って発生した排ガスは、排ガス導管(2)を通って熱交
換器(3)に入り、ファン00)により送給される空気
と熱交換され約150〜200°Cとなり、間接冷却器
(4)に入る。該間接冷却器(4)内の冷却管(8)に
はポンプ01)により冷却水が供給されて流通しており
、ケーシング(7)内を通過する刊ガスは該冷却管(8
)によシ冷却されて約80’Cの排ガスとなる。排ガス
中の803は約80°c−1て徐冷されると、比較的大
粒径に凝縮さノ′11、玲却者(8)表面に付着し又ダ
スト等も冷却管(8)表面にイ・1着するので、時々シ
ャワー(9)により水を噴射して水洗する。
比較的大粒径に凝縮した残りのSO3を含む排ガスは間
接冷却器(4)から湿式脱硫装置(5)に送られ吸収液
により冷却されると共にSO2とS03とが効率よく吸
収される。湿式脱硫装置(5)に入る排ガスの温度は予
め約80℃に低下されているので、吸収塔内での蒸発水
量が少なくなり、工業用水の使用量を大幅に節減するこ
とができる。
接冷却器(4)から湿式脱硫装置(5)に送られ吸収液
により冷却されると共にSO2とS03とが効率よく吸
収される。湿式脱硫装置(5)に入る排ガスの温度は予
め約80℃に低下されているので、吸収塔内での蒸発水
量が少なくなり、工業用水の使用量を大幅に節減するこ
とができる。
又、前記間接冷却器(4)に導入された冷却水は約80
’C近く捷で温度が上昇し、給水管路(6)・を経て排
ガス発生源(1)に入り、更に加熱されて過熱蒸気と々
す、蒸気源として使用される。
’C近く捷で温度が上昇し、給水管路(6)・を経て排
ガス発生源(1)に入り、更に加熱されて過熱蒸気と々
す、蒸気源として使用される。
なお、本発明の排煙脱硫装置は上述の実施例のみに限定
され、るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
され、るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
以上述べたように本発明の排煙脱硫装置によれば、
(1)排ガスをSO3の酸露点温度捷で冷却する冷却ゾ
ーンを通し、排ガス中のSO2,のうちSO3を冷却エ
レメントの表面に凝縮させて除去することにより、SO
3を高率に捕集できる。
ーンを通し、排ガス中のSO2,のうちSO3を冷却エ
レメントの表面に凝縮させて除去することにより、SO
3を高率に捕集できる。
(11)冷却ゾーンで排ガスの冷却に用いる工業用水は
温水として回収すれば、ボイラ等の給水に用いることが
できる。従って、排ガスの廃熱を回収し有効利用できる
ので、省エネ対策上有用である。
温水として回収すれば、ボイラ等の給水に用いることが
できる。従って、排ガスの廃熱を回収し有効利用できる
ので、省エネ対策上有用である。
(曲 湿式の脱硫装置に入る冷却排ガスは温度と湿度が
下がるだめ、吸収塔内での蒸発水量が少なく彦り、節水
型システムとなる。
下がるだめ、吸収塔内での蒸発水量が少なく彦り、節水
型システムとなる。
(IXI)SO3を高率に除去することができるので、
総SOヶの除去性能を著しく高めることができる。
総SOヶの除去性能を著しく高めることができる。
等、種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の湿式の脱硫装置の説明図、第2図は三酸
化硫黄の濃度と露点温度との関係台示す図、第6図は本
発明の排煙脱硫装置の説明図、第4図は第6図における
間接冷却器の部分詳細図である。 図中、(1)は排ガス発生源、(3)は熱交換器、(4
)は間接冷却器、(5)は湿式脱硫装置、(8)は冷却
管α1)はポンプを示す。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社 第1図 第2図 →SO,濃度
化硫黄の濃度と露点温度との関係台示す図、第6図は本
発明の排煙脱硫装置の説明図、第4図は第6図における
間接冷却器の部分詳細図である。 図中、(1)は排ガス発生源、(3)は熱交換器、(4
)は間接冷却器、(5)は湿式脱硫装置、(8)は冷却
管α1)はポンプを示す。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社 第1図 第2図 →SO,濃度
Claims (1)
- 1)排ガス発生源からの含硫排ガスを酸露点温度まで徐
冷するための冷却装置を湿式脱硫装置の上流側に設けた
ことを特徴とする排煙脱硫装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57126435A JPS5916526A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 排煙脱硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57126435A JPS5916526A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 排煙脱硫装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5916526A true JPS5916526A (ja) | 1984-01-27 |
Family
ID=14935122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57126435A Pending JPS5916526A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 排煙脱硫装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916526A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4919696A (en) * | 1987-10-30 | 1990-04-24 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercooling type mist eliminator apparatus |
JP2008168255A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 硫黄酸化物を含む排ガスの処理方法およびその装置 |
CN114682050A (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 烟气处理装置及方法 |
-
1982
- 1982-07-20 JP JP57126435A patent/JPS5916526A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4919696A (en) * | 1987-10-30 | 1990-04-24 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercooling type mist eliminator apparatus |
JP2008168255A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 硫黄酸化物を含む排ガスの処理方法およびその装置 |
US7641877B2 (en) | 2007-01-15 | 2010-01-05 | Hitachi Plant Technologies, Ltd. | Process for disposing waste gas comprising sulfur oxides and apparatus thereof |
CN114682050A (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 烟气处理装置及方法 |
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