JPS59164736A - フエニル酢酸エステルとフエニルアセトアルデヒドを併産する方法 - Google Patents

フエニル酢酸エステルとフエニルアセトアルデヒドを併産する方法

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JPS59164736A
JPS59164736A JP58039586A JP3958683A JPS59164736A JP S59164736 A JPS59164736 A JP S59164736A JP 58039586 A JP58039586 A JP 58039586A JP 3958683 A JP3958683 A JP 3958683A JP S59164736 A JPS59164736 A JP S59164736A
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phenylacetaldehyde
reaction
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distillation
ester
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JP58039586A
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English (en)
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Mitsukuni Ayabe
綾部 光邦
Tsunehiko Shimizui
清水井 恒彦
Iwao Kobayashi
木林 「巌」
Hideki Hirano
秀樹 平野
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフェニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデ
ヒドを有利に併産する方法に関するものである。
フェニル酢酸エステルは医薬、農薬、香料及び染料用中
間体として厘要な物質である。また、フェニルアセトア
ルデヒドは■用な化合物であり、安価な製造法の確立が
望まれている。
〔従来技術〕
従来、フェニル酢酸エステル及びフェニルアセトアルデ
ヒドはそれぞれ、ベンジルノ・ライドなカルボニル化す
る方法及びベンジルノ・ライドなヒドロホルミル化する
方法により別個に#造することが提案されている。
ベンジルハライドのカルボニル化によりフェニル酢酸エ
ステルを製造する方法として、例えば特公昭40−10
967号公報には触媒としてヒドロコバルトテトラカル
ボニルのナトリウム塩の存在下、ベンジルハライドと一
酸化炭素、アルコール及び塩基、性物質を反応させてフ
ェニル酢酸エステルを製造する方法が提案されている。
しかしこの方法は収率が低い(251という点に問題が
あった。その後特公昭56−40144号公報ではジコ
バルトオクタカルざニルな触媒として弱アルカリ性媒体
中で塩化ベンジルと一酸化炭素及びアルコールとの反応
にヨリフェニル酢酸エステルを製造する方法が開示され
ているが、フェニル酢酸エステルとフェニルアセトアル
デヒドを併産する技術については全く開示されていない
また本出願人による特開昭55−27155号及び同!
55−53241号公報には一酸化炭素、アルコール及
びハロゲン化有機化合物とを塩基性物質の存在下で反応
させるにさいしコバルトテトラカルボニルアニメンのア
ルコール浴液又はアセトン溶液を触媒として使用するカ
ルボン酸エステルの製法が提案されている。しかし乍ら
フェニル酢dエステルとフェニルアセトアルデヒドを効
率よく併産する条件は未だ知られていない。
一方、ベンジルハライドのヒドロホルミル化によりフェ
ニルアセトアルデヒドを製造する方法としてはケミカル
・アブストラクト60,2847θ、1964年(Hu
ng150412.)に報告されており、アセトン溶媒
中で、触媒としてジコバルト埼りタカルがニルの存在下
、140にg/Li112の高圧下、−酸化炭素及び水
素と反応させ、フェニルアセトアルデヒドを収率29%
で得ている。
その後、特公昭5’5”31’128号では、溶媒とし
てアセトンを使用し、触媒として、ジコバルトオクタカ
ルボニルの存在下、N−シアルキル置(6) 挨酸アミドな共存させ、圧力2 Q Q kg/cm”
の高圧下で反応させ、収率52.2 %でフェニルアセ
トアルデヒ1が得られている。更に時分11855−4
3455号公報にはジコバルトAクタカルポニル威媒及
びN−ジ置換カルボン酸アミドの存在下に水及び水に不
混和な有機溶媒の二層中にて塩基の共存する条件下、圧
力200Cg/(:IrL2でベンジルハライドを一酸
化炭素及び尿素と反応させるこトニよりフェニルアセト
アルデヒドを製造する方―去が開示されている、1だ特
開昭56−113727号ではジコバル)Jフタカルボ
ニル及び塩基の共存下で溶媒としてアセトニトリルを使
用し、圧力100 tcg / cm”の高圧下反応さ
せることにより、収率70〜91チでフェニルアセトア
ルデヒドを得ている。
以−ヒの様に、従来提案されているフェニルアセトアル
デヒドの製造法は、いずれも比較的高価な溶媒を使用し
、しかも100〜200vg/GIrL2の冒圧下、触
媒としてジコバルトオクタカルボニルを使用する製造方
法である。ベンジルノ・ライドよ(4) り出発して工業的規・漠でフェニル酢酸エステルとフェ
ニルアセトアルデヒドを併産する方法は未だ発表されて
いない。
〔発明の目的〕
本発明はこれらの方法にくらべ、ペンシルハライドと一
酸化炭素、水素、脂肪族アルコールをコバルトカルボニ
ル触媒の存在下に温和々条件で反応させ、フェニル酢酸
エステルとフェニルアセトアルデヒドを製造し、且つ、
反応条件を任意に選択することにより、両生酸物の比率
を自由に変えることを可能ならしめる利点を有すると共
に、熱的、化学的に不安定なフェニルアセトアルデヒド
を反応液から高回収率で分離・取得する工業的に有利で
且つ新規な方法を提供するものである。
〔発明の構成〕
即ち、本発明は1)コバルトカルボニル触媒を使用し、
ベンジルハライドと一酸化炭素、水素、塩基性物質及び
脂117i疾アルコールを不活性溶媒の存在下又は不存
在下で反応させてフェニル酢酸エステルとフェニルアセ
トアルデヒドの混合?Iを生成せしめ、11)この反応
液から禾反応ベンジルハライド及び脂肪族アルコール、
不活性溶媒、低揮発成分を蒸留により除去した濃縮液を
鉱酸水溶液で洗浄して無機塩を水層に抽出除去し、11
1)次いで水I−と有機層を分離し、M機ノーから蒸留
によりフェニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒ
ドの混合物を留出分として取得し、+V)蒸留缶残物に
酸性物質を加えて缶残物中のフェニルアセトアルデヒド
付加体を分解し再度蒸留し、フェニルアセトアルデヒド
ヲ留出分として回収することを特徴とするフェニル酢酸
エステルとフェニルアセトアルデヒドの併産法に関する
ものである。
以下、本発明に関し、工程順に具体的に説明する。
本発明で使用するベンジルハライドとしては、特に制限
は々いがハロゲンとしては、安価な塩素が工業的には、
有利であり、その具体例としては、ベンジルハライドs
 O−1m−又はp−クロルベンジルハライド、o−、
m−又はp−メチルベンジルハライド、o−、m−又は
p−メトキシベン(7) ジルハライド、p−t−ブチルベンジルハライド、o−
、m−文はp−ヒドロキシベンシルハライドなどである
したがって、−ヒ6己に10示したベンジルハライドを
使用した場合、フェニル酢酸エステルとフェニルアセト
アルデヒド、0−クロルフェニル酢酸エステルと0−ク
ロルフェニルアセトアルデヒド、m−クロルフェニル酢
酸エステルとm−クロロフェニルアセトアルデヒド、p
−クロルフェニル酢酸エステルとp−クロルフェニルア
セトアルデヒド、0−メチルフェニル酢酸エステルと0
−メチルフェニルアセトアルデヒド、m−メチルフェニ
ル酢酸エステルとm−メチルフェニルアセトアルデヒド
、p−メチルフェニル酢酸エステルとp−メチルフェニ
ルアセトアルデヒド、0−メトキシフェニル酢酸エステ
ルと0−メトキシフェニルアセトアルデヒド、m−メト
キシフェニル酢酸エステルとm−メトキシフェニルアセ
トアルデヒド、p−メトキシフェニル酢酸とP−メトキ
シ7エ二ルアセトアルデヒド、p−t−ブチルフェニル
酢(8) 酸ニスデルとp−t−ブチルフェニルアセトアルデヒド
、0−ヒドロキシフェニル酢酸エステルと0−ヒドロキ
シフェニルアセトアルデヒド、m−ヒドロキシフェニル
酢酸エステルとm−ヒドロキシフェニルアセトアルデヒ
ド、P−ヒドロキシフェニル酢酸エステルとP−ヒドロ
キシフェニルアセトアルデヒドを谷々併産できる。
その他、0−2m−又はP−に炭素数2以ヒのアルキル
基、アリール基、アルコキシル基、ニトロ基、シアノ基
等が置換されたベンジルハライドを挙げろことができる
本発明で触媒として使用するコバルトカルざニルとは、
通常ジコパルトメクタカルボニル、ヒドロコバルトテト
ラカルがニル、コバルトテトラカルボニルアニメン等が
例示される。特にコバルトテトラカルポニルアニ引ンの
アルコール又ハアセトン溶液が好ましい。このコバルト
テトラカルfニルアニAンのアルコール又はアセトン溶
液ハ、例えばコバルトテトラカルボニルアニメンを存在
させたアルコール又はアセトン溶媒中でコバルト塩、−
酸化炭素及び水素を反応させることにより生成させるこ
とができる(−特公昭57−32007号参照)。  
  ゛ 触媒の使用前はベンジルハライドに対しモル比で115
〜1/100が好ましい。
溶媒として使用する脂肪族アルコールは特に制限はない
が、低級アルコール、たとえばメタノール、エタノール
、プロパツール、インゾロパノール、ブタノールなどが
好ましい。使用喰は、ベンジルハライドに対し、0.2
倍モル以、ヒ、好ましくは、0.5〜10倍モル、特に
好ましくは1〜8倍モルである。また、少量の水が含ま
れていても問題はない。さらに他の不活性溶媒例えば脂
肪族飽和炭化水素、芳香族炭化水素などを共存させても
よい。使用する塩基としては、アルカリ又はアルカリ土
類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、アルカリ金属の
アルコラード、M機酸のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩及びアンモニア、アミン類である。具体的には一1力
性ソーl、力性カリ、炭酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸ソ
ーダ、酢酸ソーダ、酢酸アンモニウム、アンモニア、ト
リエチルアミンなどである。但しアルカリ金属のアルコ
ラードは篩価であり原料塩化ベンジル類と反応し又エー
テル類を副生じ易い等の欠点がある。使用量は、ベンジ
ルハライドに対し化学量論量の、0.5〜1.5倍、好
ましくは、0.8〜1.2倍である。
使用する一酸化炭素/水素の混合ガスには、少量の不活
性ガスを含んでいても、収率に影響を与えない。
一酸化炭素/水素のモル比は、20/1〜1/10、好
ましくは10/1〜1/8である。
反応圧力は、2〜50にg/cIrL2、工業的に好ま
しくは、2〜30にg/(、In2であり、特に好まし
くは、5〜9.5Cg/cIrL2テある。
反応温度は、あ捷り高すぎるとフェニルアセトアルデヒ
ドが副反応を起すため、60〜80°C1好ましくは4
5〜65゛Cである。
反応方法としては、全ての原料を一括して、圧力容器に
入れ、−酸化炭素/水素の混合ガスをフィードする方法
、他の原料を仕込み塩化ベンジル(浴剤で希釈したもの
も含む)を分界し々から、混合ガスをフィードする方法
、他の原料を仕込み棚媒を分界しながら、混合ガスをフ
ィードする方法、など荷に市1」11艮は々い。
さらに、反応の副生物として炭酸ガスを発生する塩基を
使用する場合は、混合ガスを流通し、−酸化炭素及び水
素の分圧を低トさせない様にする、但し一酸化炭素と水
素の分圧が全圧の50%あれば、反応に影響し々い。
以上によれば、ペンシルハライドを原料として用い、安
価でありかつ従来フェニルアセトアルデヒドの製造溶媒
として用いられていなかった脂肪族アルコールを使用す
ることにより、5 Q tcg / cm’以下の非常
に緩和された条件下でフェニル酢酸エステル及びフェニ
ルアセトアルデヒドヲ高収率で併産できろ。
脂肪族アルコールを用いる利点は、■フェニル酢酸エス
テルとフェニルアセトアルデヒドv−挙に製造できるこ
と■従来100・cg/cm2以上の圧力が必要であっ
たフェニルアセトアルデヒ1が50(11) にg/Cn12以Fの圧力で製造できるので、装置コス
トが大幅に低減できること、■併産するフェニル酢tW
エステルの存在によりフェニルアセトアルデヒドを安定
に存在させることができ、高選択率を維持でることにあ
る。
またCO/H2のモル比、脂肪族アルコールの使用量、
ベンジルハライド又はコバルトカルボニル触媒の添加速
度等の調節によりフェニル酢酸エステル/フェニルアセ
トアルデヒドの生成比を10/、〜1/1oの範囲に調
整が可能である。
このようにして得られた反応液からフェニル酢酸エステ
ルとフェニルアセトアルデヒド火回収する工程に於ては
、フェニルアセトアルデヒドが化学的、熱的に不安定々
ため、回収には特別な工夫が必要であり、回収率の向ヒ
につき種々検討を行い、以下の方法により本発明に到達
した。
上記の反応終了後、まづ、未反応のベンジルハライド、
脂肪族アルコール、不活性溶媒、その他低揮発性物質を
反応液から留去する。この工程においてはフェニルアセ
トアルデヒドが熱的に変性(12) を受けない様に、100″C以下、好ましく80″C唄
ドに保つことが必要である。このため、できるだけこれ
らの物’tを留去して反応液を護肩dするためには、減
圧[で実施することが望ましい。
反応液の磯縮液中には、塩基性物質と遊離したハロゲン
イメンの塩及びコバルト化合物が懸濁又は6解状態で存
在するが、これらの共存下ではフェニルアセトアルデヒ
ドは変質し易いため、回収工程で除去する必要がある。
本発明者は種々の除去方法を検討した結果、鉱酸の水溶
液で(S網成から嘆基性!V!IJ質の廖及びコバルト
化合物を水層に抽出除去する方法が最もよいことを見い
出した。工業的に好捷しく使用される塩基としては、ア
ルカリ又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭
酸塩であり、とくにナトリウム化合物が好ましく使用さ
れ、生成する食塩及びコバルト化合物は当該方法により
、容易に除去されろ。こ の除去方法によれば、フェニ
ルアセトアルデヒドは安定であり、且つコバルト化合物
はM磯層から効率良く除去できる。中性又はアルカリ性
の水浴液を用いろと、フェニルアセトアルデヒドの変性
が生じ、さらにコバルト化合物の除去が不完全となって
好ましく々い。ここで言うコバルト化合物とは、主にコ
バルトカルボニルがフェール酢酸エステルとフェニルア
セトアルデヒドを製造する工程で分解して、生成するハ
ロゲン化コバルトと少量の未分解コバルトカルボζ化合
物を少量陰む混合物であると考えられる。
抽出除去方法は一般の抽出操作を適用できるが、特別の
抽出塔を設置しなくとも、濃縮液に鉱酸水溶液を添加、
攪拌するいわゆる一回の回分式抽出法で充分に目的を達
することができる。
本発明に使用する鉱酸としては、非酸化性及び酸化性鉱
酸が使用され、とくに硫酸及び塩酸が好ましく使用でき
る。鉱:v!水浴液は一般にp)l 6以下好捷しくけ
6以下に調節して用いる。
鉱酸水浴液の使用量は特に制限はないが、有機層から、
塩類、コバルトカルボニル化合物を除去するに必要な址
でよく、通常は有機層の車量に対し、0.2〜5.0倍
程度の童を用いる。
この抽出操作において、有機層と水層の分離が、エマル
ジョン形成又は界面形成が不充分等の現象により内鑵な
場合、水に離層性の有機溶媒を添加して、有機ノーと水
層の界面を形成せしめ分離を容易にすることも可能であ
る。
このようにして、塩類及びコバルトカルボニル化合物を
除去した有機層は、次の蒸留工程で回収されるが、フェ
ニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒドを直接、
4+官によってそれぞれの成分に分離することは困・唯
であることが判明した。
その理由は、有機層中に含まれる不明の不純物ニヨって
フェニルアセトアルヂヒPが変性し易いこと、さらには
S留するために加熱される時間が長いことが相互に作用
しているためと考えられ、実際にフェール酢酸エステル
の回収率は定量的でアルが、フェニルアセトアルデヒド
に関しては、50%程度の回収率又はそれμFになるこ
とがある。
本発明によれば、フェニルアセトアルデヒドは以下の方
法により、萬回収率で有機層から回収できろ。
まづ、有機層中の不純物及び熱的積層によるフェニルア
セトアルデヒドの変性を防ぐために、減圧下で771]
熱して、精・1冒することなく、速やかにフェニル酸酢
エステルとフェニルアセトアルデヒドを留出させる。こ
の方法により、フェニル酢酸エステルは定量的に、また
フェニルアセトアルデヒドは80%以北回収できる。留
出後の缶残液は、殆ンどフェニルアセトアルデビの存在
は認められないが、フェニルアセトアルデヒドが附加体
となっていると考えられる粘調な液体が存在する。この
液体に、酸性物質を添加して、再び減圧下、加熱すると
付加体と考えられる物質が分解して、・フェニルアセト
アルデヒドを回収することが可能である。
この方法によりフェニルアセトアルデヒドの回収率は9
0%以上に達する。
1 本発明の酸性物質とはデV−ンステツド酸及びルイ
ス酸を意味し、シリカ−アルミナの9口き固体酸、塩化
アルミニウム、四塩化チタン、塩化AI[がとくに好捷
しい、またこれらの添加量は缶残酸に対し0.1〜50
厘−チ、好ましくは1〜30重重チである。
このフェニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒド
の回収工程ば一ヒ記の如き手順による回分法や連続的な
操作によって実施することができる。
このようにして回収されたフェニル酢酸エステルとフェ
ニルアセトアルデヒドの混合物かラフェニル酢酸エステ
ルとフェニルアセトアルデヒドの各々の成分に分離する
ことは比較的容易である。
121、フェニルアセトアルデヒドの変性に悪影響を及
ぼす不純物を含まない混合物は・哨留によって両成分に
分離することが可能である。
さらに、フェニルアセトアルデヒドと亜硫酸水素ナトリ
ウムは附加塩を形成することが知られており、これを利
用して両成分を分離することも可能である、最も一般的
に実施される例として、亜硫酸水素ナトリウム水溶液と
フェニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒドの混
合液を接触させて、該付)JUJr盃を水層に抽出した
陵、水に不溶のフェニル酢酸エステル層と水層を分離し
、水層を常法に従って酸あるいは塩基で処理すると、該
付加塩は分解するのでフェニルアセトアルデヒドを水層
から遊離させ、回収することができる。
〔発明の実施例〕
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 1.51攪拌器及び…メーター付のA−トクレープに、
メタノール8.0M、炭酸ソーダ1.0M、コバルトテ
トラカルポニルアニメンのアセトン溶液131eO(C
δ(Co)416 、!i’含有)を仕込み、−酸化炭
素/水素=1/1の混合ガスで、反応器内を置換した後
、外温60′C1圧力9.5 tcg / cm2で、
混合がスと30−e/Hrの流速で流通させながら、塩
化ベンジル2.0Mを6時間のうちに、連続的に分添し
、その後2時間、反応させた。
反応スタート時、−は8.6であったが、15分後には
、p)l 6になりその後、p)16〜5付近に維持さ
れた。
反応路r後、反応液ヲガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、塩化ベンジルが92.1 %反応しており、
フェニル酢酸メチルの選択率は、11.7チであり、フ
ェニルアセトアルデヒドの選択率は、84.7 %であ
った。(フェニル酢酸メチル/フェニルアセトアルデヒ
ー=1/7.23)。
反応路r後、減圧上過剰のメタノールおよびアセトンを
°前夫した陵、残渣に1チ硫酸水浴液1・C9を加えて
、有機1層を得た。続いて有機14火減圧下蒸留して得
た留出液186gをガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、フェニル酢酸メチル32、!i’、フェールア
セトアルデヒド法149gを含んでいた。(フェニル酢
酸メチルの回収率98.8係、フェニルアセトアルデヒ
Pの回収率79.6 % )蒸留後の缶残に無水塩化ア
ルミニウム2.0 、!9を加えて再度蒸留して得た留
出液24gをがスクロマトグラフィーで分析し泥ところ
、フェールアセトアルデヒド21gを含んでいた(フェ
ニルアセトアルデヒドの合計回収率90.8 % >。
−ヒ記蒸留で得た留出液・に10チ亜滅酸水素ナトリウ
ム水#[1,5,<9およびトルエン100gを加えて
室温にて1時間攪拌した。反応後、有機層をガスクロマ
トグラフィーで分析したところ、フェニル酢酸メチル3
1g&含み、フェニルアセトアルデヒドは無かった。ま
た水層に水酸化す) IJウム57g’&加えて、室温
にて1時間攪拌してフェニルアセトアルデヒl’167
gを回収した。
実施例2 実施例1と同様であるが、−酸化炭素/水素/、窒素二
3/110.2の混合がスを使用した。
反応後、反応液を分析したところ、塩化ベンジルが91
.3%反応しており、フェニル酢酸メチルの選択率は6
2.2 % 、フェニルアセトアルデヒドの選択率は3
2.3 %であった。反応後の後処理は、実施例1と同
様であるが、無水塩化アルミニウムの代わりに、四重化
チタンを使用した。
フェニル酢酸メチルの回収率は99.2%、フェニルア
セトアルデヒドの回収率は89.8 %であった。
実施例6 実施例1と同様であるが、アルコールとしてイソゾロビ
ルアルコール5M、酢酸ソーダを2.0 M便用し、温
度65゛Cで反応した。反応後、反応液を分析したとこ
ろ1化ベンジルが96.296反応しており、フェニル
酢酸・fノノロビルの選択率は17.4%であり、フェ
ニルアセトアルデヒドの選択率は74.9チであった。
反応後は、実施例1と同様々処理をすることにより、フ
ェニル酢酸イソゾロビルの回収率ハ99.0チ、フェニ
ルアセトアルデヒドの回収率は9o、2チでめった。
実施例4 20000の4押付寸−トクレープに、P−メトキシベ
ンジルクロライド0.1M、炭酸ソーダ0.05M、メ
タノール0.5M、ジコバルトメクタカルボニル6.0
gを仕込み、−酸化炭素/水素=1/1の混合ガスで置
換後、外温60’C1圧力9.54/(:IIL2で、
343 / )(r O> 速度テ混合/’/’ ス’
l m通しながら、6Hr反応した。
反応後、反応液を分析したところ、P−メトキジベンジ
ルクロライ−の反応率88.7 %であり、P−メトキ
シフェニル酢酸メチルの選択率16.1チでありP−メ
トキシフェニルアセトアルデヒドの選択率は、79.4
チであった (P−メトキシフェニル酢酸メチル/p−メトキシフェ
ニルアセトアルデヒド−1/6.01)反応終了後の処
理は、実施例1と同様に行彦い、p−メトキシフェニル
酢酸メチルの回収率は98.2%であり、p−メトキシ
フェニルアセトアルデヒドの回収率は81.2%であっ
た。
蒸留後の缶残に四塩化チタン0.2gを加えて再度蒸留
してp−メトキシフェニルアセトアルデヒドを回収した
。(p−メトキシフェニルアセトアルデヒドの合計回収
率92.1 % )。
実施例5 実施例1と同様であるが、反応路r後、減圧上過剰のメ
タノールおよびアセトンを留去した後、残渣に1チ硫酸
水浴液1 、、C9およびトルエン40〇−を刃口えて
分液して、有機層を得た。上記トルエン冷加により界面
を明りように見ることができた。
フェニル酢酸メチルの四」又率は98.9%、フェニル
アセトアルデヒrの回収率は90.7 %でめった。
比較例1 実施例1と同様で゛めるが、反応液のメタノール8よび
アセトンを留去した後、残渣を櫂硫酸水溶液で洗浄せず
に減圧上蒸留した。フェニル酢酸メチルの回収率は98
.0%、フェニルアセトアルデヒドの回収率は22.1
 %であった。蒸留後の残缶に無水塩化アルミニウム5
.0gを加えて再度蒸留してフェールアセトアルデヒド
を回収した。(フェニルアセトアルデヒドの合計回1t
s(率26.7 % )。
比較例2 実施例1と同様であるが、1%誠酸水暦液で洗浄して得
た有機層を減圧下で単なる蒸留ではなく梢留した。フェ
ニル酢酸メチルの回収率は99.1チであり、フェニル
アセトアルデヒドの回収率ハ48.2俤であった。
〔発明の効果〕   ′ 以上の説明のとおり、本発明は、ベンジルハラ(26) イト類かう、フェニル市ハエステル及びフェールアセト
アルデヒドを工業的に有利に、かつ安価に併産する方法
を提供するものである。
特許出願人 電気化学工業株式会社 (24) 町田市旭町3−5−1電気化学 工業株式会社中央研究所内 0発 明 者 平野秀樹 町田市旭町3−5−1電寅化学 工業株式会社中央研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11  Dコバルトカルボニル醍媒を使用し、ベンジ
    ルハライドと一酸化炭素、水素、塩基性物質及び脂肪族
    アルコールを不活性溶媒の存在下又は不存在下で反応さ
    せてフェニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒド
    の混合物を生成せしめ、11)この反応液から未反応ベ
    ンジルノ・ライド及び脂肪族アルコール、不活性溶媒、
    低揮発成分を蒸留により除去した濃縮液を、鉱酸水溶液
    で洗浄して無51嘘塩を水層に抽出除去し、111)次
    いで水層と有機層を分離し、有機層から蒸留によりフェ
    ニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒドの混合物
    fX:留出分として取得し、+V)蒸留缶残物に酸性切
    貞を加えて缶残吻中のフェニルアセトアルデヒド付:1
    .Il]体を分解し、再度蒸醪して、フェニルアセトア
    ルデヒドを留出分として回収することを特徴トスるフェ
    ニル酢酸エステルとフェニルアセトアルデヒドを併産す
    る方法。 12)  IIW EB 族アルコールをベンジル・・
    ライドに対し0.2倍モル以上存在させ、−酸化炭素/
    水素のモル比20/1〜1/1oの混会ガスヲ使用し、
    圧力2〜50 <g 7 (,11(2、温度60〜8
    0で反応を行わせる特許請求の範囲第(1)項記載の方
    法。 (31水に難溶性有機溶媒を添加した鉱酸水溶液で濃縮
    液を洗浄する特許請求の範囲第(11項記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4613702A (en) * 1984-05-15 1986-09-23 Rhone-Poulenc Specialites Chimiques Aldehyde production by hydrocarbonylation of organic halides
US4978801A (en) * 1986-04-28 1990-12-18 Rhone-Poulenc Chimie Preparation of aromatic aldehydes

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4613702A (en) * 1984-05-15 1986-09-23 Rhone-Poulenc Specialites Chimiques Aldehyde production by hydrocarbonylation of organic halides
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