JPS59164625A - パルプ廃液ソ−ダ回収方法 - Google Patents

パルプ廃液ソ−ダ回収方法

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JPS59164625A
JPS59164625A JP3742783A JP3742783A JPS59164625A JP S59164625 A JPS59164625 A JP S59164625A JP 3742783 A JP3742783 A JP 3742783A JP 3742783 A JP3742783 A JP 3742783A JP S59164625 A JPS59164625 A JP S59164625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soda
tank
boiler
recovery boiler
furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP3742783A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Tokunaga
喜久男 徳永
Senichi Tsubakizaki
椿「ざき」 仙市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3742783A priority Critical patent/JPS59164625A/ja
Publication of JPS59164625A publication Critical patent/JPS59164625A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パルプ廃液ソーダ回収方法の改善、特に回収
薬品の苛性化プロセスの合理化対策に関する。
第1図はアルカリパルプ製造工程を示す概略説明図であ
る。以下、第1図を参照して従来のアルカリパルプ製造
法について説明する。
第1図において、1はパルプ蒸解缶、2はパルプ材のブ
ロータンク、Pはパルプ、3は廃液全濃縮するだめのエ
バポレータ、4は薬品回収ボイラ(以下回収ボイラと呼
ぶ)、5はスメルト溶解タンク、6は苛性化槽、7はロ
ータリキルン、8は白液タンク、9は電気集塵機である
パルプ蒸解用の薬品は、蒸解缶1又は苛性化槽6に供給
され以下ブロータンク2、エバポレータ3、回収ボイラ
4、スメルト溶解タンク5、苛性化槽6、白液タンク8
の順にパルプ蒸解薬品循環系統T’ TJを循環する。
苛性化槽6で生成した炭酸カルシウムは、ロータリキル
ン7で焼成して酸化カルシウムとし苛性化槽6に循環利
用される。又、薬品は上記回収ボイラ4において一部煙
道からダストとなって飛散するが、そのほとんどは電気
集廃機9で回収されて黒液ラインに戻され上記回収ボイ
ラ4に送られ燃焼される。従来の方法において、アルカ
リパルプ廃液は回収ボイラ4で燃焼する。ここで生成し
たスメルトは、スメルト溶解槽5で水に溶解して炭酸ソ
ーダ水溶液をつくる。この炭酸ソーダは次に苛性化槽6
で、供給されるCa(OH)2(又はCaOとH2O)
と接触させて次式のような蒸解薬品である苛性ソーダに
苛性化される。
1Ja2003 + 0a(OH)2−+ 2NaOH
+ OaC!03一方、苛性化槽6で生成した0aO0
3は、ロータリキルン7で焼成してOaOとし、水で消
和させて0a(OH)2を生成させ苛性化槽6に循環使
用する。
上記従来法の欠点は、苛性化槽6で生成した0aO03
スラリをキルン焼成するときの燃焼使用量が大きいこと
である。
本発明は苛性化槽6で生成するC!ao03スラリーの
焼成における省エネルギーと回収薬品の苛性化プロセス
の合理化を図シうるパルプ廃液ソーダ回収方法を提供す
ることを目的とするものであるが、同じ目的のために本
発明者等は先に回収ボイラのパルプ廃液燃焼部にCa0
03を主として含む粉末を供給して回収ボイラ炉内にて
CaOを焼成させ、同炉内で焼成されたOaOを炉底面
へ供給される加圧気体によシ炉壁を流下するスメルト七
ともに回収ボイラ下部のソーダ溶解槽へ導きソーダ及び
カルシウムを回収するようにして、これによシ従来使用
していた苛性化装置内の0aO03粉末を未焼成のまま
回収ボイラ燃焼部に投入できるため0aO03焼成手段
、例えばロータリキルンを排除でき燃料費を節減できる
という方法を提案しているが(特願昭57−14923
1号)、本発明はこれを更に改良したもので、」〕記方
法における0aO03を主として含む粉末に代えて炭酸
マグネシウムを主として含む粉末を回収ボイラのパルプ
廃液燃焼部に供給することにより、焼成および苛性化率
を高めた点に特徴を有するものである。
本発明は、ソーダ回収ボイラでパルプ廃液を噴霧燃焼す
る際に、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部に炭酸マグネシ
ウムを主として含む粉末を供給して回収ボイラ炉内にて
酸化マグネシウムを得、同炉内で焼成された酸化マグネ
シウムを炉底面へ供給される加圧気体によシ炉壁を流下
するスメルトとともに回収ボイラ下部のソーダ溶解槽へ
導きソーダ及びマグネシウムを回収することを特徴とす
るものである。
本発明の方法はエネルギー多消費型産業である紙パルプ
工場のパルプ蒸解薬品回収ボイラに適用して有効である
以下、第2図を参照して本発明を説明する。
図において、10は回収ボイラ本体であシ、下部は漏斗
状・に傾斜しておりスメルトが流下;〜やすいように形
成されている。11は煙道に連がるボイラバンク部、1
2はパルプ廃液バーナ、13及び14はそれぞれ1次及
び2次空気供給口、15は炭酸マグネシウムを主として
含む粉末の供給口である。なお、上記粉末はパルプ廃液
供給系統に添加してもよい。16は上記回収ボイラ10
の下部に配設されたソーダ溶解槽、17は同ソーダ溶解
槽16の上部に開口するごとく配設された用水供給口、
18は上記ソーダ溶解槽16に開口するごとく配設され
た白液取出し管、19は同白液取出し管1Bが接続され
た白液タンク、20は同白液タンク19に接続された白
液供給管、21は上記ソーダ溶解槽16の下底に接続さ
れた炭酸マグネシウムスラリ取出し管である。
22は回収ボイラ炉底の傾斜部、23は炭酸ソーダスメ
ルト及び酸化マグネシウムをソーダ溶解槽16に落下さ
せるスラグタップホール、24は炉底傾斜管22に堆積
した酸化マグネシウムをスラグタップホール23の方へ
移動、落下させるための掃除用加圧気体(圧縮空気又は
水蒸気等)供給装置である。。
このような構成において、本発明の作用について説明す
る1、回収ボイラ10のパルプ廃液燃焼部である炉底部
には高濃度に濃縮されたアルカリパルプ廃液が、バーナ
12′から微粒状で噴霧され炉底部に供給される1次及
び2次空気供給管13.14から供給される加熱空気で
高温燃焼されスメルト(主としてNa2CO3)を生成
する。この際、図のように炉底部を漏斗状に傾斜させて
おきスメルトの流れを良好にする。
さらに、炉底部に炭酸マグネシウムを主として含む粉末
を供給口15から炉内に噴射する。
炉内で焼成(MgO03→MgO+C02)されたMg
Oを炉底面に指向するごとく配設された加圧気体供給装
置24からの加圧空気又は水蒸気によシ、炉壁を流下す
るスメルトと共に下部のソーダ溶解+!116にスラグ
タップホール26を通して流下させる。ソーダ溶解槽1
6内では、用水供給管17からあらかじめ供給しである
水にスメルト(Na2 CO3,MgO)が溶解して下
記反応を生ずる。
Na2003 + MgO+ H2O−+ 2NaOH
+ MgCO3このようにして蒸解薬品であるNaOH
を作る。
一方、ソータ溶解槽16で生成したNaOHは白液取出
口1Bから白液タンク19へ導かれ、白液供給管20か
ら以降第1図に示すようなパルプ蒸解薬品循環系統PL
へ送られる。
又、ソーダ溶解槽16で生成したMgO03は炭酸マグ
ネシウムスラリ取出口21から取出される。
本発明において次のような効果が奏される。
(7)本発明方法は、ソーダ回収ボイラでノくルブ廃液
を噴霧燃焼する際に回収ボイラのノくルプ廃液燃焼部に
炭酸マグネシウムを主として含む粉末を供給して回収ボ
イラ炉内にて酸化マグネシウムを焼成させるようにし、
該酸化マグネシウムを炉底面へ供給される加圧気体によ
り炉壁を流下するスメルトと共に回収ボイラ下部のソー
ダ溶解槽へ導き、ソーダ及びマグネシウム分を回収する
ようにしたので、従来の方法に比べ燃料使用量が大きか
ったロータリキルンによる加熱が必要でなく、従って燃
料費を大側に節減できる利点がある。
(イ)第3図171’、 ]’、Ba、rin、’ O
,Knacke、 −Thermo−chomical
 prnperties of inorganic 
5ubstance’(1973)の熱力学データを用
いて計算した本発明方法および比較反応の各温度におけ
る1ogkp(反応の平衡定数の対数)をプロットした
ものであυ、10gkp  が大きい程、反応が進み易
いことを示している。図において曲線AはMgO03−
+MgO+ 002、曲線BはCaO03→OaO+ 
002の反応についてそれぞれLog kpの温度変化
を求めたものである。
本発明方法である曲線AはOa法(曲線B)に比べてl
og kp  が高い位置にありこれは反応性の面で他
より優位であることを示している。換言すれば、これは
曲線AにおいてMgOがOaOと比べてより多く生成す
ることを示しており、ソーダ溶解槽において高い苛性化
率が得られることを意味する。
(つ) ボイラ炉内で焼成された酸化マグネシウムを炉
底面へ供給される加圧気体により、炉壁を流下するスメ
ルトとともに回収ボイラ下部のソーダ溶解槽へ導くよう
にしたので酸化マグネシウム及びスメルトを容易に同ボ
イラ下部のソーダ溶解槽へ導くととができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアルカリパルプ製造工程を示すフローシ
ートであり、第2図は本発明の方法が適用できる装置を
示す概略図である1、第3図は本発明方法および比較反
応の10g kp  の温度依存性を示すグラフである
。 復代理人  内 1)  明 復代理人  萩 原 亮 − 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ソーダ回収ボイラでパルプ廃液を噴霧燃焼す
    る際に、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部に炭酸マグネシ
    ウムを主として含む粉末を供給して回収ボイラ炉内にて
    酸化マグネシウムを得、同炉内で焼成された酸化マグネ
    シウムを炉底面へ供給される加圧気体により炉壁を流下
    するスメルトとともに回収ボイラ下部のソーダ溶解槽へ
    導きソーダ及びマグネシウム分を回収することを特徴と
    するパルプ廃液ソーダ回収方法。
JP3742783A 1983-03-09 1983-03-09 パルプ廃液ソ−ダ回収方法 Pending JPS59164625A (ja)

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