JPS5943182A - パルプ廃液ソ−ダ回収方法及び装置 - Google Patents

パルプ廃液ソ−ダ回収方法及び装置

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JPS5943182A
JPS5943182A JP14923082A JP14923082A JPS5943182A JP S5943182 A JPS5943182 A JP S5943182A JP 14923082 A JP14923082 A JP 14923082A JP 14923082 A JP14923082 A JP 14923082A JP S5943182 A JPS5943182 A JP S5943182A
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JP
Japan
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soda
calcium carbonate
recovery boiler
waste liquid
pulp waste
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Pending
Application number
JP14923082A
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English (en)
Inventor
岩橋 康二
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パルプ廃液ソーダ回収方法及び装置の改善、
特に回収薬品の苛性化プロセスの合理化対策に関する。
第1図はアルカリパルプ製造工程を示す概略説明図であ
る。以下、第1図を参照して従来のアルカリパルプ製造
法について説明する。
第1図において、1はパルプ蒸解缶、2はパルプ材のブ
ロータンク、Pはパルプ、3は廃液を濃縮するためのエ
バポレータ、4は薬品回収ボイラ(以下回収ボイラと呼
ぶ)、5はスメルト溶解タンク、6は苛性化槽、7はロ
ータリキルン、8は白液タンク、9は電気集塵槽である
パルプ蒸解用の薬品は、蒸解缶1又は苛性化槽6に供給
され以下ブロータンク2、エバポレータ3、回収ボイラ
4、スメルト溶解タンク5、苛性化槽6、白液タンク8
の順にパルプ蒸解薬品循環系統PLを循環する。苛性化
槽6で生成した炭酸カルシウムは、ロータリキルン7で
焼成して酸化カルシウムとし苛性化槽6に循環利用され
る。又、薬品は上記回収ボイラ4において一部煙道から
ダストとなって飛散するが、そのほとんどは電気集塵機
9で回収されて黒液ラインに戻され上記回収ボイラ4に
送られ燃焼される。従来の方法において、アルカリパル
プ廃液は回収ボイラ4で燃焼する。ここで生成したスメ
ルトは、スメルト溶解槽5で水に溶解して炭酸ソーダ水
溶液をつくる。この炭酸ソーダは次に苛性化槽6で、供
給されるCa(OH)2(又はCaOとH2O)と接触
させて次式のように蒸解薬品である苛性ソーダに苛性化
される。
Na2CO3+Ca(OH)2→2NaOH+CaCO
3一方、苛性化槽6で生成したCaCO3は、ロータリ
キルン7で焼成してCaOとし、水で消和させてCa(
OH)2を生成させ苛性化槽6に循環使用する。
上記従来法の欠点は、苛性化槽6で生成したCaCO3
スラリをキルン焼成するときの燃料使用量が大きいこと
である。
本発明は苛性化槽6で生成するCaCO3スラリーの焼
成における省エネルギーと回収薬品の苛性化プロセスの
合理化を図りうるパルプ廃液ソーダ回収方法及び装置を
提供することを目的とするもので、回収ボイラのパルプ
廃液燃焼部の側壁に配設された炭酸カルシウム焼成装置
に、CaCO3を主として含む粉末を供給してCaOを
得、炭酸カルシウム焼成装置で焼成されたCaOを回収
ボイラ下部のソーダ溶解槽へ直接導ソーダ及びカルシウ
ム分を回収するようにしたことを要旨とするものである
これにより従来使用していた苛性化装置内のCaCO3
粉末を未焼成のまま回収ボイラ燃焼部に投入できる。従
って、CaCO3焼成手段、例えばロータリキルンを排
除でき燃料費を節減できる。
本発明の第1の発明は、ソーダ回収ボイラでパルプ廃液
を噴霧燃焼する際に、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部の
側壁に配設された炭酸カルシウム焼成装置に炭酸カルシ
ウムを主として含む粉末を供給して酸化カルシウム焼成
させ、炭酸カルシウム焼成装置で焼成させた酸化カルシ
ウムを回収ボイラ下部のソーダ溶解槽へ直接導きソーダ
及びカルシウムを回収することを特徴とするものであり
、第2の発明は、バルブ廃液を噴霧燃焼するソーダ回収
ボイラにおいて、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部の側壁
に設置された炭酸カルシウム焼成装置に開口するごとく
配設された炭酸カルシウムを主として含む粉末の供給口
と、回収ボイラ下部に配設されたソーダ及びカルシウム
分を回収するソーダ溶解槽と、上記炭酸カルシウム焼成
装置とソーダ溶解槽とを結ぶ開口部とからなることを特
徴とするものである。
本発明の方法および装置はエネルギー多消費型産業であ
る紙パルプ工場のパルプ蒸解薬品回収ボイラに適用して
有効である。
以下、第2図を参照して本発明を説明する。
図において、10は回収ボイラ本体であり、通常のパル
プ廃液回収ボイラと略同一の構成である。11は煙道に
連がるボイラバンク部、12はパルプ廃液バーナ、13
及び14はそれぞれ1次及び2次空気供給口、15は炭
酸カルシウムを主として含む粉末例えば石灰石CaCO
3、ドロマイトCaCO3・MgCO3等の供給口であ
る。16は上記回収ボイラ10の下部に配設されたソー
ダ溶解槽、17は同ソーダ溶解槽16の上部に開口する
ごとく配設された用水供給口、18は上記ソーダ溶解槽
16に開口するごとく配設された白液取出し管、19は
同白液取出し管18が接続された白液タンク、20は同
白液タンク19に接続された白液供給管、21に上記ソ
ーダ溶解槽16の下底に接続された炭酸カルシウムスラ
リ取出し管である。
22は回収ボイラ10のパルプ廃液燃焼部の側壁に設置
された炭酸力ルシウム焼成装置である。
23は炭酸カルシウム焼成装置22にスメルトが流下し
ないように、回収ボイラ側壁の1部をパルプ廃液燃焼部
から後退させるように構成された側壁管及び付属の耐火
物である。24は炭酸カルシウム焼成装置で焼成された
酸化カルシウムをソーダ溶解積16へ導く聞口部、25
は側壁管26に溶触スメルトが流下しないように工夫し
たスメルト水切りである。
炭酸カルシウム焼成装置22は通常用いられる。ストー
カ型等の可動火格子をもつ焼却装置であり、その型式は
本発明では重要でなく、かゝる焼却装置を炭酸カルシウ
ム焼成装置として回収ボイラの側壁下部に組込むことが
本発明の要旨である。
このような構成において、本発明の作用について説明す
る。回収ボイラ10のバルブ廃液燃焼部である炉底部に
は高濃度に濃縮されたアルカリパルプ廃液が、バーナ1
2から微粒状で噴霧され、炉底部に供給される1次及び
2次空気供給管13、14から供給される加熱空気で高
温燃焼されスメルト(主としてNa2CO3)を生成し
、ソーダ溶解槽16に流下する。
さらに、炭酸カルシウムを主として含む粉末、例えば石
灰石CaCO3粉末を供給口15から炉下部側壁に設け
られた炭酸カルシウム焼成装置22に供給する。ここで
焼成(CaCO3→CaO+CO2)されたCaOの大
部分を炭酸カルシウム、焼成装置22とソーダ溶解槽1
6とを結ぶ開口部24を通して下部のソーダ溶解槽16
に落下させる。ソーダ溶解槽16内では、用水供給管1
7からあらかじめ供給してある水にスメルト(Na2C
O3、CaO)が溶解して下記反応を生ずる。
Na2CO3+CaO+H2O→2NaOH+CaCO
3このようにして蒸解薬品であるNaOHを作る。
一方、ソーダ溶解槽16で生成したNaOHは白液取出
口18から白液タンク19へ導かれ、白液供給管20か
ら以降、第1図に示すようなパルプ蒸解薬品循環系統P
Lへ送られる。
又、ソーダ溶解槽16で生成したCaCO3は炭酸カル
シウムスラリ取出口21から取出される。
本発明方法において次のような効果が奏される。
(ア)本発明方法は、パルプ廃液を噴霧燃焼するソーダ
回収ボイラにおいて、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部の
側壁に設置された炭酸カルシウム焼成装置に炭酸カルシ
ウムを主として含む粉末を供給して酸化力ルシウムを焼
成させるようにし、炉内で高温を与えて苛性化するよう
にしたので、従来の方法に比べ燃料使用量が大きかった
ロータリキルンによる加熱が必要でなく、従って燃料費
を大幅に節減できる利点がある。
(イ)炭酸カルシウム焼成装置で焼成された酸化カルシ
ウムを回収ボイラ下部のソータ溶解槽へ直接導くように
したので、融点の高いCaOをスメルトにのせることな
く、直後ソーダ溶解槽へ落下させることができる。した
がって、スメルトの流動性を低下させるおそれがない。
CaCO3の分解反応は890〜900C程度の加熱だ
けで反応が進行するので有効にソーダ及びカルシウム分
を回収することができる。
(ウ)本発明装置はバルブ廃液を噴霧燃焼するソーダ回
収ボイラにおいて、回収ボイスのパルプ廃液燃焼部の側
壁に配設された炭酸カルシウム焼成装置に開口するごと
く配設された炭酸カルシウムを主として含む粉末を供給
する供給口と、回収ボイラ下部に配設されたソーダ及び
カルシウム分を回収するソーダ溶解槽と、上記炭酸カル
シウム焼成装置と、ソーダ溶解槽とを結ぶ開口部とから
なるので、従来装置に比べてスメルト溶解槽、苛性化槽
、ロータリキルンを排除でき製造コストを低減できる利
点がある。
(エ)回収ボイラの炉構造は、アルカリバルブ廃液回収
ボイラと殆んど同じで技術開発要素は、炉底の一部に限
定される利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアルカリパルプ製造工程を示すフローシ
ートであり、第2図は本発明の方法および装置を示す概
略図である。 復代理人  内 1)  明 復代理人  萩 原 亮 − 昭和58’l’2月夕日 特許庁長官 若杉和夫殿 2、発明の名称 パルプ廃液ソーダ回収方法及び装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 fi所   東京都千代田区丸の自重丁目5番1号代表
者  矢 野   尚 補正の対象 明細書の1−発明の詳+P1なi説明」の欄a補正の内
容 (1)  明細■第6頁、第5〜6行の1、ドロマイ)
 0aOI%−MgO03−J iる記載を削除する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ソーダ回収ボイラでパルプ廃液を噴霧燃焼する際
    に、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部の側壁に配設された
    炭酸カルシウム焼成装置に炭酸カルシウムを主として含
    む粉末を供給して酸化カルシウムを焼成させ、炭酸カル
    シウム焼成装置で焼成された酸化力ルシウムを回収ボイ
    ラ下部のソーダ溶解槽へ直接導きソーダ及びカルシウム
    分子回収することを特徴とするパルプ廃液ソーダ回収方
    法。
  2. (2)パルプ廃液を噴霧燃焼するソーダ回収ボイラにお
    いて、回収ボイラのパルプ廃液燃焼部の側壁に配接され
    た炭酸カルシウム焼成装置に開口するごとく配設された
    炭酸カルシウムを主として含む粉末の供給口と、回収ボ
    イラ下部に配設されたソーダ及びカルシウム分を回収す
    るソーダ溶解槽と、上記炭酸カルシウム焼成装置とソー
    ダ溶解槽とを結ぶ開口部とからなることを特徴とするパ
    ルプ廃液ソーダ回収装置。
JP14923082A 1982-08-30 1982-08-30 パルプ廃液ソ−ダ回収方法及び装置 Pending JPS5943182A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119904A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nakabayashi Co Ltd シートホルダー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008119904A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nakabayashi Co Ltd シートホルダー

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