JPS59164264A - 鉄道車両用リニアモ−タの塔載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄道車両用リニアモータの塔載装置に関する。

鉄道車両用リニアモータは地上側のリアクションプレー
トになるべく接近させしかもそれらの間のすき間を常時
一定に保つことが要求される一方で、リニアモータとリ
アクションプレートとの間には大きな磁力が作用してリ
ニアモータがリアクションプレート側に引き寄せられる
。このためリニアモータは台車のうち軌条面どの間にば
ね作用のない部分に塔載することが必要となり、通常ば
ね作用のない二つの車軸に塔載するようにしている。

ところで車軸は、限定されたわずかな範囲内ではあるが
、台車に対して水平方向或は上下方向に傾斜できるよう
になっているため一台車の二つの車軸が常時平行の状態
を保っているとは限らない。

したがって車軸にリニアモータを塔載する場合二車軸間
に相対変位が生じても、リニアモータを安定して支持で
きる装置が要求される。

本発明は鉄道車両にリニアモータを塔載する場合のかか
る要望に答えるべく成されたものであって、その目的と
するところはリニアモータが塔載される二つの車軸の間
に相対変位が生じてもリニアモータを安定して支持でき
る搭載装置を得ることにある。

本発明は鉄道車両用台車の二つの車軸にリニアモータを
塔載する装置において、一方の車軸には軸方向に隔てた
三箇所で該一方の車軸を支える長尺の軸受箱を取り付け
かつ該リニアモータのケースには該長尺の軸受箱を跨ぐ
第１のはり材を取り付け、該長尺の軸受箱のほぼ中央で
該第１のはり材を回動可能に支持させ、他方の車軸には
軸方向に隔てた三箇所で該他方の車軸を支える長尺の軸
受箱又は車軸のほぼ中央で球面コロ軸受を介して該他方
の車軸を支える短尺の軸受箱を取り付けかつ該リニアモ
ータのケースには該長尺の軸受箱又は短尺の軸受箱を跨
ぐ第２のはり材を取り付け、該長尺の軸のほぼ中央で該
第２のはり材を回動可能に支持させて構成されている。

以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。

第１図および第２図において、本実施例の塔載装置の全
体が示されている。同図において１および２は車両用台
車の一対の車軸、６および４ばそれぞれ車軸１および２
の両端部に固定された車輪である。

搭載装置１０は、車軸１にリニアモータを塔載する部分
２０と車軸２に塔載する部分４０とを備えている。

第６図および第４図において、部分２ｏは軸方向に隔て
られた２箇所でころ軸受２１により車軸１に回転自在に
取り付けられた長い軸受箱（以下第１の軸受箱という）
２２と、軸受箱２２を跨いて設けられ両端が固定ボルト
６１によりリニアモータのケース５に固定されたはり材
６２とを備えている。

軸受箱２２の上面中央に心棒２６が一体的に形成されそ
の周囲には心棒２３を囲む環状の心皿２４が形成されて
いる。心棒２６には支持部材２５が嵌められ、その支持
部材２５は心皿２４の上に設けられたローラ又はライナ
２６を介して軸受箱２２に関して回転可能になっている
。軸受箱２２の上面の両端近傍には側受ずり板２７が固
定されている。

はり材６２の中央には心棒２３に嵌められた支持部材２
５が入る穴６６が形成されている。支持部材２５の上面
とばり材３２の平らな下面との間にはリニアモータ（リ
ニアモータのケース）とリアクションプレ−１・どの間
のすき間を調整する調整板３４が取外し可能に挿入され
ている。

はり材６２の両側部には車軸１上でその車軸の伸長方向
に沿って伸びるアーム６５が一体的に形成され、そのア
ームの先端下面には軸受箱２２側の側受すり板２７と接
触するずり板３７がゴム等のクッション部材６６を介し
て取り付シナられている。

固定ボルト６１はケース５のねじ穴５ａに螺合されてい
て、リニアモータ、ケース等の全荷重のうち車軸１で支
える荷重を支えるに十分な太さ、強度になっている。な
おはり材６２と支持部材２４とは調整板３４と共に押ボ
ルト６８により取外し可能に固定されている。心棒２６
の外周および必罰には公知の方法で給油可能になってい
る。

塔載装置の上記部分において、リニアモータ（ケースも
含む）の重量、走行中のモータの吸引力、推進力、振動
による慣性力等であって車軸１で支持すべき荷重のほと
んどは、はり材６２、心皿２４および軸受箱２２を介し
て車軸１で支持される。

そして曲線通過時のようにリニアモータのケース５と軸
受箱２２との間の相対回転が必要なとき、軸受箱２２は
ケース５に関して心棒の軸心を中心として回転（水平方
向傾斜）する。またレールの高低差等により車軸が傾斜
する場合、軸受箱の端部に設けたすり板の作用によりは
り材６２は車軸とほぼ平行に傾斜され、したがってリニ
アモータもそれによって傾斜され、レール、輪軸、リニ
アモータの平行が保持される。

またリニアモータ自体のローリング運動はすり板に取り
付けられたクッション部材により抑制される。

第５図および第６図において、リニアモータを車軸２に
塔載する部分４０は、車軸２のほぼ中央に球面ころ軸受
４１により回転可能に取り付けられた短い軸受箱（以下
第２の軸受箱といつ）４２と、軸受箱４２を跨いて設け
られ両端が固定ボルト５１によりリニアモータのケース
５に固定されたはり材５２とを備えている。

軸受箱４２の上部には、中央に断面が円形の凸部４６が
かつその周囲には平らな支持面４４が形成されている。

またはり月５２には中央に凸部４６を受ける穴５３がか
つ下面のその回りには平面５４が形成されている。

固定ボルト５１はケース５のねじ穴５６に螺合されてい
て、リニアモータ、ケース等の全荷重のうち車軸２で支
える荷重を支えるに十分な太さ、強度になっている。な
おはり材５２と軸受箱４２とは、それらの間に取替え可
能に挿入された調整板５５共に押えボルト５６により、
取外し可能に固定されてし・る。

」二記部分４０において、軸受箱４２は車軸２に球面こ
ろ軸受４１を介して取り付けられているので、車軸２は
軸受箱４２の軸心に関してわずかであるが傾斜でき、し
たがって塔載すべきリニアモータに関しても傾斜できる
。

前記の部分２０と上記部分４０とによりリニアモータを
車軸１および２に塔載する場合、車軸１に関して２点と
車軸２に関して１点の計６点で支持することになるため
リニアモータを安定して支持できる。

本発明による塔載装置によれば、 （イ）曲線通過時、車軸の舵取り機能を妨げることが少
なくなるので、車輪の横圧が減少し、踏面およびフラン
ジの摩耗を低減することができる、（ロ）舵取機能が妨
げられないので曲線通過時のレールと車輪７ランジとの
きしり音を低減できる、等の効果を奏することができる
。

なお、部分２０を二つ用いて車軸１および２にリニアモ
ータを塔載することができる。

また車輪の摩耗により径が減少し、リニアモータを車輪
に関して上げる必要がある場合には押えポル）３８．５
６を外してリニアモー　タおよびはり材３２．５２を軸
受箱２２．４２に関して引き上げ、それらの間に更に調
整板を挿入すれはよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるリニアモータの搭載装置の上面図
、第２図は第１図の線ＩＩ　−Ｉｆに沿って見た図、第
６図は部分２ｏの拡大部分断面図であって第１図の線Ｉ
ｎ　−ＩＩＩに沿って見た図、第４図は第１図の線Ｎ−
４Ｊに沿って見たジ１であって部分２゜の拡大部分断面
図、第５図は第１図の腺■−■に沿って見た図であって
部分４Ｄの拡大部分断面図、第６図は第１図の線■へ■
に沿って見た図であって部分４０の拡大部分断面図であ
る。 １．２：車軸　　　　　　３，４：車輪５：リニアモー
タのケース ’ｔｏ：塔ｇ装ｆ　　　　　　２０，４０：部分２１．
４１：軸受　　　　２２．４２：軸受箱３２　、５２　
：ばり材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉄道車両用台車の二つの車軸にリニアモータを塔載する
   装置にだいて、一方の車軸には軸方向に隔てた三箇所て
   ゛該一方の車軸を支える長尺の軸受箱を取り付けかつ該
   リニアモータのケースには該長尺の軸受箱を跨ぐ第１の
   はり材を取り付け、該長尺の軸受箱のほぼ中央で該第１
   のはり材を回動可能に支持させ、他方の車軸には軸方向
   に隔てた三箇所で該他方の車軸を支える長尺の軸受箱又
   は車軸のほぼ中央で球面コロ軸受を介して該他方の車軸
   を支える短尺の軸受箱を取り付けかつ該リニアモータの
   ケースには該長尺の軸受箱又は短尺の軸受箱を跨ぐ第２
   のはり材を取り付け、該長尺軸受箱のほぼ中央で該第２
   のはり材を回動可能に支持させたことを特徴とした鉄道
   車両用リニアモータの塔載装置。