JPS591623A - 高周波焼入れ方法 - Google Patents
高周波焼入れ方法Info
- Publication number
- JPS591623A JPS591623A JP57110748A JP11074882A JPS591623A JP S591623 A JPS591623 A JP S591623A JP 57110748 A JP57110748 A JP 57110748A JP 11074882 A JP11074882 A JP 11074882A JP S591623 A JPS591623 A JP S591623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hardening
- high frequency
- coils
- coil
- flowed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/06—Surface hardening
- C21D1/09—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation
- C21D1/10—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation by electric induction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高周波焼入れ方法に関する。
急熱急冷処理が可能な高周波焼入れは強靭で耐摩耗性を
必要とする機械部品の処理に広く用いられている。とこ
ろが、一部に焼入れを必要としない区域、例えば環状深
溝部等を有するような部品を高周波焼入れによって処理
する場合に、焼入れを必要としない区域の両側に焼入れ
コイルを配設してこれらの区域を焼入れすると、焼入れ
区域の間にある焼入れな必要としない深溝の側壁部に熱
が達し易く、このために焼入れ範囲がばらついたり、側
壁部に焼割れが起る等の問題があった。このために部品
形状によっては、焼入れを必要とする上下の区域を2工
程で焼入れすることを余儀なくされることがあった。
必要とする機械部品の処理に広く用いられている。とこ
ろが、一部に焼入れを必要としない区域、例えば環状深
溝部等を有するような部品を高周波焼入れによって処理
する場合に、焼入れを必要としない区域の両側に焼入れ
コイルを配設してこれらの区域を焼入れすると、焼入れ
区域の間にある焼入れな必要としない深溝の側壁部に熱
が達し易く、このために焼入れ範囲がばらついたり、側
壁部に焼割れが起る等の問題があった。このために部品
形状によっては、焼入れを必要とする上下の区域を2工
程で焼入れすることを余儀なくされることがあった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、焼入れを必
要としない区域の両側を1工程で焼入れする高周波焼入
れ方法を提供することを目的とする。
要としない区域の両側を1工程で焼入れする高周波焼入
れ方法を提供することを目的とする。
本発明による高周波焼入れ方法は、焼入れを必要とする
軸方向の第1及び第2表面区域とこれら両表面区域の間
にある焼入れを必要としない第3表面区域とを有する筒
状素材の高周波焼入れ方法において、前記第1及び第2
区域の周シに同心状に第1及び第2焼入コイルをそれぞ
れ配設し、該第1及び該第2コイルに高周波電流を流し
、これらのコイルに相互に逆向きの磁束を同相で生じせ
しめることを特徴とする特 以下本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
軸方向の第1及び第2表面区域とこれら両表面区域の間
にある焼入れを必要としない第3表面区域とを有する筒
状素材の高周波焼入れ方法において、前記第1及び第2
区域の周シに同心状に第1及び第2焼入コイルをそれぞ
れ配設し、該第1及び該第2コイルに高周波電流を流し
、これらのコイルに相互に逆向きの磁束を同相で生じせ
しめることを特徴とする特 以下本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
図は被処理素材1に高周波焼入れを行う略図を示すもの
である。被処理素材1は全体としてほぼ円柱体として形
成され、脚部2と、これに続く第1胴部3と、肩4によ
って第1胴部3に続きこれより小断面稍の第2胴部5と
、ねじ付き先端部6とを有する。ねじ付き先端部60頂
面7に近接した位置に環状溝8が形成されている。従っ
て、ねじ付き先端部6は環状溝8を境界とする第1ねじ
付き先端部6aと第2ねじ付き先端部6bとからなる。
である。被処理素材1は全体としてほぼ円柱体として形
成され、脚部2と、これに続く第1胴部3と、肩4によ
って第1胴部3に続きこれより小断面稍の第2胴部5と
、ねじ付き先端部6とを有する。ねじ付き先端部60頂
面7に近接した位置に環状溝8が形成されている。従っ
て、ねじ付き先端部6は環状溝8を境界とする第1ねじ
付き先端部6aと第2ねじ付き先端部6bとからなる。
第1ねじ付光端部6aの軸方向の長さは相対的に短く、
例えば約20闘の長さであり、一方墳状溝の溝幅は約2
tIm、その深さは約5mmの深溝となっている。
例えば約20闘の長さであり、一方墳状溝の溝幅は約2
tIm、その深さは約5mmの深溝となっている。
図に示すハツチングはこの柱状素材1に焼入れを行うべ
き硬化深度の分布の1例を示すものであって、この分布
は素材1の輪郭形状によって又は用途によって種々に異
るものである。課題とすべきは、この実施例においては
環状溝8の近傍に焼入れを行いたくないということであ
る。焼入れを行いたくない理由はいろいろあろうが、例
えばこの実施例の場合のように、環状深溝8において素
材の外径が小さくなり、ねじ付き先端部6aに応力がか
かるときに、環状深溝8部の靭性を失わせたくないとい
う理由が一つである。他方、ねじ付き先端部6aの環状
表面ばかりでなく、頂面7の一部にも外周方向から焼入
れが行われる。
き硬化深度の分布の1例を示すものであって、この分布
は素材1の輪郭形状によって又は用途によって種々に異
るものである。課題とすべきは、この実施例においては
環状溝8の近傍に焼入れを行いたくないということであ
る。焼入れを行いたくない理由はいろいろあろうが、例
えばこの実施例の場合のように、環状深溝8において素
材の外径が小さくなり、ねじ付き先端部6aに応力がか
かるときに、環状深溝8部の靭性を失わせたくないとい
う理由が一つである。他方、ねじ付き先端部6aの環状
表面ばかりでなく、頂面7の一部にも外周方向から焼入
れが行われる。
11.12.13は柱状素材1の周りに同心状に設けら
れた焼入れコイルで、これらは従来から知られたものが
使用でき、コイルの冷却装置を含むことができる。コイ
ル12と13とはリード14によって接続されている。
れた焼入れコイルで、これらは従来から知られたものが
使用でき、コイルの冷却装置を含むことができる。コイ
ル12と13とはリード14によって接続されている。
各コイル11.12.13にハ例えば8キロヘルツ、7
000アンペア、80ボルトの高周波電流が流される。
000アンペア、80ボルトの高周波電流が流される。
重要なことは、コイル11に流れる高周波電流と、コイ
ル12及び13に流れる高周波電流が同位相で且つ逆方
向に流れるようにされることである。それによって、焼
入れコイル11に供給する高周波電流がある瞬間上方か
ら見て時計周りであったとすると、コイル11によって
発生する磁束φ、は図に矢°印で示すようにコイル11
の内側を下方に向かい、同時に、焼入れコイル12及び
13に供給する高周波電流が上方から見て反時計回シで
あったとすると、コイル12及び13によって発生する
磁束φ2は図に矢印で示すようにコイル12及び13の
内側を上方に向かって形成される。そこで、焼入れコイ
ル11と焼入れコイル120間ではそれぞれの焼入れコ
イルによって発生する磁束φ、とφ2が打消し合う部分
ができる。この部分を素材1の環状深溝8の軸方向の位
置に相当するように配置すれば、環状深溝8の側壁9へ
の熱の伝達は緩和され、焼入れを必要としない環状深溝
8近辺の焼入れを行うことなく、その両側の焼入れを効
果的に行うことができる。又、磁束の向きを相互に逆に
するためには、電流の流れる方向を逆にするばかりでな
く、焼入れコイルの巻き方を変えることによっても行わ
れる。
ル12及び13に流れる高周波電流が同位相で且つ逆方
向に流れるようにされることである。それによって、焼
入れコイル11に供給する高周波電流がある瞬間上方か
ら見て時計周りであったとすると、コイル11によって
発生する磁束φ、は図に矢°印で示すようにコイル11
の内側を下方に向かい、同時に、焼入れコイル12及び
13に供給する高周波電流が上方から見て反時計回シで
あったとすると、コイル12及び13によって発生する
磁束φ2は図に矢印で示すようにコイル12及び13の
内側を上方に向かって形成される。そこで、焼入れコイ
ル11と焼入れコイル120間ではそれぞれの焼入れコ
イルによって発生する磁束φ、とφ2が打消し合う部分
ができる。この部分を素材1の環状深溝8の軸方向の位
置に相当するように配置すれば、環状深溝8の側壁9へ
の熱の伝達は緩和され、焼入れを必要としない環状深溝
8近辺の焼入れを行うことなく、その両側の焼入れを効
果的に行うことができる。又、磁束の向きを相互に逆に
するためには、電流の流れる方向を逆にするばかりでな
く、焼入れコイルの巻き方を変えることによっても行わ
れる。
以上説明したように、本発明は焼入れを必要とする両区
域の間に焼入れを必要としない区域を有する柱状素材の
焼入れを行うのに優れた効果を有するものである。焼入
れを必要としない区域は実施例では環状深溝として説明
したが、これが環状深溝に限定されるものでないことは
明らかである。
域の間に焼入れを必要としない区域を有する柱状素材の
焼入れを行うのに優れた効果を有するものである。焼入
れを必要としない区域は実施例では環状深溝として説明
したが、これが環状深溝に限定されるものでないことは
明らかである。
又、焼入れをしたくない領域の軸方向の長さが本発明に
よって実質的に短縮され、これによって各種形状の素材
への適用が可能となる。又、実施例に示したように、焼
入れすべき両区域のうちの一方が小さい区域であるよう
な場合に、焼割れや焼入れ範囲のばらつきを防止するた
めに従来の高周波焼入れ方法では2工程で行うことがあ
ったが、本発明によれば1工程で実行することが可能で
ある。
よって実質的に短縮され、これによって各種形状の素材
への適用が可能となる。又、実施例に示したように、焼
入れすべき両区域のうちの一方が小さい区域であるよう
な場合に、焼割れや焼入れ範囲のばらつきを防止するた
めに従来の高周波焼入れ方法では2工程で行うことがあ
ったが、本発明によれば1工程で実行することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明による高周波焼入れ方法の実施例を示す略図
である。 1・・・素材、3・5・・・胴部、6・・・ねじ部、7
・・・頂面、8・・・環状深溝、11・12・13・・
・焼入れコイル。
である。 1・・・素材、3・5・・・胴部、6・・・ねじ部、7
・・・頂面、8・・・環状深溝、11・12・13・・
・焼入れコイル。
Claims (1)
- 焼入れを必要とする軸方向の第1及び第2表面区域とこ
れら両表面区域の間にある焼入れを必要としない第3表
面区域とを有する筒状素材の高周波焼入れ方法において
、前記第1及び第2区域の周りに同心状に第1及び第2
焼入コイルをそれぞれ配設し、該第1及び該第2コイル
に高周波電流を流し、これらのコイルに相互に逆向きの
磁束を同相で生じせしめることを特徴とする高周波焼入
れ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110748A JPS591623A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 高周波焼入れ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110748A JPS591623A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 高周波焼入れ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591623A true JPS591623A (ja) | 1984-01-07 |
Family
ID=14543545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57110748A Pending JPS591623A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 高周波焼入れ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591623A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60191577U (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-19 | ヤマハ発動機株式会社 | キングピンのシ−ル構造 |
JPH05287363A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 無酸化高周波焼入方法および装置 |
-
1982
- 1982-06-29 JP JP57110748A patent/JPS591623A/ja active Pending
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
HIGH-FREQUENCY INDUCTION HEAFING=1950 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60191577U (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-19 | ヤマハ発動機株式会社 | キングピンのシ−ル構造 |
JPH0125748Y2 (ja) * | 1984-05-30 | 1989-08-01 | ||
JPH05287363A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 無酸化高周波焼入方法および装置 |
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