JPS59161579A - 複層パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、複層ガラスや複層壁パネル等の複層パネルに
関する。

〔背景技術〕

従来二重の板カラス間の間隙に乾皺空気を封入したいわ
ゆる複層ガラスが知られている。しかしこの従来例にあ
っては、空気の充満によっである程度の’Ｉｎ熱効果は
期待できても一定値以上に断熱性を向上させることは困
難であった。即ち、断熱性を同上させる庭めには板ガラ
ス間の間隙幅を大きくしなければならず、間隙幅を大き
くする一窓枠ハ の見込幅が大きくなり、それにつれて壁面構造が大きく
なって費用が高くつくという欠点があった。

他方、この欠点を避けるために二重の板ガラス間の間隙
を真空化したものも考えられているが、間隙が負圧とな
るので板ガラスに外圧（大気圧）が加わって板カラスの
破損のおそれが生じ、真空度は経年的に急激に低下し易
いので製作に高度の技術を要するという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の点に鑑みて発明したものであって、そ
の目的とするとξろは、断熱性及び遮音性にすぐれ、し
かも耐久性があり、安価で薄型の複層パネルを提供する
にある。

〔発明の開示〕

本発明の複層パネルは、複数枚の対向せる板材混゛合注
入して成ることを特徴とするものであり、このような構
成とすることで断熱性、防音性がいずれもすぐれ、且つ
薄型にできて上記本発明の目的を達成できたものである
。

以下本発明を実施例により詳述する。板材ｆｌ）は第１
図、第２図等のように主としてカラス板（１ａ）等の無
機質化合物やプラスチック板であるが、合板のような木
質板や石綿板等の板材（１ｂ）に気密処理（４）（例え
ば塩化ビニル、ポリエステル、ポリエチレン、塩化しニ
リデン、ポリスチレン、ポリづＯヒレン等の通気防止フ
ィルムを内面乃至外面の一方又は両方に貼って気密処理
するが、必ずしもこれにのみ限定されない、なお通気防
止フィルムは目的に応じて透明、半透明又は着色された
ものが用いられるが、製造工程上は熱圧着、溶着可°能
な合成樹脂フィルムを用いることが適しており、更に耐
候性の高いものがよい）したものが用いられる。対向す
る板材ｉｌ＋周囲は軟質スペーサ（３）により密封され
るものであり、軟質スペーサ（３）としては、例えばづ
チルｊ乙の如きづム系や発泡合成樹脂系等のものが用い
られ、両面に塗布したアクリル系の接着剤（５）により
板材ｆｉ＋の内面周囲に貼られている。なお軟質スペー
＋ｊ　（：ｌｌの気密性が充分でない場合には軟質スペ
ーサ（３）の外側を接着剤で固めたり、あるいは軟質ス
ペーサ（３）の外側にシリコンを充填したり、気密ピー
ドを取付けたりしてもよい。

（６＋　（７＋は軟質ｊム製等の封密弁であり、複層パ
ネル（６）の略対向線上の両端部に設けられている。第
１図乃至第４図に示すものは板材［１１にあけた孔に封
密弁ｆ６＋　＋７）を取付けたものであり、第５図、第
６図に示すものは軟質スペー１ｉ　＋３１にあけた孔に
封密弁＋６１　＋７＋を取付けたものである。

しかして複層パネル（６）の組立て時には気密間隙（２
）内には空気（ハ）が封入されているので、各封密弁上
水素カスとヘリウムガスとを混合したもの（イ）を注入
すると同時に気密間１隙（２）内の空気Ｇ）を排気し、
これにより気密間隙（２）内の空気ｂ）を弗化炭化水素
カスとヘリウムガスとを混合したもの（イ）に置換する
のである。この後、封密弁１６＋　＋７＋から注射針（
９）を抜けば、封密弁ｆｓｌ　（７）の孔は弾性収縮力
によって閉じ、これは孔に石鹸水を塗って確認できるが
、確実にするためにこの孔を接着剤で塞ぐことが好まし
い。なお空気排出側のＪ＼イづ（８）に酸素量を調べる
センサーを取付けておけば空気との置換度を検出できる
。

隙（２）にヘリウムを充填するようにしてもよい。

ヘリウムガスとを混合する場合上記フロンＲ１１５が７
０％〜５０　％にヘリウムガス３０〜５０％を混合する
のが好ましく、より好ましいのはフロンＲ１１５力４０
％にヘリウムガス３０％がよい。もちろん上記２種類の
ガスを混合する割合は使用場所及び目的に応じて選択す
る。上記弗化炭化水素ガス、ヘリウムガスはいずれも無
色、無臭、無害で、消化性があシ安定性にすぐれたもの
である。なおハロゲン化炭化水素ガスとして／ｉ塩化炭
化水素カスであってもよい。

しかして防音性能は封入カスの分子量の小さいものがす
ぐれているが、断熱性は劣るものである。

−勇断熱性能は封入カスの分子量の大きいものがすぐれ
ているが、防音性は劣るものである。これは分子量の小
さいガスを複層パネルに封入した場合一方の板材（１１
から気密間隙（２）内にはいった音はガス中の音速が速
くなって他方の板材（１）Ｋ対する入射角度が該板材（
１）Ｋ対して平行状態に近すき反射されるので防音効果
が良くなると考えられる。

逆に分子量の大きいカスの場合カス中のガスの音速がお
そくなって板材［１１に対する入射角度が該板材（１１
に対して垂直状態に近ずくこととなるので防音効果が低
下する。

上記理由によう本発明にあっては、気密間隙内に断熱性
能のよいハロゲン化炭化水素カスと防音性能のよいヘリ
ウムカスを注入して複層パネル（４）の防音性、断熱性
を高めたのである。

第８図、第９・図には既存の単層パネル（ト）を複層パ
ネル（６）に改装したものである。すなわち単層パネル
（ハ）の板材ｆｉｌである大きい方の板材（１）の表面
に軟質スペー＋ｊ　＋３１を介して小さい方の板材（１
）を新しく付加して複層パネル（ハ）が構成しである。

図中（１０）は塩化コバルトの粒子を付着させたり、塩
化コバルトを含浸させたりした検出紙であり、上記ガス
中で乾燥している時はコバルト色をしているが、該ガス
が洩れて湿気が大気中の空気と共に間ｐｉｉ＋２１内に
流入すると検出紙（１０）の色がコバルト色からピンク
色に変色してガス洩れを検知でき、修理できるようにし
である。

〔発明の効果〕

本発明は叙述のように複数枚の対向せる板材のであるの
で、断熱性、防音性のいずれもすぐれた複層パネルとす
ることができ、また空気を封入するのにくらべて薄型と
しても所望の断熱性、防音性を確保でき、薄型にできる
ので安価となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は同上
の断面図、第３図及び第４図は同上の間隙間にガスを注
入する方法を示す斜視図及び断面図、第５図及び第６図
は本発明の他の実施例の斜視図及び断面図、第７図は本
発明の更に他の実施例の断面図、第８図は更に他の実施
例の断面図、第９図は更に他の実施例の斜視図であって
、＋１）は板材、（２）は気密間隙である。 代理人　弁理士　　石　１）長　七 ３ 第９図 １ −△

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｆｉ＋　　複数枚の対回せる板材の周囲を密封して気密
   間隙を形成すると共に該気密間隙にハ０ゲシ化炭化水素
   ガスとヘリウムガスを注入して成ることを特徴とする複
   層パネル。