JPS59161302A - 松枯防止用薬剤 - Google Patents
松枯防止用薬剤Info
- Publication number
- JPS59161302A JPS59161302A JP3184283A JP3184283A JPS59161302A JP S59161302 A JPS59161302 A JP S59161302A JP 3184283 A JP3184283 A JP 3184283A JP 3184283 A JP3184283 A JP 3184283A JP S59161302 A JPS59161302 A JP S59161302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piperazine
- withering
- agent
- ethyl alcohol
- formulation example
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は松枯防止用薬剤に関するものである。
現在、日本では北海道と東北の一部を除いたほとんどの
地域で松の激害型集団枯損が猛威をふるい、関係者の努
力にもかかわらず、止むことはない。この松の集団枯損
の原因がマツノマダラカミキリを媒介昆虫とするマツノ
ザイセンチュウによるとされている。
地域で松の激害型集団枯損が猛威をふるい、関係者の努
力にもかかわらず、止むことはない。この松の集団枯損
の原因がマツノマダラカミキリを媒介昆虫とするマツノ
ザイセンチュウによるとされている。
このため、マツノマダラカミキリの防除を目的に殺虫剤
の空中散布が実施され一定の成果をおさめている。
の空中散布が実施され一定の成果をおさめている。
し、かし、殺虫剤の空中散布は環境汚染の問題、人畜へ
の影響など種々の問題から使用できる場面は限定されて
いる。
の影響など種々の問題から使用できる場面は限定されて
いる。
他方、松樹体内に侵入し松を加害枯損させるマツノザイ
センチュウに、対する加害防止を目的として、有効な薬
剤を土壌に処理し根から吸収させたり、あるいは、液剤
として松の樹幹から注入させたりする羊水防除の技術も
開発されている。
センチュウに、対する加害防止を目的として、有効な薬
剤を土壌に処理し根から吸収させたり、あるいは、液剤
として松の樹幹から注入させたりする羊水防除の技術も
開発されている。
こうした羊水防除技術は、散布剤の処理のむずかしい場
所、例えば公園、寺社、市街地内孤立林分などの生活圏
や保存上重要な意味をもつ古木。
所、例えば公園、寺社、市街地内孤立林分などの生活圏
や保存上重要な意味をもつ古木。
名木への散布とあわせて体系防除用としての使用が期待
されているものである。
されているものである。
羊水処即剤は、高い効果をそなえると同時に、人間の生
活圏での使用が主となるものであるから、人畜Ｖｃｔ対
し特に安全であり、松樹体内顛対しすみやかに吸収され
、松に対しても薬害のないものが要求される。
活圏での使用が主となるものであるから、人畜Ｖｃｔ対
し特に安全であり、松樹体内顛対しすみやかに吸収され
、松に対しても薬害のないものが要求される。
本発明者らは、枯損防止効果、松への薬害注入の容易さ
、特に人畜に対し安全な事、価格などについて鋭意検討
した結果、本発明を完成した。
、特に人畜に対し安全な事、価格などについて鋭意検討
した結果、本発明を完成した。
本発明は、ピペラジンおよびその塩類を有効成分として
含有することを特徴とする松枯防止用薬剤である。
含有することを特徴とする松枯防止用薬剤である。
本発明薬剤の有効成分であるピペラジンは、駆虫薬とし
て使用されているもので、その各種塩類、例えばピペラ
ジン６水塩はラット急性経口毒性Ｌｌ）５ｏ１１４００
η／ｋｇ、 アジピン酸ピペラジンはマウス急性経口毒
性Ｌ Ｉ）ｓｏ １１４ Ｄ Ｏ”！／’ｇ 、 リ
ンゴ酸ピペラジンでマウス急性経口毒性ＬＤ５ｏ８３８
０η／ｋｇと安全性の高い化合物である。同時にピペラ
ジンは水に対して自由に溶解する性質を有している。
て使用されているもので、その各種塩類、例えばピペラ
ジン６水塩はラット急性経口毒性Ｌｌ）５ｏ１１４００
η／ｋｇ、 アジピン酸ピペラジンはマウス急性経口毒
性Ｌ Ｉ）ｓｏ １１４ Ｄ Ｏ”！／’ｇ 、 リ
ンゴ酸ピペラジンでマウス急性経口毒性ＬＤ５ｏ８３８
０η／ｋｇと安全性の高い化合物である。同時にピペラ
ジンは水に対して自由に溶解する性質を有している。
しかし松材は、松ヤニを多量に含み、水溶液での使用は
、注入せしめるための穿孔部よりの松ヤニ流出により、
しばしば注入をはばまれ、あるいは長い時間を要し、好
ましからぬ状態を呈することがある。
、注入せしめるための穿孔部よりの松ヤニ流出により、
しばしば注入をはばまれ、あるいは長い時間を要し、好
ましからぬ状態を呈することがある。
本発明を実施するにあたっては、ピペラジン、あるいは
その塩類を適宜な溶媒に希釈し、望ましくは安全性の高
い親水性有機溶媒と水から成る溶媒中に含有させる。
その塩類を適宜な溶媒に希釈し、望ましくは安全性の高
い親水性有機溶媒と水から成る溶媒中に含有させる。
本発明に係る有効成分の松樹体内に対する注入薬量はピ
ペラジンとして１００〜５００Ｆ／ｍ’、溶液量として
１〜２０ｔ／ｄ が望ましい。さらに望ましくは注入
時間軽減のため１〜６ｔ／ｒｒ？が好ましい。
ペラジンとして１００〜５００Ｆ／ｍ’、溶液量として
１〜２０ｔ／ｄ が望ましい。さらに望ましくは注入
時間軽減のため１〜６ｔ／ｒｒ？が好ましい。
また親水性溶媒としては、アセトン、メチルアルコール
、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が好ま
しく、特にエチルアルコールが安全性からもすぐれてい
る。これら親水性溶剤の含水率は５０〜９０％が最も適
している。
、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が好ま
しく、特にエチルアルコールが安全性からもすぐれてい
る。これら親水性溶剤の含水率は５０〜９０％が最も適
している。
注入方法は樹幹や堀り起した根糸に穴をあげ、あるいは
、根の先を切って注入部をバンキングした注入ビン等を
懸架し、または固定して注入する方法等があげられる。
、根の先を切って注入部をバンキングした注入ビン等を
懸架し、または固定して注入する方法等があげられる。
以下に製剤例及び試験例を示して、本発明薬剤の有用性
を説明する。なお製剤例中、部とあるのは、いずれも重
量部を表す。
を説明する。なお製剤例中、部とあるのは、いずれも重
量部を表す。
製剤例１
ピペラジン １２部６０％含
水エチルアルコール ８８部含水エチルアルコー
ルにピペラジンを溶解し、液剤とした。
水エチルアルコール ８８部含水エチルアルコー
ルにピペラジンを溶解し、液剤とした。
製剤例２
１へ、、、 ’１２４１′含
水イソプロピルアルコールにピペラジンを溶解し、液剤
とした。
水イソプロピルアルコールにピペラジンを溶解し、液剤
とした。
製剤例３
ピペラジン １２部６０％含
水メチルアルコール ８８部含水メチルアルコー
ルにピペラジンを溶解し、液剤とした。
水メチルアルコール ８８部含水メチルアルコー
ルにピペラジンを溶解し、液剤とした。
製剤例４
ピペラジン １２部６０％含水
アセトン ８８部含水アセトンにピペラ
ジ・ンを溶解し、液剤とした。
アセトン ８８部含水アセトンにピペラ
ジ・ンを溶解し、液剤とした。
製剤例５
ピペラジン １２部９０％含水
エチルアルコール ８８ｓ含水エチルアルコール
にピペラジンを溶解し、液剤とした。
エチルアルコール ８８ｓ含水エチルアルコール
にピペラジンを溶解し、液剤とした。
製剤例６
ピペラジン ２５部５０％含
水エチルアルコール ７５部含水エチルアルコー
ル如ピペラジンを溶解して液剤とした。
水エチルアルコール ７５部含水エチルアルコー
ル如ピペラジンを溶解して液剤とした。
製剤例７
ピペラジンろ水塩 １０部６０％含水
エチルアルコール ９０部含水エチルアルコール
にピペラジン６水塩を溶力了して１ｙ、剤とした。
エチルアルコール ９０部含水エチルアルコール
にピペラジン６水塩を溶力了して１ｙ、剤とした。
製剤例８
ピペラジン６水塩 ２５部８０％含水
エチルアルコール ７５％含水エチルアルコール
にピペラジン６ 水塩ヲｍｗ′シ、そのものに塩酸ガス
をふき込み、ｐＨ６に調ｉ′こ− 製し２夜剤とした。
エチルアルコール ７５％含水エチルアルコール
にピペラジン６ 水塩ヲｍｗ′シ、そのものに塩酸ガス
をふき込み、ｐＨ６に調ｉ′こ− 製し２夜剤とした。
製剤例９
アジピン酸ピペラジン ２部９０％含水
エチルアルコール ９８Ｍ含水エチルアルコール
にアジピン酸ピペラジンを溶解して液剤とした。
エチルアルコール ９８Ｍ含水エチルアルコール
にアジピン酸ピペラジンを溶解して液剤とした。
製剤例１０
酒石酸ピペラジン １５部９０％含
水エチルアルコール ８５部含水エチルアルコ
ールに酒石酸ピペラジンを溶解して液剤とした。
水エチルアルコール ８５部含水エチルアルコ
ールに酒石酸ピペラジンを溶解して液剤とした。
製剤例１１
クエン酸ピペラジン ２５部７５％
含水エチルアルコール ７５ （ｆｌｉ含水エ
チルアルコールにクエン酸ピペラジンを溶解し、液剤と
した。
含水エチルアルコール ７５ （ｆｌｉ含水エ
チルアルコールにクエン酸ピペラジンを溶解し、液剤と
した。
試験例
樹高６〜９ｍ、胸高直径７〜１５閑の１７年生馬松地際
部に径９ｔｍｎのドリルで穿孔し、製剤例１〜１１にし
たがって調整した液剤の所定量をポリエチレンビンに入
れ、チューブを接続して懸架式落差注入方法で４月上旬
に注入した。注入約３ケ月後の７月上旬に供試水１本あ
たり約３０．０００頭のマツノザイセンチュウを接種し
、接種後４ケ月後の１１月中旬に枯損本数を調査した。
部に径９ｔｍｎのドリルで穿孔し、製剤例１〜１１にし
たがって調整した液剤の所定量をポリエチレンビンに入
れ、チューブを接続して懸架式落差注入方法で４月上旬
に注入した。注入約３ケ月後の７月上旬に供試水１本あ
たり約３０．０００頭のマツノザイセンチュウを接種し
、接種後４ケ月後の１１月中旬に枯損本数を調査した。
その結果の平均値を次表に示す。
薬剤 有効成分 注入ｆｆｋｔ／ｌｒｉ 供
試本数 枯損本数製剤例１ ピペラジン ３
１０ ０製剤例２ ピペラジン
３ １０ ０製剤例６ ピペラジン
６ １０ ０製剤例４ ピペラジン
３ １０ １製剤例５ ピペラジン
３ １０ ０製剤例６ ピペラジン
３ １０ ０製剤例７ ピペラジン６
水塩 ６ １０ １製剤例８ ピペラジン
ろ水塩 ６ １０ ０製剤ｆｌｉ ９
アジピン酸ピペラジン２０ １０ ２製剤
例１０ 酒石酸ピペラジン ６ １０ ０
製剤例１１ クエン酸ピペラジン ３ １０
０無処理 １０１０ 保土谷化学工業株式会社
試本数 枯損本数製剤例１ ピペラジン ３
１０ ０製剤例２ ピペラジン
３ １０ ０製剤例６ ピペラジン
６ １０ ０製剤例４ ピペラジン
３ １０ １製剤例５ ピペラジン
３ １０ ０製剤例６ ピペラジン
３ １０ ０製剤例７ ピペラジン６
水塩 ６ １０ １製剤例８ ピペラジン
ろ水塩 ６ １０ ０製剤ｆｌｉ ９
アジピン酸ピペラジン２０ １０ ２製剤
例１０ 酒石酸ピペラジン ６ １０ ０
製剤例１１ クエン酸ピペラジン ３ １０
０無処理 １０１０ 保土谷化学工業株式会社
Claims (1)
- ピペラジンおよびその塩類を有効成分として含有するこ
とを特徴とする松枯防止用薬剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3184283A JPS59161302A (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 松枯防止用薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3184283A JPS59161302A (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 松枯防止用薬剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59161302A true JPS59161302A (ja) | 1984-09-12 |
| JPH0344043B2 JPH0344043B2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=12342301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3184283A Granted JPS59161302A (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 松枯防止用薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59161302A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1293122A1 (en) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Bruno Corradi | A plant protection product, in particular for injections in arboreal plants, and the relative process |
-
1983
- 1983-03-01 JP JP3184283A patent/JPS59161302A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1293122A1 (en) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Bruno Corradi | A plant protection product, in particular for injections in arboreal plants, and the relative process |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0344043B2 (ja) | 1991-07-04 |
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