JP3716092B2 - 虫忌避剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は虫忌避剤に関し、特にイエ白蟻などの害虫類を忌避することのできる虫忌避剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イエ白蟻、コガネムシ、毛虫などの害虫類を駆除するために、人工的に合成された殺虫剤や殺菌剤などを用いて駆除や防除を行なっている。例えば、有機燐剤、カルバメート剤、ピレスロイド系薬剤等の合成薬剤が多用されている。しかし、これら合成薬剤は、劇物や毒物に指定されているものが多く、また水質汚濁性や、残留性にも留意する必要がある。さらに近年においては、毒性以外に環境ホルモン性も問題となり、合成薬剤の使用は年々その使用が制限されつつある。
【0003】
一方、クララは、茎葉に独特の弱い臭気があるクララ属マメ科の植物で、本州、四国、および朝鮮半島、中国、モンゴル等に分布する多年草植物である。茎は直立し、下部はやや木質で円柱状、葉は互生し、有柄で奇数羽状複葉、花期は6〜7月で頂生は総状花序に淡黄色、まれに帯紫色の蝶形花をつける。また、根は7〜9月に掘り下げられる。
クララは古くから漢方薬として知られ、また、抗菌・防腐剤又は化粧料として、あるいは外用駆虫剤として用いられている。
例えば、このようなクララの成分を含む害虫、害獣忌避剤として漢方農芸用薬剤の製造方法が知られている(特公平5−29201号公報)。この農芸用薬剤は、クララの根のクジン、オウバクおよびダイオウの通性嫌気的醗酵物を有効成分とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有機燐剤やカルバメート剤などの合成薬剤は、除草剤、殺虫剤、殺菌剤類などの種類別に多種多用あり、いずれも人間や環境に対して安全とはいえないという問題がある。
また、殺虫剤の場合、害虫に適応して駆除性や防除性を向上させるために、散布回数は増える傾向にあり、防除コストが向上するという問題がある。
【0005】
クララの成分を含む従来の漢方農芸用薬剤は、オウバクおよびダイオウとを必須共存成分とし、さらに醗酵物であり、主に植物の成育促進を目的とするので、ゴルフ場など駆除剤が大量に使用される場合での、害虫駆除に対しては十分でないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題に対処するためになされたもので、人間や環境に対して安全で、かつ防除コストを下げることができる虫忌避剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の虫忌避剤は、クララと生薬とを、乾燥状態での重量比率がクララ1に対して生薬が0.05〜2の範囲で配合し、圧力釜を用いて100℃以上の温度となる加圧下に加熱溶解してなる液に、該溶解液100gに対して20〜50gの親水性有機溶媒を加えて原液を得て、さらにこの原液を50〜1000倍に水で希釈したことを特徴とする。
【0010】
本発明の虫忌避剤における虫は、草木、樹木および農林産物を含む農作物を害する虫類をいい、線虫、ダニ、昆虫、ねずみ、その他の害虫をいう。具体的には、ガ類などの鱗翅目、シバオサゾウムシ・コガネ虫類などの鞘翅目、カメムシ・カイガラムシ・ウンカ類などの半翅目、ケラなどの直翅目、クロヤマアリなどの膜翅目、毛虫・ミノムシなどの樹木害虫類、ヤマト白蟻などのイエ白蟻類、ミミズ類などをいう。これらの害虫は成虫、幼虫あるいは卵であってもよい。
【0011】
本発明の虫忌避剤は、天然物であるクララを主原料としているので、人間に対して安全であり、環境を破壊することがない。また、害虫類の幼虫や成虫が本発明の虫忌避剤を吸引すると、咀嚼機能が鈍くなり、さらには食欲を減退させて衰弱する。その結果、農産物、樹木または植物の害虫による食害を大きく減少させるとともに、病原菌の寄生媒介がなくなるので、病害からの被害も大きく減少させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係るクララは、その根、根茎または葉などを乾燥して使用する。乾燥の条件としては、クララを粉末状に粉砕できる程度の水分量となるまで乾燥する。乾燥は自然乾燥が好ましい。自然乾燥されたクララを粉砕して濃度 30 〜 75 重量%で加熱溶解する。加熱溶解は、クララの乾燥粉末が均一な液状、あるいは均一な分散液状となる条件であればよい。好ましくは、圧力釜を用いて加圧下に加熱溶解する。
【0013】
本発明の虫忌避剤は、この加熱溶解した液体を冷却後濾過して、そのままを用途別に希釈して用いることができる。また、さらに親水性有機溶媒を添加して調整することにより、より害虫忌避性能を向上させることができる。忌避薬液の浸透性および保持性などが向上するためと考えられる。親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、n−ブタノール、アセトン、などを用いることができる。
親水性有機溶媒の添加量はクララの溶解水溶液 100g に対して 20 〜50g 、好ましくは 25 〜35g である。また、親水性有機溶媒の一部に補助添加剤として松脂を加えてもよい。
なお、圧力釜を用いての加圧溶解時に親水性有機溶媒と水との混合溶媒を用いてもよい。この場合、加熱溶解時間を短縮することができる。
【0014】
クララ単独のみならず、クララおよび生薬を水に加熱溶解しても本発明の害虫忌避剤を得ることができる。
本発明に係る生薬は、漢方薬として一般に知られている薬草類をいい、ニンニク、ナンテン、ナツメ、カッコン、クズ、オウゴン、タイソウ、ショウキョウ、カンゾウ、チンピ、ウンシュウミカン、トウキ、センキュウ、トウガラシ、オウバク、ダイオウ等あるいはこれらの近縁植物を挙げることができる。これらの中で好ましい生薬は、ニンニク、ナンテン、ナツメ、ウンシュウミカンである。
【0015】
これらの生薬は、クララと同様に乾燥して使用する。乾燥状態での配合比率は、重量比率でクララ 1に対して 0.05 〜2 の範囲であることが好ましい。この範囲であると、クララ単独よりもより多くの害虫に対する忌避性能を向上させることができる。
生薬が配合された虫忌避剤の製造は、クララ単独の場合と同一の溶解条件で得ることができる。また、親水性有機溶媒および補助剤としての松脂を同様に添加することが好ましい。
【0016】
本発明の虫忌避剤の使用は、忌避あるいは駆除の対象によっては、上述の加熱溶解液、あるいは親水性有機溶媒および松脂で調整した液そのままを使用することができる。
また、上述の加熱溶解液あるいは親水性有機溶媒等で調整した液を 5〜10000 倍に水で希釈して用いることができる。好ましい希釈倍率は 50 〜1000倍である。
なお、本発明の害虫忌避剤は濃縮乾燥して、ペースト状、ゲル状、粉末状として用いることもできる。
【0017】
虫忌避剤の使用方法としては、特に制限なく、希釈液を忌避あるいは駆除対象物に直接散布、潅注または潅水したりすることができる。または、希釈液の原液を直接塗布することができる。
散布量としては、例えば 500倍に希釈した虫忌避剤を駆除対象物に 0.1〜5 リットル/m2 、好ましくは 0.5〜3 リットル/m2 の範囲である。
散布回数は、駆除対象物の種類によっても異なるが 3〜5 /年が好ましい。本発明の虫忌避剤は、害虫に対する忌避効果が高いので、この散布回数で十分に例えばヤマト白蟻の害から樹木を守ることができる。
【0018】
【実施例】
実施例1
重量比で 1:1 に配合した乾燥クララとニンニクとを水に約 60 重量%の割合で圧力釜を用いて 100℃以上の温度で 7〜8 時間加熱溶解した。加熱溶解後室温に冷却し、溶解液 100g に対してアルコールを 30gおよび松脂を 5g 配合した後、フィルタープレスを用いて濾過して虫忌避剤の原液を得た。
【0019】
得られた原液を 50 倍から 300倍に水で希釈して虫忌避能力を評価した。評価は、日本保存協会規格第13号の室内試験方法に基づき、土壌処理用防蟻剤の室内効力試験により行なった。評価結果を表1に示す。なお、耐候処理は処理土壌を 40 ℃の通風乾燥機内に 28 日間保った、また、土壌処理操作は希釈溶液 3mlを 12gの土壌に加えて攪拌した。
【表1】
表1に示すように、本発明の虫忌避剤は、 300倍希釈液であっても比較例として示した無処理に比較して白蟻忌避能力が極めて優れていた。
【0020】
次に、木部処理剤の防蟻効力試験を、日本白蟻対策協会JTCAS−第1号総合試験に準じて行なった。供試虫忌避剤は 50 倍希釈液を用い、耐候処理なしで行なった。評価結果を表2に示す。
【表2】
表2に示すように、本発明の虫忌避剤は、比較例として示した無処理に比較して防蟻効果が極めて優れていた。
【0021】
この原液を 500倍に水で希釈してゴルフクラブ場に散布したところ、ヤマト白蟻の害がみられず、また、本発明の虫忌避剤を使用しない場合に比較して、農薬の使用量および散布回数を、約1/5に低減することができた。
【0022】
実施例2
乾燥クララのみを水に加熱溶解する以外は、実施例1と同一の条件方法で虫忌避剤を得た。得られた原液を 500倍に水で希釈してゴルフクラブ場に散布したところ、ヤマト白蟻の害がみられず、また、本発明の虫忌避剤を使用しない場合に比較して、農薬の使用量および散布回数を、約1/4に低減することができた。
【0023】
【発明の効果】
本発明の虫忌避剤は、クララを水に加熱溶解してなる液を含有するので、人体に安全で環境を汚染しない虫忌避剤を得ることができる。
また、さらに生薬を配合することにより、より広範囲の害虫を忌避することができる。
さらに、親水性有機溶媒を含有することにより、害虫忌避性能がより向上する。
Claims (1)
- クララと生薬とを、乾燥状態での重量比率がクララ1に対して生薬が0.05〜2の範囲で配合し、圧力釜を用いて100℃以上の温度となる加圧下に加熱溶解してなる液に、該溶解液100gに対して20〜50gの親水性有機溶媒を加えて原液を得て、さらにこの原液を50〜1000倍に水で希釈したことを特徴とする虫忌避剤。
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1998
- 1998-02-24 JP JP04204198A patent/JP3716092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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