JPS5916113Y2 - 静止形流体混合器 - Google Patents

静止形流体混合器

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JPS5916113Y2
JPS5916113Y2 JP560979U JP560979U JPS5916113Y2 JP S5916113 Y2 JPS5916113 Y2 JP S5916113Y2 JP 560979 U JP560979 U JP 560979U JP 560979 U JP560979 U JP 560979U JP S5916113 Y2 JPS5916113 Y2 JP S5916113Y2
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JP
Japan
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mixer
static fluid
fluid mixer
flow
channels
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Expired
Application number
JP560979U
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English (en)
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JPS55102930U (ja
Inventor
亮 竹内
Original Assignee
三井造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体混合器に係り、特に静止形の流体混合器に
関する。
従来の静止形流体混合器は混合度が必ずしも充分ではな
く、このために多段の混合器を必要として器長が増大し
、かつそれに伴なって圧力損失が増加する欠点があった
また混合効果の改善のために流体流路の分割に種々の改
変を加えたものもあるが、いずれも圧力損失あるいは構
造の複雑な点で満足すべきものではない。
静止形流体混合器は省エネルギ化、保守の簡略化、装置
の小型化等の点で優れた長所を有し応用面も次第に広が
っているが、このような特質を充分に生かすために、前
記の問題につれて一層の改善が望まれている。
本考案の目的はかかる従来技術の課題に鑑み、小型でか
つ混合効率の優れた流体混合器を提供することにある。
本考案は、二またはそれ以上の流体を旋回路中に通過さ
せて旋回させることにより互いに混合するようになされ
た静止形流体混合器において、前記流体の流路を流れの
方向に関して互いに同心的に設けられた複数の円筒管に
よって複数の同心的な流路に分割しこれら各流路の流入
面がら流出面にかけて周方向に沿って螺旋板を設けると
共に、これら各螺旋板を互いに隣接する流路が流出面に
おいて周方向で相対するような角度で夫々取付けたこと
を特徴とする。
以下本考案の一実施例を図面に基いて詳細に説明する。
本考案の実施例の基本的構造を示す第1図中、混合器8
には矢印で示す混合すべき流体の流入方向の軸線に沿っ
て円筒管1,2および3が夫々同心的に設けられている
これら各円筒管の径方向の円環状の間隙IA、2Aおよ
び3Aには夫々螺旋板4,5および6が混合器8の流入
面8Aから流出面8Bにかけて各円筒管1,2および3
の周壁に沿って設けられ、夫々流体に対する旋回路を形
成している。
ここで螺旋板4,5および6の中、互いに隣接する円筒
間の間隙I A、2 Aおよび3Aに夫々配設された螺
旋板4,5および5,6はそれらの形成する流路が流出
面8Bにおいて周方向に沿って互いに180°の位相差
を有するように夫々円筒体1,2および3の円周面に沿
って彎曲されている。
すなわち本実施例では、螺旋板4は流路を流入面がらみ
て右に90°、螺旋板5は左に90°そして螺旋板6は
右に90°夫々旋回させるように取付けられている(第
2図)。
またこれら螺旋板は夫々の接する円筒管を所定同心間隙
に支持する機能をも果しているので、少なくとも対称位
置に二枚以上取付けることが好ましい。
図示の例では説明のために各円筒間の間隙に夫々一枚の
みの螺旋板を示しである。
このような混合器8によって二種の液体を混合する場合
の動作を以下第3図ないし第6図について説明する。
第3図中矢印方向から配管7を通して流入される二種の
液体は混合器8の流入面8Aにおいては第4図に示すよ
うに夫々AおよびB部分に導入される(斜縁部は液Aを
空白部は液Bを示す)。
すると外側の円筒間の間隙1Aでは流路は螺旋板4によ
って図上右方向に90’旋回され、まな同様にして円筒
間の間隙1BおよびICでは各流路は螺旋板5および6
によって夫々図上左および右方向に90°づつ旋回され
る。
したがって、混合器8の流出面8BでのA、B液の分布
は第5図に示すようになり、隣接する流路での液Aおよ
びBの流路が相対的に周方向に180°旋回されたこと
になって二液の間で接触面積が最も大きくなる。
このような状態で混合器8を流出した液AおよびBは、
引きつづく配管9中において、たとえば第6図の断面9
Aで示すように各隣接流路からの液が螺旋板によって与
えられた旋回性向によって互いに逆方向の渦流を生じ激
しく混合し合う。
このように本実施例においては、混合器8を複数の同心
円筒体1,2および3によって形威し、かつこれらの径
方向の間における夫々の間隙FA、2Aおよび3Aによ
って形成される各流路中に互いに隣接する流路を混合器
8の流出面8Bにおいて周方向に180°の角度で対向
させるようになされた螺旋板4,5および6を夫々取付
けであるので、混合器8から流出する混合液AおよびB
は夫々の隣接する流路間では180°の位相差をもって
接触するので極めて優れた混合作用を得ることができる
また、かかる混合に際しては接触する二液AおよびBが
前記螺旋板による旋回で夫々逆方向の渦流を生じている
ので混合は極めて効果的に行なわれる。
さらに本実施例にあっては、かかる優れた混合効果のた
め、混合器を従来のように多段に接続する必要がなく、
かつ混合器は単に混合液の配管の途中に同径の円筒管を
接続すれば足りるのでその構造を極めて小型化すること
ができ、かつ構造自体も簡略でまた大きな圧力損失を生
じることがない。
したがって本実施の混合器は各種エンジンの燃焼ノズル
部等コンパクトな構造を要求される用途において特にす
ぐれている。
尚、本実施例では三つの円筒管を用いているが円筒管の
数は少なくとも二つ以上であればよく、要求される混合
度および許容圧力損失等に応じて適宜に選択することが
できる。
叙上のように本考案においては、混合容器の流路を複数
の同心状流路として分割形威し、かつ隣接する各流路が
混合器の流出面において互いに周方向で相対するような
角度で各流路に螺旋板を取付けであるので、混合効率を
著しく増大させ、それによって混合器を小型化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の概要を示す斜視図、第2図は第
1図の上面図、第3図は本考案実施例の作動態様を示す
図、第4図は第3図のIV−IV矢視図、第5図は第3
図の■−■矢視図、第6図は第3図のVI−VI矢視図
である。 1.2.3・・・・・・円筒管、I A、2 A、3
A・・・・・・間隙、4,5゜6・・・・・・螺旋板、
8・・・・・・混合器、8A・・・・・・流入面、8B
・・・・・・流出面、A、B・・・・・・混合液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二またはそれ以上の流体を旋回路中に通過させて旋回さ
    せることにより互いに混合するようになされた静止形流
    体混合器において、前記流体の流路を流れの方向に関し
    て互いに同心的に設けられた複数の円筒管によって複数
    の同心的な流路に分割しこれら各流路の流入面から流出
    面にがけて周方向に沿って螺旋板を設けると共に、これ
    ら各螺旋板を互いに隣接する流路が流出、面において周
    方向で相対するような角度で夫々取付けたことを特徴と
    する前記静止形流体混合器。
JP560979U 1979-01-17 1979-01-17 静止形流体混合器 Expired JPS5916113Y2 (ja)

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JP560979U JPS5916113Y2 (ja) 1979-01-17 1979-01-17 静止形流体混合器

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JPS55102930U JPS55102930U (ja) 1980-07-18
JPS5916113Y2 true JPS5916113Y2 (ja) 1984-05-12

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ID=28811627

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