JPS59161084A - 光制御圧電装置 - Google Patents
光制御圧電装置Info
- Publication number
- JPS59161084A JPS59161084A JP58035489A JP3548983A JPS59161084A JP S59161084 A JPS59161084 A JP S59161084A JP 58035489 A JP58035489 A JP 58035489A JP 3548983 A JP3548983 A JP 3548983A JP S59161084 A JPS59161084 A JP S59161084A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cds
- film
- cds thin
- piezoelectric
- light
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は光が照射されると圧電性を示す光導電性材料を
使用した光制御圧電装置に関する。
使用した光制御圧電装置に関する。
従来技術
従来より、圧電共振子や表面波装置に使用される圧電材
料は、一般に、光が照射されてもその圧電性に変化はな
く、光の照射によってその動作をオン、オフさせるよう
な光制御圧電装置は提案されてはいなかった。
料は、一般に、光が照射されてもその圧電性に変化はな
く、光の照射によってその動作をオン、オフさせるよう
な光制御圧電装置は提案されてはいなかった。
発明の目的
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は、光が照射されると圧電性を示す光導電性材料を
圧電材料として使用することにより、光で圧電装置の動
作をオン、オフすることである。
目的は、光が照射されると圧電性を示す光導電性材料を
圧電材料として使用することにより、光で圧電装置の動
作をオン、オフすることである。
発明の要旨
本発明を要約すれば、入射する光の強さによって圧電基
板の誘電緩和周波数が変化し、該誘電緩和周波数か使用
周波数よりも低くなると圧電四を示し、上記誘電緩和周
波数が使用周波数よりも高くなると圧電性か消滅する光
導電性材料を圧電材料とした光制御圧電装置である。
板の誘電緩和周波数が変化し、該誘電緩和周波数か使用
周波数よりも低くなると圧電四を示し、上記誘電緩和周
波数が使用周波数よりも高くなると圧電性か消滅する光
導電性材料を圧電材料とした光制御圧電装置である。
実施例
以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず、本発明の詳細な説明する。
たとえは、硫化カドミウム(以下、CdSと記す。)や
セレンカドミウム等の単結晶もしくは薄膜は圧電性と光
導電性の2つの性質を有する。
セレンカドミウム等の単結晶もしくは薄膜は圧電性と光
導電性の2つの性質を有する。
一般に、CdSは、第1図および第2図に夫々示すよう
に、照射される光の強さが強くなるほどその比抵抗ρは
小さく、導電率σ(=1/ρ)は大きくなる。この光導
電性は、CdSに銅(Cu)をドープすると顕著に現れ
る。
に、照射される光の強さが強くなるほどその比抵抗ρは
小さく、導電率σ(=1/ρ)は大きくなる。この光導
電性は、CdSに銅(Cu)をドープすると顕著に現れ
る。
一方、CdSの圧電性に注目したとき、その誘電緩和周
波数fcは、誘電率をε、比抵抗をρ。
波数fcは、誘電率をε、比抵抗をρ。
導電率をσとすれば、
fc = σ/2πe = 1/2πεp
−(11となる。
−(11となる。
CdSを用いたデバイスの使用周波数を10とするとf
o>ECの場合にはCdSに圧電性が現れ、fo<fc
の場合は、CdSに圧電性は現れない。
o>ECの場合にはCdSに圧電性が現れ、fo<fc
の場合は、CdSに圧電性は現れない。
ところで、上記誘電緩和周波数ECは、上記第1式から
分るように、Cd50比抵抗ρもしくは導電率σにより
変化するが、この比抵抗ρおよび導電率σは上記CdS
に入射される光によって変化する。
分るように、Cd50比抵抗ρもしくは導電率σにより
変化するが、この比抵抗ρおよび導電率σは上記CdS
に入射される光によって変化する。
従って、CdSへの光を遮断すると、EO:) Ecと
なって、上記CdSに圧電′性が現れ、上記CdSるこ
とになり、この性質を利用して、光が入射するか否かに
よりその動作がオン、4、オフする音片振動子、圧電音
叉、圧電ブザー、表面弾性波装置および圧電共振子等の
圧電i置を作ることができる。
なって、上記CdSに圧電′性が現れ、上記CdSるこ
とになり、この性質を利用して、光が入射するか否かに
よりその動作がオン、4、オフする音片振動子、圧電音
叉、圧電ブザー、表面弾性波装置および圧電共振子等の
圧電i置を作ることができる。
第3図、第4図、第5図および第6図に夫々上記原理に
よる音片振動子、圧電音叉、表面弾性波装置および圧電
共振子を示す。
よる音片振動子、圧電音叉、表面弾性波装置および圧電
共振子を示す。
第3図において、31は恒弾性材料基板、32はCdS
薄膜、33は該CdS薄膜32の下部電極、34は上記
CdS薄膜32の上部電極である。
薄膜、33は該CdS薄膜32の下部電極、34は上記
CdS薄膜32の上部電極である。
上記恒弾性材料基板31はエリンバ等の恒弾性金属から
なり、その一つの主面には上記下部電極33を形成し、
その上にスパッタリング等の手法でCd 、5薄膜32
を形成している。
なり、その一つの主面には上記下部電極33を形成し、
その上にスパッタリング等の手法でCd 、5薄膜32
を形成している。
上記CdS薄膜32には補償アクセプタ不純物となる銅
(Cu )等がドープされる。
(Cu )等がドープされる。
上記CdS薄膜32の上には、さらに、上部電極34を
形成している。
形成している。
上記の如き構成を有する音片振動子において、下部電極
33と上部電極34との間に信号Sを与えたとき、上記
CdS薄膜32への光りが遮断されている場合は、上記
CdS薄膜32は圧電性を示し、恒弾性材料基板31は
その固有振動周波数で振動する。また、上記CdS薄膜
32へ光りが入射すると、上記CdS薄膜32の圧電性
は消滅し、恒弾性材料基板31の上記振動は停止する。
33と上部電極34との間に信号Sを与えたとき、上記
CdS薄膜32への光りが遮断されている場合は、上記
CdS薄膜32は圧電性を示し、恒弾性材料基板31は
その固有振動周波数で振動する。また、上記CdS薄膜
32へ光りが入射すると、上記CdS薄膜32の圧電性
は消滅し、恒弾性材料基板31の上記振動は停止する。
すなわち、第3図の装置は光によりその動作かオン、オ
フする音片振動子となるっ 次に、第4図において、41は音叉、41a。
フする音片振動子となるっ 次に、第4図において、41は音叉、41a。
41bは該音叉41の振動片、42.43はCdS薄膜
、44.45は上部電極である。
、44.45は上部電極である。
上記音叉41はエリンバ等の恒弾性金属からなる周知の
ものであって、その振動片41a、41bの振動の節部
には、スパッタリング等の手法により、CdS薄膜42
.43を夫々形成するとともに、これらCdS薄膜42
.43上に夫々上部電極44.45を形成している。
ものであって、その振動片41a、41bの振動の節部
には、スパッタリング等の手法により、CdS薄膜42
.43を夫々形成するとともに、これらCdS薄膜42
.43上に夫々上部電極44.45を形成している。
上記CdS薄、膜42.43には、銅(Cu)等の不純
物がドープされる。
物がドープされる。
第4図の圧電音叉において、上電極44と音叉41との
間に信号Si を与えたとき、上記CdS薄膜44,4
5への光Li 、 Loが遮断されている場合は、これ
ら薄膜44.45は圧電性を示し、音叉41と上部電極
45との間からは、上記信号Si の周波数成分のうち
、音叉41の固有振動により定まる周波数を有する信号
SOが出力する。
間に信号Si を与えたとき、上記CdS薄膜44,4
5への光Li 、 Loが遮断されている場合は、これ
ら薄膜44.45は圧電性を示し、音叉41と上部電極
45との間からは、上記信号Si の周波数成分のうち
、音叉41の固有振動により定まる周波数を有する信号
SOが出力する。
上記光Li、Loが照射されると、CdS薄膜44.4
5の圧電性が消滅し、信号Soの出力は停止する。
5の圧電性が消滅し、信号Soの出力は停止する。
従って、第4図の装置は光によってその動作かオン、オ
フする圧電音叉となる。
フする圧電音叉となる。
次に、本発明を表面波装置に適用した実施例番第5図に
示す。
示す。
第5図において、51はガラス基板、52.53はイン
タデジタル電極、54はCdS薄膜である。
タデジタル電極、54はCdS薄膜である。
上記ガラス基板51の一つの主面には、蒸着およびフォ
トエツチングの手法により上記インタデジタル電極52
.53を形成し、その上に、スパッタリング等の手法に
より、上記CdS薄膜54を形成するとともに、銅(C
u)等の不純物をドープしている。
トエツチングの手法により上記インタデジタル電極52
.53を形成し、その上に、スパッタリング等の手法に
より、上記CdS薄膜54を形成するとともに、銅(C
u)等の不純物をドープしている。
上記表面波装置において、ガラス基板51およびCdS
薄膜54を伝播する表面波の伝播速度を■、インタデジ
タル電極5.2 、53の櫛歯のピッチをλ0 とする
と、中心周波数fo は、f□−v/λ0 となる。
薄膜54を伝播する表面波の伝播速度を■、インタデジ
タル電極5.2 、53の櫛歯のピッチをλ0 とする
と、中心周波数fo は、f□−v/λ0 となる。
上記CdS薄膜54に直接、もしくはガラス基板51を
通して入射する光りが遮断され、to)f((fcはC
dS薄膜54の誘電緩和周波数〕となると、上記CdS
薄膜54は圧電性が現われ、光りが入射してEo<Ec
となると圧電性が消滅する。
通して入射する光りが遮断され、to)f((fcはC
dS薄膜54の誘電緩和周波数〕となると、上記CdS
薄膜54は圧電性が現われ、光りが入射してEo<Ec
となると圧電性が消滅する。
従って、第5図の装置は、光によりその動作がオン、オ
フする表面波装置となる。
フする表面波装置となる。
次に、第6図にバルク波利用の圧電共振子に本発明を適
用した具体的実施例を示す。
用した具体的実施例を示す。
第6図において、61は銅(C:u )がドープされた
CdSの単結晶からなるCdS基板であって、その基板
寸法は13X3X1mmに構成されている。
CdSの単結晶からなるCdS基板であって、その基板
寸法は13X3X1mmに構成されている。
その相対向する主面には非透明電極62.63が形成さ
れている。電ff162.63は透明であれはより好ま
しい。上記圧電共振子を光から全く遮断することにより
fo = 122 KHzの共振特性が得られた。この
ときの共振子の導電率σは6×10(Ov/C+++で
、誘電緩和周波数Ec は0.01Hz となり、fo
>fc の条件を十分溝たしている。
れている。電ff162.63は透明であれはより好ま
しい。上記圧電共振子を光から全く遮断することにより
fo = 122 KHzの共振特性が得られた。この
ときの共振子の導電率σは6×10(Ov/C+++で
、誘電緩和周波数Ec は0.01Hz となり、fo
>fc の条件を十分溝たしている。
一方、圧電共振子番とタングステンランプで1000ル
ツクスの光を5700Aの色フィルタを通して照射した
ところ、共振特性は全く得られなかった。
ツクスの光を5700Aの色フィルタを通して照射した
ところ、共振特性は全く得られなかった。
このときの導電率σは7 X 1O−2v/cm、 E
c =1222)G(zでE o ([c の条件を
十分満足している。
c =1222)G(zでE o ([c の条件を
十分満足している。
以上のことから、本発明に基づく圧電共振子は、光照射
により、その動作がオン、オフ出来ることは明らかであ
る。
により、その動作がオン、オフ出来ることは明らかであ
る。
もちろん光強度を変えることにより、導電率σおよび誘
電緩和周波数ECを制御させることもできる。
電緩和周波数ECを制御させることもできる。
なお、以上の実施例において、CdS薄膜32゜42.
43.54およびCdS基板61の材料であるCdSに
代えて、CdSe等の光導電性材料を使用することもで
き、ドープする材料も銅(Cu)に限定されない。
43.54およびCdS基板61の材料であるCdSに
代えて、CdSe等の光導電性材料を使用することもで
き、ドープする材料も銅(Cu)に限定されない。
発明の効果
以上、詳述したことからも明らかなように、本発明は、
光が照射されると圧電性を示さない光導電性材料を圧電
装置の圧電材料とするようにしたから、光が入射するか
否かにより動作がオン、オフされる従来にない装置を得
ることができる。
光が照射されると圧電性を示さない光導電性材料を圧電
装置の圧電材料とするようにしたから、光が入射するか
否かにより動作がオン、オフされる従来にない装置を得
ることができる。
第1図はCdSの入射する光の強さに対する抵抗率の変
化特性図、第2図はCdSの入射する光の強さに対する
導電率の変化特性図、第3図、第4図、第5図および第
6図は夫々本発明の種々の実施例の説明図である。 32.42.43.54・・・CdS薄膜、61・・・
CdS基板。 特 許 呂 願 人 株式会社村田製作所代 理 人
弁理士 青 山 葆 ほか2名第6図 署 第1図 第2図 一左の強j −光/)戎さ第3.、、l 第4図
化特性図、第2図はCdSの入射する光の強さに対する
導電率の変化特性図、第3図、第4図、第5図および第
6図は夫々本発明の種々の実施例の説明図である。 32.42.43.54・・・CdS薄膜、61・・・
CdS基板。 特 許 呂 願 人 株式会社村田製作所代 理 人
弁理士 青 山 葆 ほか2名第6図 署 第1図 第2図 一左の強j −光/)戎さ第3.、、l 第4図
Claims (1)
- (1)入射する光の強さによって圧電基板の誘電緩和周
波数が変化し、該誘電緩和周波数が使用周波数よりも低
(なると圧電性を示し、上記誘電緩和周波数が使用周波
数よりも高くなると圧電性が消滅する光導電性材料を圧
電材料とした光制御圧電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58035489A JPS59161084A (ja) | 1983-03-03 | 1983-03-03 | 光制御圧電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58035489A JPS59161084A (ja) | 1983-03-03 | 1983-03-03 | 光制御圧電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59161084A true JPS59161084A (ja) | 1984-09-11 |
Family
ID=12443156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58035489A Pending JPS59161084A (ja) | 1983-03-03 | 1983-03-03 | 光制御圧電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59161084A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61212109A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電振動子 |
JP2018129731A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | Tdk株式会社 | 振動デバイス |
-
1983
- 1983-03-03 JP JP58035489A patent/JPS59161084A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61212109A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電振動子 |
JP2018129731A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | Tdk株式会社 | 振動デバイス |
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