JPS5916102Y2 - エマルジヨン生成装置における合流器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は工業用、家庭用等の燃料油と水とのエマルジョン
化、排ガス対策のための燃料油と水のエマルジョン化等
、二種以上の流体を混合することが行なわれているが、
これらにあっては順次所要割合で送られてくる二種の流
体を合流させて直接ミキサーにて混合する構造となって
いる。

この際合流段階において少量割合の水は油におしのけら
れてしまって水と油との割合がミキサーに入る段階で変
化してしまい均一な割合の混合が保持できない等の欠点
があった。

即ちでき上ったエマルジョン燃料油には部分的に水の混
合比の多寡が生じ、従って又燃焼温度に変化を来たす虞
れがあって、正確な燃焼温度を必要とするような燃料油
としては使用できない等の欠点を有している。

本案はこの欠点を解消すべく研究されたものであってこ
れを図示の実施例により詳記すると油供給側の給油管１
は油ポンプ２、ストレーナ３、流量計４を介してスタテ
イクミキサー５に供給され、水供給側の給水管６は水ポ
ンプ７、ストレーナ８流量計９、流量調整弁１０を介し
てスタテイクミキサー５に供給されるが、通常油と水と
の混合比率は水の量が油に対して５〜３０％位であるた
め流量計４．９ ＆、。

より適性比率を決める。

この混合されたものをタンク１１に貯留し燃焼器１２に
供給するようになっているエマルジョン生成装置１３に
おいてスタテイクミキサー５の前に合流器１４を配置す
る。

この合流器１４は直管部１５と該直管部１５に合流する
分岐管部１６とよりなり、直管部１５の内壁には螺旋凸
条１７を設けてあり、この直管部１５の基端には水供給
側の給水管６が接続され、給水管６の先端位置の注水細
管１８を直管部１５の内部中央部附近に突設し、注入細
管１８の先端を分岐管部１６との合流位置より略前方に
開口１９シてあり、分岐管部には給油管１が接続されて
あり、分岐管部１６の傾斜度は螺旋凸条１７に合せるよ
うにすれば良い。

図中２０は循環パイプでタンク１１内のエマルジョン燃
料油をポンプ２１．スタティックミキサー２２を介して
循環させ、油と水の分離を防止或はエマルジョン化する
ものである。

２３はレベル計、タンク内の油量を指示する２４はプロ
ーブ、２５は流量計、２６はＤＡ変換器、２７は積算計
、２８は比率設定器、２９はＤＡ変換器３０はカスケー
）ＰＩ調節計、３１は積算計、３２は電空変換器で、こ
れらは流量計４，９、流量調整弁１０を規制するもので
ある。

本案は以上の如く具現されるもので、その作用効果を説
明すると給油管１、分岐管部１６より大流量の油が入っ
て直管部１５の内壁に突き当る螺旋凸条１７に沿って油
の流れがうず巻流に変る。

一方給水管６注水細管１８より直管部１５に噴射される
水は、油のうず巻流に引き込まれるので油と水の一定比
率が保持されミキサー内にて混合されるので全体が均一
に混合されたエマルジョン燃料油が得られ、この燃焼に
よって常に正確な燃焼温度が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案合流器をそなえたエマルジョン生成装置の
説明図、第２図は本案合流器の縦断面図である。 １は給油管、６は給水管、１４は合流器、１５は直管部
、１６は分岐管部、１７は螺旋凸条、１８は流水細管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 直管部と該直管部に合流する分岐管部とよりなり、直管
   部の内壁には螺旋凸条を設は直管部の基端には給水管を
   接続して給水管の先端位置の注水細管を直管部附近に突
   設して、注入細管の先端を分岐管部との合流位置より略
   前方に開口してあり、分岐管部は給水管側に傾斜させて
   給油管と接続自在となるエマルジョン生成装置における
   合流器。