JPS591592A

JPS591592A - コ−クス乾式冷却設備のガス放散方法

Info

Publication number: JPS591592A
Application number: JP11203582A
Authority: JP
Inventors: Kiyotaka Yamamoto; 清隆山本
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1982-06-29
Filing date: 1982-06-29
Publication date: 1984-01-06
Also published as: JPS634876B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】効果的に燃焼させて放散する方法に関する。

コークス乾式冷却設備は、一般に第１図に示す如く、上
部にプリチャンバー２を有し下部に冷却室３を形成する
冷却ｗＩＩ内部に赤熱コークスを投入し、循環ファン４
により下部から導入するようにした循環ガスによってｍ
１記赤熱コークスを冷却し、更に該冷却によって昇渇さ
れた循環ガスを冷却室３上端から導出して、除塵器５を
介しボイラ６に導き熱回収を行わしめた後、サイクロン
７を介して前記循環ファン４に導くようにした循環ガス
流路を構成している。こうしたコークス乾式冷却設備に
は、循環ガスの成分ｉａ整のために供給された空気又は
Ｎ２ガスによって生じる余剰のガスを放出してプリチャ
ンバー２の圧力を調整する如く冷却塔１への循環ガスの
入側管路８に接続した下部放散管９と、常時は赤熱コー
クスの投入に付随して搬入される可燃成分をもつカスが
プリチャンバー２内に蓄積して危険ガスとなるのを防止
するためにプリチャンバー２内ガスを放出させて前記循
環ガス（成分調整されている）をプリチャンバー２内に
導入させるようにした上部放散管１０が備えられている
。図中１１．１２はブリーダー弁、１３は炉蓋を示す。

しかし、従来方式においては、ｉｒ＋１記下部放敗管９
及び上部放散管１０に夫々独自の燃焼装置Ａ。

Ｂを設け、別々に燃焼させることにより放散ガスの無害
化、無煙化を図るようにしているため、吹のような問題
点を有していた。

ａ）土部放散ガスは、コークス炉ガスに近い成分をもつ
高カロリーのガスであり、約１０００″０にて放出され
る。このため上部放散ガスを燃焼すると約２０００”０
を超える高温となる。従って燃焼装ＭＢは高熱負荷を受
けることになるので、側火度の高いｌ大物が要求される
と共に、十分なる厚みが要求され、高価なｌ大物が多量
に必要となる。また逆に、空燃比を大きくする等により
、燃焼方法を工夫して熱負荷を小さくすると、多量の燃
焼用空気が必要どなり、燃焼装置自体が大型となる。

ｂ）下部放散ガスは、上部放散ガスとは反対に低カロリ
ーであり、また低ン昌（約１８０”Ｏ）であり、更に」
：部放散ガスに比し多量に放出される。この下部放散ガ
スは多量のコークス粉を含むので、放出粉塵を減少し、
無煙化する必要があるが、そのためには燃焼温度を高く
しなければならない。その方法として、下部放散カスを
高カロリー化するため高カロリーカスを混入したり、又
は放散ガスを助燃装置Ｃにより予熱する、等の方法が採
られるが、このため大量の高カロリーガス（例えばコー
クス炉ガス）或いは多量の助燃用燃料ガス等が必要とな
り、多大のエネルギーを消費することになる。

又、近年、下部放散ガスを、ガス回収装置により大気放
散せずに回収させるようにした方式％式％下部放散ガスをガス回収装置に依り回収する場合、余剰
ガスは大気放散しないので、下部放散ガス燃焼装置は使
用しない。しかし、プラントの立上り時やプロセスの不
安定時にはガス回収装置を設けていても、下部放散ガス
燃焼装置を介して大気放散せざるを得ない。このため、
下部放散ガス燃焼装置の設置は不可欠であるが、使用頻
度が低いので一種の遊休設備となるという問題を有して
いる。

本発明は、こうした従来方式のもつ問題点を解決すべく
なしたもので、」一部放散ガスと下部放散ガスを１つの
混合燃焼装置に導いて混合させ、高温・高カロリーの上
部放散ガスにより下部放散ガスの無煙化燃焼を行わせる
ことにより、装置の簡略化と、省エネルキー化を可能に
したコークス乾式冷却設備のガス放散方法に係るもので
ある。

以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第２図は本発明の方法を適用するコークス乾式冷却膜ｉ
ｈの構成を示すもので、図中第１図と同一符号を伺した
ものは同一のものを示し、又冷却塔１、除塵器５、ボイ
ラ６、サイクロン７及び循環ファン４によって循環ガス
を循環させ赤熱コークスの乾式冷却設備を構成している
点も一般のコークス乾式冷却設備と同様である。

上記において、冷却ｉ１のプリチャンバー２に設けた下
部放散管ｌＯの上端、及び冷却塔ｌへの循環カスの入側
管路８に接続した下部放散管９の上端を接続し、該接続
部に混合燃焼装置１４を設けることにより、下部放散ガ
ス及び」二部放散ガスの双方を混合燃焼装置１４に導く
ように構成する。

第３．４図は混合燃焼装置１４の構成例を示すもので、
第３図は上部放散ガスを上部放散管ｌ。

側に設けた空気導口１５からの空気によって燃焼させ、
発生した高温の燃焼廃ガスで下部放散ガスを加熱するこ
とにより、混合燃焼装置１４に設けた空気導口１６から
の空気によって燃焼する場合を示す。このとき、」二部
放散ガス燃焼用の空気を過剰にすれば、下部放散燃焼用
の空気を不要にすることも出来る。第４図は高温・高カ
ロリーの上部放散ガスを下部放散ガスに混入し、下部放
散ガスを昇温し、且つ高カロリー化して混合燃焼装置１
４に設けた空気導口１６からの空気のみによって燃焼す
る場合を示す。なお、上部放散ガス（又は上部放散カス
の燃焼廃ガス）の混入方法、燃焼用空気の取入れ法等は
図示例にとられれることなく、種々の変更を加え得る。

このように、下部放散ガスと上部放散ガスを、単一の混
合燃焼装置１４に導いて混合することにより、高温（約
１０００°Ｃ）・高カロリーの一４二部放故ガスによっ
て、低温（約１８０°Ｃ）であり燃焼させるためには加
熱・カロリーアップが必要な下部放散ガスを容易に無煙
化燃焼させることが可能となる。これにより、設備、構
成上において有利となるばかりでなく、−に二部放散ガ
スのもつ高を品・高カロリーを利用して下部放散ガスの
無煙化燃焼を行うために、特別の熱エネルギーを同等必
要とせず、省エネルギー−ｔにおいても実用上非常に有
利なものとなる。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得るものである。

上述した本発明のコークス乾式冷却設備のガス放散方法
によれば、下記の如き優れた効果を奏し得る。

（１）下部放散カスを無煙化して燃焼させるためには、
下部放散ガスの加熱、カロリーアップが必要であるが、
高温・高カロリーの」二部放散ガスを下部放散ガスに混
入させること（こより上記目的を達成して下部放散ガス
の無煙化燃焼が可能となり、従来下部放散ガスの無煙化
燃焼のために必要としていた多量の高カロリー燃料ガス
（例えばコークス炉ガス）或いは助燃用燃料ガスが不要
となる。

（１１）　　丁部放散ガスと」二部放散ガスの燃焼が単
一の混合燃焼装置でよくなるため、専有空間が小さくな
ると共に、設備がコンパクトになる。

（ｆｉｌ　　下部放散カスが回収利用される場合、大気
放散される機会が少ないが、ガス回収が行われている間
混合燃焼装置にて上部放散ガスを燃焼することになるの
で、設備の有効利用が図れる。

６０　余剰ガス（下部放散カス）回収時、上部放散ガス
を大きな空間を有する混合燃焼装置で燃焼できるので、
燃焼昇温による混合燃焼装置への高い熱負荷の問題を解
消できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的なコークス乾式冷却設備と従来方式の一
例を示す説明図、第２図は本発明の一実施例を示す説明
図、第３図及び第４図は混合燃焼装置の構成例を示す縦
断面図である。 ■は冷却塔、２はブリチャンバー、３は冷却室、４は循
環ファン、５は除塵器、６はボイラ、７はサイクロン、
８は入側管路、９は下部放散管、ＩＯは」二部放散管、
１４は混合燃焼装置、１５゜１６は空気導口を示す。特許出願人石川島播磨重工業株式会社（９）６６

Claims

【特許請求の範囲】

１）ブリチャンバ軸内ガスの一部を放出する上部放散ガ
スと、循環ガスを分岐して放出する下部放散ガスとを混
合し、高温・高カロリーの−Ｌ部放散ガスにより下部放
散ガスを無煙燃焼させて放散することを特徴とするコー
クス乾式冷却設備のガス放散方法。