JPS5915694B2 - 触媒の回収方法 - Google Patents

触媒の回収方法

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JPS5915694B2
JPS5915694B2 JP52060267A JP6026777A JPS5915694B2 JP S5915694 B2 JPS5915694 B2 JP S5915694B2 JP 52060267 A JP52060267 A JP 52060267A JP 6026777 A JP6026777 A JP 6026777A JP S5915694 B2 JPS5915694 B2 JP S5915694B2
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chloride
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bromide
organic quaternary
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藤男 増子
洋 山近
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克幸 塩田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/584Recycling of catalysts

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は触媒の回収方法に関するものである。
さらに詳しくは、本発明はベンジルニトリル類とハライ
ド類とをアルカリおよび触媒としての有5 機第4級ア
ンモニウム塩の存在下、反応させて置換ベンジルニトリ
ル類を製造する方法において、反応終了後の反応液から
触媒としての有機第4級アンモニウム塩を回収する方法
に関するものである。10p−ハロゲノフエニルアセト
ニトリルとイソプロピル・・ラードとを塩基の存在下有
機第4級アンモニウム塩を触媒として反応させて、3−
メチルー 2−(4−ハロゲノフエニル)−ブチロニト
リルを製造する方法は、特開昭51−63145号15
公報で公知である。
しかしながらこの方法で用いる触媒の反応後の挙動、回
収法等についてはーー切の記載がなく、また他のこれら
の触媒を用いる類似の反応においても、触媒の挙動、回
収法についてはほとんど知ら20れていない。
すなわち、これらの反応において用いる触媒としての有
機第4級アンモニウム塩は工業的に高価であるため使用
量を匍銀する必要がある。
さらに反応系外に排出された場合においては、これちの
25触媒の毒性が強く、環境汚染が増大されるためその
処分を必要とする。また生成物中に有機第4級アンモニ
ウム塩が残存している場合、その生成物の純度を低下さ
せ、精製を必要とする等の問題が生ずる。30そこで本
発明者らはベンジルニトリル類とハライド類との反応後
における触媒の挙動を鋭意検討した結果、用いる触媒と
しての有機第4級アンモニウム塩が、水層中のアルカリ
濃度によつて油層と水層との有機第4級アンモニウム塩
の分配係数35が大きく異なることを見出し、本発明に
到達したものである。
すなわち、本発明はベンジルニトリル類とパライド類と
をアルカリおよび触媒としての有機第4級アンモニウム
塩の存在下反応させて置換ベンジルニトリル類を製造し
、その反応液から触媒としての有機第4級アンモニウム
塩を回収する方法において、該反応液を水で抽出、分離
処理して有機第4級アンモニウム塩の水層を得該水層は
必要によりアルカリ濃度の調整を行つた後、有機溶媒で
逆抽出、分離処理して有機第4級アンモニウム塩の有機
溶媒溶液を得ることを特徴とする触媒の回収方法である
本発明の方法によれば、前述の従来技術の欠点である触
媒量の制限、廃水負荷の増加による環境汚染の問題、生
成物の純度低下、製造価格の上昇等の問題が除去される
と共に、反応時に触媒量を増加させることが可能となる
ため、反応速度の上昇、操作法の容易性が可能となり、
置換ベンジルニトリル類の工業的製造に大きな利点とな
る。
以下、本発明の方法を工程図(第1図)に基づいてさら
に詳しく説明する。反応液に加えられる水は、反応液中
のアルカリおよび有機第4級アンモニウム塩を抽出する
ための抽出溶剤であり、そQ量は水−アルカリ−有機第
4級アンモニウム塩一油層の液々平衡関係から任意に決
められる。
ここでの油層はベンジルニトリル類とハライド類との反
応生成物および未反応原料を意味し、主としてα−アル
キルあるいは置換フエニルベンジルニトリル類と未反応
ハライド類である。
有機第4級アンモニウム塩の性質を次に説明する。
有機第4級アンモニウム塩は水および油層に可溶である
が、アルカリ、たとえばカセイソーダ水溶液とは、その
中のカセイソーダの濃度によつてその溶解度が異なる。
有機第4級アンモニウム塩の例として、テトラ−n−ブ
チルアンモニウムプロミドのカセイソーダ水溶液に対す
る溶解度を測定すると20℃で第1表に示す結果になつ
た。
第1表に示すテトラ−n−ブチルアンモニウムプロミド
のカセイソーダ水溶液に対する溶解度から、油層中のテ
トラ−n−ブチルアンモニウムフロミドを水で抽出する
ためには、水層中のアルカリ濃度ができるだけ小さ(・
方が好ましい。
そのためベンジルニトリル類とハライド類との反応液か
らの抽出、分離工程は複数段に分けて行うのが良い。す
なわち、最初にアルカリだけを抽出し、ついで有機第4
級アンモニウム塩を抽出する操作を行うのが、抽出効果
が良い。
また油層と水との間の有機第4級アンモニウム塩の分配
関係は、有機第4級アンモニウム塩がより水に分配する
ため、水層中のアルカリ濃度を第1表に示すように注意
すれば、任意に水量は決定される。
しかし抽出率を100%にするためには、水量は多い程
有利である。この工程における抽出温度について制限は
ないが、通常−20℃〜150℃、好ましくは0〜80
℃の範囲で行われる。
次に必要に応じて行われるアルカリ濃度の調整工程(B
)について説明する。
この工程は最初の抽出工程で得られた有機第4級アンモ
ニウム塩を含む水層中のアルカリ濃度を調整する工程で
あるが、アルカリ濃度は前記抽出工程で説明したように
、有機第4級アンモニウム塩がアルカリ濃度によつて水
に対する溶解度が大きく異なるため、5重量%濃度以上
好ましくは10重量%濃度以上に調整するのが良い。
この結果として次の水層中から有機第4級アンモニウム
塩を有機溶剤で逆抽出するのを容易ならしめる。
したがつて水層中のアルカリ濃度が最初の工程で水量を
調整することによつてアルカリ濃度5重量%以上であれ
ば、新しくアルカリを添加する必要がなく、このアルカ
リ濃度調整工程を省いて直接次の有機溶剤抽出工程へ移
行することもできる。
これがこの工程を必要に応じて行うこととした理由であ
る。この程で用いられるアルカリとしては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ソーダ
、炭酸カリ、重炭酸ソーダ、水酸化カルシウム等であつ
て、必ずしも最初の工程で用いられたアルカリと同一で
ある必要はない。
また各各の単独のアルカリでも混合系のアルカリでも良
X.らこの工程での温度については制限はないが、通常
−20℃〜150℃、好ましくは0〜80℃の範囲で行
われる。次に有機溶剤による逆抽出工程(Oについて説
明する。
この工程は(B)の工程で得られた水層から有機溶剤で
有機第4級アンモニウム塩を逆抽出する工程であるが、
ここで用いる有機溶剤としては、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロルメタン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸
メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン
酸エチル等のカルボン酸エステル類、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン等のケト
ン類、プロピオニトリル、ブチルニトリル、イソブチル
ニトリル等のニトリル類、n−ブタノール等のアルコー
ル類等いずれでも良いが、水に難溶の有機溶剤が抽出・
分離操作を行うため好ましい。
さらにこれらの有機溶剤の混合系でも良い。また有機溶
剤の結晶化温度、比重、粘度、引火点、水に対する溶解
度等を変化させて、有機溶剤の操作性を向上する目的で
、有機第4級アンモニウム塩に難溶な有機溶剤と前記有
機第4級アンモニウム塩に可溶な有機溶剤との混合溶剤
を用いても良い。抽出した有機第4級アンモニウム塩は
、工業上十分な純度を持つているため、有機溶剤に溶解
させたまま反応の原料として使用し得るし、もちろん有
機溶剤を留去すれば有機第4級アンモニウム塩が結晶あ
るいは油状物として得られる。
さらに注目すべき抽出溶剤として、反応の原料であるベ
ンジルニトリル類だけ、あるいはベンジルニトリル類と
ハライド類との混合系を用いて、水層中の有機第4級ア
ンモニウム塩を抽出することができ、抽出された有機第
4級アンモニウム塩を単離することなく反応に再使用で
きるため特に好ましい方法である。
この工程における温度については制限はないが、通常−
20℃〜150℃、好ましくはO〜80℃の範囲で行わ
れる。
以上のようにベンジルニトリル類とハライド類をアルカ
リおよび触媒としての有機第4級アンモニウム塩の存在
下反応させた反応液から、触媒の有機第4級アンモニウ
ム塩を回収する方法は、全て液体操作となるため、回分
式でも連続式でも可能であり、工業的規模での操作上大
きな利点となる。
本発明の対象となる有機第4級アンモニウム塩としては
、たとえば次のようなものをあげることができる。
テトラ−n−ブチルアンモニウムクロリド、またはプロ
ミドまたはハイドロオキサイド、テトラ−n−プロピル
アンモニウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオ
キサイド、トリエチルアミZ塩酸塩または臭化水素酸塩
、テトラエチルアンモニウムクロリドまたはプロミドま
たはハイドロオキサイド、テトラメチルアンモニウムク
ロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド、ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロリドまたはプロミドま
たはハイドロオキサイド、ステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイ
ド、トリメチルオクタデシルアンモニウムクロリドまた
はプロミドまたはハイドロオキサイド、トリメチルヘキ
サデシルアンモニウムクロリドまたはプロミドまたはハ
イドロオキサイド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド、ト
リガフリルメチルアンモニウムクロリドまたはプロミド
またはハイドロオキサイド、o−mまたはp−メトキシ
ベンジルトリエチルアンモニウムクロリドまたはプロミ
ドまたはハイドロオキサイド、o−mまたはp−フエノ
キシベンジルトリエチルアンモニウムクロリドまたはプ
ロミドまたはハイドロオキサイド、ラウリルピコリニウ
ムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド、
ステアリルアマイドメチルピリジニウムクロリドまたは
プロミドまたはハイドロオキサイド、トリエチルプロピ
ルアンモニウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロ
オキサイド、ジエチルプロピルベンジルアンモニウムク
ロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド、トリ
メチルベンジルアンモニウムクロリドまたはプロミドま
たはハイドロオキサイド、トリエチルベンジルアンモニ
ウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド
、o−mまたはp−クロロベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド
、メチルエチルプロピルベンジルクロリドまたはプロミ
ドまたはハイドロオキサイド、ジエチルブチルベンジル
アンモニウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオ
キサイド、メチルジエチルベンジルアンモニウムクロリ
ドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド、ジメチル
エチルベンジルアンモニウムクロリドまたはプロミドま
たはハイドロオキサイド、トリプロピルベンジルアンモ
ニウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイ
ド、エチルジプロピルベンジルアンモニウムクロリドま
たはプロミドまたはハイドロオキサイド、ジエチルジベ
ンジルアンモニウムクロリドまたはプロミドまたはハイ
ドロオキサイド、ジメチルラウリルベンジルアンモニウ
ムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサイド、
ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリドまた
はプロミドまたはハイドロオキサイド、オクチルベンジ
ルジメチルアンモニウムクロリドまたはプロミドまたは
ハイドロオキサイド、ミリスチルベンジルジメチルアン
モニウムクロリドまたはプロミドまたはハイドロオキサ
イド等である。
もちろん本発明においてはこれら有機第4級アンモニウ
ム塩は必ずしも単独である必要はなく、これらの混合物
でも良い。
本発明にいうアルカリとしては、具体的にはたとえば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水
酸化カルシウム、炭酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸ソーダ
等である。
もちろん本発明においてはこれら必ずしも単独である必
要はなく、これらの混合物でも良い。
本発明にいうベンジルニトリル類としては、具体的には
たとえばベンジルニトリル、o−mまたはp−クロロベ
ンジルニトリル、o−mまたはp−ブロモベンジルニト
リル、o−m−p−フルオロベンジルニトリル o−m
またはp−メトオキシベンジルニトリル、o−mまたは
p−エトオキシベンジルニトリル、o−mまたはp−フ
エノキシベンジル0トリル、o・mまたはp−メチルベ
ンジルニトリル、o−mまたはp−エチルベンジルニト
リル、o−mまたはp−プロピルベンジルニトリル、o
−mまたはp−イソプロピルベンジルニトリル、o−m
またはp−ブチルベンジルニトリル、o−mまたはp−
イソブチルベンジルニトリル、o−mまたはp−トリク
ロロメチルベンジルニトリル、3・4−ジメトキシベン
ジルニトリル、3・4−ジメチルベンジルニトリル、3
・4−メチレンオキシベンジルニトリル、3・4−ジブ
ロムベンジルニトリル、3●4−ジクロルベンジルニト
リル、2・4−ジクロルベンジルニトリル、2・4−ジ
ブロムベンジルニトリル等である。本発明にいうハライ
ド類としては具体的には、たとえば塩化、臭化またはヨ
ウ化メチル、塩化、臭化またはヨウ化エチル、塩化、臭
化またはヨウ化プロピル、塩化、臭化またはヨウ化イソ
プロピル、塩化、臭化またはヨウ化ブチル、塩化、臭化
またはヨウ化イソブチル、塩化、臭化またはヨウ化ベン
ゼン、o−mまたはp−クロロニトロベンゼン10゛m
またはp−ブロモニトロベンゼン、0−mまたはp−ヨ
ウ化二トロベンゼン等である。
本発明にいう置換ベンジルニトリル類としては具体的に
は、たとえばα−メチルベンジルニトリル、α一エチル
ベンジルニトリル、α−プロピルベンジルニトリル、α
−イソプロピルベンジルニトリル、α−ブチルベンジル
ニトリル、α−イソブチルベンジルニトリル、o−mま
たはp−クロロ−α−メチルベンジルニトリル、o−m
またはp−ブロモ−α−メチルベンジルニトリル、o●
mまたはp−クロロ−α一エチルベンジルニトリル、o
−mまたはp−クロロ−α−プロピルベンジルニトリル
、o−mまたはp−クロロ−α−イソプロピルベンジル
ニトリル、o−mまたはp−クロロ−α−ブチルベンジ
ルニトリル、o●mまたはp−クロロ−α−イソブチル
ベンジルニトリル、o・mまたはp−ブロモ−α一エチ
ルーベンジルニトリル、o−mまたはp−ブロモ−α−
プロピルベンジルニトリル、o−mまたはp−ブロモ−
α−イソプロピルベンジルニトリル、o−mまたはp−
ブロモ−α−ブチルベンジルニトリル、0−mまたはp
−ブロモ−α−イソブチルベンジルニトリル、o−mま
たはp−フルオロ−α−イソプロピルベンジルニトリル
、o−mまたはpーメトオキシ一α−イソプロピルベン
ジルニトリル、0・mまたはp−エトオキシ一α−イソ
プロピルベンジルニトリル、o−mまたはp−フエノオ
キシ一α−イソプロピルベンジルニトリル 0.mまた
はp−メチル−α−イソプロピルベンジルニトリル、o
−mまたはp−エチル−α−イソプロピルベンジルニト
リル、0.mまたはp−プロピル−α−イソプロピルベ
ンジルニトリル、o●mまたはp−イソプロピル−α−
イソプロピルベンジルニトリル、o−mまたはp−ブチ
ル−α−イソプロピルベンジルニトリル、o ・mまた
はp−イソブチル−α−イソプロピルベンジルニトリル
、0−mまたはp−トリフルオロメチル−α−イソプロ
ピルベンジルニトリル、3・4−ジメトキシα−イソプ
ロピルベンジルニトリル、3・4−ジメチル−α−イソ
プロピルベンジルニトリル3・4−メチレンオキシ−α
−イソプロピルベンジルニトリル、3・4−ジブロム−
α−イソプロピルベンジルニトリル、3・4−ジクロル
−α−イソプロピルベンジルニトリル、2・4−ジクロ
ル−α−イソプロピルベンジルニトリル、2・4ジブロ
ム−α−イソプロピルベンジルニトリル、0 −mまた
はp−イソブチル−α−フエニルベンジルニトリル、o
−mまたはp−エトオキシ一α−フエニルベンジルニト
リル、o−mまたはpーメトオキシ一α−フエニルベン
ジルニトリル、o・mまたはp−クロロ−α−フエニル
ベンジルニトリル、o・mまたはp−イソブチル−α−
(4′−ニトロ)−フエニルベンジルニトリル、o−m
またはp−クロロ−α−(4′−ニトロ)−フエニルベ
ンジルニトリル等である。次に本発明を実施例によつて
詳細に説明するが、本発明はその要旨の範囲を越えない
かぎりもちろんこれら実施例に限定されるものではない
実施例 145重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液1
77.7Vとテトラ−n−ブチルアンモニウムプロミド
12.5?とを反応容器に仕込み、40ないし42℃に
加熱した。
そこにp−クロロベンジルニトリル75,6f7とイソ
プロピルクロライド156.5tとの溶液を3時間を要
して滴下した。滴下後さらに反応温度を42℃に維持し
3時間還流した。30℃以下に冷却後水1100rを加
え30分攪拌し、20分静置後油層と水層に分液した。
油層を濃縮するとp−クロロ−α−イソプロピルベンジ
ルニトリル97tが油状物として得られた。水層にクロ
ロホルム1000fを加え30分攪拌、20分静置後水
層とクロロホルム層に分液した。水層に再びクロロホル
ム1000yを加え30分攪拌、20分静置後、水層と
クロロホルム層に分液した〇第1回目と第2回目のクロ
ロホルム層を合わせ、常圧でクロロホルム層を濃縮する
と、テトラ−n−ブチルアンモニウムプロミドを含む有
機第4級アンモニウム塩9,4yが回収された。
回収率は75%であつた。また水層中の残存テトラ−n
−ブチルアンモ0ウムプロミドを含む有機第4級アンモ
ニウム塩は0.09Vであつた。
実施例 2 実施例1と同様に反応し、反応後水115.77を加え
、20℃で20分撹拌、20分静置後油層と水層に分液
した。
ここで得られた水層のカセイソーダ濃度は20.07%
で、触媒としてのテトラ−n−ブチルアンモニウムプロ
ミドは含まれていなかつた。
次にまた油層に水62.4yを加え、20℃で20分攪
拌、20分静置後油層と水層に分液した。ここで得られ
た水層のカセイソーダ濃度は0.64%で、テトラ−n
−ブチルアンモニウムプロミドを含む有機第4級アンモ
ニウム塩8.4fが含まれており、仕込んだテトラ−n
−ブチルアンモニウムフロミドに対しての抽出率は67
.2%であつた。次にまた油層に水62.47を加え2
0℃で20分撹拌、20分静置後油層と水層に分液した
。この水層中にテトラ−n−ブチルアンモニウムフロミ
ドを含む有機第4級アンモニウム塩2.87が含まれ、
仕込んだテトラ−n−ブチルアンモニウムプロミドに対
しての抽出率は22.7%であつた。次にまた油層に水
62.47を加え20℃で20分攪拌、20分静置後油
層と水層に分液した。この水層中にはテトラ−n−ブチ
ルアンモニウムプロミドを含む有機第4級アンモニウム
塩0.8Vが含まれ、仕込んだテトラ−n−ブチルアン
モニウムプロミドに対しての抽出率は6,2%であつた
。油層を濃縮するとp−クロロ−α−イソプロピル−ベ
ンジルニトリルが95.6y得られた。前記テトラ−n
−ブチルアンモニウムプロミドを含む水層を合わせ、次
に第1回目に分液した水層を全て合わせて、カセイソー
ダ濃度を12%に調整し、酢酸エチル2307を加え2
0℃で20分撹拌、20分静置し、酢酸エチル層と水層
とに分液した。水層中に残存する有機第4級アンモニウ
ム塩は零であり、酢酸エチル層を濃縮するとテトラ−n
ーブチルアンモニウムプロミドを含む有機第4級アンモ
ニウム塩12.0yが回収された。
回収率は96.0%であつた。実施例 3 実施例1と同様に反応し、触媒のテトラ−nブチルアン
モニウムプロミドを含む有機第4級アンモニウム塩の水
に抽出操作を実施例2と同様に実施した。
その後の有機溶媒による逆抽出を酢酸エチルのかわりに
p−クロロベンジルニトリル75.67とイソプロピル
クロライド156.57の混合液で行つた。
水層中に残存している有機第4級アンモニウム塩は零で
あつた。触媒を抽出したp−クロロベンジルニトリルと
イソプロピルクロライドの混合液を45重量%濃度の水
酸化ナトリウム水溶液177.77の40℃から42℃
に加熱した溶液に3時間を要して滴丁した。
滴下後さらに反応温度を42℃に維持し3時間還流した
。30℃以下に冷却後、実施例2と同様に後処理し、再
度水層からの触媒の逆抽出をp−クロロベンジルニトリ
ル75.67とイソプロピルクロライド156.57で
実施した。
この条件で触媒の繰り返し使用を10回実施したが、p
−クロロ−α−イソプロピルベンジルニトリルの収率は
全て90%から95%の範囲内に人り、反応速度の低下
もみられず、また触媒の分解生成物も認められなかつた
実施例 4 実施例3と同様の反応および触媒の繰り返し使用を触媒
としてトリガフリルメチルアンモニウムクロリドを用い
て実施した。
10回触媒を再使用したが、p−クロロ−α−イソプロ
ピルベンジルニトリルの収率は92%から96%の範囲
内に入り、反応速度の低下もまた触媒の分解生成物も認
められなかつた。
実施例 5 50重量%濃度の水酸化ナトリウム3000yにベンジ
ルトリエチルアンモニウムクロリド23,07を加え、
40℃から45℃に加熱下p−イソブチルベンジルシア
ニド750yとイソプロピルプロミド6807の混合液
を3時間で滴下した。
滴下後さらに6時間50〜55℃に加熱し反応させた。
50℃以下に冷却後水6500y′を加え、30分攪拌
、30分静置後油層と水層とに分液した。
この水層のカセイソーダ溶液は20.0%で、触媒とし
ての有機第4級アンモニウム塩は含まれていなかつた。
次にまた油層に水150yを加え、15℃で30分撹拌
、30分静置後油層と水層に分液した。
この水層にはベンジルトリエチルアンモニウムクロリド
を含む有機第4級アンモニウム塩14.5yが含まれ、
仕込んだベンジルトリエチルアンモニウムクロリドに対
して抽出率は63.0%であつた。次にまた油層に水1
507を加え、15℃で30分攪拌、30分静置後油層
と水層に分液した。
この水層中にはベンジルトリエチルアンモニウムクロリ
ドを含む有機第4級アンモニウム塩4.6yが含まれ、
仕込んだベンジルトリエチルアンモニウムクロリドに対
して抽出率は20.0%であつた。次にまた油層に水1
507を加え30分撹拌、30分静置後油層と水層に分
液した。この水層中にはベンジルトリエチルアンモニウ
ムクロリドを含む有機第4級アンモニウム塩1.847
が含まれ、仕込んだベンジルトリエチルアンモニウムク
ロリドに対して抽出率は8.0%であつた。次にまた油
層に水1507を加え30分攪拌、30分静置後油層と
水層に分液した。
この水層中にはベンジルトリエチルアンモニウムクロリ
ドを含む有機第4級アンモニウム塩1.047が含まれ
、仕込んだベンジルトリエチルアンモニウムクロリドに
対して抽出率4.5%であつた。油層を濃縮するとp−
イソブチル−α−イソJ■■前記ベンジルトリエチルア
ンモニウムクロリドを含む水層を合わせ、そこに水酸化
ナトリウム1207を加えて、カセイソーダ濃度は16
%に調整し、クロロホルム10007を加え20℃で3
0分撹拌、30分静置し、クロロホルム層と水層に分液
した。
水層中に残存するペンジルトリエチルアンモニウムクロ
リドを含む有機第4級アンモニウム塩は0.57であり
、クロロホルム層を濃縮するとベンジルトリエチルアン
モニウムクロリドを含む有機第4級アンモニウム塩21
.48yが回収された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベンジルニトリル類とハライド類とをアルカリおよ
    び触媒としての有機第4級アンモニウム塩の存在下反応
    させて置換ベンジルニトリル類を製造し、その反応液か
    ら触媒としての有機第4級アンモニウム塩を回収する方
    法において、該反応液を水で抽出、分離処理して有機第
    4級アンモニウム塩の水層を得、該水層は必要によりア
    ルカリ濃度の調整を行つた後、有機溶媒で逆抽出、分離
    処理して有機第4級アンモニウム塩の有機溶媒溶液を得
    ることを特徴とする触媒の回収方法。 2 アルカリ濃度を調整することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 3 水による抽出、分離処理を複数段に分割して行うこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 有機溶媒がベンジルニトリル類および/またはハラ
    イド類であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
JP52060267A 1977-05-23 1977-05-23 触媒の回収方法 Expired JPS5915694B2 (ja)

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JP52060267A JPS5915694B2 (ja) 1977-05-23 1977-05-23 触媒の回収方法
GB18543/78A GB1591214A (en) 1977-05-23 1978-05-09 Recovery of a tertiary amine or quaternary ammonium catalyst used in the production of a-substituted benzyl nitriles
DE19782820710 DE2820710A1 (de) 1977-05-23 1978-05-11 Verfahren zur rueckgewinnung organischer quaternaerer ammoniumsalze
US05/907,346 US4172782A (en) 1977-05-23 1978-05-18 Recovery of catalyst
FR7814902A FR2391772A1 (fr) 1977-05-23 1978-05-19 Recuperation d'un sel d'ammonium quaternaire organique utilise comme catalyseur
CH552178A CH635565A5 (de) 1977-05-23 1978-05-22 Verfahren zur rueckgewinnung von organischen quaternaeren ammoniumsalzen aus einer reaktionsloesung.
IT49484/78A IT1105472B (it) 1977-05-23 1978-05-22 Metodo per il recupero di catalizzatore a base di sale ammonico quaternario organico per la preparazione di benzilnitrili sostituiti
NL7805573A NL7805573A (nl) 1977-05-23 1978-05-23 Werkwijze voor het winnen van een organisch kwaternair ammoniumzout, dat als katalysator is toegepast.

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