JPS5915082B2 - 硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液を製造する方法 - Google Patents

硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液を製造する方法

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JPS5915082B2
JPS5915082B2 JP1155778A JP1155778A JPS5915082B2 JP S5915082 B2 JPS5915082 B2 JP S5915082B2 JP 1155778 A JP1155778 A JP 1155778A JP 1155778 A JP1155778 A JP 1155778A JP S5915082 B2 JPS5915082 B2 JP S5915082B2
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sulfuric acid
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sulfur
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acid
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JP1155778A
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カ−ル・シユマイドル
ウイリヘルム・ブルンクホルスト
エ−ベルハルト・ミヒヤエリス
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BASF SE
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BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B21/00Nitrogen; Compounds thereof
    • C01B21/082Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals
    • C01B21/087Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals containing one or more hydrogen atoms
    • C01B21/093Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals containing one or more hydrogen atoms containing also one or more sulfur atoms
    • C01B21/094Nitrosyl containing acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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    • C01B21/086Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals containing one or more sulfur atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液を製造
する方法に係る。
硝酸と硫黄とを発煙硫酸の存在に於て(独乙国特許公告
公報第1212947号)又は濃硫酸の存在に於て(J
、Am、Pharmac 、As5oc、第16巻第
30頁1927年)互に反応せしめることに依り、硫酸
中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液を製造することは公
知である。
例えば発煙硫酸中に於ける反応は次の式に依り行われる
: 3HN03+4H2SO,+2803+S→3NOH8
O4+4H2SO4 硝酸、硫黄及び発煙硫酸間の主反応の外に、殊に二酸化
硫黄が形成される若干の副反応も行われる。
この理由から硫黄は前記式に依り必要な硫酸量よりも過
剰に於て使用される。
この過剰は理論的に必要な量の10%以下であってはな
らなく、普通20%以上でなければならなかった(独乙
国特許公告公報第1212947号)。
この公告公報の例に依れば反応は硫黄50係までの過剰
を以て行われ、且つ主反応及び副反応に於て消費されな
い硫黄は反応後反応混合物より濾過に依り除去されなけ
ればならない。
J 、Am、 Pharmac 、 As5oc 、中
に記載されている濃硫酸中に6行われる方法に於ても、
理論的に必要な硫黄量以上約18係の過剰が使用される
斯かる作業方法は、硫黄を含有することなく、然かも他
方に於ては硝酸ももはや含有しておってはならないニト
ロシル硫酸溶液を必要とする場合に、例えばアゾ染料の
製造の場合に殊に不利である。
硝酸の低い含有率はアゾ染料の製造のために特に重要で
ある。
何となれば例えばジアゾ成分の酸化分解が起り得るから
である。
ハロゲン−ニトロアニリンのタイプのジアゾ成分は僅少
量の硝酸に対し特に敏感である。
ニトロシル硫酸溶液よりの硫黄の分離は、その侵蝕性の
ために特別の予防手段及び附属装置を必要とし、更に再
循環は従業員にとっては著しく厄介なものである。
従って本発明の目的とする所は、硫黄の濾過を回避する
ことができ、且つ同時に実際上硝酸を含有しない溶液が
得られる硫酸又は発煙硫酸中にて硝酸と硫黄とを反応せ
しめることに依り硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶
液を製造する方法を開発しようとするに在る。
然るにこの目的は、硝酸1モルにつき硫黄0.33g原
子以下を使用し、且つ反応終了後ニトロシル硫酸溶液中
になお含有されている遊離の硝酸をラクトンにて還元す
ることに依り達成され得ることが知られた。
本発明方法は、硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液
中に硫黄を懸濁せる懸濁液に硝酸及び硫酸或は発煙硫酸
よりの混合物を添加するようにして行われるのが適当で
ある。
添加速度は70乃至100℃殊に80乃至90℃の反応
温度が厳守され得るように調節される。
一般に添加は2乃至4時間後終了する。
続いて全部の硫黄を反応せしめるために、なお大体同一
時間この温度に於て後撹拌する。
驚くべきことには斯くすることに依り、公知のようにニ
トロシル硫酸が硝酸の存在に於て加熱する場合NO2を
発生しつつ分解されるにも拘わらず、ニトロシル硫酸の
収率は減少されない。
硝酸及び硫酸(H2S04として計算して)は、硝酸(
100%HNO3として計算して)1モルにつき硫酸1
.4乃至4モルを導入するような量に於て使用される。
硫酸の代りに80350重量%までの含有率を有する発
煙硫酸を使用するのが殊に有利である。
一般に5O324重量係までの含有率を有する発煙硫酸
で充分であって、この場合には充分に低い凝固点を有す
るニトロシル硫酸溶液が傅られ、例えば60重量最多は
夫以上のHNO,含有率を有する含水硝酸化を使用する
場合には、比較的高い濃度が有利に使用される。
本方法は標準圧に於て行われることができる。
硫黄は懸濁液がなお良好に撹拌できるような量の殊に例
えば先行の混合物に由来する硫酸中にニトロシル硫酸を
溶解せる溶液中に懸濁される。
ニトロシル硫酸溶液は一般に40乃至50係溶液である
反応用の原料物質は工業的純度であることができる。
約55乃至65重量最多)INO3含有率を有する濃硝
酸を使用することができ、この場合水を結合するために
25乃至50重量最多S03 含有率を有する比較的高
い濃度の発煙硫酸が使用される。
然し乍ら90乃至100重量係最多NO3含有率を有す
る市販の発煙硝酸が有利に使用される。
硫黄としては0.05乃至2.0朋の粒子大を有する市
販の硫黄粉末又は一粒状体が適する。
本発明に依れば化学量論的に必要な硫黄量以下即ち硝酸
(100%)1モルにつき硫黄0.33g原子以下が使
用される。
通例硝酸1モルにつき硫黄0.25乃至0.32g原子
殊に0.28乃至0.30g原子、即ちこれより得られ
る溶液が完全に反応せる後なお始めに使用された硝酸の
1乃至約20重最多を含有している程度に使用される。
本発明の更に他の特徴に依れば、硫黄の消費後得られる
反応溶液はラクトンにて処理される。
適当なラクトンとしては例えば次のものが挙げられる:
γ−ブチロラクトン、δ−又はγ−バレロラクトン、3
−メチル−δ−バレロラクトン又はフタリド又はその混
合物。
殊に液状ラクトンはその容易な調合性のために有利であ
る。
水と混合可能の化合物の取扱いは何等特別の危険を伴な
わない。
特にこれ等化合物の引火点も極めて高いからである。
γ−ブチロラクトンが特に有オリである。ラクトンに依
り反応溶液中になお存在する遊離の硝酸は還元され、然
かも驚くべきことには極めて反応性のニトロシル硫酸は
害されない。
ラクトンにて硝酸を還元するために比較的高い温度が必
要であって、一般に反応は5C”Cから始めて起る。
上限はニドローゼ瓦斯の発生に依り限定され、従て12
0℃以上の温度を回避しなければならなく75乃至95
℃の温度が有利である。
ラクトンの添加は分けて行われるのが適当である。
還元が何等の面倒なしに1例えば発泡を伴う発熱の瓦斯
発生なしに行われるのがラクトンの特別の特徴である。
還元は発熱的に行われ、従で添加速度は排出さるべき熱
量にも適合せしめられる。
ラクトン需要はなお溶液中に存在する硝酸の量に適合せ
しめられる。
遊離の硝酸1重量部につき最高ラクトン約1重量部を必
要とするが1通例0.5重量部以下の量で充分である。
還元の最終点を良好に認識できることが有オリである。
即ち溶液の最初の黄色が最終点に於て所謂青色或は黄色
の酸、NOのニトロシル硫酸への附加化合物の形成下に
青色に変するからである。
色調変化はラクトンの滴加個所に於て早期に認めること
ができる。
次の語例に於て挙げられている部及び係は重量部又は重
量部に係る。
例1 ニトロシル硫酸46.5部を含有する97.5%硫酸中
にニトロシル硫酸を溶解せる溶液455部に硫黄60部
を添加する。
撹拌しつつ70℃に加熱し、次に約2乃至3時間中に三
酸化硫黄24%を含有する発煙硫酸960部及び100
係硝酸378部よりの混合物(モル比HNO3:S=1
: 0.31)を流入せしめる。
この場合温度が70℃を下まわらなく且つ90℃を上ま
わらないように流入速度を制御する。
温度が70℃以下に低下する場合には、酸化速度は緩慢
となり、90℃以上に於てはニドローゼ瓦斯の発生下に
発熱酸化が激しく行われる。
硝酸−発煙硫酸混合物の添加終了後、約3乃至5時間9
0℃Iこ於て後撹拌する。
ニトロシル硫酸49.1%及び硝酸0.2%を含有する
澄明な溶液1842部が得られる。
ニトロシル硫酸の収量は692.8部であって、これは
硫黄に関し理論の97.7%に相当する。
約75乃至80°Cの熱溶液に撹拌しつつブチロラクト
ンを滴加する。
色調変化はブチロラクトン約1部にて達成される。
斯くして得たる溶液中に於ては硝酸はもはや検出されな
い。
希望する場合には、少量の硝酸の添加に依り溶液の色調
を黄色に変することができ、これには約0.05部で既
に充分である。
得たるニトロシル硫酸溶液はアゾ染料を製造するために
適する。
凝固点は一10℃以下である。例2 例1に於ける記載に依り操作するが、硫黄60部の代り
に57部だけを使用する(モル比HNO3:s=i :
0.30 )。
ニトロシル硫酸48.3係及び硝酸0.5%を含有する
澄明な溶液1838部が得られる。
ニトロシル硫酸の収率は硫黄に関し理論の99%である
この混合物に於けるブチロラクトンに依る硝酸の還元は
ラクトン2部を必要とする。
ニトロシル硫酸の含有率は48.61%である。
例3 例1中に於ける記載に依り操作するが、硫黄60部の代
りに50部だけを使用する(モル比HNO3: S=1
: 0.26 )。
ニトロシル硫酸42.2係及び硝酸2.7係を含有する
溶液1828部が得られる。
ニトロシル硫酸の収率は硫黄に関し94係である。
硝酸を還元するために70°Cに於てδ−バレロラクト
ン17部を滴加する時は、溶液の色調は青色に変化する
この場合ニトロシル硫酸の含有率は43.9係である。
同一結果はδ−バレロラクトンの代りにγ−バーレロラ
クトン又は3−メチル−δ−バレロラクトンを使用する
場合に得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硫酸又は発煙硫酸中に於て硝酸と硫黄とを反応せし
    めることに依り硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液
    を製造する方法に於て、硝酸1モルにつき硫黄0.33
    g原子以下を使用し、且つ反応終了後ニトロシル硫酸
    溶液中になお含有されている遊離の硝酸をラクトンにて
    還元することを特徴とする硫酸中にニトロシル硫酸を溶
    解せる溶液を製造する方法。 2 硝酸1モルにつき硫黄0.25乃至0.32g原子
    を使用することを特徴とする特許請求の範囲1記載の方
    法。 3 還元を50℃以上の温度に於て行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲1あるいは2記載の方法。 4 ラクトンとしてδ−バレロラクトン、γ−バレロラ
    クトン、3−メチル−δ−バレロラクトン、γ−ブチロ
    ラクトン又はツクリド又はその混合物を使用することを
    特徴とする特許請求の範囲1乃至3のいずれかに記載の
    方法。 5 γ−ブチロラクトンを使用することを特徴とする特
    許請求の範囲1乃至4のいずれかに記載の方法。 6 ニトロシル硫酸溶液中に含有されている硝酸1重量
    部につきラクトン最高1重量部を添加することを特徴と
    する特許請求の範囲1乃至5のいずれかに記載の方法。
JP1155778A 1977-02-15 1978-02-06 硫酸中にニトロシル硫酸を溶解せる溶液を製造する方法 Expired JPS5915082B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19772706311 DE2706311C2 (de) 1977-02-15 1977-02-15 Verfahren zur Herstellung einer Lösung von Nitrosylschwefelsäure in Schwefelsäure
DE000P27063112 1977-02-15

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Publication Number Publication Date
JPS53100997A JPS53100997A (en) 1978-09-02
JPS5915082B2 true JPS5915082B2 (ja) 1984-04-07

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DE2706311B1 (de) 1978-06-01
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DE2706311C2 (de) 1979-01-25

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