JPS5915030A - 充填された小袋の連鎖状帯の切断方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は予め充填された小袋の連鎖状帯を各袋毎に切断
する方法とその装置に関する。

本発明において対象とされる小袋とは、主製品である食
品等の充填された袋の中に、添加同封される乾燥剤又は
脱酸素剤などの充填された小袋を指すものである。

一般に、上記のような種類の小袋はそれらの専門メーカ
ーによって製造され、主製品を充填袋詰めするメーカが
、それらを購入し、主製品等の充填時に、それらを添加
同封する場合が多い。所が、これら小袋は、小袋充填メ
ーカーからの輸送及び保管、取扱い等の諸種の理由によ
り、小袋の単品ではなく、これら小袋が連鎖状に繋がら
れている帯状の、そしてそれらがり−ル状に巻かれたも
のを購入する場合が殆んどでら ある。従ってこう購入した主製品の袋詰めメーカーは、
上記のリール状の連鎖状に繋がれた多数の小袋を一ケ毎
切断して主製品と同時に袋詰めを行なってい、るのであ
る。

さて、上記のように、小袋切断装置は、従来のものは総
べて、充填された小袋の連鎖状帯を上から下方へと綱状
に流しく走行）で切断していた。その理由は、帯状の物
を上から下へ流すと云うことは自然的構想であると共に
、装置も竪型と女り、装置自体もコンパクトとなるとい
う利点に基くものである。

しかし、実際上、縦型の装置の場合には次のような問題
が（発生率は極めて少いが）時折発生することがある。

それはミスカントである。

そのミスカットとは、小袋の境界部をカットせず、即ち
シール部を力・ノドせずして小袋自体をカプトすること
である。小袋の中には前述したように、乾燥剤や脱酸素
剤などの薬品が入っているので、これがミスカットされ
ると、当然主製品の中へ上記薬品が裸のまＸ混入される
。特にその主製品が食品の場合には、衛生上、重大な問
題に発展しかねない。従って、特に食品の袋詰めメーカ
ーは、特に厳しい注意を払い、目視等によって厳重にチ
ェックを行なっているのが実状である。即ち、これら小
袋のミスカットは１００％許されないのである。それで
は、何故従来の装置においては、ミスカッ１〜が発生す
るのか。

その理由について簡単に説明する。第１Ａ図ナイし第１
Ｅ図を参照されたい。第１Ａ図は充填された小袋の連鎖
状帯１の縦の状態における正面図である。一般に、それ
ぞれの小袋の形は同図で見られるように、該帯の縦方向
における高さＷ（小袋単体においては幅となる）が、横
方向の幅ｈ（小袋単体においては高さとなる）よりも小
であり、その比はｈ　”４１．３　Ｘｗである。

その理由は連鎖状帯」二における各袋のピンチを小さく
しで、袋詰め生産能力の効率を」二げるためである。そ
して該帯上の、小袋における１−ノブシールとなる部分
が、該連鎖状帯に沿って綱状に一列に、−刃側縁１ｓの
みが連続的にシールさ扛ているのである。即ち、各小袋
の高さｗ、　、　ｗ、、　、　ｗｌ、・・・・・は、そ
れらの境界ｔｃ２１ｃ３＋・・・・のある間隔を置いて
、連鎖状に繋がっているのである。

さて、上述の如く、ｈ、；、１．３Ｘｗであるために、
各小袋の中の内容物の充填された状態は、特にそれが粉
粒体である場合には、それらの上面に各様の凹凸が出来
る（　Ｓｌ　＋　”２　＋　８３＋・・・・・）。

即ち不定である。前にも述べたように、各小袋の境界部
を切断する指令は、これら小袋内に充填された粉粒体の
膨み部若しくは薄い部分の検出によって行われるので、
上記のように各小袋の膨み状態が不定であっては、検出
による発信が不正確となり、正確な位置（小袋の境界の
シール部）を切断することは難しい。例えば、膨みの検
出部位は大体直線上にあるものであるから、その直線を
第１Ａ図におけるＡ−Ａ線とすれば、同線上の断面は第
１Ｂ図に示すようになる。若し、薄みを検出するとすれ
ば、同図にも見られるように、薄い部分は、Ｃ１’　＋
　Ｃ２’　＋　Ｃ３’　＋・・・と、何れもその長さも
位置も不定である。また第１Ａ図上、Ｂ−Ｂ線上を検出
ラインとすると第１Ｃ図に見られるように、その膨みは
Ｗ１′。

ｗ、、’、　ｗ３’　、・・・・・となり、これも不定
である。同様に、第１Ａ図上のＣ−゛Ｃ線上も第１Ｄ図
に見られるように１不定である。以−ヒは、検出部位を
それぞれ線」二に求めたが、これを、同図の帯の幅の全
幅Ｗに亘って総体的に求めた場合でも、第１Ｅ図に見ら
れるように、これも亦、不定である。従って、前述の如
く正確な位置に対する切断を行なうことは困難で、ミス
カットを招くことがあるのである。

本発明の目的は、粉粒体の充填された小袋の連鎖状帯を
はソ水平方向に走行せしめつメ、該連鎖状帯の下方部に
対し、直線」二の厚薄の検出を行なって各小袋の境界部
（シール部）を正確に切断する方法とその装置を提供す
るにある０本発明の方法を図面によって説明する。第２
Ａ図及び第２Ｂ図を参照されたい。本発明においては、
充填された小袋の連鎖状の帯は、第２Ａ図に示す如く概
ね水平方向に走行される。従って各小袋単体の幅Ｗは横
方向に（従来の場合は前述の如く各小５袋単体の幅Ｗは
第１Ａ図に見られる如く縦方向であった）、捷だ各小袋
の高さＨは縦方向（従来の場合は前述の如く横方向）と
、縦、横共袋としての本来の状態となる。これら各小袋
単体の幅Ｗと高さＨとの関係は前と同じくＨと］、３ｘ
ｗである。

さて、本発明におけるが如く、即ち第２Ａ図に示すよう
に、小袋の連鎖状の帯２を横方向に走行させた場合、ｗ
＜Ｈの条件においては、小袋の中に充填された粉粒体は
、比較的重力方向に対する横幅が狭い（Ｗ）ため、小袋
の下方に充満し易くなり、核部において、これら粉粒体
が稀薄になる即ち、小袋の厚さが薄くなると云う現象は
極めて発生し難い（従来の場合には、小袋の連鎖状の帯
が竪型であったため、（各小袋の高さｈが横になったた
め）比較的に重力方向に対する横幅の広い（ｈ）小袋の
下方にバラツキが生じ、前述のように粉粒体の充填の厚
薄の差が比較的多く発生したのである）。従って第２Ａ
図に示するように、充填された小袋の連鎖状の帯の１、
特に下方部ラインＤ　−１）　Ｊ、の断面は第２Ｂ図に
示すように、十分に充填された小袋の部分ｗ、　、　ｗ
２．　ｗ３．・・・・・・とそれらの境界部（シール部
）　ＣＩ＋　ｃ２＋　ｃ３＋・・・・・・は、それぞれ
が殆んどが等しくなるのである。即ち、上記境界部（シ
ール部）は、殆んどが同ピツチ（Ｐ）である故、特に境
界部であるシール部を検出すれば核部を確実に切断する
ことが出来る。即ちミスカットは完全に防止出来るので
ある。

次に上述の方法に基く装置について説明する０第３図及
び第４図を参照されたい。先づ構造について説明する。

第３図はは同装置の平面図であり、第４図はその側面図
である。粉粒体の充填された小袋の連鎖状帯のリール１
１は、概ね水平にセソＩ−され、該リールとはソ同−面
上に該リールより引き出された帯＋１ａ用のガイドロー
ル１２、パイブレーク１５伺Ｕ字溝型ガイド１６、続い
て直線状Ｕ字溝型ガイド１７等を設ける。該Ｕ字溝型カ
イト１７の中間には単数又は複数ケの切り欠は部を設け
、該切り欠は部にはコンタクク式（、或いは光電管式又
は空気圧式）厚薄検出器２５Ａ（２５Ｂ）を設計、更に
、−Ｆ記Ｕ字溝型ガイド板１７の出口には上記帯＋１ａ
　の引き出し用ピンチロール２１Ａ、２１Ｂを、そして
カッタ用 該ピンチロールの出口には再びへＵ字溝型カイｌ’セ１
８を、そして該Ｕ字溝型ガイド飯の出口部にはカッタ３
１の設けられたものである。尚又、核力・ツタ３１は、
上記各種の厚薄検出器２５Ａ（２５Ｂ）よりの電気的信
号によって、電磁的又は電気→圧空変換器によるエアシ
リンク３０に直結されているものである。

次に上記装置の作動について説明する。粉粒体の充填さ
れた小袋の連鎖状帯は、そのリール１１より引き出し用
駆動式ピンチロール２１Ａ２２１Ｂによって該部の綱状
シール部（各小袋の１−ツブシール部）１１Ｓがピンチ
されつ５引き出される。該部＋１ａは、先づガイドロー
ル１２によって正規の進入方向に変えられ、続いてパイ
ブレーク１５付Ｕ字溝型１６内に入り、振動により小袋
内の充填物は強制的にその下部に沈降せしめられる。続
いて直線状のＵ字溝型パイ１−’　＋　７の中に、進入
する。該Ｕ字溝型ガイド」二には複数ケの切り欠は部１
７ａ、１７ｔｊが明けられ、該切り欠は部に、同数の厚
薄検出器２５Ａ及び≠共１２５　Ｂが設けられる。該厚
薄検出器は、図上ではコンタクト式が示されているが他
車式の光電管式又は空気式でも良い。これらの小袋に対
する検出場所は、厚さく薄さ）及び幅（長さ）の一定で
ある小袋境界のシール部を選ぶことが望寸しい。また上
記厚薄検出器の数を複数ケとし／このは、正確度を上げ
るためである。若し、厚薄検出器が１ケの場合、万一不
正確な位置を検出したとすればミスカットが行われる。

複数ケとすれば、その中、１ケが不正確な位置を検出し
たとしても切断作業は作動しないようなインターロック
回路を組むことが出来る。即ち複数ケとも、同時に発信
した時のみ切断作動が行われるようにするのである。こ
れらの数は多い程確率は高くなるが、実際には、同図に
も示されであるように２ケで十分である。また同図では
コンタクト式のコンタクトローラ２５Ａ。

２５Ｂを示した。該コンタク１−ローラはベルクランク
により、マイクロスイッチ２７Ａ、２７Ｂ　　を作動せ
しめ、その電気作動を増巾（２８）せしめて電磁弁イ」
空気弁２９を開閉し、それによってエアシリンタ３０を
作動即ちそれに直結するカッタ３１によって、上記粉粒
体の充填された小袋の連鎖状の帯の各小袋の境界部（シ
ール部）のはＸ中心線部を切断するのである。

以上のように、本発明は粉粒体の充填された小袋の連鎖
状の帯を概ね直立させ水平方向に走行させつ＼、そ肛ら
の均一的となっている厚薄部を正確に検出し、該検出に
よる発信によってカッタを作動させ、各小袋の境界部即
ちシール部を切断することによって、ミスカッ１−を完
全に防ぐ方法とそれに基く装置である。本発明によって
、特に食品などの包装品袋内に同封される乾燥剤や脱酸
素剤のミスカットによる食品等の汚染を防止することが
出来るので、衛生安全上寄与する新人であると共に、従
来のミスカットに対する監視作業員を省くことが出来る
。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図は、従来の粉粒体等の充填された小袋の綱状に
走行せしめた場合の連鎖状帯止の各小袋内の内容物の状
態の正面図　　第１Ｂ図ないし第１Ｅ図は第１Ａ図にお
けるＡ−Ａ、Ｂ−Ｂ、Ｃ−Ｃのそれぞれの断面図　　第
２Ａ図は本発明による粉粒体等の充填された小袋を直立
状態にて水平方向に走行せしめた場合の内容物の状態の
正面図　　第２Ｂ図は第２Ａ図におけるＤ−Ｄ断面図　
　第３図は本発明による粉粒体等の充填された小袋の連
鎖状帯の水平走行方式による切断装置の平面図　　第４
図は第３図の側面図 主要な符号の説明 １・・・粉粒体等の充填された小袋の連鎖状帯を綱状に
走行せしめた場合の該小袋内の粉粒体の状態図　　ＩＳ
・・・同上連鎖状帯の編状シール部（各小袋においては
１−ツブシールとなる）２・・・水平方向に走行せしめ
た場合の粉粒体等の九」坦芒れ／ζ小裂の連鎖状帯　　
２Ｓ・同上連鎖状帯の横状シール部（各小袋においては
トップシールとなる）　　１１・・・粉粒体等の充填さ
れた小袋の連鎖状帯のリール　　Ｉｌ＆・　引き出され
た粉粒体等の充填された小袋の連鎖状帯１５・・・パイ
ブレーク　　１６・・パイフレークイ」きＵ字溝型カイ
１−　１７・・・直線状Ｕ字溝型カイ１へ　　１８・・
カッタ用Ｕ字溝型カイト２５Ａ、２５Ｂ・厚薄検出器（
コンタクトロール式）２１Ａ、２１Ｂ・・連鎖状帯引き
出し用、駆動式ピンチロール　　２７Ａ、　２７Ｂ・・
・マイクロスイッチ２８・・・増巾器　　２９・・・電
磁式空気弁　　３０・・・エアシリンク　　３１・・カ
ッタ刃　　Ｗ・・縦式走行時における各小袋に対する幅
（小袋の連鎖状帯に対しては高さとなる）　　ｈ・同上
各小袋に対する高さく小袋の連鎖状帯に対しては幅とな
る）　　Ｗ・・・水平式走行時における各小袋の幅　　
Ｈ・・・同上各小袋の高さ 特許出願人　ドーボーイ株式会社 第１ＡＩ１ １Ｄ図第１Ｅ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ）予め充填された小袋の連鎖状帯を概ね水平方向とし
   て直立させ、かつ同方向に走行させつＸ該小袋の各袋間
   の境界部即ちシール部の薄い部分を検出し、それによっ
   て上記シール部を切断する方法。 ２、特許請求の範囲第１）項記載の「該小袋の各袋間の
   境界部即ちシール部の薄い部分」が「該小袋の膨みの厚
   い部分」であるもの。 ３）予め充填された小袋の連鎖状帯のリール１１を概ね
   水平に七ソトし、該リールより引き出される小袋の連鎖
   状帯＋１ａの概ね水平方向に走行するライン上に、先づ
   該走行ラインの位置を決めるガイドロール１２、次に上
   記連鎖状帯に対するパイブレーク付きＵ字溝型カイト１
   ６、続いて直線状Ｕ字溝型ガイド１７、更に」二記連鎖
   状帯の引き出し用駆動式ビンチロール２１Ａ、２］Ｂ、
   更に続いて再び直線状Ｕ字溝型カイト１８、該Ｕ字溝型
   カイ１−の出口部にはカッタ３１を、そして該カッタは
   、上記Ｕ字溝型ガイド１７の中途上の一部を切り欠けた
   箇所に設けられた厚薄検出器２５Ａと電気的に接続され
   ていることを特徴とする充填された小袋の連鎖状帯の切
   断装置。 ４）特許請求の範囲第２）項記載の「パイフレーク１６
   」が除かれたもの。 ５）特許請求の範囲第２）項記載の「一部を切り欠けた
   箇所」が「複数部を切り欠けた箇所」であるもの。 ６）特許請求の範囲第２）項記載の「厚薄検出器」が複
   数ケであるもの。 ７）特許請求の範囲第２）項記載の「厚薄検出器」は「
   コンタクト式又は光電管式或いは又空気式検出器」であ
   るもの。 ８）特許請求の範囲第２）項記載の「電気的に接続され
   ている」が「電気的及び／又は空気的に接続された電磁
   器又はエアシリンダ２２に結合されている」であるもの
   。