JPS5914849A - 歯科用ワツクスアツプ形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯科用ワックスを溶１１１Ｌ、てワックスア
ップを行う作業（所謂ワックスアップ法）に利用され得
る歯科用ワックスアップ形成装置に関するものである。

従来、固形のＳ型を作る際のワックスアップ法として採
らする作業手順は、ディッピング、コーン形成および隆
線形成であつＩコ。かような作業において歯科技工士は
、ワックススパチュラを用いて溶解ポット内の溶融ワッ
クスをすくい取るか、あるいは熱したスパチュラで固形
のワックスをすくい取り、し、かる後ガスバーナーで再
度加熱して、作業ｉｓ型支台＠Ｃ盛り上げる方法を採用
していた。

しかしながら、このような従来のワックスアップ法にあ
っては、ガスバーナーでの再加熱の際に過熱の虞わがあ
り、ワックス材料の変簀會き１ごしてしまうといった欠
点があつｊこ。普に、溶解ポットでは作業中ずつと１気
またはガスによって長時間に亘って加熱溶融せしめてい
るので、ポット内でワックスの柚々の添加物が分離して
底部に沈澱してワックス自体が変質してＬまうと共に、
分離した沈澱物はワックスアップに使用不適であるので
使用可能なワックス量が減少してしまうとい□う欠点が
あった。

上述し１こ従来方法では、スパチュラを往復させる回数
が極めて多かっに０例えば第１大臼歯の鋳造上のワック
ス盛り上げを行う場合、ポットおよびバーナーと作業模
型支台歯との間を３０〜５０回往復させざるを得す作業
時間を大きく要していた。まｊＪ、ワックスの原料は石
油であり、その溶解時に人体に態形Ｉ＃を及ぼす物質が
発生すると共に、溶融ワックスから生じるけむりも人体
ｔこ有害であるｋされている。特許こワックススポット
では同時に大量のワックスを溶解するので、このような
有害な物質およびけむりが大量に生じ、ワックスアップ
作業中ｋｒ−ｍけることのできないものであつｌこ。そ
の１こめ、作業者會ことって無害なワックスγツブ作業
の実現が強く望まれていた。

本出願人は先に昭和５７年す月２２日付の特許出願で、
上述した要語ｔｒ応えるものとして、必要最小限の曹の
ワックスのみｆ溶解し、その溶融温度も適温をご維持し
て、ワックスな紗質させることのないワックスアップ法
を行える装置を提案した。

第１図は、その先願装置の一具体例を示す構造図である
。ここで、１１は例えば透明プラスチック製の円筒状本
体、１３は大口径の開放後端部１５、斜めに切断さｉ　
ｙ、＝小口径の開放先端部１７およびしぼり形状中間部
１９ｔ−ｉする例えば金属製の円筒状加熱体である。こ
の加熱体１３の後端部１５は本体１１の先端部２１から
圧入さねでおり、本体１１と加熱体１３とは一体化して
いる。３０は加熱体１３の先端部１７の外周上に巻装さ
ｔ′ｌｔコセラミックヒータであり、円筒状セラミック
体に金属管蒸看して発熱体を形成し、絶縁被榎して一体
成形したものである。３１および３３はセラミックヒー
タ３０への給電用リードであり、その−力供給手段は省
略する。４１は材質が公知の歯科用ワックスであり、一
定長の丸棒としている。このワックス４１の先端部４３
は、加熱体１３のしぼり中間部１９と同一角度で傾斜し
ている円錐形状をし、才た後端部４５は、別なワックス
４】１の円錐形状先端部を押し込んだ場合に整合するよ
うにくり貫いである。また、ワックス４】の土日周面ｔ
こ長手方向で一定幅に亘って一定ピ゛ンチで谷、山の連
続する切り込み４７を形成している。

５０は本体１１に−設けた設置孔５１内に装置された込
り歯車であり、その外歯５３は同一ピッチのワックス４
１の切り込み４７と噛み合うように構成さねでいる。な
お、ワックス４１０安定化のために上、下で挾持して支
えるローラ手段があるが、ここでは省略する。

上述した構成例の動作を以下會こ述べる。本装置の操作
手順としては、先ず、両リード３１および３３か接続さ
れた電力供給源（図示せず）によってセラミックヒータ
３０に通電して発熱動作を行わせる。このセラミックヒ
ータ３０の迷絖通亀によって加熱体１３は連続加熱され
、加熱体１３の先端部１７から後端部１５に熱が伝わり
、当該加熱体】３の空胴内が加温される。放熱および加
熱体Ｉ３がその後端部１５側において大口径であるため
に、当該加熱体１３の空胴内の温度はその後端部１５に
行くにっわて下る温度勾配が生じる。

加熱体１３における先端部】７近辺の空胴内温度′１′
Ｏ１小口径の中空部を更に２分して、そゎぞわの空胴内
温度′ｌ゛】および′ｌ′２、しぼり中間部１９ｔこお
ける空胴内湛度′ｌ°８、後端部１５における空胴内温
度゛１゛礁、さらに加熱体１３からはず１且っ本体１１
の空胴内部における温度＋１＝　６　（室温）で。

Ｉｌｌ、　＞　＋１１１＞　Ｊ’ｓ　＞　ｌ’ａ　＞　
１４１番＞１１’ｂ　となるような温度勾配を形成して
いる。なお、溶解すベキ歯科用ワックス４１としての公
知な−ワックス材質に対して適切な温度は、Ｔｏ　＝　
３００℃、ｌ’１＝８０℃、ｉ’ｇ　＝　６０℃、ｌｊ
＋３＝　４０℃、ｉ’４　＝　３０ｏＣＥよび＋ｊｌｂ
−２０℃が実験士および理論的にも好ましいものであっ
た。かような温度と略なるように、セラミックヒータの
構成および加熱体１３の材質、形状等を考慮して設計し
である。なお必要に応じて、加熱体１３のしぼり中間部
１９Ｋ例えば金属製リング状放熱体を装置したり、ある
いは加熱体１３の後端部】５にリング状放熱体を装置Ｌ
τおき、それ管内包するようｔｃ本体１１に挿着しても
よい。

次いで、固形の丸棒状歯科用ワックス４１を円錐状突起
先端部４３から、本体１１の開放後端側から矢印ａ方向
に挿入して、ワックス４１の切り込み４７と送り歯車５
０の外歯５３とを噛み合せる。−車５０を指で矢印す方
向で回転させて、ワックス４１を矢印ａ方向で更に進行
させ、ワックス４１の先端部４３を加熱体１３のしぼり
中間部１９における内壁に蜜狼させる。温度′１゛８の
空胴で温められ、また加熱体】３からも熱を直接奪って
、ワックス４１の先端部４３は軟化する。そのため、ワ
ックス４１は固形では加熱体１３の小口径部より小さい
が、加熱さオ］て軟化すわば変形して加熱体１３の小口
径部の空胴内に圧入可能となる。そこで、送り歯車５０
を矢印す方向で史に回転し続けると、固形ワックス４１
の軟化先端部が吏１こ加熱体１３の先端部】７に強制的
に進行さねて、そこの温度１１ＩＯは陶材用ワックス４
１の溶解温度以上にあるので、ワックス４１の軟化先端
部は溶解する。そのため、溶融ワックスが加熱体１３の
先端部１７に溜まり、温度Ｔｏ（溶融１こ適切な温度）
で一定に保温される。溶融ワックスは、固形ワックス４
１の軟化状態にある部分が加熱体１３のしぼり中間部１
９の内壁に重置しているため、たとえ加熱体１３を上方
に向けても漏ねる虞れはない。

このようｋこして得られ１こ溶融ワックスを所望の作業
模型支台歯に持って行き、ワックスアップ作業を行う。

この場合、本装置を作業模型支台歯に近づけておき、ワ
ックスアップに必要な蓋だけその部間送り歯車５０を指
で回転させて溶融ワックスな得わばよい。そのため、ワ
ックスアップ作業を極めて迅速をこ行えるので作業時間
の大幅な知縮となり、作業そのものも極めて容易となる
。また、ワックスの溶解を、必要な時に必要量だけ行う
ので、ワックスの溶解時に生じる有害な物質および溶融
ワックスから発生するけむりが極めて少なくなり、人体
に対する態形醤を激減することができる。そわと共に、
ワックス溶解に要する総電力を相対的に減らすことがで
きる。

しかしながら、上記構成の歯科用ワックスアップ形成装
置にあって、第１木目の固形状歯科用ワックス４１に続
いて、その後端部４５にｉｎ２本目０ワックス４１１の
先端部を押し込み、当該第２木目のワックス４１１を本
体１１に挿入しておいた場合であっても送り歯車５０は
いずれか一方のワックスとしか保合しない。そのため、
第１木目のワックス４１の移送終了後、第２木目のワッ
クス４１１と適切な保合をしない虞わがある。特にワッ
クス保持が不十分であれば、第２木目のワックス４１１
が送り歯車５０と係合する前に離脱してしまう危険性か
ある。

本発明の目的は、かような問題点を解消するためになさ
れ１ごものであり、第２木目の陶材用ワックスも＄１本
１に続いて確実をこ移送させることのできる歯科用ワッ
クスアップ形成装置を提供することにある。

このような目的は、本体の一端側から挿入された同形の
歯科用ワックスを加熱して軟化させ、さらに溶融させる
ことによって得らゎだ溶融ワックスを前記本体の他端側
から供給するよう−こした陶材用ワックスアップ形成装
置において、前記固形の歯科用ワックスの第１木目１こ
続き第２木目を挿入する際に両ワックスを保持できる構
造としたワックス移送手段を含むように構成することに
よって達成される。

以下図面に基づいて本発明の詳細な説明す６゜第２図は
本発明の一実施例を示し、第１図と同一符号は同一要素
を示す。

第２図において、本体】１１こ設けｔコ設随孔５１内に
、一対の送り歯車５０１および５０２と、該両歯車５０
１．５０２のそ４ぞわの外−に共通１こ噛み合う別な歯
車５０３とを装着している。更に、両送り歯車５０１お
よび５０２にそれぞゎ対向して空回り車５０４および５
０５を本体ｌｌ内に設置している。陶材用ワックスは、
その切り込み４７と噛み合う送り歯車５０１および５０
２と、空回り車５０４および５０５とによって挟持さね
で移送されるように構成されている。

指で歯車５０３を矢印Ｃ方向（前方方向）に回転させる
と一対の送り歯車５０１および５０２は連動して矢印す
方向に回転するので、歯科用ワックスは矢印ａ方向（装
置の前方）に移送される。

かようなワックス移送手段によって送られた第１木目の
ワックス４１が終了間際になると、当該ワックス４１は
送り歯車５０１と空回り車５０４とによってのみ挾持さ
れる。そわに続くＩ８２本目０ワックス４１１の前方部
位が、別な歯車５０２と空回り車５０５によって挾持さ
れる。従って、第１木目のワックス４１とそれに続く第
２木目のワックス４１１とが共に挾持されるので、特に
−第２木目のワックス４１１が本体１１から離脱してし
まうということはない。

第３図および第４図に、後続のワックスの挿入をスムー
スに行うことのできる本発明の別実施例を示す。ここで
、第１図と異なる点は、指でワックス４１．４１１に移
行させるための歯車５０３をレバー６１に回転自在に取
り付け、このレバー６１の一端を本体ｌｌの突起６３に
回動可能に軸着していることである。

両送り歯車５０１および５０２は、回転自在に本体１１
に取り付けである。レバー６１を本体ｌｌ側をこ押し付
けて固定した状態では、このレバー６１に装着された歯
車５０３と両送り歯車５０１．５０２とが噛み合うので
、第２図に関して述べたと同様な動作でワックス４１．
４１１の挟持および移行がなされる。

第１木目のワックス４１の使用完了前でその後端部４５
が一方の送り歯車５０１および一方の空回り車５０４１
Ｃよってのみ挾持されることとなったときに、レバー６
１を第４図にて点線で示すように引き上げて、歯車５０
３と他方の送り歯車５０２との囃み合わせを解除して当
該送り歯車５０２を空回り可能状態とする。この場合、
ワックスの移送安定のために本体１１ｔｉ−装着した他
の送り歯車５０７および両空回り車５０５．５０８も空
回り可能状態にある。そこで、対となっている送り歯車
５０７と空回り車５０８との間、および他の対となって
いる送り歯車５０２と空回り車５０５の間に一第２木目
のワックス４１１を挿入し、その突起状先端部がｇｉ本
木目ワックス４】のくり貫き後端部４５に嵌合するまで
押し込む。しがる後、レバー６１を実線で示す位１１に
まで押し下げて、−車５０３を両送り歯車５０１および
６０２と噛み合わせる。これにより、送り歯車６０２と
空回り車５０５とで挾持された第２木目のワックス４１
１が、上述した如く歯車５０３０回動によって移行可能
となる。

なお、指で歯車５０３を押す方向（矢印Ｃ方向）での回
動を行わせるのは通常使いにくいので、第５図に示す如
く、歯車５０３および両送り歯車５０１．５０２に係合
する別な歯車５０９を史に取り付けて、当該歯車５０３
を手前に引く方向で回動させるようにすれはよい。

まに１鱒科用ワックス４１．４１１に切り込み４７を設
けない場合１こは、送り歯車５０１．５０２の外周又は
全体を例えばゴム材料で形成しておき、歯科用ワックス
を空回り車５０４．５０５との間で強く挾むようにして
おけばよい。ｔた。かようなゴム製送り歯車に回転力を
与えるための歯車５０３をその外歯が強くくい込むよう
に、歯車の装着を行っておく必要がある。

以上詳述した如く本発明によれば、随時必要な量だけワ
ックスを溶解することによって、従来のワックスアップ
法に伴う欠点をすべて解消したワックスアップ作業を可
能とすると共に、１本のワックスが終了しても次のワッ
クスを安定確実に保持して移送することにより作業を更
に確実とする小型且つ操作容易な歯科用ワックスアップ
形成装置が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は先ＩｇＩｉｌＫ−係る歯科用ワックスアップ形
成装置を示す断面図、第２図は本発明による歯科用ワッ
クスアップ形成装置の一実施例を示す断面図、第３図お
よび第４図は本発明の別実施例の断面図および歯車部分
の拡大説明図、第５図は本発明の別実施例を示す歯車部
分の構成図である。 １１・・・本体、１３・・・加熱体、１９・・・加熱体
１３のしぼり中間部、３０・・・セラミックヒータ、４
１゜４１１・・・歯科用ワックス、４７・・・切り込み
、５゜・・送り歯車、５３・・・外画、６１・・レバー
、５０１．５０２．５０７・・−送り歯車、５０３・・
歯車、５０４．５０５．５０８・・空回り車。 特許出願人　　京都セラミック株式会社同　　　　株式
会社　フォーブレーン αシ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　本体の一端側から挿入された固形の歯科用ワックス
   を加熱して軟化させ、さらに溶融させることによって得
   られた溶融ワックスを前記本体の他端側から供給するよ
   うにした歯科用ワックスアップ形成装置において、前記
   固形の歯科用ワックスの第１木目に続き第２木目を挿入
   する際に両ワックスを保持できる構造としたワックス移
   送手段を含むように構成したことを特徴とする歯科用ワ
   ックスアップ形成装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の一科出ワックスアップ
   形成装置において、前記ワックス移送手段は、前記固形
   の歯科用ワックスの第１本目？よ機構を連動して作動さ
   せるように構成したことを特徴とする歯科用ワックス了
   ツブ形成Ｍａ１１゜