JPS59146131A - インライン型電子銃 - Google Patents
インライン型電子銃Info
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- JPS59146131A JPS59146131A JP2011183A JP2011183A JPS59146131A JP S59146131 A JPS59146131 A JP S59146131A JP 2011183 A JP2011183 A JP 2011183A JP 2011183 A JP2011183 A JP 2011183A JP S59146131 A JPS59146131 A JP S59146131A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
不発明はカラー陰極線管に係シ、インライン型電子銃か
ら放射された中央及び一対の内外側電子ビームが共通の
偏向磁界によシ螢光面上に形成するラスターの大きさを
、特に水平偏向周波数にかかわらず等しくさせることが
可能なセルフ・コンバージェンス方式のインライン型電
子銃に関するものである。
ら放射された中央及び一対の内外側電子ビームが共通の
偏向磁界によシ螢光面上に形成するラスターの大きさを
、特に水平偏向周波数にかかわらず等しくさせることが
可能なセルフ・コンバージェンス方式のインライン型電
子銃に関するものである。
第１図は従来用いられている動的コンバージェンス補正
を要しない、所謂セルフ・コンバージェンス方式のイン
ライン型電子銃を用いた陰極線管の縦断面図である。イ
ンライン型電子銃１から放射されて同一平面内にある中
央電子ビームＢ１及び一対の内外側電子ビームＢ２．Ｂ
３は排気された硝子外囲器２の漏斗状部に配設された偏
向装置５により水平及び垂直に偏向され、硝子外囲器２
の頂面にあシ、内側に三色に発光する複数の螢光体画素
が被着された螢光面４上にこれに対設されたシャドウマ
スク３全通して走査画面を形成する。
を要しない、所謂セルフ・コンバージェンス方式のイン
ライン型電子銃を用いた陰極線管の縦断面図である。イ
ンライン型電子銃１から放射されて同一平面内にある中
央電子ビームＢ１及び一対の内外側電子ビームＢ２．Ｂ
３は排気された硝子外囲器２の漏斗状部に配設された偏
向装置５により水平及び垂直に偏向され、硝子外囲器２
の頂面にあシ、内側に三色に発光する複数の螢光体画素
が被着された螢光面４上にこれに対設されたシャドウマ
スク３全通して走査画面を形成する。
このカラー陰極線管を動的コンバージェンス補正を要し
ないセルフ・コンバージェンス方式とするには、偏向装
置５の水平偏向磁界を強い糸巻型歪に、垂直偏向磁界を
強い樽型歪にして、第２図に示す様にこれら偏向磁界に
よシ一対の内外側電子ビームＢ２．Ｂ３のコマ収差をな
くして螢光面４上に一致した走査画面６を形成する。こ
の場合の中央電子ビームＢ１の走査画面７は一般に水平
、垂直共両外側電子ビームＢ２．Ｂ３の形成する走査画
面より小さくなる。この走査画面の不整合は偏向装置５
０コマ収差によるものであり、コマ収差を除去して各走
査画面を一致させるために、偏向装ｆ５の後部漏洩磁界
が及ぶ電子銃１の先端に取付けられた非磁性材で有底円
筒状に形成された集中磁極１０底而１１に高透磁率の磁
性部材からなる磁界制御素子を配設している。第３図は
磁界制御素子の一例を示し、集中磁極１０の底面１１に
穿設された中央電子ビーム透過開孔１２を螢光面４の短
軸である垂直軸Ｙ−Ｙ上で挾むように対設された一対の
円盤状磁気増強素子１５．１６と、螢光面４の長軸であ
る水平軸Ｘ−Ｘ上に穿設された内外側電子ビーム透過開
孔１３，１４を囲む様に配設された環状磁気遮蔽素子１
７．１８から構成されている。磁気増強素子１５．１６
は中央電子ビームＢ１に対して、偏向装置５の水平偏向
磁ＷＦａの偏向感度を内外側電子ビームＢ２．Ｂ３よシ
増加させ、環状磁気遮蔽素子１７．１８は内外側電子ビ
ームＢ２．Ｂ３に対して、偏向装置５の水平、垂直偏向
磁界ＦＩ（、Ｆ■ の偏向感度を中央電子ビームＢ１よ
シ低下させ、又中央電子ビームＢ１に対して垂直偏向磁
界Ｆｖの偏向感度を内外側電子ビームより増加させる働
きがある。
ないセルフ・コンバージェンス方式とするには、偏向装
置５の水平偏向磁界を強い糸巻型歪に、垂直偏向磁界を
強い樽型歪にして、第２図に示す様にこれら偏向磁界に
よシ一対の内外側電子ビームＢ２．Ｂ３のコマ収差をな
くして螢光面４上に一致した走査画面６を形成する。こ
の場合の中央電子ビームＢ１の走査画面７は一般に水平
、垂直共両外側電子ビームＢ２．Ｂ３の形成する走査画
面より小さくなる。この走査画面の不整合は偏向装置５
０コマ収差によるものであり、コマ収差を除去して各走
査画面を一致させるために、偏向装ｆ５の後部漏洩磁界
が及ぶ電子銃１の先端に取付けられた非磁性材で有底円
筒状に形成された集中磁極１０底而１１に高透磁率の磁
性部材からなる磁界制御素子を配設している。第３図は
磁界制御素子の一例を示し、集中磁極１０の底面１１に
穿設された中央電子ビーム透過開孔１２を螢光面４の短
軸である垂直軸Ｙ−Ｙ上で挾むように対設された一対の
円盤状磁気増強素子１５．１６と、螢光面４の長軸であ
る水平軸Ｘ−Ｘ上に穿設された内外側電子ビーム透過開
孔１３，１４を囲む様に配設された環状磁気遮蔽素子１
７．１８から構成されている。磁気増強素子１５．１６
は中央電子ビームＢ１に対して、偏向装置５の水平偏向
磁ＷＦａの偏向感度を内外側電子ビームＢ２．Ｂ３よシ
増加させ、環状磁気遮蔽素子１７．１８は内外側電子ビ
ームＢ２．Ｂ３に対して、偏向装置５の水平、垂直偏向
磁界ＦＩ（、Ｆ■ の偏向感度を中央電子ビームＢ１よ
シ低下させ、又中央電子ビームＢ１に対して垂直偏向磁
界Ｆｖの偏向感度を内外側電子ビームより増加させる働
きがある。
従って磁界制御素子１５．１６及び１７．１８によυ中
央電子ビームＢ１の走査画面７は水平、垂直方向共拡大
され、逆に周外側箪子ビームＢ２．Ｂ３の走査画面６は
縮少され、偏向磁界によるコマ収差が除去されて走査画
面６，７を完全に一致させることが可能となる。
央電子ビームＢ１の走査画面７は水平、垂直方向共拡大
され、逆に周外側箪子ビームＢ２．Ｂ３の走査画面６は
縮少され、偏向磁界によるコマ収差が除去されて走査画
面６，７を完全に一致させることが可能となる。
一万最近では各種の情報を表示するためカラー陰極線管
に高解像度特性を持たせた一所謂ナイスプレイ用カラー
陰極線管が用いられており、これにより英数字、記号、
漢字及び図表等が高密度表示される。
に高解像度特性を持たせた一所謂ナイスプレイ用カラー
陰極線管が用いられており、これにより英数字、記号、
漢字及び図表等が高密度表示される。
高密度表示を行うには、カラー陰極線管の解像度が高く
、フォーカス特性が均一であること、表示画面の水平方
向解像度を高めるため映像回路の周波数帯域が広いこと
、表示画面の垂直方向解像度を高めるためには走査線数
が多いことが必要となる。
、フォーカス特性が均一であること、表示画面の水平方
向解像度を高めるため映像回路の周波数帯域が広いこと
、表示画面の垂直方向解像度を高めるためには走査線数
が多いことが必要となる。
通常、高密度表示の一手段として走査線数を増加させる
ため、水平偏向周波数ｆｈを現行の標準カラーＴＶ方式
の１５．７３４ＫＨｚ以上に高めることが行なわれてい
る。この場合、水平偏向周波数ｆ ｈ＝ｌ ５．７３４
ＫＨｚ程度では全く問題がなかった水平偏向磁界による
周外側及び中央電子ビームが形成する走査画面６／、７
／のコマ収差が生じ、第４図に示す様に中央電子ビーム
の走査画面７′に対し内外側電子ビームの走査画面６′
が水平方向で若干拡大され、且つその拡大の割合が螢光
面４の左右で相違し、左側の拡大寸法ｄ１の方が右側の
拡大寸法ｄ２よυ大きくなる非対称性が生じる。この走
査画面のズレがコンバージェンス誤差であり、螢光面受
像画像品位を著しく劣化させる。例えば２０インチ９０
度偏向カラー陰極線管に於て、水５− 平偏同周波数ｆ ｌ、＝ｌ ５．７３ＫＨｚｆ ２倍の
ｆｂ＝ａｘ、５ＫＨｚでは上述のズレｄ１．ｄ２は有効
螢光面近くでｄｌ＝ｏ、７顛、ｄ２＝ｏ、３朋となる。
ため、水平偏向周波数ｆｈを現行の標準カラーＴＶ方式
の１５．７３４ＫＨｚ以上に高めることが行なわれてい
る。この場合、水平偏向周波数ｆ ｈ＝ｌ ５．７３４
ＫＨｚ程度では全く問題がなかった水平偏向磁界による
周外側及び中央電子ビームが形成する走査画面６／、７
／のコマ収差が生じ、第４図に示す様に中央電子ビーム
の走査画面７′に対し内外側電子ビームの走査画面６′
が水平方向で若干拡大され、且つその拡大の割合が螢光
面４の左右で相違し、左側の拡大寸法ｄ１の方が右側の
拡大寸法ｄ２よυ大きくなる非対称性が生じる。この走
査画面のズレがコンバージェンス誤差であり、螢光面受
像画像品位を著しく劣化させる。例えば２０インチ９０
度偏向カラー陰極線管に於て、水５− 平偏同周波数ｆ ｌ、＝ｌ ５．７３ＫＨｚｆ ２倍の
ｆｂ＝ａｘ、５ＫＨｚでは上述のズレｄ１．ｄ２は有効
螢光面近くでｄｌ＝ｏ、７顛、ｄ２＝ｏ、３朋となる。
水平偏向周波数ｆｈの増加と共に内外側電子ビームと中
央電子ビームが形成する走査画面６／、７／に水平方向
でコマ収差によるズレが先しる原因は次の通シである。
央電子ビームが形成する走査画面６／、７／に水平方向
でコマ収差によるズレが先しる原因は次の通シである。
先ず第一に、集中磁極１０の底面１１に誘導され、この
面を貫通する水平偏向磁界成分によシ猿状磁気遮蔽素子
１７．１８の配設された周外側電子ビーム透過開孔１３
．１４周囲及び環状磁気遮蔽素子１７．１８に渦電流が
生じ、これによって環状磁気遮蔽素子１７．１８中の磁
束変化を妨げる磁束が発生して、磁束を減殺させ、ため
に磁気遮蔽効果を減少させる。この渦電流による磁束の
損失は従来の水平偏向周波数’ｈ＝１５．７３ＫＨｚ程
度では全く無視出来たが、周波数の増加に従がって渦電
流による磁束の損失は無視出来なくかシ、第４図に示す
様に内外側電子ビームの走査画面６′が中央電子ビーム
の走査画面７′に対し左右方向で広がることになる。
面を貫通する水平偏向磁界成分によシ猿状磁気遮蔽素子
１７．１８の配設された周外側電子ビーム透過開孔１３
．１４周囲及び環状磁気遮蔽素子１７．１８に渦電流が
生じ、これによって環状磁気遮蔽素子１７．１８中の磁
束変化を妨げる磁束が発生して、磁束を減殺させ、ため
に磁気遮蔽効果を減少させる。この渦電流による磁束の
損失は従来の水平偏向周波数’ｈ＝１５．７３ＫＨｚ程
度では全く無視出来たが、周波数の増加に従がって渦電
流による磁束の損失は無視出来なくかシ、第４図に示す
様に内外側電子ビームの走査画面６′が中央電子ビーム
の走査画面７′に対し左右方向で広がることになる。
６−
一方、水平方向の走査を行うために偏向装置５の水平偏
向コイルに流す電流波形は第５図に示す鋸歯状波であシ
、図中ａ点からｂ点迄の時間ｉ１が水平走査時間であわ
、ｂ点からＣ点迄の時間ｔ２が水平帰線時間であシ、通
常ｔ２はｔｌの約１１５程度に設定されている。ａ点或
いは０点が水平走査の左端に、ｂ点が右端の位置に対応
している。即ち水平走査画面の左端の位置は水平帰線時
間ｔ２の終端に対応し右端は水平走査時間ｔ１の終端に
対応し、水平帰線期間ｔ２中は水平走査期間ｔ１の約５
倍の速さで変化する電流による磁界が発生し、従がって
その高調波成分磁界による渦電流損失に基づく環状磁気
遮蔽素子１７．１８の磁気遮蔽効果損失は螢光面左側の
万が右側よシ大きく、第４図に示す様に両外側電子ビー
ムの走査画面６′の中央電子ビームの走査画面７′に対
する水平方向での拡大幅は左側のｄｌが右側のｄｌより
犬き←０１水平方向でのコマ収差の非対称性が生じる。
向コイルに流す電流波形は第５図に示す鋸歯状波であシ
、図中ａ点からｂ点迄の時間ｉ１が水平走査時間であわ
、ｂ点からＣ点迄の時間ｔ２が水平帰線時間であシ、通
常ｔ２はｔｌの約１１５程度に設定されている。ａ点或
いは０点が水平走査の左端に、ｂ点が右端の位置に対応
している。即ち水平走査画面の左端の位置は水平帰線時
間ｔ２の終端に対応し右端は水平走査時間ｔ１の終端に
対応し、水平帰線期間ｔ２中は水平走査期間ｔ１の約５
倍の速さで変化する電流による磁界が発生し、従がって
その高調波成分磁界による渦電流損失に基づく環状磁気
遮蔽素子１７．１８の磁気遮蔽効果損失は螢光面左側の
万が右側よシ大きく、第４図に示す様に両外側電子ビー
ムの走査画面６′の中央電子ビームの走査画面７′に対
する水平方向での拡大幅は左側のｄｌが右側のｄｌより
犬き←０１水平方向でのコマ収差の非対称性が生じる。
従来の標準カラーＴＶ万式（ＮＴＳＣ万式）で用いられ
ているｆ ｈ＝１５．７３４ＫＨ２では約１１＝５１〜
５３μｍ□□でこれによる渦電１流損失は全く無視出来
、従がって上述のコマ収差及びその非対称は実質的には
見出せなかっそが、ｆｈの増加と共に１１ とｔ２の相
違、更に有効走査時間ｔ１を大きくするため帰線時間ｔ
２は出来るだけ小さく設定されて、渦電流損失の非対称
性は無視出来ない量となって上記の現象が生じてくる。
ているｆ ｈ＝１５．７３４ＫＨ２では約１１＝５１〜
５３μｍ□□でこれによる渦電１流損失は全く無視出来
、従がって上述のコマ収差及びその非対称は実質的には
見出せなかっそが、ｆｈの増加と共に１１ とｔ２の相
違、更に有効走査時間ｔ１を大きくするため帰線時間ｔ
２は出来るだけ小さく設定されて、渦電流損失の非対称
性は無視出来ない量となって上記の現象が生じてくる。
不発明は上述欠点を考慮してなされたものであ）、セル
フ・コンバージェンス方式のインライン型を子銃の水平
偏向周波数の増加に対して両外側電子ビームと中央電子
ビームの形成する走査画面にコマ収差によるズレが生じ
ないようにしたものである。
フ・コンバージェンス方式のインライン型を子銃の水平
偏向周波数の増加に対して両外側電子ビームと中央電子
ビームの形成する走査画面にコマ収差によるズレが生じ
ないようにしたものである。
７２１１ち、インライン型電子銃の電子ビーム射出側先
端に取付けられた非磁性金属材から成る有底円筒状集中
磁極底面にインライン配列されて穿設された中央及び両
列側電子ビーム透過開孔中偏向磁界が形成する走査画面
のコマ収差金補正する磁界制御素子が配設される開孔周
囲に複数の細長い切込みを形成すると共に、磁界制御素
子に前記切込みに合せた複数の細長い切込みを形成した
ものである。この様に構成することによって、電子ビー
ム透過孔部に配設される磁界制御素子はこれを貫通する
高周波の水平偏向周波数成分による渦電流の発生が防止
可能となシ、水平偏向周波数の増加にかかわらず中央及
び両外側電子ビームが形成する走査画面にコマ収差によ
る非対称なズレを除去出来て、インライン型電子銃を高
密度表示可能な優れた電子銃とすることが出来る。
端に取付けられた非磁性金属材から成る有底円筒状集中
磁極底面にインライン配列されて穿設された中央及び両
列側電子ビーム透過開孔中偏向磁界が形成する走査画面
のコマ収差金補正する磁界制御素子が配設される開孔周
囲に複数の細長い切込みを形成すると共に、磁界制御素
子に前記切込みに合せた複数の細長い切込みを形成した
ものである。この様に構成することによって、電子ビー
ム透過孔部に配設される磁界制御素子はこれを貫通する
高周波の水平偏向周波数成分による渦電流の発生が防止
可能となシ、水平偏向周波数の増加にかかわらず中央及
び両外側電子ビームが形成する走査画面にコマ収差によ
る非対称なズレを除去出来て、インライン型電子銃を高
密度表示可能な優れた電子銃とすることが出来る。
以下、図面を参照して、不発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第６図、第７図は不発明の一実施例による集中磁極２０
、環状磁気遮蔽素子２７（２８） の斜視図を夫々示
す。電子銃の先端に取付けられる非磁性材のステンレス
で有底円筒状に形成された集中磁極２０の底面２１には
、中央及び一対の両外側電子ビーム透過開孔２３ 、２
４ 、２５が等間隔を保って螢光面４の長軸に対応した
Ｘ−Ｘ軸上に穿設されている。然るに両外側電子ビーム
透過開孔２３゜２４にはＸ−Ｘ軸方向、及びこれに垂直
な方向に９− ４つの細長い切シ込み２５が形成されている。又環状磁
気遮蔽素子２７には図に示す様に、環状となった二つの
同心円の一つの直径上では、外側円の縁から始まって内
側円方向に二つの細長い切込み２９Ａが、更に前記直径
と直交する直径上では、内側円の縁から始まって外側円
方向に二つの細長い切込み２９Ｂが形成され、夫々の切
込みは内側から外側円まで貫通することないよう、少く
とも素子形成材板厚程度の幅が残されている。この集中
磁極２０の底面に第８図に示す様に、磁気増強素子１５
．１６及び前記環状磁気遮蔽素子２７．２８を配設する
。即ち中央電子ビーム透過開孔２２を螢光面４の短軸で
ある垂直軸Ｙ−Ｙ上で挾む様に対向して一対の円盤状磁
気増強素子１５．１６と、水平軸Ｘ−Ｘ上に穿設された
両外側電子ビーム透過開孔２３，２４′ｆｔ：囲む様に
環状磁気遮蔽素子２７゜２８を配設する。この際集中磁
極底面２１の両列側電子ビーム透過開孔２３，２４周囲
に形成された細長い切込み２５と環状磁気遮蔽素子２７
．２８の細長い切込み２９Ａ、２９Ｂと互に一致するよ
うに１０− 両者を互に位置合せして溶接固定する。これらの磁界制
御素子１５，１６，２７．２８の偏向磁界に対する働き
は前出の従来例と全く同一である。
、環状磁気遮蔽素子２７（２８） の斜視図を夫々示
す。電子銃の先端に取付けられる非磁性材のステンレス
で有底円筒状に形成された集中磁極２０の底面２１には
、中央及び一対の両外側電子ビーム透過開孔２３ 、２
４ 、２５が等間隔を保って螢光面４の長軸に対応した
Ｘ−Ｘ軸上に穿設されている。然るに両外側電子ビーム
透過開孔２３゜２４にはＸ−Ｘ軸方向、及びこれに垂直
な方向に９− ４つの細長い切シ込み２５が形成されている。又環状磁
気遮蔽素子２７には図に示す様に、環状となった二つの
同心円の一つの直径上では、外側円の縁から始まって内
側円方向に二つの細長い切込み２９Ａが、更に前記直径
と直交する直径上では、内側円の縁から始まって外側円
方向に二つの細長い切込み２９Ｂが形成され、夫々の切
込みは内側から外側円まで貫通することないよう、少く
とも素子形成材板厚程度の幅が残されている。この集中
磁極２０の底面に第８図に示す様に、磁気増強素子１５
．１６及び前記環状磁気遮蔽素子２７．２８を配設する
。即ち中央電子ビーム透過開孔２２を螢光面４の短軸で
ある垂直軸Ｙ−Ｙ上で挾む様に対向して一対の円盤状磁
気増強素子１５．１６と、水平軸Ｘ−Ｘ上に穿設された
両外側電子ビーム透過開孔２３，２４′ｆｔ：囲む様に
環状磁気遮蔽素子２７゜２８を配設する。この際集中磁
極底面２１の両列側電子ビーム透過開孔２３，２４周囲
に形成された細長い切込み２５と環状磁気遮蔽素子２７
．２８の細長い切込み２９Ａ、２９Ｂと互に一致するよ
うに１０− 両者を互に位置合せして溶接固定する。これらの磁界制
御素子１５，１６，２７．２８の偏向磁界に対する働き
は前出の従来例と全く同一である。
然しなから、水平偏向磁界ＦＨが集中磁極２０の底面２
１に誘導されてこの画 貫通する成分があっても、両外
側電子ビーム透過開孔２３，２４、及び環状磁気遮蔽素
子２７．２８の周囲には複数の細長い切込み２５，２９
Ａ、２９Ｂが形成されているため、この孔部、環状磁気
遮蔽素子２７．２８上での渦電流発生が阻止される。
１に誘導されてこの画 貫通する成分があっても、両外
側電子ビーム透過開孔２３，２４、及び環状磁気遮蔽素
子２７．２８の周囲には複数の細長い切込み２５，２９
Ａ、２９Ｂが形成されているため、この孔部、環状磁気
遮蔽素子２７．２８上での渦電流発生が阻止される。
従がってこの渦電流によって環状磁気遮蔽素子２７．２
８中で磁束変化を妨げる磁束の発生は極めて小さくなシ
、その磁気遮蔽効果は特に水平偏向周波数が現行標準カ
ラーＴＶ方式で用いられているｆｙ ＝１５．７３ＫＨ
１よシ高くなっても、その周波数にかかわらず減少する
ことはなくなる。この結果、従来の様に水平偏向周波数
ｆｈが高くなっても両外側電子ビームの走査画面が中央
電子ビームの走査画面に対し拡大されたシ、或いはその
拡大率が水平走査時間と水平帰線時間の割合の相違によ
って非対称となることがなくガる。
８中で磁束変化を妨げる磁束の発生は極めて小さくなシ
、その磁気遮蔽効果は特に水平偏向周波数が現行標準カ
ラーＴＶ方式で用いられているｆｙ ＝１５．７３ＫＨ
１よシ高くなっても、その周波数にかかわらず減少する
ことはなくなる。この結果、従来の様に水平偏向周波数
ｆｈが高くなっても両外側電子ビームの走査画面が中央
電子ビームの走査画面に対し拡大されたシ、或いはその
拡大率が水平走査時間と水平帰線時間の割合の相違によ
って非対称となることがなくガる。
以上の説明では中央と両外側電子ビームの走査画面が第
２図に示す関係にある走査画面のコマ収差を補正する各
一対の磁気増強素子と環状磁気遮蔽素子の組合せからな
る磁界制御素子を用いる場合について述べたが、不発明
はこれに限定されることなく種々のパターンを持ったコ
マ収差を補正する場合や、他の形状を持った磁界制御素
子にも適用可能である。
２図に示す関係にある走査画面のコマ収差を補正する各
一対の磁気増強素子と環状磁気遮蔽素子の組合せからな
る磁界制御素子を用いる場合について述べたが、不発明
はこれに限定されることなく種々のパターンを持ったコ
マ収差を補正する場合や、他の形状を持った磁界制御素
子にも適用可能である。
例えば第９図に示す磁界制御素子３７．３８にはこれが
配設される集中磁極２０の底面開孔部に形成された細長
い切込み２５に合せて切込み３９Ａ。
配設される集中磁極２０の底面開孔部に形成された細長
い切込み２５に合せて切込み３９Ａ。
３９Ｂが穿設されている。この素子の働きは第２図に示
すコマ収差補正に有効となる。即ち磁界制御素子３７．
３８の環状部３９Ｃの大きさ調整によって両外側電子ビ
ームの水平方向走査画面を縮少して、中央電子ビームの
それと一致させ、Ｘ−Ｘ軸上中央電子ビーム透過開孔２
２側に向いた突出部３９Ｄによシ垂直偏向磁界に対する
中央電子ビームの感度を増加させて垂直方向走査画面を
拡大させ両外側電子ビームのそれと一致させる働きをす
る。この場合も集中磁極底面と磁界制御素子に穿設され
た切込みによって渦電流の発生は防止され、水平偏向周
波数に対する磁界制御素子の動作の依存性はなくなる。
すコマ収差補正に有効となる。即ち磁界制御素子３７．
３８の環状部３９Ｃの大きさ調整によって両外側電子ビ
ームの水平方向走査画面を縮少して、中央電子ビームの
それと一致させ、Ｘ−Ｘ軸上中央電子ビーム透過開孔２
２側に向いた突出部３９Ｄによシ垂直偏向磁界に対する
中央電子ビームの感度を増加させて垂直方向走査画面を
拡大させ両外側電子ビームのそれと一致させる働きをす
る。この場合も集中磁極底面と磁界制御素子に穿設され
た切込みによって渦電流の発生は防止され、水平偏向周
波数に対する磁界制御素子の動作の依存性はなくなる。
更に上述した線順次で有効走査期間中の走査速度が一定
であるラスク走査方式でなく、走査速度が不定のランダ
ム走査方式に対して不発明を適用すれば、この場合もコ
マ収差は生じることなく、その有効性が一層顕著となる
。
であるラスク走査方式でなく、走査速度が不定のランダ
ム走査方式に対して不発明を適用すれば、この場合もコ
マ収差は生じることなく、その有効性が一層顕著となる
。
或いは不発明によれば、使用される水平偏向周波数毎に
集中磁極底面に配設される磁界制御素子ヲ最適化した専
用のものとする必要がなく、全ての周波数に対し同一の
磁界制御素子を共用可能となるｅ 上述の様に不発明によれば、セルフ・コンバージェンス
方式のインライン型電子銃の先端に取付けられた集中磁
極底面にインライン配列されて穿設された中央及び両外
側電子ビーム透過開孔のうち、偏向磁界によって形成さ
れる走査画面のコマ１３− 収差を補正する磁界制御素子が配設される開孔周囲に複
数の細長い切込みを形成するとともに、前記磁界制御素
子に上記切込みに合せた複数の細長い切込みを形成した
ことによシ、ここに配設される磁界制御素子の水平偏向
周波数に刻する作用の依存性及び水平走査時間と水平帰
線時間の相違による作用の差をなくすことが出来る。こ
の結果水平偏向周波数の増加にかかわらず、中央及び両
外側電子ビームが形成する走査画面のコマ収差に基づい
た非対称なズレを除去可能となシ、インライン型電子銃
を高密度表示可能な極めて特性の優れた電子銃とするこ
とが出来て、その実用的価値は非常に高い。
集中磁極底面に配設される磁界制御素子ヲ最適化した専
用のものとする必要がなく、全ての周波数に対し同一の
磁界制御素子を共用可能となるｅ 上述の様に不発明によれば、セルフ・コンバージェンス
方式のインライン型電子銃の先端に取付けられた集中磁
極底面にインライン配列されて穿設された中央及び両外
側電子ビーム透過開孔のうち、偏向磁界によって形成さ
れる走査画面のコマ１３− 収差を補正する磁界制御素子が配設される開孔周囲に複
数の細長い切込みを形成するとともに、前記磁界制御素
子に上記切込みに合せた複数の細長い切込みを形成した
ことによシ、ここに配設される磁界制御素子の水平偏向
周波数に刻する作用の依存性及び水平走査時間と水平帰
線時間の相違による作用の差をなくすことが出来る。こ
の結果水平偏向周波数の増加にかかわらず、中央及び両
外側電子ビームが形成する走査画面のコマ収差に基づい
た非対称なズレを除去可能となシ、インライン型電子銃
を高密度表示可能な極めて特性の優れた電子銃とするこ
とが出来て、その実用的価値は非常に高い。
第１図は従来用いられているセルフ・コンノく一ジェン
ス方式のインライン型電子銃を用いたカラー陰極線管の
縦断面図、第２図はこのカラー陰極線管の螢光面上に中
央及び両列側電子銃が形成する走査画面を示す図、第３
図は前記走査画面のコ１４− マ収差を補正する磁界制御素子と、その水平、垂直偏向
磁界に対する作用を示す図、第４図は走査画面のコマ収
差の様子を示す図、第５図は水平偏向コイルに流れる電
流波形、第６図乃至第８図は不発明の一実施例による集
中磁極、環状磁気遮蔽素子の斜視図及び集中磁極底面に
磁界制御素子全配設した状態を示す平面図、第９図は不
発明の他の実施例による集中磁極底面に一対の磁界制御
素子全配設した平面図を夫々示す。 １・・・・・・インライン型電子銃、２・・・・・硝子
外囲器、４・・・・・・螢光面、５・・偏向装置、６，
６′・・・・・・内外側電子ビームが形成する走査画面
、７，７′・・・中央電子ビームが形成する走査画面、
１０．２０・・・・・集中磁極、１２．２２・・・・・
・集中磁極底面の中央電子ビーム透過開孔、１３，１４
，２３．２４・・・・・・集中磁極底面の両列側電子ビ
ーム透過開孔、１５．１６ ・・・・磁気増強素子、
１７．１８，２７．２８・・・・・・環状磁気遮蔽素子
、３７．３８・・・・・・磁界制御素子、２５．２９Ａ
。
ス方式のインライン型電子銃を用いたカラー陰極線管の
縦断面図、第２図はこのカラー陰極線管の螢光面上に中
央及び両列側電子銃が形成する走査画面を示す図、第３
図は前記走査画面のコ１４− マ収差を補正する磁界制御素子と、その水平、垂直偏向
磁界に対する作用を示す図、第４図は走査画面のコマ収
差の様子を示す図、第５図は水平偏向コイルに流れる電
流波形、第６図乃至第８図は不発明の一実施例による集
中磁極、環状磁気遮蔽素子の斜視図及び集中磁極底面に
磁界制御素子全配設した状態を示す平面図、第９図は不
発明の他の実施例による集中磁極底面に一対の磁界制御
素子全配設した平面図を夫々示す。 １・・・・・・インライン型電子銃、２・・・・・硝子
外囲器、４・・・・・・螢光面、５・・偏向装置、６，
６′・・・・・・内外側電子ビームが形成する走査画面
、７，７′・・・中央電子ビームが形成する走査画面、
１０．２０・・・・・集中磁極、１２．２２・・・・・
・集中磁極底面の中央電子ビーム透過開孔、１３，１４
，２３．２４・・・・・・集中磁極底面の両列側電子ビ
ーム透過開孔、１５．１６ ・・・・磁気増強素子、
１７．１８，２７．２８・・・・・・環状磁気遮蔽素子
、３７．３８・・・・・・磁界制御素子、２５．２９Ａ
。
Claims (1)
- カラー陰極線管用インライン型電子銃の電子ビーム射出
側先端に取付けられた非磁性金属材から成る有底円筒状
集中磁極底面にインライン配列さ、 れて穿設された
中央及び両列側電子ビーム透過開孔のうち、偏向磁界に
よって形成される走査画面のコマ収差を補正する磁界制
御素子が配設される開孔周囲に複数の細長い切込みを形
成するとともに、前記磁界制御素子に上記切込みに合せ
た複数の細長い切込全形成したことを特徴とするインラ
イン型電子銃。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011183A JPS59146131A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | インライン型電子銃 |
| EP84300804A EP0116465B1 (en) | 1983-02-09 | 1984-02-08 | Colour cathode ray tube |
| DE8484300804T DE3462200D1 (en) | 1983-02-09 | 1984-02-08 | Colour cathode ray tube |
| US06/578,673 US4593226A (en) | 1983-02-09 | 1984-02-09 | Color cathode ray tube having electron gun with reduced eddy current loss at shield cup |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011183A JPS59146131A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | インライン型電子銃 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59146131A true JPS59146131A (ja) | 1984-08-21 |
| JPH0367296B2 JPH0367296B2 (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=12018002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011183A Granted JPS59146131A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | インライン型電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59146131A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62206749A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-11 | Hitachi Ltd | カラ−陰極線管 |
| JPH02186538A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-20 | Mitsubishi Electric Corp | カラー受像管 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58111244A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-02 | Toshiba Corp | カラ−受像管 |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP2011183A patent/JPS59146131A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58111244A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-02 | Toshiba Corp | カラ−受像管 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62206749A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-11 | Hitachi Ltd | カラ−陰極線管 |
| JPH02186538A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-20 | Mitsubishi Electric Corp | カラー受像管 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0367296B2 (ja) | 1991-10-22 |
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