JPS5914038B2 - 新規ムラミルジペプチド誘導体 - Google Patents

新規ムラミルジペプチド誘導体

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JPS5914038B2
JPS5914038B2 JP7407276A JP7407276A JPS5914038B2 JP S5914038 B2 JPS5914038 B2 JP S5914038B2 JP 7407276 A JP7407276 A JP 7407276A JP 7407276 A JP7407276 A JP 7407276A JP S5914038 B2 JPS5914038 B2 JP S5914038B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は免疫アジユバント活性を有しかつ制癌効果が強
く期待される新規ムラミルジペプチド誘導体。
更に詳しくは一般式(I)10Y−0H2C oH−OH (I) NHC0CH3 CH3CHCO−L−Ala−D−isoGln(式中
、Yはミコール酸残基を、Alaはアラニンク0 を、
isoGlnはイソグルタミンを意味す。
)で示される6−0−ミコロイルーN−アセチルムラミ
ルジペプチド誘導体に関する。免疫現象には骨髄に由来
するB細胞が生として関与する体液性免疫と胸線由来の
T細胞が主と25してあずかる細胞性免疫があり、更に
両免疫反応にはmacropharge(大食細胞)の
関与も知られている。
近年、癌(悪性腫瘍)の有望な予防ないし治療法として
、適当な免疫アジユバント物質を生体に30投与するこ
とによつて生理的或は病的原因で損われた生体の免疫的
監視機構を修復し、生体の免疫応答、特に腫瘍細胞など
の非自己細胞の排除に係わると考えられる主として細胞
性免疫応答能力を人為的に高める方策が考えられている
35免疫アジユバント物質として従来、人型結核菌、B
CGその他のミコバクテリアならびに細胞寄生性細菌の
細胞壁が有用であることは既に知られているが、本発明
者等はこれら細菌細胞壁が示すアジユバント活性をにな
う構成成分について検討し、モルモツトにおける卵白ア
ルブミン蛋白抗原に対するアジユバント活性発現にあず
かる最小単位としてN−アセチルムラミル−L−アラニ
ル一D一イソグルタミン(以下ムラミンジペプチドと称
す。
)の構造が厳密に要求されることを明らかにし、先に発
表した。(第12回ペプチド化学討論会及び第48回日
本細菌学会総会)。ムラミルジペプチドは、血中抗体量
および遅延型アレルギー反応の測定結果からしてアジユ
バント活性発現のための最小単位ではあつたが、抗腫瘍
活性と密接に関連し細胞性免疫が主として関与するマウ
スのマストサイトマ一P8l5−X2細胞に対する細胞
障害活性( Cell−MediatedcytOtO
xicity)試験及び抗腫瘍活性試験(同系マウス移
殖腫瘍、例えばへパトーマMHl34及びEL4白血病
に対する増殖抑制効果)は陰性であつた。この理由につ
いて本発明者等は更に検討を加えた結果、細胞障害活性
および抗腫瘍活性発現のためには、アジユバント物質が
適度の水溶性及び脂溶性を合せもつことが必要とされる
のではないかと考えた。
このことιA アジユバント活性試験、細胞障害活性試
験および抗腫瘍活性試験の際に用いられる油中水型エマ
ルジヨン、水中油型エマルジヨン(0i1dr0p1e
t)および燐酸バツフアー生理食塩水懸濁液の調製に際
して、ムラミルジペプチドそのものでは良好なエマルジ
ヨンが出来ないこと或は燐酸バツフアー生理食塩水に溶
解するため均一な懸濁化ができないこと等、アジユバン
ト活性物質の物理的性質に深く関係する問題であると考
察した。
又一方抗腫瘍活性が認められるBCG及※εび結核菌な
どの細胞壁及びその画分には特徴的な構成成分として長
鎖分枝脂肪酸であるミコール酸が存在することが知られ
ている。本発明者等はかかる観点に基づき、適度な水溶
性及び脂溶性を合せもつムラミルジペプチド類について
鋭意検討の結果、式( I)で示される新規なムラミル
ジペプチドミコール酸エステルを見い出し本発明を完成
した。
式(I)の化合物は、前記したエマルジヨンの形成及び
均一な燐酸バツフアー生理食塩水懸濁液の調製に際し、
ムラミルジペプチドの欠陥を完全に除去しえたものであ
る。従つて、式(I)の化合物がムラミルジペプチドと
同様又はそれ以上のアジユバント活性を呈すれば抗腫瘍
活性も強く期待しうるものである。特に、細胞性免疫が
関与する遅延型アレルギー反応を惹起し、細胞性免疫が
主役を演すると考えられる細胞障害活性を有し、かつ又
、同系移殖癌に対する抗腫瘍活性が認められれば、人の
癌の免疫療法剤として強く期待しうるものである。本発
明の目的化合物について、アジユバント活性、細胞障害
活性及び抗腫瘍活性を調べた結果は下記の通りである。
1 アジュバント活性 試料を燐酸バツフアー生理食塩水に溶解又は懸濁させて
使用した。
4 体疫性免疫試験 羊赤血球及びDNP−Lys26−FicOllを抗原
としそれぞれ組織培養( InvltrO系)及びマウ
ス( InvivO系)における抗体産生をプラグ形成
細胞数を指標として調べた。
(表1及び表2)◎ 細胞性免疫試験 式 で示されるモノアゾベンゼンアルソネート一N−アセチ
ル−L−チロシン(ABA−Tyrと以下称す。
)を抗原とし、遅延型アレルギ一反応の惹起をモルモツ
トの皮膚反応を指標と表1〜3の結果から、本発明化合
物は燐酸バツフア一生理食塩水懸濁液として投与した場
合ムラミルジペプチドに比べ血中抗体産生を指標とした
アジュバント活性は低いこと(表1−2)及び本発明化
合物を燐酸バツフア一生理食塩水に懸濁させ、さらにフ
ロインドの不完全アジユバントに油中水型エマルジヨン
とした場合ABA−Tyrに対する細胞性免疫の誘導(
遅延型アレルギ一反応)活性はムラミルジペプチドに比
べ同等以上であることが示される。
(表−3)2細胞障害活性 本発明化合物は燐酸バツフア一生理食塩水懸濁液又は水
中油型エマルジヨン(0i1dr0p1et)にし、ム
ラミルジペプチドは燐酸バツフア一生理食塩水に溶解し
各々、マストサイトーマP8l5−X2腫瘍細胞1X1
04個とともにC57BL/6Jマウスの腹腔内に投与
し、Brunner等の方法(ImmunOlOgyl
8、501〜5151970)により検定した。
結果は、下表−4に示される通り、本発明化合物は水中
油型エマルジヨンとして投与しても、又燐酸バツフア一
生理食塩水懸濁液の型で投与してもInvivO系にお
ける腫瘍細胞障害活性を?すリンパ球の出現に強叉ジユ
バント活性を小した。
3抗腫瘍活性 燐酸バツフア一生理食塩水に懸濁又は溶解させた試料1
00μf(本発明化合物;懸濁状態、ムラミルジペプチ
ド;溶解状態)をMHl.34ヘパトーマ1X106個
と混合し、同系C3H/Heマウスの皮内に投与しMH
l34ヘパトーマの増殖抑制効果を調べた。
結果は表一5に示す通り本発明化合物はムラミルジペプ
チドに認められない抗腫瘍活性を示した。※完全腫瘍増
殖抑制マウス数/使用した マウス数 ※※燐酸バツフア一生理食塩水 以上の結果からも明らかな如く、本発明の目的化合物は
、ムラミルジペプチドには認められない細胞障害活性お
よび抗腫瘍活性が認められ、BCGやその他のミコバク
テリア等の菌体又はその細胞壁画分と同様癌の免疫療法
剤として十分期特出来るものである。
又、本発明の目的化合物は下記する如き特性を有するも
のである。即ち、5従来の菌体や細胞壁画分に比べ、構
造簡単にして合成可能な化合物であり、高純度の均一成
分として取得しえる。8前述した如く、燐酸バツフア一
生理食塩水に対して化合物単独で均一な懸濁液を調製す
ることが可能であり、細菌細胞壁画分等と異なり生体に
静脈内投与も可能であり細胞壁画分等で実施されている
水中油型エマルジヨンの皮内又は筋肉内投与による注射
部位の組織障害等の副作用が出現しないことが期待され
る。
5本発明の目的化合物はムラミルジペプチドや細胞壁画
分等にみられるような体液性免疫(BCellを介する
抗体産生)と細胞性免疫(TCellを介する遅延型ア
レルギ一反応)をともに強化するのではなく、TCel
l依存性抗原であるABA−Tyrに対する遅延型アレ
ルギ一反応の惹起およびマストサイトーマP8l5−X
2に対する細胞障害活性がみられることから明らかな如
く、体液性免疫よりも細胞性免疫をより選択的に強化す
ることから、従来の多くのアジユバント活性物質に比べ
て比較的純粋な型で腫瘍免疫増強作用が期待される。
6従来の免疫アジユバント物質がフロインドの完全アジ
ユバントにその例がみられるように、それ自身免疫原性
を有するのに対して、本発明の目的化合物はそれ単独で
免疫原性を有する可能性は少ない〜 ※ く 以上の諸点を勘案し、本発明の目的化合物は今後の
人の癌の免疫療法剤として大いに注目に値するものであ
る本発明の目的化合物を製するには、1位水酸基を適当
な保護基で保護したN−アセチルムラミン酸を原料とし
、必要ならばカルボキシル基を保護し、6位水酸基を活
性化した後ミコール酸を、次いでL−アラニル一D−イ
ソグルタミンを反応させ最後に保護基を脱離させること
により製しうる。
即ち、反応式で示せば下記の通りである。(式中、Zは
・・ロゲン原子、ニトロ基若しくは低級アルコキシ基等
が置換することもあるベンジル基を、Xは三級ブチル基
、ジフエニルメチル基等のカルボキシル基の保護を、Y
はミコロイル基を意味する。
)式(■)の化合物のカルポキシル基の保護反応(即ち
、(■)→(■))は必ずしも必須ではないが、以後の
エステル化反応を、より好率的に進行させるためには適
当な保護基を有することが好ましい。
この保護基導入反応は通常の手段がとられる。式(■)
の化合物から式(■)の化合物を製する反応即ち、6位
一水酸基の活性化反応も適宜選択しうるが、例えば式(
■)の化合物を脱酸効果を有する溶媒に溶解し、これに
塩化パラトルエンスルホニル、塩化メタンスルホニル等
を反応させればよい。
式(■)の化合物とミコール酸(アルカリ金属塩)との
反応は通常適当な溶媒(例えばジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキサイド等の極性溶媒)の存在下行われ
る。
反応は、好ましくは100〜140℃に加熱し攪拌すれ
ばよいが、18−Crown−6等の環状ポリエーテル
化合物の存在下反応させればベンゼン等の無極性溶媒の
存在下低温で行いうる。かくして得られた式(V)の化
合物のカルボキシル基の保護基を脱離させ((V)→(
■))これにL−アラニル−D−イソグルタミンを適当
な縮合剤な用いて反応させる。
この反応は通常適当な溶媒(例えば酢酸エチル、ベンゼ
ン、ジオキサンテトラヒドロフランなどの無極性溶媒)
の存在下行われ、反応液を攪拌することにより速やかに
進行するが、必要に応じて若干加温して促進することも
出来る。最後に保護基を脱離させ、目的物を取得するが
、保護基の脱離法も通常の方法、例えばパラジウム炭、
白金等の触媒の存在下接触還元する方法又は臭化水素酸
一酢酸溶液で処理する方法等によつて実施される。
本発明において使用される原料物質のーつミコール酸は
ムラミルジペプチドに結合して適度な親油性を付与する
部分として重要な役割をも果すものであるが、一般に公
知である下記方法で製することが出来る。
即ち、人型結核菌、牛型結核菌、鳥型結核菌その他のミ
コバクテリア属(例えばMycobacteriuml
nlei,.Mycobacteriumsmegma
tis)及び非定型抗酸菌の全菌体又はロウDや結合脂
質等を加水分解し、活性アルミナ、硅酸等を用いるカラ
ムクロマトグラフイーで精製することにより製される。
かくして製されるミコール酸は[結核第50巻第11号
第431頁(1975)]に開示されている分子構造を
有するα−ミコール酸、d′−ミコール酸、β−ミコー
ル酸、d−スメグマミコール酸、d−カンサミコール酸
、メトキシミコール酸等のうち数種の混合物として取得
されるのが通常である。
勿論、更に厳密な精製分離を行なつて完全な単一化合物
或は純粋な合成品を本発明の目的化合物製造のために供
することも可能であるが、本発明の課題たる生物学的活
性の点からはミコール酸残基の果す役割からみて大差な
いと考えられる。即ち、本発明において使用されるミコ
ール酸とは、アツセリーノ(Asselineau.J
:TheBacteria1 1dpids,.Her
mannParis1966)が定義しているようにα
一炭素に長鎖分枝状アルキル基を、β−炭素に水酸基を
有する総炭素数70〜90の高級脂肪酸であればよく、
これ等の単一もしくは混合物がいずれも使用される。本
発明実施のために使用したミコール酸の一例を示せば以
下の通り。ミコバクテリゥムッベルクロシス菌 (Mycobacterium tuberculos
is strainAoyama B)のロウ区分をア
ルカリ加水分解し、次いで活性アルミナカラムクロマト
グラフイーに付して得た。
得られたミコール酸の平均分子式は酸滴定及び元素分析
よりC80H15803.5であつた。実施例ベンジル
N−アセチルーα−ムラミド1.07をテトラヒドロフ
ラン10mlに溶解し、これにジフエニルジアゾメタン
O,87を加え室温で30分間攪拌する。
溶媒留去後、残渣はヘキサンを加え結晶化させる。ここ
に得た粗結晶を酢酸エチルーヘキサンより再結晶し1.
37の1−α−0−ベンジル−N−アセチルムラミン酸
ジフエニルメチルエステル(■)を得、これを再度酢酸
エチルーへキサンより再結晶して純品を得る。融点15
5〜156℃。〔α〕青+122° (C=1.0、ク
ロロホルム)元素分析値 C3lH35O8Nとして 計算値 C67.74、H6.42、N2.55分析値
C67.62、H6.5O、N2.52l−d−0−
ベンジル一N−アセチルムラミン酸ジフエニルメチルエ
ステル0.37をピリジン3m1に溶解し氷冷下これに
トシルクロリド1.2yを加える。
1時間氷冷下攪拌した後水中に注入し、酢酸エチルで抽
出する。
酢酸エチル層を0.3規定苛性ソーダ溶液、1規定塩酸
溶液及び水で洗滌し硫酸マグネシウム上乾燥する。減圧
下溶媒を留去し残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製
する。ベンゼン一酢酸エチル溶出液より溶媒を完全に留
去すると0.347の1−α−0−ベンジル−6一0−
トシル一N−アセチルムラミン酸ジフエニルメチルエス
テル()が得られる。融点68〜73゜c0〔α〕−8
4.4る(C−0.5、クロロホルム)元素分析値 C
38H4lOlONSとして計算値 C64.85、H
5.87、Nl.99、S4.56分析値 C64.6
8、H5.92、Nl.93、S4.3lミコール酸カ
リウム0.38tを() 0.33yと18−CrOw
n6O.O27をベンゼン10m1に溶解した溶液に加
え3時間還流する。
減圧下溶媒を留去し残渣をアセトンで洗滌する。不溶物
質をシリカゲルカラムクロマトに付す。ベンゼン酢酸エ
チル(10:1)溶出区分をジアゾメタンのエーテル溶
液で室温で処理する。過剰のミコール酸のメチルエステ
ル化は目的物のクロマト精製を容易にする。溶媒を減圧
下留去し、残渣を再度シリカゲルクロマトに付す。ベン
ゼンでミコール酸メチルを溶出した後ベンゼン一酢酸エ
チル(10:1)の溶出分を集める。溶媒留去後残渣を
アセトンから再結晶すると0.32yの1−DO−ベン
ジル−6−0−ミコロール−N−アセチルムラミン酸ジ
フエニルメチルエステル(V)を得る。融点54〜57
℃。〔α〕υ+32.6を(C−0.5、クロロホルム
)元素分析値 ClllHl9lOlO.5Nとして計
算値 C78.O7、Hll.27、NO,82分析値
C78.34、Hll.48、NO.85(V) 0
.37とアニソール1m1をクロロホルム20m1に溶
解し、氷冷下トリフロロ酢酸3.0m1を加える。
30分攪拌後、反応液にアセトンを加え減圧下留去する
残渣をエタノールで洗滌後10m1のテトラヒドロフラ
ンに溶解する。この溶液にN−ヒドロキシコハク酸イミ
ド751T1g、L−アラニル一D−イソグルタミンベ
ンジルエステル塩酸塩65η、24ワのトリエチルアミ
ンをテトラヒドロフラン0.2m1に溶かした溶液及び
N−Nl−ジシクロヘキシルカルボジイミド37〜を氷
冷攪拌下加え更に室温にて一夜攪拌を継続する。副生す
るトリエチルアミン塩酸塩及びN−N′−ジシクロヘキ
シル尿素を濾去する。
減圧下溶媒を留去しエタノール可溶部分を除去し残渣を
シリカゲルクロマトグラフイ一に付す。ベンゼン−アセ
トン(3:1)の溶出分(初期溶出分を除く)を集め溶
媒留去後残渣をベンゼン−メタノールより再結晶し1−
α−0−ベンジル−6−0−ミコロール−H−アセチル
ムラミル−L−アラニル一Dイソグルタミンベンジルエ
ステル()0.1247を得た。融点171〜172℃
。〔α〕+30.2。(C−0.5、クロロホルム)元
素分析値 C,l3H2OOOl3.5N4として計算
値 C74.l3、Hll.Ol、N3.O6分析値
C73.63、Hll.O5、N3.l8() 76m
クをテトラヒドロフラン20m1に溶解した溶液をパラ
ジウム黒の存在下室温で水素化反応に付す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Yはミコール酸残基を、Alaはアラニンを、
    isoGlnはイソグルタミンを意味す。 )で示される6−O−ミコロイル−N−アセチルムラミ
    ルジペプチド誘導体。
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