JPS59140268A - 滑性特性の向上した電気絶縁塗料及びそれを用いた電気絶縁電線 - Google Patents

滑性特性の向上した電気絶縁塗料及びそれを用いた電気絶縁電線

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JPS59140268A
JPS59140268A JP1269483A JP1269483A JPS59140268A JP S59140268 A JPS59140268 A JP S59140268A JP 1269483 A JP1269483 A JP 1269483A JP 1269483 A JP1269483 A JP 1269483A JP S59140268 A JPS59140268 A JP S59140268A
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JP
Japan
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electrical insulating
insulating paint
electrically insulated
fatty acid
insulated wire
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JP1269483A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yamato
大和 仁
Minoru Fukuchi
福地 実
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TOUTOKU TORYO KK
Original Assignee
TOUTOKU TORYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気絶縁塗料及びそれン用いて成る電気絶縁電
線に関する。
従来より巻線工程において巻線機の物理的衝撃による巻
線の皮膜損傷を防止するため、油又はパラフィン油等の
滑剤乞用(・るととが行われている。これは巻線製造巻
取直前又は巻線工程直前に当該滑剤ン塗布することによ
り巻線の摩擦係数を下げ、以って皮膜損傷を防止せんと
するものである。
しかるにこの方法では巻線に塗布される油等清剤の塗布
量が均一化せず、巻線工程後の含浸ワニス処理において
過剰の滑剤のため接着不良乞生じたり、滑剤飛散による
汚染事故の発生がしばしば見受けられる。
一方、電気絶縁電線を介し、線状ポリアミド樹脂、一般
に、6ナイロン又は6・6ナイロンを、塗布焼付け、当
該ナイロンの低摩擦係数を利用し、巻線工程での皮膜損
傷を防止する、いわゆるナイロンコート想が提案されて
おり、巻線工程上の上述のトラブル防止の一助としてい
る。
しかしながら、近年巻線工程にどいて巻線合理化のため
巻線機の高速化がなされるため上述のナイロンコート線
の滑性特性の向上の要求が出ている。このことは、ナイ
ロンコート線といえども、しばしば巻線機の高速化によ
って、皮膜損傷の事故発生が見受けられるということで
ある。この対策として、ナイロンコート線に、さらに、
前述した油、パラフィン油よりなる従来滑剤を塗布する
ことが行われているが、これらの使用によれば前述の如
(滑剤塗布量不均一性等のトラブルを生じ、せつか(ナ
イロンコートすることにより油、パラフィン油を使用す
る場合に生じる接着不良、滑剤飛散汚染事故を回避した
のが徒労に帰することになる。
本発明は、かかる状況下に鑑み、高速化された巻線機に
よる皮膜損傷のトラブルヶ解消することン目的として鋭
意検討の結果完成−されたもので、線状ポリアミド樹脂
に対しエステル反応物を特定量配合することにより、上
述したトラブルを解消した滑性を有づ−る′電気絶縁塗
料の開発に成功した。
即ち、本発明は線状ポリアミド樹脂100重量部に対し
、飽和脂肪酸の1種又は2種以上又は不飽和脂肪酸の1
種又は2種以上又はこれらの混合物と多価アルコールの
1種又は2種以上とのエステル反応物0.5〜20重量
部を配合して成る滑性特性の向上した電気絶縁塗料に存
し、更に、本発明は当該塗料′?:を気絶縁電線に塗布
焼付は滑性皮膜乞形成せしめて成る電気絶縁電線乞提供
するものである。
本発明に用いられる線状ポリアミド樹脂とは、ラクタム
の重合、二塩基酸とジアミンの重合の公知の方法で得ら
れるものであり、一般に、 6ナイロン、6・6ナイロ
ン、6・10ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、
ダイマー酸系ポリアミド及びこれらの共重合ナイロン等
である。
又本発明に用いられるエステル反応物は、飽和又は不飽
和脂肪酸と多価アルコールの直接エステル反応、又は油
脂と多価アルコールとのフルコリシスによる反応で得ら
れ、モノ、ジ、トリの混合エステルが好ましい。これに
使用する飽和脂肪酸にはカプロン酸、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、7
ラキン酸等が例示され、一般式0、H2n、C!OOH
(n =4%数)で表わされる飽和脂肪酸中、nが4か
ら30のものが好ましい。又不飽和脂肪酸の代表例とし
ては、オレイン酸、リノール酸がある。
これら脂肪酸と反応させる多価アルコールとしては、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン
、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が
挙げられる。
油脂と多価アルコールとのフルコリシスによる脂肪酸エ
ステル反応物の例としては、油脂例えばヤシ油、トール
油、大豆油、アマニ油の1種又は2種以上と、多価アル
コール例えばグリセリン、トリメチロールプロパンの1
種又は2種以上とのフルコリシスによって得られる、モ
ノ、ジ、トリエステルの混合物が挙げられる。
本発明の電気絶縁塗料は線状ポリアミド樹脂100重量
部に対し脂肪酸エステル反応物を0.5〜20重量部配
合して成る。
線状ポリアミド樹脂と脂肪酸エステル反応物の割合を上
記割合としたのは、脂肪酸エステル反応物0.5重量部
以下では滑性の効果が見られないし、又20重量部以上
の添加では塗布焼付けした場合の絶縁皮膜の特性、特に
皮膜の軟化性が低下し、巻線として使用に堪え難くなる
からである。好ましくは、線状ポリアミド樹脂100重
量部に対し、脂肪酸エステル反応物0.5重量部から1
0重量部配合することが、巻線の滑性及び皮膜特性の保
持のために適当である。
本発明の電気絶縁塗料を電気絶縁電線、裸線に塗布焼付
けすることにより滑性皮膜を形成することができる。塗
布焼付けする際にその塗布焼付けを容易にするために線
状ポリアミド樹脂をクレゾール類等の溶剤に溶解してお
き、これに脂肪酸エステル反応物を混合してもよい。又
本発明の電気絶縁塗料は線状ポリアミド樹脂とエステル
反応物をブレンドし、電気絶縁電線等に押出成型により
滑性皮膜な被着させてもよ(、又当該ブレンド物を融着
させて被膜を形成させてもよく、その他滑剤的使用等適
宜の変更が可能である。
更に、本発明においてはナイロンコート線等の電気絶縁
電線に本発明電気絶縁塗料χ塗布焼付して皮膜乞形成し
く・わゆるダブルコート線とするのが好ましいが、必ず
しもこれに限定されず、裸線に直接塗布焼付する或いは
三層以上の被膜構造とする等適宜の変更が可能である。
本発明の電気絶縁塗料によれば、従来対策のナイロンコ
ート線に比し、より低い摩擦係数2有する均一な皮膜ケ
形成することができ、これにより高速化された高速巻線
機の使用による物理的衝撃の皮膜損傷に十分基・\、か
つ単独に滑剤を巻線に塗布する皮膜損傷防止の方法での
欠点である巻線の含浸ワニス工程での接着不良、滑剤飛
散による汚染トラブルが解消された。
以下に、本発明を実施例をもって説明する。
実施例に当っては、下層の電気絶縁電線を、一般公知の
ポリウレタン線とし、滑性Z有する電気絶縁塗料を、常
用の焼付炉によって、塗布焼付けた電気絶縁電線につい
て、皮膜の特性を比較した。特に皮膜滑性に関しては、
皮膜の摩擦係数を調べ、含浸ワニス接着力性については
、二ヶ撚り試料の含浸ワニス乾燥時の接着力を、引張り
強度によって調べた。
先づ実施に用いられる脂肪酸エステル反応物についての
例について述べる。
(1)エステル化反応物(以下(1)とする)ヤシ油2
66gにグリセリン110.9’Y加へ240℃で3時
間加熱して製る。
(2)  エステル化反応物(以下(2)とする)トー
ル油25ogにトリメチロールプロパンioo、p’v
加へ、240”Cで、3時間加熱して製る。
(5)エステル化反応物(以下(3)とする)ヤシ油1
53gと大豆油13511に、トリメチロールプロパン
62&とグリセリン461’f加へ、240℃で3時間
加熱して製る。
(4)  エステル化反応物(以下(4)とする)ステ
アリン酸352Iにグリセリン184Iとエチレングリ
コール12.4I!’&71Dへ、220℃で4時間反
応しhス定の留出水?確認して製る。
こ〜で製られた脂肪酸のエステル化反応物t、表1に示
す割合で、線状ポリアミド樹脂に混合して、滑性のある
電気絶縁塗料を作成した。尚、線状ポリアミド樹脂は塗
布焼付操作を容易にするため、クレゾールで15%溶液
として用いた。
比較例に供する塗料として、脂肪酸エステル反応物を加
へる。6ナイロン、6・6ナイロンおよび共重合ナイロ
ンである東しく株)製画品名CM4001をクレゾール
で15%溶液とした塗料2用いた。
表1 実施例・比較例の塗料配合 表1に示す電気絶縁塗料ケ、前述のポリウレタン線を有
し、通常使用される焼付炉を用いる。
0℃で、塗布焼付は乞行い本発明に供した滑性を有する
電気絶縁塗料特性評価試料電線とした。
尚比較例4として比較例1で製られた電線にさらにパラ
フィン油?塗布したものを示す。
表1によって製られた塗料での試験電線の特性結果は表
2の通りであった。
註(1)  JIS  0−3003 11−1註f2
)    JIノS   0−3003      1
0−1註+3) JIS  0−3003  10−2
註(41J’lS−0−300319 註(5)  JIS  G−500513註(6)  
試料室mを5倍の丸棒に密着して5oターン巻付けたも
のンJIS  (32354に規足された加熱乾燥コイ
ルワニスW128に含浸し120℃で12時間乾燥した
ものを引張り試験器で接着力を9数で測定する。
表2の結果で、明らかな様に、電気絶縁電線2介し、本
発明の滑性を有する電気絶縁塗料を塗布焼付けた電気絶
縁電線は、従来方法の単にナイロンをコートした電気絶
縁電線に比し、巻線の加工に適するより低い摩擦係数乞
もつ事と含浸ワニス工程後の含浸ワニスとの接着性にも
、従来のものと遜色のなし・事が判明した。
手続補正書(自発) 昭和58年3月4日 勃許庁に官若杉和夫殿 1 事件の表示 昭和58年 特許  願第12694  号  □事件
との関係   特許出願人 4、代理人 (1)11頁2−3行目「用いる。0℃で、」を「用い
、300℃で、」と訂正。
(1)12頁表2の上から9段目I註(4ン380℃半
田付性秒数」の欄の実施例1〜10のr1oo5/s9
o 、 1002/760.960/790 、108
0/812 。
1210/812,935/800,981/740,
950/805゜985/812 、962/79UJ
の各々を「15」と訂正。
(1)13頁表2のつづきの上から9段目の比較例1〜
40r1002/762.1100/600.1012
/720 。
1056/770Jの各々全115」と訂正。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 線状ポリアミド樹脂100重量部に対し、飽和脂
    肪酸の1種又は2st以上又は不飽和脂肪酸の1種又は
    2種以上又はこれらの混合物と多価アルコールの1種又
    は2種以上とのエステル反応物0.5〜20重量部を配
    合して成る滑性特性の向上した電気絶縁塗料。 2 線状ポリアミド樹脂100型破部に対し、飽和脂肪
    酸の1種又は2種以上又は不飽和脂肪酸の1種又は2$
    1i以上又はこれらの混合物と多価アルコールの1種又
    は2種以上とのエステル反応物0.5〜20重A部ン配
    合して成る電気絶縁塗料ン電気絶縁屯線に塗布焼付は滑
    性皮膜を形成せしめて成る眠気絶縁電線。
JP1269483A 1983-01-31 1983-01-31 滑性特性の向上した電気絶縁塗料及びそれを用いた電気絶縁電線 Pending JPS59140268A (ja)

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