JPS5913894A - 加熱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は燃焼排ガス等の高温ガスの持っ熱エネルギー
を輻射熱に変換して被熱物を加熱するのに有効利用せん
とする加熱体に関するものである。

金Ｒ市たけセラミック等の＃！Ｉ熱材料を網状、ハニカ
ム状、ｍ錐状、多孔質状等の通電性を有する形態に形成
し、この固体（以下これを通気性固体という。）を、燃
焼炉内の燃焼排ガスの通路に配することによってその通
気性固体中に燃焼ガスを真流させて対流熱伝達により通
気性固体を高温に加熱し、高温になった通気性固体から
放射される輻射熱を該通気性固体に対ｍｉする炉内側に
配置された被熱物の加熱に利用し、燃焼排ガスはその温
度を下げて煙道に排出せしめるこ２により、省エネルギ
ー化をなさしめることはすてに知ら第１ている。第１図
に示す連続熱処理炉はその一例を示したもので、図中１
は被熱物、２はその入口、３け出口、４はその被熱物を
支持する搬送用ローラ、５け炉壁にこ設けられたバーナ
、６は煙道で′ｊＩ）る。

通気性固体７け煙道６に連なる炉内天井トこ張設され、
バーナ５で発生した燃焼排ガスを通気性固体７に貫流さ
せ煙道６に排出することで該通気性固体７の輻射熱を被
熱物１の予熱に供するようにしている。このような装置
においてけ燃焼排ガスの流出側（第１図では通気性固体
７の」而）に放射される輻射熱は無駄になり流入側（ｔ
Ｐｊ／図通電図面電性固体７）に放射される輻射熱のみ
が被−物の加熱に関与できる。

そこで本発明は、燃焼排ガス等の高温ガスの流出側より
も流入側へより多くの輻射熱が放射されるように上記を
改良せんとするもので、流出側の通気性固体の輻射率を
ｏ、ｔｌ以下であって流入側の通気性固体の輻射率より
低くなるようにしたことを要旨にするものである。以下
ｔここの発明の一実施例を説明する。

熱線に対する輻Ａ、Ｉ率が低い耐熱材料としては白金（
ｐｔ　！輻射率０．０３〜０．／デ）、アルミニウム（
Ａｎｔ輻射率０．７〜０．２）、モリブデン（Ｍｏ輻射
率０．３以下）が挙げられる。

そこでここではステンレス（８ＵＳ３７０８）製の金網
（Ｍ径Ｏ，Ｓ二、／ｌメツシュ）を５枚重ね合わせ、そ
の流出側の２枚の金網を白金メッキすることにより流出
側の輻射率を低くする。この加熱体の効果をだしかめる
ため、第一図に示す実験装置を使用し上記のように白金
メッキをした加熱体と白金メッキをしない加熱体につい
て抜熱量と温度降下を夫々調べた。即ち第２図に示す実
験装置は、炉体８の一端にバーナ９が設けられ、その燃
焼排ガスの通路中に上記加熱体１０を猥股すると共に、
該加熱体】０の燃焼排ガスの流入側炉内壁に水冷ジャケ
ット１１を設けてなり、図中１２．１３は該水冷ジャゲ
ット１１の水流入管と水流出管、１４．ｌｌｉは加熱体
１０の流入側と流出側に設けた測温用のＰ８電対を示す
、水冷ジャケットＵを通過した水量とその水温上昇とか
ら抜Ｐ量を算出し、熱電対】４の測定温度と熱電対１５
の測定温度の差によって加熱体１０を通過する前後の燃
焼排ガスの降下温度を知った。その結果を次表に示す。

このことから判るように、白金メッキをした加熱体では
燃焼排ガスの温度降下が少ないしこも拘らず抜熱量は殆
んど変わらないかやや多くなる。このことは輻射熱の流
出側への放射が減り流入側へ放射される割合が高くなっ
たことを意味する。

以上実施例について説明したように、この発明の加熱体
は、高温ガスから対流熱伝達により変換された輻射熱を
その高ｌ晶ガスの流出側への放射を減少するため流入側
の被熱物を加熱するのにより一層の省エネルギー化が達
成できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は連続式熱処理炉の縦断面図、第一図は実験装置
の縦断面図である。 ｌＯ・・・・加熱体。 特許出願人　大同特殊鋼株式会社 代理人プｒ理士伊　藤　　　毅

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼排カス等の高温ガスを多孔質等の通気性固体に貫流
   さ七てａ亥通完性固体を加熱することにより該通気性固
   体から輻射熱を放射させるものにおいて、高温ガスの流
   出側の通電性固体の輻射率を、０．１Ｉｊｉ下であって
   流入側の通気性固体の輻射率よりも低くなるようしこし
   たことを特徴２する加熱体。