JP2008310976A - 加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠赤外線放射体の温度の範囲の上限を650℃まで拡大することができ、よって、被加熱物の加熱範囲を拡大することにより、被加熱物の処理範囲を拡大でき、かつ、短時間に効率よく加熱処理することができる加熱装置を提供する。
【解決手段】加熱装置は、枠体12内に配設された加熱手段22と、枠体の被加熱物に対向する面に設けられた均熱板16に設けられた遠赤外線放射体18とにより、遠赤外線放射体の表面温度を450℃から650℃に設定でき、遠赤外線放射表面から波長;3.1μm〜4.0μmを放射する。
【選択図】 図1
【解決手段】加熱装置は、枠体12内に配設された加熱手段22と、枠体の被加熱物に対向する面に設けられた均熱板16に設けられた遠赤外線放射体18とにより、遠赤外線放射体の表面温度を450℃から650℃に設定でき、遠赤外線放射表面から波長;3.1μm〜4.0μmを放射する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、遠赤外線を放射して被加熱物を加熱する加熱装置に関する。
従来において、遠赤外線を利用した乾燥装置は知られている。該乾燥装置で使用されている遠赤外線放射体は、金属製のパイプの外表面に遠赤外線層を設けたものやセラミックスなどである。そして、遠赤外線放射体から生じる熱を利用した温風を乾燥炉内に循環している。このような温風循環方式が、乾燥炉において一搬的に使用されている。
これら従来の遠赤外線放射体を使用した乾燥装置は、波長;3.58μm〜6.46μmの遠赤外線を放射する構造を有しており、波長領域を例えば2.8μm〜3.2μmの近遠赤外線領域まで拡張することができなかった。そのため、被乾燥物の乾燥範囲が限られていた。
本発明は、従来の装置の欠点を鑑みてなされたもので、本発明の目的は、遠赤外線放射体の温度の範囲の上限を650℃まで拡大することができ、よって被加熱物の加熱範囲を拡大することにより、被加熱物の処理範囲を拡大でき、かつ短時間に効率よく加熱処理することができる加熱装置を提供することにある。
(1)本発明に係る加熱装置は、枠体と、該枠体の被加熱物に対向する面を除いた周囲の面に配設された断熱材料部材と、前記枠体内に配設された加熱手段と、前記枠体の被加熱物に対向する面に設けられた均熱板と、該均熱板に設けられた遠赤外線放射体と、前記加熱手段の温度を検出するための温度センサと、前記温度センサへの配線、加熱手段への配線及び遠赤外線放射体への配線を1ヶ所から外部へ取り出すための耐熱性取出筒と、を備え、
前記温度センサの情報を基に、前記加熱手段及び前記遠赤外線放射体のそれぞれの電力を制御することにより、該遠赤外線放射体の表面温度を450℃から650℃に設定して、遠赤外線放射表面から波長;3.0μm〜4.0μmを放射してなる。
前記温度センサの情報を基に、前記加熱手段及び前記遠赤外線放射体のそれぞれの電力を制御することにより、該遠赤外線放射体の表面温度を450℃から650℃に設定して、遠赤外線放射表面から波長;3.0μm〜4.0μmを放射してなる。
(2)本発明に係る加熱装置は、(1)の装置の前記枠体が、内部に所定の間隔をもって配設された支柱を備えることを特徴とする。
(3)本発明に係る加熱装置は、(1)の装置の前記温度センサが、前記加熱手段の加熱面内部及び加熱表面サドル部に配設されることを特徴とする。
被加熱物の加熱範囲を拡大することにより、被加熱物の処理範囲を拡大でき、かつ、短時間に効率良く加熱処理することができ、さらに、近遠赤外線を放射することができるため焼成に使用できる。
本発明に係る加熱装置は、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体を使用して、遠赤外線放射体の表面から、波長3.0μm〜4.0μmの遠赤外線を放射することができる。
図1は、本発明に係る加熱装置の概略図である。加熱装置10は、ステンレス製の長方形枠体12からなり、枠体12は、被加熱物に対向する面を除いた周囲の面に1200℃に耐えるセラミックス製の断熱材14を取り付けて構成される。
枠体12の被加熱物に対向する面は、ステンレス製の均熱板16を取り付け、均熱板16は、遠赤外線放射体18を取り付ける。枠体内20には、複数個のヒータ22を配設する。枠体の上下間は、約1mmから約3mmを有する。ヒータ22は、被加熱物に対して対向して複数本配設されている。ヒータの表面のサドル部の温度は約800℃〜約850℃になる。これにより、枠体内の温度は、700℃から800℃になる。その温度は、均熱板16を介して遠赤外線放射体18に伝わる。
遠赤外線放射体は、長方向形なステンレス鋼板の表面に熱処理を施した材料からなる遠赤外線放射層を備え、該ステンレス鋼板をコイル等の加熱装置で所定の温度に加熱するように構成される。さらに、コイルとステンレス鋼板との間には絶縁板を備える。長方向形なステンレス鋼板は、熱で変形しないように均熱板に固定される。遠赤外線放射体自体の表面温度は、コイルの加熱により100℃〜400℃になる。
遠赤外線放射体の表面温度は、遠赤外線放射体自体の表面温度;100℃〜400℃となるステンレス鋼材に枠体内のヒータによる空間内の温度;700℃から800℃が伝わる。よって、遠赤外線放射体の表面温度は、450℃から650℃になる。この結果、遠赤外線放射体の表面は、波長;3.0μm〜4.0μmの遠赤外線を放射する。遠赤外線放射体の表面温度及び枠体内のヒータによる空間内の温度は、熱電対により測定され、温度制御される。
かくして、遠赤外線放射体自体のコイルの電力及び枠体内のヒータの電力を任意に調節することにより、遠赤外線放射体の表面温度は450℃から650℃となるため、遠赤外線放射表面から放射される波長は、3.0μm〜4.0μmとなる。
枠体内20に配設された複数個のセラミックヒータ22が、約800℃〜約850℃に加熱されることによって、枠体内の温度は700℃から800℃になる。温度は、周囲が断熱材で囲まれているため、常に700℃から800℃に保持されている。
枠体内で700℃から800℃に暖められた空気は、被加熱物の対向面に設けられた均熱板16を暖める。均熱板16は、500℃から700℃に加熱される。600℃から700℃に暖められた均熱板16は、遠赤外線放射体18に伝わる。
遠赤外線放射体18は、内蔵されたヒータ22により加熱されると共に、均熱板16の熱が伝わる。これにより、遠赤外線放射体18の表面温度は、450℃から650℃になる。
枠体内で700℃から800℃に暖められた空気は、被加熱物の対向面に設けられた均熱板16を暖める。均熱板16は、500℃から700℃に加熱される。600℃から700℃に暖められた均熱板16は、遠赤外線放射体18に伝わる。
遠赤外線放射体18は、内蔵されたヒータ22により加熱されると共に、均熱板16の熱が伝わる。これにより、遠赤外線放射体18の表面温度は、450℃から650℃になる。
図2は、図1の加熱装置に取り付けるための治具を備えた状態の側面図を示す。この図において、加熱装置の枠体14は、その上方側に中空の取り付け枠26を備える。取り付け枠26は、内部を中空28にして又はその内部にセラミックを充填させて枠体14内の熱が上方に逃げないようにしている。枠体14は、その内部の熱によって変形するのを防止するために所定間隔に支柱30を配設している。取り付け枠26は、その両側にフランジ50を備える。
図3は、図1の加熱装置を示す平面図を示す。この図において、遠赤外線放射体18の表面温度は、均熱板16に配設された温度センサ32により検知される。ヒータの温度は、ヒータの加熱面内部及び加熱表面サドル部に配設されている温度センサ34、36により検知される。従って、これらの温度センサ32、34、36により遠赤外線放射体の表面温度は制御される。従って、被加熱物に放射する波長が決定されると、遠赤外線放射体18の表面温度が決定される。
かくして、遠赤外線放射体18の表面温度が定まれば、その温度に応じて遠赤外線放射体自体を加熱するコイルの電力、さらには枠体内20に配設された複数個のヒータ22の電力が決定される。これにより、遠赤外線放射体の表面温度は、450℃から650℃、遠赤外線放射表面から放射される波長は、3.0μm〜4.0μmの範囲内で任意に設定可能となる。
かくして、遠赤外線放射体18の表面温度が定まれば、その温度に応じて遠赤外線放射体自体を加熱するコイルの電力、さらには枠体内20に配設された複数個のヒータ22の電力が決定される。これにより、遠赤外線放射体の表面温度は、450℃から650℃、遠赤外線放射表面から放射される波長は、3.0μm〜4.0μmの範囲内で任意に設定可能となる。
加熱装置の枠体14の内部に配設されたヒータ22の電源線及び熱電対の配線38を、加熱装置内部の熱からの影響を受けないようにするために、開口40を介して、耐熱パイプ42が設けられている。ヒータ22の電源線及び熱電対の配線は、枠体に設けられた開口40を介して耐熱パイプ42内に集められる。
以上のように本発明に係る加熱装置は、遠赤外線放射体の温度の範囲の上限を650℃まで拡大することができ、よって、被加熱物の加熱範囲を拡大することにより、被加熱物の処理範囲を拡大でき、かつ、短時間に効率よく加熱処理することができる。
10;加熱装置
12;ステンレス製の長方形枠体
14;断熱材
16;均熱板
18;遠赤外線放射体
20;枠体内の空間
22;ヒータ
24;熱電対
26;取り付け枠
28;中空枠
30;支柱
32;遠赤外線放射体用熱電対
34、36;ヒータ用熱電対
38;熱電対配線
42;配線用耐熱筒
50;フランジ
12;ステンレス製の長方形枠体
14;断熱材
16;均熱板
18;遠赤外線放射体
20;枠体内の空間
22;ヒータ
24;熱電対
26;取り付け枠
28;中空枠
30;支柱
32;遠赤外線放射体用熱電対
34、36;ヒータ用熱電対
38;熱電対配線
42;配線用耐熱筒
50;フランジ
Claims (3)
- 枠体と、
該枠体の被加熱物に対向する面を除いた周囲の面に配設された断熱材料部材と、
前記枠体内に配設された加熱手段と、
前記枠体の被加熱物に対向する面に設けられた均熱板と、
該均熱板に設けられた遠赤外線放射体と、
前記加熱手段の温度を検出するための温度センサと、
前記温度センサへの配線、加熱手段への配線及び遠赤外線放射体への配線を1ヶ所から外部へ取り出すための耐熱性取出筒と、を備え、
前記温度センサの情報を基に、前記加熱手段及び前記遠赤外線放射体のそれぞれの電力を制御することにより、該遠赤外線放射体の表面温度を450℃から650℃に設定して、遠赤外線放射表面から波長;3.0μm〜4.0μmを放射してなることを特徴とする加熱装置。 - 前記枠体は、内部に所定の間隔をもって配設された支柱を備えることを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
- 前記温度センサは、前記加熱手段の加熱面内部及び加熱表面サドル部に配設されることを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007155188A JP2008310976A (ja) | 2007-06-12 | 2007-06-12 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007155188A JP2008310976A (ja) | 2007-06-12 | 2007-06-12 | 加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008310976A true JP2008310976A (ja) | 2008-12-25 |
Family
ID=40238426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007155188A Pending JP2008310976A (ja) | 2007-06-12 | 2007-06-12 | 加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008310976A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102809280A (zh) * | 2012-07-23 | 2012-12-05 | 苏州宏阳宇模具有限公司 | 汽车内饰件试模用的烘箱 |
-
2007
- 2007-06-12 JP JP2007155188A patent/JP2008310976A/ja active Pending
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