JPS5913854Y2 - ゴルフ靴のソ−ルカバ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴルフ靴のソールカバーに関するものである
。

ゴルフ靴の一種にスポンジ製あるいは合成ゴム製の靴底
いわゆるミクロソールを取付けたものがある。

このゴルフ靴は、靴底が足の動きによく順応して屈曲す
るため、履き心地が良いという利点を有する。

上記のゴルフ靴は、第１図示のように靴胛被１の下周縁
及び同下周縁に靴胛被１と同材質のテープを折り返した
状態で縫い付けた飾りテープ２の下周縁を中底３に吊り
込み、中底３の下面には、スポンジ製の本底４を接着し
、本底３の側面がら飾りテープ４の側面にかけて本底４
と同材質のテープ５を一周させて接着し、靴胛被１の吊
り込み部分を被いかくずとともに、靴底の側面を形成す
るようにして製作されている。

ところで、ゴルフの練習やプレイにおいてスイングをす
る場合、ゴルフ靴のうち爪先部分の先端から内側に至る
部分が地面にこすりつけられることが多いため、どのゴ
ルフ靴をはいてスイングをしても、靴底の爪先側の側面
に土あるいは泥などが付着してよごれたり、地面との摩
擦による摩耗や損傷を受けやすいという問題点があるが
、特に上記のゴルフ靴をはいてスイングをすると、靴底
の側面を形成しているテープ５が爪先部分から剥離しや
すいという問題点がある。

本考案は、上記従来の問題点を解消しうるゴルフ靴のソ
ールカバーを提供しようとするものである。

以下図面第２図ないし第４図にもとづいて本考案の実施
例を説明すると、６はゴルフ靴、７はゴルフ靴６の靴底
で、スポンジ製の本底８と、本底８の側面から靴胛被９
の下周縁に縫い付けられている飾りテープ１０の側面に
がけて一周させて接着したスポンジ製のテープ１１とか
ら成る。

１２はアルミニウム製の板材その他適当な材質で成形し
たソールカバーで、靴底７の底面において爪先部分の適
当範囲を被う基底部１３と、基底部１３から起立して靴
底７の側面の爪先々端部から爪先内側部に至る部分を被
う起立部１４と、起立部１４の先端から飾りテープ１０
の上端縁へ掛けるように折曲した折曲縁１５とを一体成
形し、基底部１３において、靴底７の底面に設けられて
いるスパイク鋲取付用のねし孔のうち爪先先端部と爪先
内寄部の２個所のね１′−礼とそれぞれ相対応する部分
には、透孔１６．１６を穿設して戊る。

なお、ソールカバー１２の全部また一部に任意の色や装
飾を付してもよい。

上記の構成より戒るゴルフ靴のソールカバーの取付方に
ついて説明すると、折曲縁１５をゴルフ靴６のうち飾り
テープ１０の爪先部分の上端縁に掛けるとともに、基底
部１３を靴底７の底面に当て、各透孔１６，１６をそれ
らと、対応するスパイク鋲取付用のねし孔にそれぞれ合
致させ、各スパイク鋲１７．１７のねしボルトを各透孔
１６，１６を通して各ねじ孔にねじ込んで締め付けるこ
とにより取付ける。

上記実施例では、折曲縁１５を靴胛被９の下周縁に縫い
付けられている飾りテープ１０の上端縁に掛ける例を示
したが、靴胛被９の下周縁に靴底の周縁が段状に突出す
る場合は、その突出部の上端縁に掛けるようにする。

また、基底部１３に穿設する透孔１６，１６は、スパイ
ク鋲取付用のねし孔よりも太き目にしたり、長目にした
りして、ねじ孔に対する位置合せに融通が効くように構
成することもある。

上記実施例では、スポンジ製の靴底にソールカバーを取
付ける例を示したが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、各種合成ゴム製の靴底、皮革製の靴底、特に靴
底面及びその周縁から一連に立ち上るようにして靴胛被
に取付けられた皮革製の靴底、その他の靴底に取付ける
ように構成することもある。

本考案は、斜上の構成より成り、ゴルフ靴の靴底の側面
において爪先先端部から爪先内側部に至る部分をカバー
できるので、スイング時に靴底の爪先側の側面を地面に
こすりつけなくて済み、土あるいは泥などが付着してよ
ごれたり、地面との摩擦による摩耗や損傷を受けるのを
防止でき、特にスポンジ製の靴底を取付けたゴルフ靴に
おいては、靴底の側面を形成しているのでテープが爪先
部から剥離するのを防止できる。

また、靴底の爪先部分に装飾効果を出せる。

また、基底部をスパイク鋲で靴底の底面に固定できるの
で、特別の取付は構造を設ける必要がなく、構造が簡単
で、取付け、取外しが容易である。

また、起立部の先端に設けられた折曲部を靴胛被の下周
縁に段状に突出する突出部の上端縁に掛けられるので、
障害物などへの引掛けを防げるとともに、取付けが安定
する。

また靴底の側面を中間で折曲した側面とし、ソールカバ
ーの起立部もそれに合せて折曲すれば、起立部を補強で
きるなどの利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はスポンジ製の靴底が取付けられたゴルフ靴の断
面図、第２図は本考案に係るソールカバーの斜視図、第
３図は同ソールカバーを取付けたゴルフ靴の斜視図、第
４図は同ゴルフ靴の底面図である。 ６・・・・・・ゴルフ靴、７・・・・・・靴底、１１・
・・・・・テープ、１２・・・・・・ソールカバー、１
３・・・・・・基底部、１４・・・・・・起立部、１５
・・・・・・折曲縁、１６・・・・・・透孔、１７・・
・・・・スパイク鋲。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゴルフ靴の靴底の底面において爪先部分の適当範囲を被
   う基底部と、基底部から起立して上記靴底の側面の爪先
   々端部から爪先内側部に至る部分を被う起立部と、起立
   部の先端から折曲して靴胛被の下周縁に段状に突出する
   突出部の上端縁に掛ける折曲部とを一体成形し、上記基
   底部には、上記靴底の底面に設けられているスパイク鋲
   取付用のねし孔と対応する透孔を穿設して成るゴルフ靴
   のソールカバー。