JPH0610806Y2 - 靴 - Google Patents
靴Info
- Publication number
- JPH0610806Y2 JPH0610806Y2 JP3250590U JP3250590U JPH0610806Y2 JP H0610806 Y2 JPH0610806 Y2 JP H0610806Y2 JP 3250590 U JP3250590 U JP 3250590U JP 3250590 U JP3250590 U JP 3250590U JP H0610806 Y2 JPH0610806 Y2 JP H0610806Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outsole
- insole
- covering piece
- instep
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、ゴム本底を接着結合させる靴の改善
に関する。
に関する。
[従来の技術] 一般に知られているゴム本底を接着結合した靴の構造
は、甲被に縫着、または、接着手段により付設した相本
底の下面に、ゴム本底を接着結合したものである。
は、甲被に縫着、または、接着手段により付設した相本
底の下面に、ゴム本底を接着結合したものである。
[考案が解決しようとする課題] 上述のように構成された靴には、歩行時に靴の爪先が障
碍物などに突き当たったときにゴム本底が甲被から剥離
する欠陥があるとともに、相本底がそのまま露出される
ことから、コバ仕上げなどを充分に行って商品価値の低
下を防ぐ作業が要求され、また、ゴム本底を使用しても
相本底周辺から雨水の侵入があり、防水効果が得られな
いという課題があるし、高価な底付け装置を必要とする
ばかりでなく、作業能率が悪い。
碍物などに突き当たったときにゴム本底が甲被から剥離
する欠陥があるとともに、相本底がそのまま露出される
ことから、コバ仕上げなどを充分に行って商品価値の低
下を防ぐ作業が要求され、また、ゴム本底を使用しても
相本底周辺から雨水の侵入があり、防水効果が得られな
いという課題があるし、高価な底付け装置を必要とする
ばかりでなく、作業能率が悪い。
本考案の目的は、甲被から露出している相本底の周縁を
本底の周縁上面に一体形成した断面形状が形の被覆片
に嵌合被覆することにより、従来のように高価な底付け
装置を用いずに手作業により容易に底付けができ、ま
た、甲被との剥離が合理的に除かれ、加えて、相本底の
コバ仕上げ作業などが省略されるとともに、被覆片が従
来の細革の役割が果せ、而も、防水性の大きな靴を提供
せんとするものである。
本底の周縁上面に一体形成した断面形状が形の被覆片
に嵌合被覆することにより、従来のように高価な底付け
装置を用いずに手作業により容易に底付けができ、ま
た、甲被との剥離が合理的に除かれ、加えて、相本底の
コバ仕上げ作業などが省略されるとともに、被覆片が従
来の細革の役割が果せ、而も、防水性の大きな靴を提供
せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、甲被に縫
着、または、接着手段により付設した相本底に、ゴム、
または、合成樹脂材料などの本底を接着した靴におい
て、上記本底の周縁上面に、断面形状が形の被覆片を
一体形成せしめ、該被覆片に上記相本底の突出周縁部を
嵌合被覆するとともに、上記本底と相本底とを接着手段
にて一体的に結合固着させたことを特徴とするものであ
る。
着、または、接着手段により付設した相本底に、ゴム、
または、合成樹脂材料などの本底を接着した靴におい
て、上記本底の周縁上面に、断面形状が形の被覆片を
一体形成せしめ、該被覆片に上記相本底の突出周縁部を
嵌合被覆するとともに、上記本底と相本底とを接着手段
にて一体的に結合固着させたことを特徴とするものであ
る。
[実施例] 次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。
第1〜4図は、甲被をモカシン構造とした靴で、ゴム本
底の構造を夫々異らせた実施例の断面正面図、第5図は
甲被を釣り込み構造とした靴の断面正面図、第6図は第
1図実施例の一部拡大断面図、第7図は靴の側面図であ
る。
底の構造を夫々異らせた実施例の断面正面図、第5図は
甲被を釣り込み構造とした靴の断面正面図、第6図は第
1図実施例の一部拡大断面図、第7図は靴の側面図であ
る。
先ず、第1〜4図に示す実施例の詳細を説明すると、1
はモカシン構造の甲被であって、該甲被1の下底部には
相本底2がマッケー縫着手段などによって縫着されてい
る。3は、ゴム本底で、このゴム本底3の周縁上面に
は、断面形状が形の被覆片4が一体に形成されてお
り、また、この被覆片4の内側縁には上面をテーパー状
としたナイフエッジ構造の楔部4aが形成してある。そし
て、上記被覆片4の水平片内面とゴム本底3の上面との
間には、上記相本底2の厚みに相当する間隙が構成され
ることは勿論である(第1図)。
はモカシン構造の甲被であって、該甲被1の下底部には
相本底2がマッケー縫着手段などによって縫着されてい
る。3は、ゴム本底で、このゴム本底3の周縁上面に
は、断面形状が形の被覆片4が一体に形成されてお
り、また、この被覆片4の内側縁には上面をテーパー状
としたナイフエッジ構造の楔部4aが形成してある。そし
て、上記被覆片4の水平片内面とゴム本底3の上面との
間には、上記相本底2の厚みに相当する間隙が構成され
ることは勿論である(第1図)。
次いで、上記相本底2とゴム本底3との全ての領域に接
着剤を塗布し、上記相本底2の突出周縁部をゴム本底3
と被覆片4との間に手作業で嵌合するとともに、被覆片
4の楔部4aを甲被1と相本底2間に形成される楔形の間
隙に嵌入させ、圧力条件下で両者を接着固定するもので
ある(第2図)。また第3図に示すように、ゴム本底3
を上記被覆片4の厚みと略同等に形成し、ゴム本底3の
内部に形成された空洞部に、例えば、コルク、合成樹脂
などの詰物5を充填し、あとは上記第2図の実施例と同
様にゴム本底3と相本底2とを接着固定する。更に第4
図に示すように、ゴム本底3を被覆片4の厚みと略同等
に形成し、ゴム本底3の内部に形成された空洞部に弾力
性のあるスポンジ材料などの詰物5aを充填するととも
に、図のように相本底2,甲被1の底部に貫通した多数
の通気孔6せしめ、歩行時に詰物5aの弾力によるポンプ
作用を誘起させ、足のムレ防止作用をもつ靴とすること
も可能である。
着剤を塗布し、上記相本底2の突出周縁部をゴム本底3
と被覆片4との間に手作業で嵌合するとともに、被覆片
4の楔部4aを甲被1と相本底2間に形成される楔形の間
隙に嵌入させ、圧力条件下で両者を接着固定するもので
ある(第2図)。また第3図に示すように、ゴム本底3
を上記被覆片4の厚みと略同等に形成し、ゴム本底3の
内部に形成された空洞部に、例えば、コルク、合成樹脂
などの詰物5を充填し、あとは上記第2図の実施例と同
様にゴム本底3と相本底2とを接着固定する。更に第4
図に示すように、ゴム本底3を被覆片4の厚みと略同等
に形成し、ゴム本底3の内部に形成された空洞部に弾力
性のあるスポンジ材料などの詰物5aを充填するととも
に、図のように相本底2,甲被1の底部に貫通した多数
の通気孔6せしめ、歩行時に詰物5aの弾力によるポンプ
作用を誘起させ、足のムレ防止作用をもつ靴とすること
も可能である。
第5図は甲被1を釣り込み構造とした実施例を示し、7
は中底であって、該中底7の周縁と相本底2との間に釣
り込まれている甲被1とをマッケー縫いしたものであ
る。また、特に示していないが、この実施例においても
上記第3,第4図に示すような本底構造が採用できるこ
とは当然であり、その詳細な説明は省略する。図中8は
コルクなどの詰物である。
は中底であって、該中底7の周縁と相本底2との間に釣
り込まれている甲被1とをマッケー縫いしたものであ
る。また、特に示していないが、この実施例においても
上記第3,第4図に示すような本底構造が採用できるこ
とは当然であり、その詳細な説明は省略する。図中8は
コルクなどの詰物である。
[考案の効果] 上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が
得られる。
得られる。
(a)相本底の周縁が、本底に一体形成した被覆片によっ
て一体的に結合固着されるので、歩行時に靴の爪先が物
に当って衝撃をうけても、従来技術のように本底が相本
底から剥離することがない。
て一体的に結合固着されるので、歩行時に靴の爪先が物
に当って衝撃をうけても、従来技術のように本底が相本
底から剥離することがない。
(b)相本底の周縁が本底の被覆片によって被覆されるた
め、相本底のコバ仕上げ作業が省略され、製靴工程の簡
略化が図れるなど経済的効果が大きい。
め、相本底のコバ仕上げ作業が省略され、製靴工程の簡
略化が図れるなど経済的効果が大きい。
(c)被覆片の内側縁が、相本底と甲被との間に形成され
る楔形状の間隙部に介入するので、この間隙から侵入し
ようとする雨水を完全に排除することができ、従来のゴ
ム本底を用いた靴では望み得なかった防水効果が得られ
る。
る楔形状の間隙部に介入するので、この間隙から侵入し
ようとする雨水を完全に排除することができ、従来のゴ
ム本底を用いた靴では望み得なかった防水効果が得られ
る。
(d)従来のように底付け装置を必要とせず、手作業底付
けがなしうることから、生産性の向上が図れるばかりで
なく、設備費が軽減でき、経済的効果は大きい。
けがなしうることから、生産性の向上が図れるばかりで
なく、設備費が軽減でき、経済的効果は大きい。
第1〜4図は、甲被をモカシン構造とした靴で、ゴム本
底の構造を夫々異らせた実施例の断面正面図、第5図は
甲被を釣り込み構造とした靴の断面正面図、第6図は第
1図実施例の一部拡大断面図、第7図は靴の側面図であ
る。 1…甲被,2…相本底,3…ゴム本底,4…被覆片,4a
…楔部,5,5a…詰物,6…通気孔,7…中底。
底の構造を夫々異らせた実施例の断面正面図、第5図は
甲被を釣り込み構造とした靴の断面正面図、第6図は第
1図実施例の一部拡大断面図、第7図は靴の側面図であ
る。 1…甲被,2…相本底,3…ゴム本底,4…被覆片,4a
…楔部,5,5a…詰物,6…通気孔,7…中底。
Claims (1)
- 【請求項1】甲被に縫着、または、接着手段により付設
した相本底に、ゴム、または、合成樹脂材料などの本底
を接着した靴において、 上記本底の周縁上面に、断面形状が形の被覆片を一体
形成せしめ、該被覆片に上記相本底の突出周縁部を嵌合
被覆するとともに、上記本底と相本底とを接着手段にて
一体的に結合固着させたことを特徴とする靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250590U JPH0610806Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250590U JPH0610806Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122703U JPH03122703U (ja) | 1991-12-13 |
JPH0610806Y2 true JPH0610806Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31535510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3250590U Expired - Lifetime JPH0610806Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610806Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6452964B2 (ja) * | 2014-06-10 | 2019-01-16 | 株式会社シマノ | 釣り用履物 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP3250590U patent/JPH0610806Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122703U (ja) | 1991-12-13 |
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