JPS59138284A - 近赤外線吸収剤および検知方法 - Google Patents

近赤外線吸収剤および検知方法

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JPS59138284A
JPS59138284A JP1059583A JP1059583A JPS59138284A JP S59138284 A JPS59138284 A JP S59138284A JP 1059583 A JP1059583 A JP 1059583A JP 1059583 A JP1059583 A JP 1059583A JP S59138284 A JPS59138284 A JP S59138284A
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JP
Japan
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phthalocyanine
near infrared
infrared
infrared absorber
phthalonanine
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JP1059583A
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Tsuneo Tanaka
恒雄 田中
Michichika Hikosaka
彦坂 道迩
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Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定の近赤外線を選択的に吸収する近赤外線吸
収剤およびこれを用いた検知方法に関する。さらに詳細
には饗定の近赤外線を選択的に吸収することによって、
紙弊、証券、預金通帳、証明用カード等の照合や改ざん
防止、赤外線写真撮影などに有効な近赤外線吸収剤およ
び検知方法に関する。
従来、キャッジ−カード、パスポート、印鑑証明書カー
ド、各種免許証、身分証明書等には照合や改ざん防止の
ために様々な機能がほどこされている。たとえば通常の
条件下で肉眼を以ってしては視認し得ないようにし、特
定の操作によってのみ視認できる機能のある螢光物質、
液晶、導電性物質、磁性物質をほどこすことによって、
照合や改ざん防止機能が付与されている。これらの方法
は、たとえば、肉眼での通常の条件下で視認防止効果が
不十分であったり、使用中の剥離、損傷や改ざんが容易
であったり、照合の操作が容易に出来なかったりして、
従来の方法では照合や改ざん防止機能は必ずしも満足な
ものでない。
丑だ、メタメリズムを利用した隠しインキ、偽造防止用
′印刷物なども知らハでいる(特公昭46−25288
号、特開昭54−127709号公報)。
このメタメリズムは、可析光線の領域においてはほぼ同
様の色調を有する2種以上の色素であって、赤外線の領
域では反射率を異にするそれぞれのインキを組合せるこ
とにより、肉眼での通常の条件下では視認し得す、赤外
線の領域のみの光線を透過するフィルターを通して始め
て視認することができる手段である。しかしながら、メ
タメリズムは有用な手段と期待さhながらも、メタンリ
ズムを示す色素が少なく、その色素の出現が望件れてい
た。
本発明者等は、各種証明用カードの照合や改ざん防止、
紙弊、証券の改ざん防止等について鋭意検討した結果、
従来よりも優れた照合や改ざん防止機能を有する近赤外
線吸収剤および検知方法を発明した。
すなわち、■塩化アルミニウムフタロシアニン、1i化
フルミニウムハロゲン化フタロシアニン、コバルトフタ
ロンアニンおよびブロム化銅フタロシアニンから選ばれ
る沙なくとも1種のフタロシアニンを用いる近赤外線吸
収剤である。さらに、■塩化アルミニウムフタロシアニ
ン、J塩化アルミニウムハロゲン化フタロシアニン、コ
バルトフタロシアニンおよびブロム化銅フタロシアニン
から選ばれる少なくとも1種のフタロシアニンを用いて
なる近赤外線吸収剤および波長750〜900 nmに
主波長を有する近赤外線を使用する検知方法である。
本発明によると、近赤外線を吸収する特定の7タロソア
ニンを用いて塗料、印刷インキおよび着色樹脂を製造し
、各種証明カード、紙弊、証券等にほどこすことによっ
て、照合や改さ゛んを防止することができる。
本発明に係わる近赤外線を吸収するフタロシアニンとし
ては1塩化アルミニウムフタ口ノアニン、1塩化アルミ
ニウムノ・ロゲン化フタロンアニン、コバルトフタロシ
アニン、ブロム化銅フタロシアニンであり、これらの7
タロノアニンは波長7001m以上の、特に750〜9
00 n1TIの近赤外線の吸収が、通常顔料として一
般に使用−J h、ている銅フタロシアニンに比べ強い
近赤外線とは波長700〜2500nm範囲り)電磁波
を指すが、本発明では波長750〜9001mに主波長
を有する近赤外線を利用することが好ましい。波長のそ
ろったレーザー光線を使用することも望ましい。本発明
の検知方法において通常は赤外線吸収検出機が使用され
るが、他の装置による近赤外線であってもよい。
本発明の近赤外線吸収剤は通常樹脂中に分散させた状態
、例えば印刷インキ、塗料、樹脂酸物(フィルム、シー
ト等)で使用されるが、蒸着させた状態での使用も可能
である。
近赤外線吸収剤は、証明用カード、紙弊、フィルター等
の物品として使用できる他、通常顔料として使用されて
いる銅フタロシアニンを用いた印刷インキ、ω料等と併
用して、メタメリズム効果を有する偽造防止能力を有す
る印刷物、成形物を得ることもできる。
本発明によれば前記のフタロシアニンを印刷インキや塗
料等に使用す−る樹脂にアトライター、ザンドミルやボ
ールミル中で分散して印刷インキや塗料とし、目的物に
印刷したり塗布したりすることによって目的を達する。
このようにして得られた印刷物等は通常の条件下での肉
眼による視認では単なる青色の印刷物等として認知でき
るにすぎないが、従来から知られている赤外線検出装置
やフィルターを用いることによって、特定の印刷物等で
あることが認知できる。
Ctって、証明用カードや紙弊等に本発明の近赤外線吸
収剤を適用することにより、簡単な検知手段で、容易に
認知照合できる結果、改ざん等を防止することもできる
丑た、本発明による近赤外線吸収剤を適用した印刷物、
塗工物、成形物を、航空写真、写真測量、鑑定写真、分
光写真、特殊効果を目的と写真撮影に用いられる赤外線
写真によって撮影すると、その認知や撮影の妨害効果も
ある。
なお、梗脂等に均一に分散してフィルム状にすることに
よって、近赤外線吸収フィルターとして使用することも
できる。以下実施例によって詳細に説明する。
実施例1 1塩化アルミニウムフタロシアミン99とα型銅フタロ
シアニン12の混合物を三本ロールによってアマニ油5
07と混練してオフセットインキを作った(これをイン
キA゛とする)。この1ンキをアート紙にオフセット印
刷校正機によって印刷し、乾燥した(この印刷物Aとす
る)。
また比較のためβ型銅フタロシアニン107とア示輻5
0 yから同様の方εによって作ったインキ(これをイ
ンキBとする)を用いて印刷した印刷物を作成した(こ
の印刷物を印刷物Bとする)。
印刷物Aと印刷物Bとは肉眼では色相の差異は判別でき
なかったが、赤外線吸収検出機を用いると印刷物Aは吸
収があることが検出されたが、印刷物Bでは吸収が検出
されなかった。
インキAとインキBを石英セルに入れ分光々度計(UV
−365島津製作所製)を用いて吸光スペクトルを測定
した°、結果を第1図と第2図に示した。図から明らか
なように第1図には750〜+oonm、特に800〜
8501mにかけて吸収が認められるが、第2図には同
じ波長域には吸収がほとんど認めら力ない。このことあ
・ら本実施例に示したような顔料を用いて印刷した開巻
などを波長800〜8501mの光音検出できる赤外純
吸収検出機を用いることによって容易に識別することが
出来、改ざん防止などに有効である。
実施例2 1塩化アルミニウム核塩素化フタロシアニン(フタロシ
アニン核の塩素置換数1個) I Oy。
アルキド樹8旨20り、メラミン位1月旨5り、キシレ
ン402、酢酸エチル57、インブチルアルコール10
7、メチルエチルケトン102の混合物をボールミルに
入れ48時間混練した。こうして得られた塗料を鉄板に
塗布して180℃で30分間焼で」は伶板を作成した(
これを塗板Aとす7−)。比較のためl塩化アルミニウ
ム核塩素化フタロシアニンのかわり(てβ型銅ツクロン
アニンを用いて塗板を作成した(こ〕1を塗板Bとする
)にハらの2つの塗板を夜間撮影・用赤外線カメラを用
いて暗室で撮影したところ塗板Bは撮影できたが、塗板
Aは全く徹影出来なかった。
実施例3 実施例2において、1塩化アルミニウム核塩素化フタロ
シアニンの代わりに、コバルトフタロシアニン1 ;’
j (d フロム化銅フタロン7ニン(フタロシアニン
の臭素置換数4個)とし、それぞれ同様に塗板とし試験
したところ、はぼ同様の結果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図に分光々に割を用いて吸光スペクト
ルを測定したグラフであり、横軸に波長、縦軸に吸光度
金示す。 特許出願人 東洋インキ製造株式会社 3L条 (s7Ig′L) 珠 ((a4)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ]  14化アルミニウムフタロシアニン、1塩化アル
    ミニウムハロゲン化フタロンアニン、コバルトフタロン
    アニンおよヒフロム化銅フタロノアニンから選ばれる少
    なくとも1種のフタロンアニンを用いることを特徴とす
    る近赤外線吸収剤。 2 上記フタロシアニンを樹脂に分散せしぬでなる特許
    請求の範囲第1項記載の近赤外線吸収剤。 31塩化アルミニウムフタロシアニン、1塩アルミニウ
    ムハロゲン化フタロシアニン、コバルトフタロシアニン
    およびブロム化銅フタロンアニンから選ばれる少なくと
    も1種のフタロシアニンを用いてなる近赤外線吸収剤お
    よび波長750〜900 nmに主波長を有する近赤外
    線を使用することを特徴とする検知方法。 4 上記フタロシアニンを樹脂に分散せしめてなる近赤
    外線吸収剤を用いる特許請求の範囲第3項記載の検知方
    法。 5 上記フタロシアニンと、該フタロシアニン以外のフ
    タロシアニンと、波長750〜900nmに主波長を有
    する近赤外線と、による特許請求の範囲第3項または第
    4項記載の検知方法。
JP1059583A 1983-01-27 1983-01-27 Kinsekigaisenkyushuzaioyobikenchihoho Expired - Lifetime JPH0249355B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03111462A (ja) * 1989-09-26 1991-05-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd バーコード印刷物および検出方法
JPH041878A (ja) * 1990-04-19 1992-01-07 Toyo Ink Mfg Co Ltd マーク付き情報記録用紙
WO2003038003A1 (en) 2001-10-31 2003-05-08 Avecia Limited Phthalocyanine based inks with absorption maxima in the near infra red and visible spectrum

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US7070646B2 (en) 2001-10-31 2006-07-04 Avecia Limited Phthalocyanine based inks with absorption maxima in the near infra-red and visible spectrum

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JPH0249355B2 (ja) 1990-10-29

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