JPS5913813Y2 - 養殖用支柱 - Google Patents

養殖用支柱

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JPS5913813Y2
JPS5913813Y2 JP1980104783U JP10478380U JPS5913813Y2 JP S5913813 Y2 JPS5913813 Y2 JP S5913813Y2 JP 1980104783 U JP1980104783 U JP 1980104783U JP 10478380 U JP10478380 U JP 10478380U JP S5913813 Y2 JPS5913813 Y2 JP S5913813Y2
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JP
Japan
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antenna
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column
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Application number
JP1980104783U
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English (en)
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JPS5728648U (ja
Inventor
清 平田
Original Assignee
九州積水工業株式会社
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Publication date
Application filed by 九州積水工業株式会社 filed Critical 九州積水工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、海苔養殖等の海産物養殖において海苔網等の養
殖網を係留固定するために用いられる養殖用支柱に関す
る。
従来、養殖用支柱としては自然に産する竹が一般的に用
いられてきたが、耐久性に劣る等の理由により、現在で
は、第7図に示すような合成樹脂を素材とした支柱Aに
移行する傾向にあるもので、この支柱Aは長さ7m〜8
mの支柱本体aと該支柱本体aの先端に固定した長さ1
m〜2mのアンテナbとからなる構成である。
つまり、アンテナbにより波浪や大波の時に養殖網が波
に煽られて支柱に引掛かったり破損したりするのを防止
しているものであるが、このアンテナbは固定構造とな
っているために波が平静な時や干潮により海面が下った
時等の大半の状態においては不用のものであるにもかか
わらず厳然と突出しているし、さらに風を受けて必要以
上に支柱をたわませる原因ともなっている欠点を有する
し、また、支柱運搬時においてはアンテナbを含めた長
い状態のまま運搬しなければならないので、荷物として
嵩張るし、さらに支柱の立設や抜去作業においてもアン
テナbが妨げとなる欠点を有するものであった。
本案は、上述のような欠点に鑑み鋭意研究し、これを解
消する養殖用支柱を完成したもので、本案の目的とする
ところは、海面の上下に対応してアンテナを出入自在と
することで必要時にのみアンテナを突出させて養殖網の
引掛りや破損を防止し、さらに運搬や支柱の立設及び抜
去作業が容易である等の様々な長所を有する養殖用支柱
を提供することに存する。
そして、本案の支柱の要旨となる構成は、FRPを主体
とした多層構造の合成樹脂材により形成した中空管状の
支柱本体と該支柱本体の先端に設けたアンテナとを具備
する支柱であって、該アンテナの下端に浮子を設け、該
浮子を前記支柱本体の内面に沿って浮動自在に配置する
と共に該支柱本体の側面に海水出入孔を穿設し、かつ前
記アンテナの出入停止構造を設けることによって海面の
上下に伴なう前記浮子の上下によりアンテナを支柱本体
の先端から出入自在に形成すると共に支柱本体の基端に
、支柱の内外周面及び端面を被覆する状態にソケットを
嵌着させた支柱構成である。
次に、本案の支柱を図面に示す実施例に基づいて以下詳
細に説明する。
まず、第1図に示す実施の一例について説明すると、こ
の支柱は、FRP (強化プラスチック)を主体とした
多層構造の合成樹脂材を素材として形成した中空管状の
支柱本体1と該支柱本体1の先端に設けたアンテナ2と
を具備する支柱であって、該アンテナ2の下端に発泡プ
ラスチック等の比重の小さい素材よりなる浮子3を設け
、該浮子3を前記支柱本体1の内面に沿って浮動自在に
配置すると共に該支柱本体1の側面に海水出入孔4を穿
設し、かつ支柱本体1の先端にアンテナ2の出入孔5a
を有する閉止ソケット5を設け、かつアンテナ2の先端
に突出側部を有する閉鎖ストッパー6を設けることによ
ってアンテナ2の出入停止構造とし、さらに支柱本体1
0基端に、支柱の内外周面及び端面を被覆する状態に、
海水や泥の通孔7aを有するソケット7を嵌着させたも
のである。
この実施例においては、アンテナ2を軽量である中空管
状に形成し、その両端を海水の流入がないように閉鎖し
ているので、アンテナ2の出入が浮子3の受ける浮力に
よって確実に行ない得るものである。
次に、第2図に示す実施の他例について説明すると、こ
の支柱は第1図に示す支柱と閉止ソヶッ1−5及び浮子
3の形状を除いて同一であるもので、第1図における閉
止ソケット5が支柱本体1の外周面と端面とで嵌合固定
しているのに対し、第2図の閉止ソケット5は支柱本体
1の内周面と端面とで嵌合固定しているものである。
そして、浮子3も前記閉止ソケット5の形状に応じて変
形させているものである。
次に、第3図に示す実施の他例について説明すると、こ
の支柱は、アンテナ2が中実の棒状体であり、アンテナ
2の出入停止構造が閉止ソケット5の代りに支柱本体1
の先端部に一体に成形した閉止ソケット部1aであり、
閉鎖ストッパー6の代りにアンテナ2と一体に形成した
ストッパ一部2aである点において、第1図及び第2図
に示す実施例と相違するものである。
この実施例においては、部品点数が少なく構成が簡潔で
あるという長所を有する。
次に、支柱本体1の素材の一例を第4図に示す横断面図
により説明すると、その構成は内側より内芯層IとFR
P層Mと被覆層Oとがらなり、内芯層Iとしては塩化ビ
ニールやABS樹脂を用い、FRP層Mはガラス繊維と
ポリエステル樹脂の複合素材とし、被覆層Oとしてはポ
リエチレンや塩化ビニールやABS樹脂やウレタン等を
用いるものである。
以上は、支柱本体1の素材についての実施例の説明であ
り、FRPを主体とした多層構造の合成樹脂材であれば
実施例に限定されない。
そして、支柱本体1の構造も、図示する実施例の如く直
管構造に限定されるものではなく、他にテーパー管構造
や多段構造や継合せ構造等の各種のものであってもよい
ものであり、また、支柱本体1の横断面形状も円形に限
らず楕円や多角形等でもよいものである。
次に、アンテナ2の素材は軽量で一定の強度を有する合
成樹脂や金属等を用い、その構造は中空管でも中実管で
もよい。
次に、浮子3は比重の小さい発泡プラスチックや中空体
等の浮力の大きい素材により形成するもので、その大き
さはアンテナ2を含めた重量との関係から決定する。
また、支柱本体1の内面と浮子3とは支柱本体1の彎曲
によって浮動が阻止されない程度に間隙を介して配置す
るものである。
従って、本案の支柱を運搬するに際しては、アンテナ2
を支柱本体1に没入させた状態で行なうことができるの
で、従来の支柱に比して長さが短縮され、荷物としての
嵩張りも低減できるし、持運びも容易に行なうことがで
きる。
そして、船上からの支柱立設作業や支柱抜去作業におい
ても、アンテナ2の分だけ長さが短縮されているので、
長さによる作業障害が軽減されて容易にこれらの作業を
行なうことができる。
また、本案の支柱を海苔養殖支柱として使用する場合を
例として説明すると、まず海苔網Cと立設した支柱のう
ち支柱本体1とを吊網りによって係留固定して使用状態
とするもので、この使用状態のうち、第5図に示すよう
に、海面がアンテナ2の没入時における浮子3の位置よ
り低く平静であるときは、アンテナ2は支柱本体1に没
入していて、支柱の海上突出部分が少なくなり、風を受
けることによる支柱の彎曲を低下させ、海苔網Cの揺動
が少ない好適な養殖状態にすることができるものである
そして、潮の加減により海面の水位が上がってきた場合
は、第1図に示すように、海水出入孔4から海水が流入
し浮子3を仮想線位置から実線位置まで海面の水位に対
応して徐々に上昇させ、これに伴ってアンテナ2を支柱
本体1の先端から突出させて、海面からアンテナ2先端
までの長さを一定に確保するもので、これによって突然
大波がきた場合も海苔網Cを支柱に引掛けたり破損させ
たりすることがなく、また逆に海面の水位が下がってき
た場合も同様にアンテナ2を徐々に没入させることがで
きるものである。
また、きわめて稀な事態ではあるが、第6図に示すよう
に、台風等により大波がきた場合は、海面の上昇と波の
力によりアンテナ2は突出した状態となり、波に煽られ
て激しく動く海苔網Cもアンテナ2の高さとアンテナ2
に接触することによる動作の制約で、海苔網Cが支柱を
越えて引掛かったり、それに伴って破損したりすること
がなく、アンテナ2の必要時には確実にアンテナ2の機
能を果たすことができるものである。
本案の支柱は上述のように構成し使用することができる
ので、アンテナ2の必要時にのみアンテナ2を突出させ
て養殖網Cの破損や支柱への引掛りを防止し得る効果を
有するし、アンテナ2の不要時には支柱本体1へ没入さ
せて風を受けることによる養殖網Cの揺動を少なくする
効果を有する。
また、支柱運搬や支柱立設作業や支柱抜去作業において
は支柱の長さによる障害が軽減されて容易にこれらの作
業を行ない得る実益を有する。
また、浮子3を支柱本体1の内部に配置しているために
外観を損なうことがないし、さらに作業上においてもア
ンテナ2の出入構造が障害となることはないものである
又、支柱本体1の基端に、支柱の内外周面及び端面を被
覆する状態にソケット7を嵌着しているので、支柱本体
1の基部を海底に打ち込む際に、被覆部が捲れることが
なく、これによりガラス繊維層内への海水の浸透を防止
して耐候性を低下させずに、さらにはガラス繊維が外部
に露出することによる作業上の危険性を防止して安全性
をも確保し得るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の養殖用支柱の実施例を示す縦断面図、第
2図は同支柱の実施他側を示す省略縦断面図、第3図は
同支柱の実施他側を示す省略縦断面図、第4図は同支柱
の実施例による支柱本体の横断面図、第5図及び第6図
は使用状態を示す説明図、第7図は従来の養殖用支柱を
示す正面図である。 1・・・・・・支柱本体、2・・・・・・アンテナ、3
・・・・・・浮子、4・・・・・・海水出入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FRPを主体とした多層構造の合成樹脂材により形成し
    た中空管状の支柱本体と該支柱本体の先端に設けたアン
    テナとを具備する支柱であって、該アンテナの下端に浮
    子を設け、該浮子を前記支柱本体の内面に沿って浮動自
    在に配置すると共に該支柱本体の側面に海水出入孔を穿
    設し、かつ前記アンテナの出入停止構造を設けることは
    よって海面の上下に伴なう前記浮子の上下によりアンテ
    ナを支柱本体の先端から出入自在に形成すると共に、支
    柱本体の基端に支柱の内外周面及び端面を被覆する状態
    にソケットを嵌着させたことを特徴とする養殖用支柱。
JP1980104783U 1980-07-23 1980-07-23 養殖用支柱 Expired JPS5913813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980104783U JPS5913813Y2 (ja) 1980-07-23 1980-07-23 養殖用支柱

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JPS5728648U JPS5728648U (ja) 1982-02-15
JPS5913813Y2 true JPS5913813Y2 (ja) 1984-04-23

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JPS61156074U (ja) * 1985-03-15 1986-09-27

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