JPS59136338A - 熱可塑性合成樹脂成形用組成物 - Google Patents

熱可塑性合成樹脂成形用組成物

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JPS59136338A
JPS59136338A JP1026583A JP1026583A JPS59136338A JP S59136338 A JPS59136338 A JP S59136338A JP 1026583 A JP1026583 A JP 1026583A JP 1026583 A JP1026583 A JP 1026583A JP S59136338 A JPS59136338 A JP S59136338A
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synthetic resin
thermoplastic synthetic
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potassium titanate
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Takashi Mineo
峯尾 敬
Osamu Yamamoto
治 山本
Kihachirou Nishiuchi
西内 紀八郎
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Otsuka Chemical Co Ltd
Nitto Boseki Co Ltd
Otsuka Kagaku Yakuhin KK
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Otsuka Chemical Co Ltd
Nitto Boseki Co Ltd
Otsuka Kagaku Yakuhin KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1本発明は熱可塑性合成樹脂成形品を成形するための組
成物に関するものであり、引張り強度。
表面平滑性2等方□性、摺動特性の維持等に優れた性質
を具備するとともに、耐衝撃性、引張り伸度等にも優れ
た性質を有する熱可塑性合成樹脂成形品を得ることの出
来る成形用組成物を提供するものである。
アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維等の各種繊維からな
る強化材で補強された繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品
は、従来、鉄製品、非鉄金属製品、木工製品等として成
形されていた各種の日用品や雑貨品をはじめ、機械部品
、電気部品、自動車部品等の工業製品に至るものまで、
多種に亘る成形品に利用されている。
ところで、前記従来の繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品
は、例えばアスベストを強化材として使用する場合は、
作業環境を悪化させ、操業者の健康保持に悪影響を生ず
るし、また補強用繊維としてガラス繊維のみを利用した
ガラス繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品は、成形方向に
反りが発生しやすく、寸法安定性に難点を有しているば
かりでなく、成形品表面に散在している補強用のガラス
繊維のために成形品の表面特性が悪く、商品価値を低下
させることとなったシ、また、前記補強用のガラス繊維
により成形品の表面の硬度が極めて高くなっているため
、成形品の摺動特性が低く、軸受や摺動部品などの成形
品の場合には相手材を摩耗させるという欠点が存したり
、更には成形機や金型に大きな損傷を与え易い等の欠点
を有している。更に、炭素繊維を強化材として利用する
成形品の場合は、炭素繊維自体が高価であるため、経済
的な理由から炭素繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品の用
途が己ずと限定されるばかりが、炭素繊維が導電性を有
するものであるという理由で、更にその用途が限定され
るという弊害を有している。
このため、近年、強化材用繊維として優れた強化性能を
有する繊維状チタン酸カリウムを利用することが提案さ
れ、前述のガラス繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品等が
有する諸種の欠点が大巾に低減された成形品で、引張シ
強度9表面平滑性2等方性、摺動特性の維持等に対して
優れた性質を有する繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品が
得られるようになったが、かがる成形品は、強化材とし
て使用されている繊維状チタン酸カリウムがあまりにも
ミクロ々繊維であるため、耐衝撃性が十分でなく、かつ
引張り伸度が小さく、即ち靭性が低い等の欠点を有し、
しかも繊維状チタン酸カリウム自体が高価であるため、
十分な補強作用を発現せしめる程に多量に充填すると勢
い成形品の価格が高くなる等の欠点を有している。
本発明は特許請求の範囲の構成とすることにより、繊維
状チタン酸カリウムを強化材として使用した繊維強化熱
可塑性合成樹脂成形品の有する引張り強度2表面平滑性
1等方性、摺動特性の維持等に対する優れた性質をその
まま具備し、しかも耐衝撃性、引張シ伸度等に対しても
優れた性質を有する繊維強化熱可塑性合成樹脂成形品を
得ることの出来る成形用組成物を提供し得たものである
本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物は、繊維径1〜
10μm、繊維長60〜600μmの岩綿微細繊維と、
繊維径5〜15μm、繊維長500μm〜15簡のガラ
ス繊維と、繊維径0.1〜0.7μm、繊維長1〜50
μmの繊維状チタン酸カリウムとからなる強化材が熱可
塑性合成樹脂中に含有されている熱可塑性合成樹脂組成
物である。
本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物における強化材
用繊維のうちの一成分だる岩綿微細繊維は、繊維径1〜
10μm、繊維長60〜600μmに処理されているも
のが利用されるが、これは、60μm未満の長さの極度
に短かいものの場合には岩綿微細繊維の添加による効果
が明確でなく、また繊維長が600μmを超える長いも
のになると、毛玉が発生し易く、他の強化材である繊維
状チタン酸カリウムとの分散性が悪くなシ、この場合も
岩綿微細繊維の添加による効果が十分でなくなるだめで
あり、特に、前記繊維状チタン酸カリウムとの分散性の
関係からみれば、前記岩綿微細繊維の繊維長はioo〜
40011m程度であることが好ましい。
本発明で使用される前記岩綿微細繊維、即ち、繊維径1
〜10μm、繊維長60〜6oo11mの岩綿微細繊維
は、公知の方法によって得られる岩綿を切断処理するこ
とによって得られるものである。
すなわち、本発明で使用される岩綿微細繊維は、通常、
玄武岩、鉄鉱スラグ、銅スラグ、珪石、ドロマイト、石
灰、水酸化マグネシウム等の原料を5i0235〜50
 wt、%、At2035〜15Wt、%、 Ca01
5〜40wt、%1MgO5〜25wt、%、 MnO
、TiO2等の微量成分1〜4wt、%、爽雑物たるF
e01 wt、 %以下の組成成分となるように混合、
配合した原料混合物を、キュポラ炉や電気炉等で150
0〜1600°C程度に加熱して溶融させた均一融液を
、複数の組合せからなる高速回転体又は高温高圧火炎(
フレームジェット)中に落下させ、1250〜1450
℃程度の温度領域で繊維化して得られる繊維径1〜10
μm、繊維投数能〜50mm程度の所謂ロックウールを
、更に繊維長60〜られる。前記ロックウールから本発
明で使用される繊維長60〜600μmの岩綿微細繊維
を得る切断処理は、例えば、連続式二軸ニーダ−に絶乾
状態の前記ロックウールを投入し、加圧ゾーンの加圧度
を変化させることにより平均繊維長60〜150μmの
ものを連続的に得る方法、あるいは前記ロックウールの
約1.Owt、%水性分散液をスーパーミキサーに投入
し、1000〜200 Orpmの高速で切断処理を行
い、この際の処理時間を変化させることにより平均繊維
長200〜600μmの範囲内のものを任意に得る方法
等が利用出来る。
前記切断処理において得られる岩綿微細繊維中には、通
常約40〜60wt、%程度の微小な非繊維状物が含ま
れているので、これをそのまま本発明の熱可塑性合成樹
脂成形用組成物の強化材として使用することも可能であ
るが、前記切断処理において得られる岩綿微細繊維を、
該岩綿微細繊維から非繊維状物を除去する工程に通し、
微小な非繊維状物の含有量が10wt、%以下になって
いるものを利用する方が好ましい。
前記微小々非繊維状物の除去は、所謂ロックウールを切
断処理して得られた岩綿微細繊維を、例えば、約5wt
、q6水性分散液にし、管径:管長−1:10(管径5
cm、管長50cm)の縦型のシリンダーに投入し、シ
リンダー下面から流速0.5t/分程度の清水を流入さ
せ、シリンダーの上部より繊維状物のみを排出するよう
にして繊維状物を摘出させるのが良い。この操作の際に
、シリンダー下面より非繊維状物を排出させる管を設け
ておくようにすると、繊維状物と非繊維状物との分離を
連続的に行うことが出来る。更に、この繊維状物と非繊
維状物との分離操作の際に、水性分散液中に0.1wt
、%以下のカチオン界面活性剤を添加、含有せしめてお
くことにより、分離操作をより容易に行うことが出来る
ので、かかる場合には繊維状物と非繊維状物との分離を
短時間で行うことが出来るというメリットがある。
本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物におけるもう一
つの強化成分であるガラス繊維は、繊維径5〜15μm
、繊維長500μm〜15閣のものが利用されるが、こ
れは、繊維長500μm未満のガラス繊維では、ガラス
繊維による補強作用が得られなく、単に岩綿繊維をその
分量に相当するだけ多量に添加したのと同じ物性の成形
品になってしまうためである。また繊維長がある程度を
超えるものになると、成形品を得る段階での組成物の分
散不良が生じ、このため、得られる成形品の表面平滑性
が十分でなくなるという欠点が生ずるだめであり、無機
質繊維の含有量が熱可塑性合成樹脂に対して50wt、
q6の組成物においては、繊維長が15調を超える場合
には、前述の欠点が生じ易いことが実験により確認され
ている。かくして、使用されるより好ましいガラス繊維
の繊維長は600μm〜10mm程度である。
本発明で使用される前記ガラス繊維は、通常Eガラス繊
維と呼称される。代表的な組成が5i0254〜56 
Wt; % 、 At203’13〜15 Wt。
%、 CaO]、 6〜18 wt、 % 、 Mg0
4〜6 wt、 %、 B2O37〜9 wt 、%、
 Na2O+に20 +Fe2O3+TiO2+F+ 
ZrO21,5wt’、%以下のガラス繊維ロービング
を、ロービングカッターの切断刃の間隔を任意に変える
ことにより、連続的に、任意の繊維長のガラス繊維に切
断することによって得られるものが、一般的には利用さ
れる。
更に、本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物における
強化材の一成分たる繊維状チタン酸カリウムは、一般式
に2O−nTi02 (nは4,6゜または8を表わす
)で表示されるウィスカーであり、特に繊維径0.1〜
0.7μm、繊維長10〜50μmのものが使用される
。これは、前記繊維状チタン酸カリウムが、その繊維径
が0.7μmよりも太くなったり、あるいは繊維長が1
0μmよりも短かくなると、該繊維状チタン酸カリウム
の利用による補強効果が十分でなくなるためであり、ま
た、繊維径が0.1μm未満のものや、繊維長が50μ
mを越えるものは工業的規模での生産が困難であり、不
経済となるだめである。
本発明で使用される前記繊維状チタン酸カリウムとして
は、商品名「テイスモ」〔大塊化学薬品■製〕として市
販されている繊維径0.2〜0.5μm、繊維長20〜
30μmの高強度単結晶ウィスカーがそのまま利用でき
る。
本発明において使用される前記繊維状チタン酸カリウム
には、チタン酸カリウム半水塩と無水塩との2種類があ
り、本発明においては、前述のものを各単独で、あるい
は混合物として併用することも出来るが、熱可塑性合成
樹脂に対する親和性が優れていることから後者の無水塩
を利用するのがより好ましい。また、前記繊維状チタン
酸カリウムは、例えば特公昭42−27264号公報に
示される焼成法による製造方法、または水熱法、フラッ
クス法、溶融法等で得られるが、収率性、経済性、長繊
維の製造容易性等の点で、特にフラックス法による製造
方法を利用するのが好ましい。 ・ 本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物は、前記構成か
らなる岩綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタン酸カリ
ウムとからなる強化材が併用して含有せしめられている
点に特徴を有するものであり、成形用組成物中の主成分
をなす熱可塑性合成樹脂に対する前記強化材の量は、本
発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物の用途によって適
宜変更され得る。′しかしながら、一般的には、前記岩
綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタン酸カリウムとか
らなる強化材の添加量が、熱可塑性合成樹脂に対して5
wt、%未満では該強化材による強化作用が十分に発現
され得ない虞れがあり、また、熱可塑性合成樹脂に対し
て50wt、%を越えると強化材の分散が悪くなり、均
一な成形用組成物が得られ難くなるので、前記強化材は
、通常、熱可塑性合成樹脂の5〜!110wt、%、好
ましくは10〜4.0 wt、 %の範囲内で使用され
るのが良い。更に、前記強化材だる岩綿微細繊維とガラ
ス繊維と繊維状チタン酸カリウムとの三者の混合比率に
ついても、前記強化材の量と同様に本発明の熱可塑性合
成樹脂成形用組成物の用途によって適宜変更され得るが
、岩綿微細繊維によって果される強化作用とガラス繊維
によって果される強化作用と繊維状チタン酸カリウムに
よって果される強化作用とが、三者共に効果的に奏され
得るには、通常、繊維状チタン酸カリウム100〜30
0重骨部に対して岩綿微細繊維100〜300重量部及
びガラス繊維100〜300重骨部程度の割合で利用さ
れるのが好捷しい。
寸だ、本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物の強化材
として使用される前記岩綿微細繊維とガラス繊維と繊維
状チタン酸カリウムとは、例えばシランカップリング剤
等の表面処理剤による表面処理が施されているものを利
用する方が、その分散性能の点から好ましい。この表面
処理された強化材を利用する方法としては、強化材とし
て使用される岩綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタン
酸カリウムとの混合物を得る際に、予め、表面処理剤に
よる表面処理が施されている各繊維を利用する方法と、
岩綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタン酸カリウムと
の混合物を所定の熱可塑性合成樹脂に混線、分散する際
に、前記混合物に表面処理剤を添加する方法とがあるが
、前者の予め表面処理剤によるr 11+ ) 表面処理が施された強化材を使用する方が、表面処理剤
の効果がより大きいことが確認されている。前記表面処
理剤だるシランカップリング剤としては、特に、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリスβ−メ
トキシエトキシシラン、γ−メタアクロキシ・プロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシゾロピルトリメ
トキシシランなどが効果的であり、まだ、強化材たる岩
綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタン酸カリウムとの
混合物の0.05〜]、、Owt。
多程度の添加で、表面処理剤による十分な効果が得られ
ることが確認されている。
本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物中の主たる成分
を占める熱可塑性合成樹脂は、熱可塑性を示す合成樹脂
全般のものが利用できるが、最も一般的にはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ABS樹脂、A−3樹脂をはじめ、エンジニアリングプ
ラスチックスとして、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンテレフタレート、6−ナイロン、6゜6−ナ
イロン、ポリアセタール樹脂、ポリスルフォン、ポリエ
ーテルサルホン、ポリフエニレンオキサイド、変性PP
O樹脂等が利用される。
本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物は、前記熱可塑
性合成樹脂と、岩綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタ
ン酸カリウムとの強化材とを必須成分として含有するも
ので、更に、必要に応じて、着色剤、充填剤、帯電防止
剤、難燃剤等の添加剤が適宜含有せしめられ得ることは
勿論であり、合成樹脂成形機に投入された本発明の成形
用組成物は、そのまま押し出し成形や射出成形等に付さ
れ、目的の合成樹脂成形品に成形されるか、あるいは−
・度ペレット成形されたうえで、目的の合成樹脂成形品
に成形されるものである。
本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物は以(16) 上の通りの構成から成るものであり、繊維状チタン酸カ
リウムを強化材として利用した熱可塑性合成樹脂成形用
組成物から成形された成形品に具備される特徴、即ち、
引張り強度2表面平滑性2等方性1寸法安定性、摺動特
性の維持等に関する優れた性質を何ら犠牲にすることな
く、前記成形品の弱点とされていた耐衝撃性、引張り伸
度(靭性)等にも優れた性質を有する熱可塑性合成樹脂
成半品を得ることができ、特に緒特性に対する要求がき
びしい各種電気部品9機械部品等の成形に極めて適しい
ものである。
以上詳述した通り、本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組
成物から成形された成形品は、岩綿微細繊維と繊維状チ
タン酸カリウムとを強化材とする熱可塑性合成樹脂成形
用組成物から成形された成形品に比較し、その成形用組
成物中に配合されている繊維径5〜15μm、繊維長5
00μm〜15論のガラス繊維の作用により、耐衝撃性
に対して極めて優れた性質を有する成形品が得られると
いう特質を有する。
また、本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物から得ら
れる成形品は、ガラス繊維のみで強化されている熱可塑
性合成樹脂成形品に比較して、ガラス繊維の配合量が少
なく、しかも岩綿微細繊維との緩衝作用が発現されるの
で、成形品の表面特性の低下がないという特質をも有す
る。
以下、本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物の構成を
実施例を以って説明し、併せ、前記組成物によって成形
された成形品の諸物性を、比較のだめの熱可塑性合成樹
脂成形用組成物から成形された成形品の物性と比較し、
説明する。
実施例1 岩綿微細繊維〔商品名・ミクロファイバーNIX 。
繊維径平均5μm、繊維長平均150μm、日東紡績■
製)10重量部と、繊維状チタン酸カリウム〔商品名・
テイスモーD、繊維径0.2〜0.5μm、繊維長20
〜30μm、大塚化学薬品■製〕10重量部と、ガラス
繊維〔繊維径13μm、繊維長12 m 、日東紡績■
製、C5−6PE−403)10重量部と、ポリプロピ
レン樹脂100重量部とをリボンミキサーを用いて混合
し、本発明の熱可塑性合成樹脂成形用組成物〔A〕を得
た。
比較例1〜5 後記第1表の比較例1〜5の各欄に表示される組成物を
、前記実施例1と同様にリボンミキサーを用いて混合し
、比較のだめの熱可塑性合成樹脂成形用組成物CB) 
、 (C) 、 (D) 、 (E)及び〔F〕を得た
尚、ポリプロピレン樹脂、岩綿微細繊維、ガラス繊維、
繊維状チタン酸カリウムの各々については、実施例1で
利用したものと同様のものを使用した。
実験1 前記実施例1で得られた熱可塑性合成樹脂成形用組成物
(A〕及び比較例1〜5で得られた熱可塑性合成樹脂成
形用組成物〔B〕〜〔F〕の各々を、単軸スクリュー押
出混練機で溶融、混和した後、ペレタイず−にてペレッ
ト状に加工し、種類の相違するペレット成形体を得た。
次いで、前記ペレット成形体を、JISによる寸法を持
つ引張り、曲げ及び衝撃試験片のキャビティにファンゲ
ートをもつ金型を使用した射出成形に付し、成形用素材
の相違する各種の射出成形品を成形した。
尚、前記単軸スクリュー押出混練機における温度制御は
、フィードゾーン210°C,バレル温度220℃、ノ
ズル温度220°Cであり、射出成形は、射出温度20
0〜220°C2金型温度50〜70°C2射出圧力8
00 kg/cal 、射出速度60 ce/ sec
 、射出保圧時間10 secで行った。
各射出成形品から得られた試験片の各種物性を第1表に
示す。
尚試験片の試験方法は次の測定方法に従って行った。
引張シ強度:JIS  K−7111 引張り伸度:JISK−7113 曲げ強度:JISK−7203 曲げモジュラス:JISK−7203 アイゾツト衝撃強度:JISK−7110熱変形温度:
JISK−7207 表面平滑性:JISB−0601にて O・・・・・・・・・良い △・・・・・・・・・普通 ×・・・・・・・・・悪い で表示しだ。
反り: ○・・・・・・・・・良い △・・・・・・・・・普通 ×・・・・・・・悪い で表示しだ。
特開昭59−136338(7) 実施例2 エポキシシランカップリング剤〔商品名・シランカップ
リング剤A −187(UCC社製)〕で表面処理され
ている岩綿微細繊維〔商品名・ミクロファイバー、繊維
径平均4.1μm 、繊維長平均150〜250μ??
+、 、非繊維状物含有量8.7wt1%9日東紡績■
製〕10重量部と、エポキシシランカップリング剤〔商
品名・シランカンプリング剤A−187(UCC社製)
〕で表面処理されている繊維状チタン酸カリウム〔商品
名・テイスモーD−102.繊維径0.2〜0.5μm
、繊維長20〜30μm、大塚化学薬品■製〕10重量
部と、ガラス繊維〔繊維径13μm。
繊維長6陥2日東紡績■製、 C36PE −231)
10重量部と、PBT樹脂〔商品名・ジュラネツクス$
2000.ポリプラスチックス社製〕100重量部とを
リボンミキサーを用いて混合し、本発明の熱可塑性合成
樹脂成形用組成物〔G〕を得た。
比較例6〜10 後記第2表の比較例6〜10の各欄に表示される組成物
を、前記実施例2と同様にリボンミキサーを用いて混合
し、比較のだめの熱可塑性合成樹脂成形用組成物(Hl
 、 [I:] 、 [J) 、 CIO。
〔L〕を得た。
尚、PBT樹脂、岩綿微細繊維、ガラス繊維、繊維状チ
タン酸カリウムについては、実施例2で利用したものと
同種のものを使用した。
実験2 前記実施例2で得られた熱可塑性合成樹脂成形用組成物
〔G〕及び比較例6〜10で得られた熱可塑性合成樹脂
成形用組成物〔H〕〜[L+の各々を、単軸スクリュー
押出混練機で溶融、混和させた後、ペレタイず−にてベ
レント状に加工し、種類の相違するペレット成形体を得
た。
次いで、前記ペレット成形体を、 JISによる寸法を
持つ引張り、曲げ及び衝撃試験片のキャビティにファン
ケゞ−トをもつ金型を使用した射出成形に付し、成形用
素材の相違する各種の射出成形品を成形した。
得られた各射出成形品の各種物性を第2表に示す。
尚、各試験片の試験方法は前記試験1における試験方法
に準拠した。
また、前記単軸スクリュー押出混練様における温度制御
は、フィードゾーン240°C,バレ□ ル温度250
°C,ノズル温度250℃で、射出成形は、射出温度2
30〜250°C9金型温度50〜80°C2射出圧力
1000 K97cm 、射出速度100cc / s
ec 、射出保圧時間10 secで行った。
(2日 ) 実施例3 実施例2で使用したのと同じ表面処理されている岩綿微
細繊維10重量部と、同じ〈実施例2で使用したのと同
じ表面処理されている繊維状チタン酸カリウム10重量
部と、ガラス繊維[繊維径13μm、繊維長6胴2日東
紡績■製。
C56PE−231] I 0重量部と、6,6−ナイ
ロン樹脂〔商品名・レオナ、旭化成■製〕100重量部
と′をリボンミキサーを用いて混合し、本発明の熱可塑
性合成樹脂成形用組成物〔M〕を得た。
比較例11〜15 後記第3表の比較例11〜15の各欄に表示される組成
物を、前記実施例3と同様にリボンミキサーを用いて混
合し、比較のための熱可塑性合成樹脂成形用組成物[N
) 、 Co) 、 CP) 。
(Q) 、 (R)を得た。
尚、6,6−ナイロン樹脂、岩綿微細繊維、繊維状チタ
ン酸カリウム及びガラス繊維については前記実施例3で
利用したものと同種のものを使用した。
実験3 前記実施例3で得られた熱可塑性合成樹脂成形用組成物
〔M〕及び比較例11〜15で得られた熱可塑性合成樹
脂成形用組成物〔N〕〜〔R〕の各々を、単軸スクリュ
ー押出混練機で溶融、混和させた後、ペレタイデーにて
ベレット状に加工し、種類の相違するベレット成形体を
得た。
更に、前記ベレット成形体を、前記実験1で使用したの
と同じ金型を利用して射出成形に付し、得られた各射出
成形品の各種物性を第3表に示す。
尚、各試験片の試験方法は前記試験1における試験方法
に準拠した。
また、前記単軸スクリュー押出混練機における温度制御
は、フィードゾーン260’c、バレル温度280°C
,ノズル温度280℃で、射出成形は、射出温度260
〜280°C1金型温度50〜80°C1射出圧力10
00Kp/cm、射出速度100cc/ sec r射
出保圧時間10 secで行った。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維径1〜10μm、繊維長60〜600μmの
    岩綿微細繊維と、繊維径5〜15μm。 繊維長500μm〜15胴のガラス繊維と、繊維径0.
    1〜0.7 pm 、繊維長1〜50μmの繊維状チタ
    ン酸カリウムとからなる強化材が熱可塑性合成樹脂中に
    含有されていることを特徴とする熱可塑性合成樹脂成形
    用組成物。
  2. (2)岩綿微細繊維とガラス繊維と繊維状チタン酸カリ
    ウムとからなる強化材が、熱可塑性合成樹脂の5〜50
    wt、%含有されている特許請求の範囲第1項記載の熱
    可塑性合成樹脂成形用組成物。
  3. (3)岩綿微細繊維:がラス繊維:繊維状チタン酸カリ
    ウムが、100〜300:100〜300:100〜3
    00(重量比)の比率で含有されている特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の熱可塑性合成樹脂成形用組成
    物。
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