JPS59134161A - チユ−ブ容器の注出構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はチーープ容器の注出構造、特にチ−ブ容器の内
容物を絞出す際に、容器本体のノズル部より絞出された
内容物の一部が空気を伴なって容器本体内に逆流するの
を有効に防止し得るものに関する。

従来のチューブ容器を大別すると、アルミチューブ、ラ
ミネ・−トテユープ（胴部をアルミ箔、紙、グラスチッ
クフィルム等のラミネート構造にして、その上端にプラ
スチック成形による肩部やノズル部を一体的に溶着する
と共にその下端をシールしたものン及びブローチューブ
（ブロー成型によって形成されるグラスチック製の容器
）に分けられるが、アルミチューブを用いる場合には内
容物の保存性に富む利点を有する反面、容器使用中に胴
部に凹凸を生じて外観を損なうけ力・り力・、チューブ
容器の巻取り使用によって胴部に切れを生じる等の欠点
があった。

またラミネートチューブの場合は、胴部をラミネート第
１４造にしていることから印刷適性に優れているばかり
か、胴部の復元性により容器使用中に凹凸が生じ難い等
の利点がある。しかし、その反面、底部やノズル部のプ
ラスチック成形部がポリエチレン等の単一材料によって
構成されていることから水分透過の問題があり、また胴
部下端のシール部において内装紙の影響によるシール不
良がある等の欠点があった。

これに対してブローチューブにおいては、内容器の独類
の如何を問わず最適なプラスチック旧料金選択できる利
点がある他、ブロー成型によって任意のチューブ形状に
仕上げることができるけ力・りか、２〜５層のいわゆる
ラミネート構造に一体成形することも可能であり、しか
もこの一体成形によった場合にはチーーブ内壁面にシー
ル不良部を生じるおそれもないこと等種々の利点を有し
ている。

上記した各種の利点に基づきブローチー−ブの使用が広
汎に行われているが、斯かるブローチューブにあっては
、ポリエチレン等のような比較的弾性に富んだ材質を主
として使用するために、チーープ胴部を押圧して内容物
を絞出すと、チューブ形状の複元力によって外気を吸込
む（いわゆるエアーバックを生じるンので、このま１の
状態で長期間放置した場合には、ニジバックされた空気
によって内容物が変質したり、あるいは内容物が硬化す
る等して保存に問題があった。またエアーバ、りを生じ
ると、次回使用時において内容物を絞出す際に、内容物
がその中に空気を巻込んだ状態で排出され、不快音を発
する等の問題があった。

そこで不発明は従来技術の斯かる問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、ブローチ
ューブにエアーバックが生じるのを防止することによつ
で、内容物の保存性を高めると共に使用時に不快音を発
しないようにう“ることにある。

上記の目的を有する本発明を図示の実施例に基づいて説
明すると、第−発印」の一実施例を示す第１図乃至第５
図において、１はブロー成型によって形成される合成樹
脂製の容器本体で、この容器本体１はその肩部１０上に
外周ネジ部１１を備えでいると共に外周ネジ部１１上に
はノズル部１２を一体的に治している。而してこのノズ
ル部１２にはその中途外周位置には中栓係合圧の係止突
条１３が設けられている。１４はノズル部１２０頂端に
形成した平坦弁座である。

２は容器本体１のノズル部１２に嵌着される中栓で、こ
の中栓２は比較的弾性に富む合成樹脂にて形成され、略
円筒状のＩｔ’ｐ　’ｎｉｉ形状を有する栓体２０の内
周中途位置に、十字形のスリット２１を介しで同族方向
−＼分離せしめられた４片の弾性揺動片２２よりなる絞
り部を漏えている。

而して絞り部を形成するこの弾性揺動片２２は略三角形
の平面形状をゼしていて、無負荷の状態では上方ヘテー
パせしめられている。従って各弾性揺動片２２を分離区
分するスＩＪ　、　ト２１の幅径は、第４図及び第５図
に１点鎖線で示すように、弾性揺動片２２に上方からの
荷重ががかって水平状態へ変位した際に、中栓中心０に
向けて徐々に縮小し内容物の通過を制限する絞９作用を
なす。２３は栓体２０の内周下縁に形成した環状の係止
突条で、ノズル部１２の係止突条１３と係合させられて
中栓２の離脱を阻止するものである。なお２４は栓体２
０の内周段部に垂設した環状の弁部で、ノズル部項端の
弁座１４に当接せしめられて、容器本体１の開口部を密
封する作用をなす。

３は中栓２を取付けたままの状態で容器本体１の開口部
に螺着されるキャップで、このキャップ３の内周には容
器本体１の外周ネジ部１１に螺合せしめられる内周ネジ
部３１が螺刻されている。

以上の構成において、先ずキャップ３を取外した後に、
内容物を収容した容器本体１の胴部を押圧して内容物を
取出すのであるが、この場合、容器本体１内を上昇して
きた内容物は中栓の各弾性揺動片２２を」一方へ押上け
るようにしてスリット２１を通過する。従って、第４図
及び第５図の２点Ｍ　ｈｐで示すように、各スリット２
１の幅径は中栓中心０に向けて徐々に拡大されるのと同
時に、各弾性揺動片２２の内側先端に囲まれる空隙部２
１′も拡大されて、内容物が通過する通路の断面積は最
も広いものとなる。

このようにして中栓の各弾性揺動片２２間を来り越えた
内容物は外部に注出されて所期の使用目的に供されるも
のである。

次に内容物の使用を終えて容器本体１への押圧操作を停
止すると、容器本体Ｊ内にある内容物の流出も停止する
が、この場合、既に中栓２の弾性揺動片２２外方へ流出
している内容物はその自重及び容器本体側からの吸引力
によって各ツＰ性揺動片２２を下方へ押下けるので、上
方ヘテーバせしめられていた各弾性揺動片２２は水平に
なるまで弾性変形する。この状態においては、第４図及
び第５図に１点鎖線で示すように、スリット２１０幅径
は中栓中心Ｏに向けて徐々に縮小し、これと同時に各弾
性揺動片２２の内側先端で囲まれる空隙部２１′も縮小
さねて、Ｐ］容容器通過する通路の断面積は最イ）狭く
なる。

この絞り作用により、内容物の粘度と相俟って内容物自
体が容器本体１内部へ逆流するのを極力制限できるばか
りでなく、内容物によるスリット２１、空隙部２１′の
遮断作用により空気が容４）Ｋ本体１内に吸込まれるの
を阻止し得ることから、エアーバックの発生を防止する
こともできる。

第６図及び第７図には第二発明の実施側か示されており
、図面において１００はプロー成型によって形成される
合成樹脂製の容器本体、１０１は肩部１０２上に立設し
たネジ部、１０３はネジ部１０１上に一体的に連設した
ノズル部で、このノズル部１０３はその下縁にノズル通
路を局部的に狭くしてなる絞り部１０４を有しており、
絞り部１０４の内径Ｒ８はノズル部内径Ｒ２、ネジ部内
怪鳥より相尚小さく形成さハている。

従って、この第二発明の構成によれば、容器本体１００
の開口部に絞り部１０４を有していることから、内容物
の注出後に容器本体１００に対する圧力を解放づ゛ると
、絞り部１０４による絞り量すなわち内径の差異（Ｒ＝
Ｒ，、＆　−Ｒ，）に比例して、内容物の逆流阻止とエ
アーバック防止の効果を向上させることができる。

なお図面中１０５は絞り部１０４の凹所内に設けたリブ
である。。

本発明は以上のように、容器本体に嵌着した中栓の絞り
部あるいは容器本体自体に設けた絞り部によって、容器
本体内への内容物の逆流を阻止し、容器本体の開口部位
置に滞留させた内防止しイＧてその保存性を高められる
は力・りでなく、次回使用時に不快音を発生させること
もない等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施側を示すもので、第１図は本発明に
係るチーーブ容器を示す要部縦断正面図、第２図は容器
本体の正面図、第３図はキャップの要部縦断正面図、第
４図に中栓の要部縦断正面図、第５図は同中栓の平面図
、第６図は本発明に係る他の容器本体を示す要部縦断正
面図、第７図は第６図■−■線横断底面図である。 符号の説明 １．１００・・・容器本体　　　１．０．１０２・・・
肩部１１．３１．１０１・・・ネジ部　　　１２，１０
３・・・ノズル部１３．２３・・・係止突条　　　１４
・・・弁座２−・・中栓　　　　　　　　　２０・・・
栓体２１・・・スリット２１′・・・空隙部２２・・・
弾性揺動片（絞り部）　　　２４・・・弁部３・・・キ
ャップ　　　　　　　１０４・・・絞り部１０５・・・
リプ 特許出願人　　東洋製鑵株式会社 第２図 第３図 第４図 ６ 第５図 ２ 第６図 第７図 ００

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　スリットを介して円周方向へ分離せしめられ
   る任意数の弾性揺動片によって形成される絞り部を設け
   てなる中栓澄、容器本体のノズル部に嵌着したことを特
   徴とするチューブ容器の注出構造。 （２ン　　容器本体のノズル部にノズル通路を局部的に
   狭くして形成される絞り部を設けたことを特徴とするチ
   ーープ容器の注出構造。