JPS59133824A - フランジ継手 - Google Patents

フランジ継手

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JPS59133824A
JPS59133824A JP58009087A JP908783A JPS59133824A JP S59133824 A JPS59133824 A JP S59133824A JP 58009087 A JP58009087 A JP 58009087A JP 908783 A JP908783 A JP 908783A JP S59133824 A JPS59133824 A JP S59133824A
Authority
JP
Japan
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flange
flanges
shaft
friction
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP58009087A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Fukui
義典 福井
Motohiro Nakano
元博 中野
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP58009087A priority Critical patent/JPS59133824A/ja
Publication of JPS59133824A publication Critical patent/JPS59133824A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/02Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for connecting two abutting shafts or the like
    • F16D1/033Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for connecting two abutting shafts or the like by clamping together two faces perpendicular to the axis of rotation, e.g. with bolted flanges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転運動を伝達する側と伝達される側との間
に用いられるフランジ締結による継手として、接触面の
摩擦係数の増大による伝達トルクの増大を図り、更には
各種機械の駆動軸系に適用してその駆動軸系の小型軽量
化を可能としたものに関する。
周知のように、各種機械における回転駆動軸系において
、駆動軸と被動軸との両者を7ランジ継手によって一体
化することは、きわめて多用される手段であシ、壕だそ
のフランジ締結に当って、組立形フランジタイプと一体
形7ランシタイブとの両者が存在することも既知である
。何れの構造を採用するにせよ、これら7ランジ継手の
採用に当って、その伝達トルクを可及的増大することは
第一義的に要求される処であり、更にはそのだめの必要
構造を小型軽量化することも重要であるが、従来技術に
おいては以下の諸点において改善されるべき問題別が残
存するのであり、本発明に入るに先立って、従来技術を
図面と共に昧脱する。
、この種フランジ継手において、一般的な形態は2つの
軸端にそれぞれ軸と一体にフランジを形成し、両7ラン
ジをボルトで締結するものであるが、回転駆動軸におい
て一体形フランジが採用できない場合には、第1図(A
)、(匂に例示するような糾立形フランジタイプが用い
られている。即ち一方の軸(II)には7ランジ(工1
a)が一体に形成され、これに対し他方の軸(I2)の
軸端には別体に形成したフランジ(12a)が、図示の
ようにナラ) (131、オたはナツト031と回り止
めネジ04)とを介し、キー(1−1)を用いてテーバ
嵌合状態に組立てられ、フランジ(lla) (12a
)がボルト締結されたものである。この組立フランジタ
イプのものによって大トルクを伝達する場合、キー(1
−1)が嵌挿されるキー溝間(1−2)から、第1図(
A)に示すように亀裂(1−5) 6るいは(1−4)
の生じることがあるため、大径、大トルク伝達軸におい
てかかる組立フランジタイプを用いることは好まれてい
ない。このキー嵌合構造による組立7ランジタイプのも
のに対し、焼ばめ嵌合構造による組立フランジタイプの
ものがある。これは後に第4図において示されるように
、第1図(A) (B)に示したものからキー(1−1
)を除き、軸α2)のテーバ軸端をフランジ(X2a)
のテーパ孔に焼ばめしだ構造のものであるが、両者を比
較すると、キー付紹立形フランジは焼ばめ組立形フラン
ジに比べて、下肥の算式(1)〜(8)、特に(4)式
および(8)式から明らかなように、単位長さ当りの許
容伝達馬力が小さいため、組立フランジタイプ、のもの
としては、焼ばめ形のものが好まれる傾向にあることも
既知である。
今キー付組立形フランジの許容伝達馬力について検討す
れば、その7ランジ部単位長さく1闘)昌シの許容伝達
トルクTxは次式(2)で表わされる。
Tx =−・p−t−a     K?・Mπ・・・・
・・・・・(1)但し、Pはキー側面に掛る圧縮応力K
p/mA(通常P=6〜10 K9AI4が取られるの
であり、tはキー溝の深さくgm)であり、dは軸径(
τm)である。
寸だ単位長さ当りのトルクTK (K9・mτ)、回転
速度n(rpm)の時の単位長さ当りの出力Hz (F
 B )は次式(2)で表わされ、(2)式は寸だ(3
)式のように書換えることができる。
HK = 2・冗・TK−、、、四;フ PS・・・−
・鳴H″′     “   P V=A・・・・・・
(3)d2. n  60x’75xlO3,d今p 
= 10 KyAA、t/a = 0.09とすると、
(3)式から次式(4)が得られ、沈みキーが用いられ
る場合HK/d2・nは略一定になる。
これに対し焼ばめ形7ランジの場合、その単位長さくI
Fffff’)Jりの許容伝達トルクTFは次式(5)
で表わされる。
TF 、=−・π・d2・μ・6Kg・ηm・・・・・
・・・・(5)但しσrは焼ばめ面の接触圧力(嚇〆)
で、σr−E・α         d2 −・(l−(丁))で表わされ、dは軸径(πγ)、E
はヤング率(= 2 LDOCX!J)であシ、μは摩
擦係数、αは焼ばめ率、Dは焼ばめ部外径(駁)である
従って(3)式に相当するHr/d2・n、但しHF 
(焼ばめ形フランジの単位長さ轟りの許容伝達馬力)は
′次式(6)で表わされる。
今(6)式において、一般に用いられる値、α−/10
00、d/′D=/上5を代入すると、次式(7)が考
えられる。
とのさい摩擦係数μは、設計上普通0,15が取られる
ので、この値を(7)式に代入すれば、次式(8) 7
5:得られる。
一6ps/*J・・・・・・(8) 7話= 1.919 X 10 前述の(4)式とこの(8)式を比較すれば、組立フラ
ンジ形継手部における単位長さ当シの許容伝達馬力は、
焼ばめ方式によるものの方が、キ一方式によるものより
約3倍も大きいことが判明する。またもしそのμをより
大きくすることができるならば、焼ばめ方式による組立
フランジ形継手許容伝達馬力を更に犬きくすることが期
待できる。
しかしながらこの焼ばめ形のものについては、次の点に
おいて新たな問題点が生しるのである。
即ち前述の(5)式で表わされるトルクTFが7ランジ
継手に生じた場合、軸部には次式(9)で示されるせん
断応力Z maxが生じる。
Tmax=−−1TF−−・==−(9)冗−(13 とのさい軸部は最大ぜん断応力が軸部材料のせん断降伏
点に達するまで使用に耐えると仮定し、またτy=σy
/ 3の関係が成立すると仮定すると(但しry、ey
は軸材のせん断および引張降伏応力)、焼ばめ部の長さ
lと軸径dとの間に次式(10)に示すような関係が成
立する。
但しμは摩擦係数、αは焼ばめ率、d、Dは焼ばめ部の
内外径(柳、63/は軸材の引張降伏点(K9/−)で
ああ。
今α= 1.0/1000、d/1) = l/1.5
、ey = 40 K9AIt)として、μを変化させ
た時のl/Dの最大値を求めれば、次の表1のようにな
る。
表1  μが変った時の焼ばめ部長さ/軸径(1/D 
)の最大値変化 焼ばめ面の摩擦係数μは一般に0.15が取られるため
、例えば回転駆動軸系の1つとして、第2図に例示する
ようなプロペラ(221を焼ばめ支持するプロペラ軸(
21)、あるいは大形モータ軸のように、その軸径を極
力小さくし、しかも大きなトルクを伝達しなければなら
ない軸においては、前記1/TJを2.0〜3.0にす
るような手段が用いられる。しかし焼ばめ部の1!/D
が大きくなると、第2図示のように、駆動力が伝えられ
る側の焼ばめボス端面付近(2−1)に微少な相対滑り
が起生じ、これがフレツチイングコロージョンに発展し
て、軸折損事故を生じることがある。壕だ前記表1に示
すμに対する1!/D値以上に、焼ばめボス長さlを太
きくしても伝達できる駆動力を犬きぐすることは不可能
である。従って7レツチイングコロージヨン等のトラブ
ルを防止し、かつ伝達駆動力を大きくするには焼ばめ面
のμを大きくし、かつそのI!殉を小さくすることが必
要で、このことが継手部の小型化にもつながるのであシ
、焼ばめ面のμを大きくすることができればそのl/D
を小さくできるので、先に第1図(B)において示すよ
うな一方の軸(11)における7ランジ(lla)に続
く余肉部(1−s)のない処の、同図(A)に示すよう
なコンパクトなものによって大きい駆動力の伝達が可能
になる。従って、従来の焼ばめ形の胡立フランジタイプ
の継手においても、その焼ばめ面のμをより増大させ、
全長を短縮させる事が尚要求されるのである。
次に組立7ランジ形継手および一体フランジ形継手にお
いて生じる問題点は、7ランジ締結ボルトにおける強度
面からの制約である。
即ち第3図体)、(B)には一体形7ランジ継手を例示
してあシ、軸(nl I)2:と各一体のフランジ(l
la)(12a)をボルト(3−1)とボルト孔(3−
2)、ナツト(3−4)とワッシャ(3−S)等を介し
て締結するのであるが、この場合におけるトルク伝達は
、主として第3図(A)に示す結合用リーマポル) (
3−1)のせん断強度によるせん新形と、第3図(B)
に示すフランジ(11a)(12a)本体間の接触面に
生じる摩擦による摩擦形とに大別さ7れ、せん新形の場
合は図示のようにそのリーマポル)(3−1)の外面と
ボルト孔(3−2)の内面は接触し、これに対し摩擦形
の場合は、ポル)(3−1)の外面とボルト孔(3−2
)の内面との間には、その軸まわシに空間(3−3)が
存在する。今これらについて考察してみると、せん新形
の場合、その許容伝達トルクTsは次式(n) tた・
は(12)によって表わされる。
Ts = ry −Ae −T −N     K9”
lHπ−=−・−(11)τy−σy/τTh 0.5
8・eyとすると、K9・πm・・・・・・・・・(1
2)TB = −=−Aeo、 ′N 従って許容伝達馬力Hsは次式(13)で表わされる。
Hs      2・π・TS n   60X’15XIO”      PS’7.
16 x IQ” 0−58 ・Ae・ey・−・N・
・・・・・(邦)但しAeはボルトの有効断面積(−)
、τy、σyはボルト材のせん断および引張降伏点(K
9/n+4 )、Dはフランジボルト孔のピッチ円径(
記)、Nはフランジボルトの数、外は軸の回転速度(r
pm)である。
また摩擦形においては、その許容伝達トルク’reは次
式(14)で表わされる。
TC= p −ey −Ae 、 N −−;   K
り−rxptt−・・−・−(14)従って許容伝達馬
力HCは次式(15)で表わされる。
但しμは7ランジ接触面間の摩擦係数であシ、その他の
使用記号は(13)式と同一である。
前記の(13)式と(15)式において、そのay 、
 Ae 。
NおよびDはそれぞれ同じとすれば、せん新形および摩
擦形(第3図(A)および(ト))である)の両者7ラ
ンジの許容伝達馬力の比Rは、次式(16)によって表
わされることになる。
従来μは0.15程度と看做されていたため、大きく駆
動トルクを伝達する軸系に対しては、生として第3図(
A)に例示しだせん新形締結フランジが用いられていた
のであるが、この型式のものでは、そのポル)(3−1
)の外径とボルト孔(3−2)の内径を正確に仕上げる
ことが必要であるため、製作面倒でコスト高を招来する
不利がある。これに対し第3図(B)で例示しだ摩擦形
締結フランジによれば、先に示したようにそのボルト孔
(3−2)の内面とボルト(3−1)の外面との間に空
間(3−3)を残すことができるので、仮りにそのμを
高めることが可能であれば製作容易かつ低コストで伝達
トルクの大きな7ランジ継手を提供できるのであり、勿
論せん新形締結7ランジにおいても、そのμを高めるこ
とによって伝達トルクを増大させられるとともに、小形
軽量の継手を得ることが期待できる。
本発明は、現行フランジ継手における従来技術とその問
題点に考察を加えた結果、かかるフランジ継手において
、その面接触部分における摩擦係数μを高めることによ
って、許容伝達トルクの増大と、強力にしてかつ小型軽
量化されたフランジ継手が得られるようにしたものであ
シ、。従ってその特徴とする処は、組立形フランジオた
は一体形7ランジの締結による継手において、回転運動
を伝達する側とされる側との軸まわりまだは軸方向にお
ける相互の面接触部分に、硬質粒の溶射膜が一体に介在
された点にある。
以下、図示の実施例に基づいて本発明を詳述すると、第
4図に例示したものは、組立形フランジタイプの継手、
特に焼ばめ構造を用いる継手に本発明を実施したもので
あシ、軸(11) (121において、軸(11)側に
一体のフランジ(Ua)を形成し、軸02)においては
前記7ランジ(lla)と締結される別体の7ランジ(
12a)に対し、軸(12)におけるテーバ軸部を7ラ
ンジ(12a)におけるテーパ軸孔に焼ばめし、軸端を
ナツトα;つ)および回り止めネジ(14)により固定
するものにおいて、図示のようにフランジ(12a)と
軸(12:との焼ばめ面(4−1)における軸表面寸た
は軸とフランジ02(側のボス両表面に、金属溶射@ 
(15)を一体に形成することによって、核部における
摩擦係数μの増大を図ったものである。これによってそ
の許容伝達トルクを大きくすることが可能であると共に
、この型式の場合はその焼ばめ部の傾斜角θをも犬きく
することができるので、強力かつ小型化された組立7ラ
ンジ形の軸継手が得られる。
第5図に例示したものは、一体形フランシタイブの継手
、特に摩擦形の継手に本発明を実施したものであり、軸
(Ilj Q21の各一端に一体に形成した7ランジ(
11a)(12a)を接合し、各7ランジ(lla)(
12a)の対応位置に列設したボルト孔に、ポル) (
5−2)を遊挿シテナット(5−5)ワッシャ(5−4
)を介して締結一体化するに当り、第5図体)に示すよ
うに、フランジ(11a)(12a)における接合面(
s−+)の、両面または片面に硬質粒の溶射膜(15)
を直接溶射により形成して後ボルト締結を行々うことに
より、接合面(5−1)間の摩擦係数μを増大し、その
許容伝達トルクの向上を図ったものである。このさいそ
の溶射幅Wは、第5図(B)に示した各部首法A、hお
よび12において、次式(17)で表わされる値以上で
あればよい。
W−−十11+ 12      ・・・・・・・・・
・・・・・・(17)甘だ第6図に例示したものは、第
5図に例示した直接溶射構造に代えて、間接溶射構造を
採用したものを示しており、同様に軸(n) (121
の各軸端に一体に形成したフランジ(11a)(12a
)を、各フランジ(lla)(XZa)の対応位置に列
設したボルト孔に、ポルM6−2)ヲ遊挿してナツト(
6−4’)ワッシャ(6−5)を介して締結一体化する
に肖υ、第6図(A)に例示する通シ、その両面に金属
溶射膜α5+ (Ifilを一体に形成した薄板(6−
1)を、両7ランジ(工xa)O2a)における接合面
(6−s)間に介在させて後、ボルト(6−2)による
締結を行なうものである。このさい両7ランジ(エエa
)(x2a)における接合面(6−s)にも同様の溶射
膜α5)(115+を形成して置けば、目的とする摩擦
係数μの増大により有利であるが、これは省略しても本
発明における目的を達成する上において充分なμの増大
効果がある。第6図(B)は締結状態を示している。尚
薄板(6−1)にも予じめボルト遊挿孔が対応状に設け
られる。
上記した何れの実施例における金属溶射膜(15)の溶
射処理においても、その溶射金属材としては、高炭素鋼
系、低合金鋼系、13Cr鋼系、高速度鋼系あるいはA
g2O3、Cr2O3等のセラミック系の硬質材料が好
適な実施例として挙げることができ、またその溶射厚さ
は、片面溶射の場合は。、05〜−0.20 ?1m程
度、また両面溶射の場合、その片面の溶射厚さは0.0
25〜0.10 zm程度を、適切な実施例として挙げ
ることができる。
本発明における前記金属溶射膜の介在によってその面接
触部分における摩擦係数μは有効かつ顕著に増大して、
許容伝達トルクを確実に増大させるのであるが、これに
ついては以下のように立論かつ実証される。即ち2つの
面が接触する場合、もし一方の表面が相手の表面よシ硬
ければ、硬い金属面の微視的凹凸は、柔かい金属面の表
面を掘り起すことになる。この突起の1つに着目し、第
7図における(A)に示すように、柔かい金属面上に硬
い半球形の突起が置かれたと仮定すると、その投影接触
面積Aは、次式(ユ8)によって表わされる。
9=−W−但し、σyは柔かい材料における)−(□8
)σy  (圧縮降伏応力 この硬い半球状突起を第7図(B)で示すように、水平
方向に動かすには、2つの力を考慮する必要がある。第
1の力は、金属間の接触涜に形成された金属結合を切断
するに要する力であって、これを記号5−71’表わす
と、Sは次式(ユ9)によって求められる。
5−Ai   (但し、8は金属結合部に作用す)−(
19)る単位面積当りのせん断力 第2の力は、突起部から柔かい金属を押し退けるのに要
する力であって、これを記号Pで表わすと、Pは溝状の
痕跡の断面恭A1に金属を押し退けるに要する平均圧力
plを乗じた積に等しいことは第7図(J3)から圓ら
かであり、従ってとのPは次式(20)によって求めら
れる。
(但し、式中のrおよびdlは図Bに示す寸法である)
従って全摩擦力Fは次式(21)によって表わされる。
F=S+P 上記(21)式において、掘シ起こし効果Pを無視し、
また・1は材料のせん断降伏点7yに和光すると考える
と、全摩擦力Flは次式(22)によって表わされる。
前記ry/ayは一般金属材料においては略一定である
から、今これをKとした時、前記(22)式はpl−に
−Wとなって摩擦の法則が導かれる。
これに対し掘り起こし力Pが作用すると摩擦力は著しく
大きくなるのである。即ち(22)式から明らかなよう
に、摩擦力Fと荷重Wとの間には比例関係が成立しなく
なって、突起部接触幅d′の3乗に比例してFは太きく
なる。また金属を押し退けるに要する平均圧力P1、即
ち材料の降伏点に比例してFは犬きくなる。またこの掘
シ起こし効果は接触面に存在する油あるいはグリース等
による潤滑膜の影響もほとんど受けないものである。以
上のように本発明の金属溶射膜の介在した面接触部分を
軸回りまたは軸方向に持つフランジ継手は、その接触面
間に油等が付着していても、また油中等で使用されても
摩擦係数の低下は小さく、大きなトルクの確実な伝達が
可能であシ、以下に上述の立論を実証する若干の実験結
果について述べる。
上記実験は、第8図に例示するような2枚の試験片と両
者を連結する焼ばめ捧とによって行なわれた。即ち、2
枚の板状試験片(8−+ )(8−2)の中央位置に丸
棒(8−3)を焼ばめ連結し、試験片(8−1)におけ
る一端の孔(s−a )と試験片(8−2)における反
対側一端の孔(s−s)には、それぞれ上向きの引張力
(8−6)(8−7)を与え、試験片(s−1)におけ
る他端の孔(8−9)と試験片(8−2)の反対側他端
の孔(8−11)には、それぞれ下向きの引張力(S−
+O)を与え、焼ばめ部(s−t+ )の摩擦係数を求
めたものであわ、反復実験の結果、次の事が明らかとな
ったものである。即ち焼ばめ面に硬質粒の溶射を行なう
ことなく、単にショットピーニング等によって粗面化し
ても、その摩擦係数μはほとんど変化せず、表面処理条
件を種々変更しても、μの値は0.23〜0.38に止
まったに反し、焼ばめ面に13 Cr鋼あるいはA12
o3等の硬質材を溶射すると、摩擦係数μは著しく上昇
して0.5〜1.0にも達し、溶射しない場合の21〜
3倍に近い値が得られたのであシ、その測定結果の1例
は第9図(A)・(B)に示す通りである。
即ち、第9図(蜀において横軸座標は溶射厚さを示し、
縦軸座標は摩擦係数μの値をそれぞれ示しまた、第9図
(B)は横軸座標として溶射面あらさを示し、縦軸座標
は同じく摩擦係数μを示しているが、この両図表でも明
らかなように、溶射厚さは25μでも有効であるが、1
00μ程度まで厚くすることによって、その有効度は更
に大きくなる。又溶射下地面の粗面化は、溶射層が付着
する程度に軽く施し、その上面に溶射面が粗くなるよう
に溶射を施すこ七が適切であシ、オたこの図表には示さ
れていないが、摩擦係数μは焼ばめ率が小さい程(押付
力小)、犬きぐなることも確認された。
本発明のフランジ継手によれば、その駆動、被動双方の
面接触部分に、前記のような金属溶射膜処理を施すこと
によって、従来のフランジ継手では望み得なかった許容
伝達トルクの増大が確実に得られることによシ、これを
回転駆動@糸の継手として用いる時、小型軽量でしかも
強力な駆動力伝達が得られる点において、きわめて有利
である。
一般にかかる摩擦係数μは従来ある固有の値であって、
温度変化等によってもほとんど変ることはないとされて
いるのであるが、本発明によってμは固有の値に止まる
ものでなく、摩擦面における表面処理によって増大させ
得ることが判明かつ確認されたものであシ、本発明によ
る硬質粒の溶射膜の一体介在によシ、従来の朝立形7ラ
ンジ継手・一体化フランジ継手の如何を問わず、その継
手能力の質的向上を可能とし、各種駆動回転軸系におい
ての利用、転用が容易であシ、軸継手以外の各種機械の
駆動部分についてもこれを応用することができる。
第10図に例示したものは、クランク軸におけるカウン
タウェイト取付構造の合理化のために、本発明による面
接触部分における摩擦係数増大手段を用いた1例である
が、周知のように従来のクランク軸におけるカウンタウ
ェイトの取付けに当っては、第10図(蜀に示すように
、クランクアーム(10−2)に形成した突起部(1O
−X)によって、カウンタウェイト(10−1)は滑り
止めされて、同アーム(10−2)に対し締結ボルトo
o−a)によって取付けられている。しかし、クランク
アーム(10−2)とカウンタウェイト(1o−1)と
の取付接合面(10−5)における摩擦係数μを、本発
明による硬質粒の溶射膜05)の媒介処理によって増大
させることができれば、第10図((5)における突起
部(1o−3)をカくし、第10図(B)に示すように
、取付接合面(10−5)を直線状とし、直接カウンタ
ウェイ)(xo−6)を締結ポル)(10−7)によっ
て締着固定でき、アーム(10−2)とウェイ)(10
−6)との一体回転が大きな駆動力伝達のもとに容易に
得られることになる。
このことはカウンタウェイト取付部分における形状の簡
単化、機械加工費5の低減が得られるとともに、例えば
既知のOGF鍛造法でクランクアーム(1(1−2)を
原形する場合、同アーム9o−2)の鍛造時の外郭形状
(io−a)を、第10図(A)、(B)の対比で明ら
かなように著しく小さくできる利点も副次的に生じるの
であり、このように本発明はフランジ継手以外の同様な
運動伝達部分において広く利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A) (B)は従来のキー嵌合組立形フランジ
継手の各要部縦断正面図、第2図は同プロペラ軸1例の
正面図、第3図(蜀(B)は従来の一体形フランジ継手
の各要部縦断正面図、第4図は本発明による焼ばめ組立
形フランジ継手実施例の要部縦断正面図、第5図(A)
 (B)は本発明による直接溶射方式による一体形7ラ
ンジ継手実施1例の一部斜面図を含む縦断正面図、第6
図(A) (B)は同間接溶射方式による実施例の一部
斜面図を含む縦断正面図、第7図は金属接触面における
掘り起し力並びに摩擦力の説明図、第8図は本発明にお
ける実施例の説明図、第9図(A) (B)は本発明に
よる実験成績を示すグラフ図、第10図(4)■)は本
発明技術の転用1例の説明図である。 (11)α= ・・・軸、(lla)(12a) ・−
7ランジ、(3−1)、(5−2)、(6−2)・・・
締結ポル) 、 (4−1)・・・焼ばめ面、(6−1
)・・・金属溶射薄板、(15)・・・硬質粒の溶射膜
。 135− 第4 図 第8図 第 9  図 (A)               
                シ99 1〉ワQヲ
ジ136− 12a   77a 手続補正書(方式〕 昭°和 58年 5 月 20r+ 1 事件の表示 昭和 58年特 許  願第 9087−シじ2 発 
 明  の名称 フランジ継手 3 補iFをする者 ・]召11:との関係  特叶田願人 (119)体弐会社 神P製グ所 4代理人 弓577 (1)添付図面中、「第5図」を別紙の通り補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 組立形フランジ甘だは一体形7ランジの締結によ
    る継手において、回転運動を伝達する側と伝達される側
    との軸まわりまたは軸方向における相互の面接触部分に
    、硬質粒の溶射膜が一体に介在されたことを特徴とする
    7ランジ継手。
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