JPS59127958A - 立型遠心鋳造機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、立型遠心鋳造機として金型の回転支持構造を
改善することによって、金型回転の安定性を企図すると
共に機種変換の容易、更には操作並び保守管理の容易が
得られるようにしたものに関する。

鋳造金型を垂直姿勢に保持して高速回転させ、同金型内
に上方より注湯して遠心力鋳造を行なう立型遠心鋳造機
において、従来は金型の回転支持層２ に当り、定位置に設置された回転テーブル上に金型下端
を支承させ、金型上部の周側にその下面をテーパ面とし
た支持フランジを張り出し形成し、同フランジのテーパ
面に複数の傾斜ローラを可回動に接支させて金型上部を
保持する手段が用いられているのであり、この従来手段
では前記傾斜ローラ周面の偏摩耗、支持フランジのテー
パ面の偏摩耗を生じ易く、このため金型回転にガタッキ
が発生するのであり、また金型上部局側に前記支持フラ
ンジを特別に形成するため金型製作費が高くつくと共に
、金型芯合せ、位置決め、金型段取替え等の操作も面倒
であり、メンテナンスも容易でない等の問題点があり、
特に長尺ロール鋳造等に当っては不利である。

本発明はこのような問題点を解決するために、かかる立
型遠心鋳造機における金型の支持、回転構造について改
善を加えたものであり、その特徴とする処は、金型下端
を可回動に支承しかつ金型全体を水平方向に移動可能に
支持する金型下部支持装置と、金型上部周側の対応位置
を同一レベル扁：３ 下に可回動に挾持しかつ水平に保持される固定及び押え
ローラから成る金型上部支持装置と、金型上下周側の位
置決め部材と全具備した点にある。

以下図示の実施例について本発明を詳述すると、金型支
持状態を示した第１図並び第２図において、鋳造ピット
の底部に設置されたスライドガイド（１２）上に移動式
回転台（６）を第１図向って左右方向に水平移動自在に
架装し、例えば送り用駆動モータ１８）、同モータ１８
）によって正逆回動自在な送りネジ（９）等の駆動手段
によって、ガイド（！匂に清って移動自在に設けると共
に、同回転台（６）には金型］１）の下端を可回動に支
承するだめの回転テーブル（６）を可回動に軸受設置し
、適宜のセット治具（！均等を介して金型ｉ、ｌｌの下
端を芯出しセットして着脱自在に支承できるように設け
るのであり、また回転台（６）には回合（６）を所定位
置に移動させた後、同位置に固定ロックするための適宜
のクランプ機構（））を設けるのであり、以上は本発明
による金型（１）の下部支持装置の構成である。これに
対し本発明による金型１１）の上部支持装置としては、
第１図にその側面状態、特開昭５９−１２７９５８　（
２） 第２図にその平面状態を示すように、図例では２個の固
定ローラ［２１＋２）と１箇の押えローラ（３）とを用
いて、金型ｔＨの上部局側をその円周３等分位置を挾持
するように配設するのであり、勿論これらローラ（２１
＋２１　（３１の数は図例のみに限定されない。固定ロ
ーラｆ２１　＋２１は鋳造ピットの一側に設置した取付
部材（１４）に固定または垂直方向に移動自在に支持さ
れる軸受支持部材（１５）の両端に、何れも可回動にか
つ水平姿勢の下に軸架支持され、図例ではその一方の固
定ローラ（２）に同じく軸受支持部材（１すに設置され
た駆動モータ（１０）より、ベルト、プーリ等の伝動機
構（１匂を介して駆動回転され、これによって金型Ｉｌ
ｌに回転を与えるようにされている。これに対し押えロ
ーラ（３）は、鋳造ピットの別の一側に枢支部（１？）
を介して旋回可能に突設された軸受支持部材（Ｉ→の先
端に可回動にかつ水平姿勢の下に軸架支持され、同支持
部材θ８）には旋回駆動部材としての流体圧シリンダ（
４）のピストンロッドが連結されることによって、押え
ローラ（３）を金型１１）の周側に対して接離自在に設
けるのである。また本発明では金型扁ｊ５ ｉｌ＋の上下周側の位置決め部材として、図例のように
前記取付部材（１４）等を利用して、金型ｆｉ＋の上下
周側にそれぞれ進退自在に衝当する位置決めセンサー（
１１→（１’ｌｂ）を配設するのである。尚前記固定ロ
ーラ１１　（２１押えローラ（３）は何れも同一水平レ
ベル下に金型ｊｌｌの上部周側に接支するように設けら
れ、また押えローラ（３）の軸受支持部材（国は、固定
ローラ！２１　［２１の軸受支持部材（１６）と同じく
、鋳造ピットの別の一側に固定または垂直方向に移動自
在に設けられる。また図例では金型１１）の上下周側に
従来の模型遠心鋳造機において用いる金型における回転
面としてのタイヤ部（１ａ）が形成され、上部のタイヤ
部（１ａ）に固定ローラｆ２１　＋２１押えローラ（３
）が接支されるように図示しているが、これは本発明に
よれば模型遠心鋳造機において用いる従来の横型金型を
そのまま利用できる事を示したものであり、このタイヤ
部（１ａ）の有無は自由である。

本発明によれば、金型Ｕ）のセットに当っては、第１図
に例示するように、注湯部材（１Ｆ４の通過口（２０ａ
　）　ｆ有するカバープレート−を脱した鋳造ピッム６ ト内に、金型１りをクレン等を介して搬入するのであり
、とのさい押えローラ（３）は開放避退状態とされ、ま
た移動式回転台（６）は第１図向って左方のピット中心
位置等にある。このビット中心位置等にある回転台（６
）の回転テーブル（５）上に金型Ｉｌｌを吊り降し、そ
の下端をテーブル（５）の中心と同心に芯出し、セット
°して固定した後、クレンによる吊持を解放し、移動式
回転台（６）をモータ（８）送りネジ（９）等の送り機
構を介して第１図向って右方に移動させ、図例では上部
のタイヤ部（１ａ）が固定位置にある固定ローラ（２１
（２１に接触した時点で、送りを停屯し、次いで金型１
１）が傾斜等のないように、その垂直方向の芯出し、位
置決めとして、上下における一対の位置決めセンサー（
ｌｌａ）　（ｌｌｂ）の差がゼロとなるようモータ（８
）の動きを制御するのであり、この位置決め後、回転台
（６）をクランプ機構（７）によってロックし、センサ
ー（１ｌａ）　（１１ｂ）を後退させて後、シリンダ（
４）の駆動を介し避退位置にある押えローラ（３）を軸
受支持部材（１呻の旋回を介し移動させ、金型ｉｌｌの
タイヤ部（１ａ）に接支させ、ローラ！２１　＋２１　
＋３１によってＡニア 金型ｉ１）の上部周側を挾持し、駆動モータＱＯｊによ
って一方の固定ローラ（２）を回転させることにより、
他のローラ！２１　＋３１の遊転を介し、金型１１１に
回転を与えることになり、以下注湯、劉込みが従来機と
同様に行なわれるのである。

本発明による金型１１）の回転支持構成によれば、金型
１１）の上部周側はこれを包囲して接触する水平支持の
固定ローラｔ２１　＋２１押えローラ（３）群によって
保持回転されるため、ローラｊ２＋　！２＋　［３１タ
イヤ部（ｌａ）の偏摩耗はきわめて小さく、また押えロ
ーラ（３）側より加わる加圧保持であるため、金型はガ
タッキを生じることなく正確安定に高速回転されるので
あり、円滑な遠心力鋳造が確保される。このさい下部に
おける回転台（６）の水平方向移動と、上部における押
えローラ（３）の水平方向への旋回移動によって、金型
外径の広い範囲に区つでの適応が容易で大小径サイズの
相違する各金型に対しての汎用性が得られるのであり、
このさい固定ローラｉ２１　＋２１　及び押えローラ（
３）を垂直方向へも移動可能なものとすれば、金型長さ
の大小に対しても同様に即応で１８開昭５９−１２７９
５８　（３） きることにもなり、これによって従来のように金型上部
にテーパ面を有する支持１ランジ等を特別に形成する必
要もなく、図例で示すようにタイヤ部（１ａ）を有する
模型遠心鋳造用の金型１１）でもそのまま利用できるこ
とになるのであり、更に本発明によれば金型の装入セッ
ト、段取替え等においても移動式回転台（６）押えロー
ラ（３）の移動により、その操作、メンテナンスはきわ
めて容易化され、鋳造作業の能率化も可能となるもので
、従来の立型遠心鋳造機における金型の支持回転上にお
ける問題点を一掃したものとして優れた利点を持つもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の要部縦断側面図、第２図は第１
図Ａ−Ａ矢視の平面図である。 ＋１１・・・金型、（２）・・・固定ローラ、（３）・
・・押えローラ、（５）・・・回転テーブル、（６）・
・・移動式回転台、（１１ａ）（１１ｂ）・・・位置決
めセンサー。 特　許　出　願　人　　久保田鉄工株式会社第７図 −３： 第２凶

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　金型下端を可回動に支承しかつ金型全体を水平方
   向に移動可能に支持する金型下部支持装置と、金型上部
   局側の対応位置を同一レベル下に可回動に挾持しかつ水
   平に保持される固定及び押えローラから成る金型上部支
   持装置と、金型上下目側の位置決め部材とを具備したこ
   とを特徴とする立型遠心鋳造機。