JPS5912720B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPS5912720B2
JPS5912720B2 JP1417481A JP1417481A JPS5912720B2 JP S5912720 B2 JPS5912720 B2 JP S5912720B2 JP 1417481 A JP1417481 A JP 1417481A JP 1417481 A JP1417481 A JP 1417481A JP S5912720 B2 JPS5912720 B2 JP S5912720B2
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JP
Japan
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fatty acid
higher fatty
acid salt
tert
cleaning composition
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Expired
Application number
JP1417481A
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English (en)
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JPS57128798A (en
Inventor
弓夫 中曽根
順亮 美濃
忠雄 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Soap Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗浄剤組成物に関する。
更に詳しくは高級脂肪酸塩を洗浄主剤とする洗浄剤組成
物において特定の酸化防止剤を混合して併用する被洗浄
衣料の黄変防止及び異臭発生を防止する洗浄剤組成物に
関する。一般に衣料は着用によつて人体から分泌される
皮脂酸部や塵埃による粒子汚垢、油汚垢、その他の汚垢
で汚染され、これらの汚垢は洗たくによつても完全に除
去されず衣料に残留し、着用、洗浄を繰り返すことによ
つて蓄積することが知られている。
一方、洗たくに高級脂肪酸塩(石けん)洗−0剤を使用
するとその高級脂肪酸塩分が水中や汚れからの多価金属
イオン、すなわちカルシウム、マグネシウム或いは鉄イ
オンなどと反応し、水不溶性の高級脂肪酸多価金属塩(
所謂石けんかす)が生成し、相当のすゝぎを行なつても
、この石けん15かすが被洗浄衣料に付着・残留する。
粉石けん洗たくによる衣料の黄変現象は、こうした洗た
く時に除去されず残留蓄積した汚垢、あるいはすゝぎ切
れず付着・残留した石けんかすに基づくものと考えられ
る。すなわち残留汚垢中の皮脂成分の自90動酸化、あ
るいは石けんかすの不飽和基に起因する反応等が考えら
れている。近年、環境問題や、資源問題からリサイクル
する天然資源としての動・植物油を原料とした高級脂肪
酸塩洗剤の使用が高まりつゝある。よく知られているよ
うに動・植物25油を分解して得られる脂肪酸あるいは
、そのナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩等
は、粗原料段階での精製の程度により、商品としての高
級脂肪酸塩洗剤の色相及び匂いに大きな影響を及ぼす。
粗原料の精製が充分行なわれずに製造された高級脂肪酸
塩洗剤による被洗浄衣料は、当然のことながら、黄変や
、臭気の発生が顕著である。またそうした精製が充分な
されて製造された高級脂肪酸塩洗剤は色相・匂い共、良
質のものとなり、それにより被洗浄衣料も黄変や臭気の
発生は低減35されることになるが、前述の残留汚垢に
起因する黄変現象もあるため本質的に解決になつていな
い。すなわち、充分に精製して製造された高級脂肪酸塩
洗剤を用ていも経時変化した被洗浄衣料は同様に黄変・
臭気の発生を認めている。本発明者等は高級脂肪酸塩を
洗浄の主成分として官有する洗浄剤組成物の斯様な欠点
を改良すべく鋭意検討を重ねてきたが、今般予想外にも
ある種の酸化防止剤を2種併用することによりこれら欠
点を悉く改良できることを見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は高級脂肪酸塩を洗浄の主成分とする
洗浄剤組成物において、ジ第3ブチルヒドロキシトルエ
ン((A)成分)と、4,4′−ブチリデンビス一(6
一第3ブチル−3−メチルフエノーノ(ハ)、2,2′
−ブチリデンビス一(6一第3ブチル−4−メチルフエ
ノール)、モノスチレン化クレゾール、ジスチレン化ク
レゾール、モノスチレン化フエノール、ジスチレン化フ
エノール及び1,15−ビス−(4−ヒドロキシフエニ
ル)シクロヘキサンからなる群から選ばれたラジカル連
鎖禁止性酸化防止剤の一種又は二種以上(8成分)とを
含有することを特徴とする被洗浄衣料が黄変、臭気発生
しない洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明において洗浄主成分として使用される高級脂肪酸
塩については特に何ら制約は付されず公知の高級脂肪酸
塩は悉く使用できる。
すなわち、本発明で用いられる高級脂肪酸塩は次の一般
式(1)〜()で表わされる化合物の単独若しくは混合
物である。Cn−1H2n−1C00M(1) Cn−1H2n−3C00M(II) Cn−1H2n−5C00M(11 (式中、nは8〜24好ましくは10〜20の数を、ま
たMはナトリウム、カリウム、アンモニウム及び炭素数
2若しくは3のアルコール残基を含有するアルカノール
アミンを表わすが好ましくはナトリウム、カリウムであ
る。
)本発明において、高級脂肪酸塩は好ましくは(1)/
〔(11)+(11〕の重量比が8/2〜3/7の範囲
の混合物として、より好ましくは7/3〜6/4の混合
物として用いるのがよい。
高級脂肪酸塩としては動物若しくは植物油脂の分解・分
別して得られる天然脂脂酸の塩、あるいはα−オレフイ
ンからオキソ法等により誘導される合成脂肪酸の塩のい
づれを用いても効果が認められる。
天然脂肪酸の原料である天然油脂としては牛脂、豚脂、
骨油、鯨油、魚油等々の動物油脂、アン油、パーム油、
パーム核油、米糖油、大豆油、綿実油等々の植物油が例
示される。
これらの諸原料は単独若しくは混合して分解使用されま
たは各々の誘導体の脂肪酸を混合して使用される。更に
、天然脂肪酸と合成脂肪酸を混合して使用してもよい。
高級脂肪酸塩の洗浄剤組成物中の含有量は特定されない
が5〜95重量%(以下%と略記する。)が好適である
。本発明において使用される囚成分ジ第3ブチルヒドロ
キシトルエンは洗浄剤製造時のいかなる工程において添
加されても基本的に本発明の効果を奏するが、特に本発
明の洗浄主成分である高級脂肪酸塩を製造する際予め高
級脂肪酸と混合して使用するのが好適である。
ジ第3ブチルヒドロキシトルエンは洗浄剤組成物中に0
.001〜1.0%(好ましくは0.01〜0.5%)
配合されるのが望ましい。
0.001%未満では効果は不充分であつて、また1.
0%を越えると効果は飽和に達しまた酸化防止剤それ自
身の着色が生じる場合がある。
本発明において8成分として使用される4,4′ブチリ
デンビス一(6一第3ブチル−3−メチルフエノール)
、2,2′−ブチリデンビス一(6第3ブチル−4−メ
チルフエノール)、モノスチレン化クレゾール、ジスチ
レン化クレゾール、モノスチレン化フエノール、ジスチ
レン化フエノール及び1,1′−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサンからなる群から選ばれるラ
ジカル連鎖禁止性酸化防止剤の一種又は二種以上は洗浄
剤組成物中に0.001〜1.0%より好しくは0.0
1〜0.5%配合させるのが望ましい〇本発明は上記必
須成分の他に公知の洗浄剤成分をその目的に応じて任意
に配合することを妨げるものではない。
すなわち他の界面活性剤も配合できる。例えばアルキル
ペンセルスルフォン酸ソーダ、高級アルコール硫酸エス
テルソーダ、α−オレフインスルフオン酸ソーダ、ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸エステルソーダ、アルカン
スルフオン酸ソーダ等の陰イオン性昇面活性剤、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフエニルエーテル等の非イオン界面活性剤が挙げ
られる。また界面活性剤以外の含有可能な成分としては
、炭酸塩、珪酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硼酸塩、アルミ
ノ珪酸塩等の無機塩、更に、エチレンジアミン四酢酸ソ
ーダ、ニトリロ三酢酸ソーダ、クエン酸ソーダ、ポリマ
レイン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース、ポリエ
チレングリコール等の有機物が挙げられる。また蛍光増
白剤、酵素、香料及ひケーキノグ防止剤も含有すること
ができる。本発明の洗浄剤組成物の形態は粉末、顆粒、
ペースト、液体等公知の形態をとり得るが粉末状が特に
好適である。
次に実施例をもつて本発明を詳細に説明するが本発明は
これら実施例によつて制約きれるものではない。
実施例 1 下記〔Dに示す組成を有する洗浄基剤と酸化防止剤とを
用いて〔[:こ示ず各種洗浄削組成物を調製した。
これら洗浄剤組成物イ〜りについて、次に示す方法によ
り汚染、洗浄を10回繰り返した布を、40′C、80
%RHの条件で21日間故置し、黄変の程度を光電色差
計を用いてb値を測定することにより評価した。
汚染方法:スクアレン、トリオレイン、オレイン酸の等
量から成る混合油性汚垢0.59を11の水に加え、5
5゜Cに加温し、ホモミキサーで乳化分散せしめたもの
を汚染浴とする。
この汚染浴に10枚(10cr1LX10(1771)
の白布本を投入し、10分間200rpmの回転数で攪
拌して布を汚染する。洗浄方法: 洗浄剤濃度:0.15重量% 洗浄水硬度.4゜DH温度:20℃ 浴 比:3枚/500m1洗液 洗 浄 機:ターゴトメータ一(回転数 100rpm) 洗浄時間:10分間、す\ぎ:5分間 この結果を第1表に示す。
がすぐれていることがわかる。
上記組成の洗浄剤組成物ヌ〜ワを実施例1と同様に洗浄
放置保存したものは原布とほとんど肉眼断定しても黄変
及び異臭は認められなかつたのに対し、市販の石鹸を主
剤とする洗浄剤組成物で洗浄したものは明白な黄変を認
めまた異臭を認めた。
実施例 3次に示す組成の洗浄剤粗成物力,ヨを用いて
綿メリヤス肌着の長期着用試験を行い、その黄変防止効
果をみた。
乏 1)脂肪酸にジ第3ブチルヒドロキシトルニンを0.0
5%添加後、中和した高級 脂肪酸塩 2)ジ第3ブチルヒドロキシトルエンを含まない高級脂
肪酸塩 ζ験方法:綿メリヤス肌着をタテ半分に切断したものを
縫い合わせて、青年男子10人が2日間着用しては洗浄
する操作を2ケ月間繰り返した。
縫い合わせを解いた肌着の一方は上記組成物力(本発明
の洗浄剤)で洗い、他方は組成物ヨ(酸化防止剤を含ま
ないもの)で洗つた。洗浄条件は、家庭用の洗たく機を
用い、水道水20℃、洗浄剤濃度0.133重量%とし
、浴比は1kg/301とした。2ケ月間着用終了時の
黄変の程度を、実施例1と同様に光電色差計を用いてb
値を測定して評価した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高級脂肪酸塩を主成分とする洗浄剤組成物において
    、(A)ジ第3ブチルヒドロキシトルエンと、(B)4
    ,4′−ブチルデンビス−(6−第3ブチル−3−メチ
    ルフェノール)、2,2′−ブチリデンビス−(6−第
    3ブチル−4−メチルフェノール)、モノスチレン化ク
    レゾール、ジスチレン化クレゾール、モノスチレン化フ
    ェノール、ジスチレン化フェノール及び1,1′−ビス
    −(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンからなる
    群から選ばれたラジカル連鎖禁止性酸化防止剤の一種ま
    たは二種以上の混合物とを含有することを特徴とする洗
    浄剤組成物。 2 高級脂肪酸塩が、高級脂肪酸に(A)ジ第3ブチル
    ヒドロキシトルエンを予め混和中和したものである特許
    請求の範囲第1項記載の洗浄剤組成物。
JP1417481A 1981-02-02 1981-02-02 洗浄剤組成物 Expired JPS5912720B2 (ja)

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ATE508162T1 (de) 2007-05-24 2011-05-15 Chemtura Corp Stabilisierung von polymeren mit styrolierten p- cresolen
JP5211374B2 (ja) * 2007-11-09 2013-06-12 ライオン株式会社 衣料用液体洗浄剤組成物
JP5211376B2 (ja) * 2007-11-30 2013-06-12 ライオン株式会社 衣料用粒状洗剤組成物

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