JPS5912587Y2 - 試験片ノツチ工作機 - Google Patents

試験片ノツチ工作機

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Publication number
JPS5912587Y2
JPS5912587Y2 JP10079780U JP10079780U JPS5912587Y2 JP S5912587 Y2 JPS5912587 Y2 JP S5912587Y2 JP 10079780 U JP10079780 U JP 10079780U JP 10079780 U JP10079780 U JP 10079780U JP S5912587 Y2 JPS5912587 Y2 JP S5912587Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test piece
notch
test
holding device
blade
Prior art date
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Expired
Application number
JP10079780U
Other languages
English (en)
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JPS5724535U (ja
Inventor
義信 仲本
清治 伊原
幸男 太田
佳子 小柴
瑞枝 増田
Original Assignee
三菱化成ポリテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱化成ポリテック株式会社 filed Critical 三菱化成ポリテック株式会社
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Publication of JPS5724535U publication Critical patent/JPS5724535U/ja
Application granted granted Critical
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は衝撃試験に供する試験片のノツチェ作機に係る
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等材料の物性試験の一つで
ある衝撃試験にはシャルピー衝撃試験、アイゾット衝撃
試験等の各種の測定法があり、シャルピー法、アイゾッ
ト法はそれぞれ日本工業規格(JIS)、アメリカ標準
規格(ASTM)ドイツ工業規格(DIN)によってそ
の測定方法が決められている。
どちらの試験法を採用するにしてもその特徴は、試験片
にノツチが刻設されることである。
試験片にノツチを刻設するには予めノツチ形状が刻設さ
れた構造の或形金型を用いてノツチのある試験片を直接
作成する方法と、先ずノツチのない試験片を作威し、次
いでこの試験片にノツチを工作する方法とがある。
前者の方法にあっては試験片製作作業は容易で、危険を
伴うことは少ないが、ノツチ形状毎に金型を保有する必
要があり経済的に不利である。
後者の方法にあっては、通常ノツチェ作機械を用いて直
接人手で刻設が行われており、試験片保持具はあるもの
の、それを手で把持しつつ行い、さらにはノツチ刻設刃
が露出しているため極めて危険な作業であった。
また試験片を強固に保持できないという欠点があった。
また特に衝撃試験ではノツチの深さよりノツチされない
部分の肉厚が重要であり、従来のノツチ工作方法ではそ
の肉厚が均一とならず、試験結果には゛らつきがで゛る
ことも多かった。
本考案者らは、か・る状況に鑑み、衝撃試験用の試験片
に安全かつ能率的にノツチェ作し、かつ誤差データ発生
の少ない試験片を製作するノツチェ作機を提供すること
を目的として鋭意検討した結果、ノツチェ作機を特殊な
試験片保持機構とすることで本考案の目的が達威しうろ
ことを見いだし、本考案を完或するに到った。
すなわち、本考案の要旨は、スライド可能となった試験
片保持装置と強制的に回転するノツチ刻設刃とを備えて
なる試験片ノツチェ作機において、前記試験片保持装置
は、複数の試験片を収納する試験片収納具と収納された
複数の試験片全部をそのノツチ刻設面から一度に押圧す
る押圧具を備え、該試験片保持装置と前記ノツチ刻設刃
とが対向して設けられ、かつ試験片保持装置及びソツチ
刻設刃を相対的に移動させるスライド機構を備えた試験
片ノツチェ作機に存する。
以下に本考案に係る試験片ノツチェ作機を図面に基づい
て詳細に説明するが、本考案はその要旨を超えない限り
、以下の例に限定されるものではない。
第1図は、本考案の試験片ノツチェ作機の一部切欠き斜
視図であり、試験片保持装置がスライドする場合の実施
例である。
第2図は第1図の試験片保持装置の一部分の拡大斜視図
である。
図中、1は試験片ノツチェ作機、2は試験片保持装置、
3はノツチ刻設刃、4は箱型操作盤、5は試験片収納具
、6は押圧具、7はエアーシリンダー、8は押圧具連結
棒、9は移動用連結部材、10は螺刻シャフト、11は
レール、12はレール嵌合溝、13は安全カバー、14
は排気ポンプ、15はノツチ屑収集袋をそれぞれ示す。
aは試験片である。試験片保持装置2及びソツチ刻設刃
3は、通常、箱型操作盤4上に設けられており、それら
を移動または回転させる動力等は箱型操作盤4内側に収
納されている。
試験片保持装置2は、試験片収納具5と押圧具6とから
なっており、試験片収納具5は押圧具6に対応する面、
すなわち試験片aのノツチ刻設面の裏面が当接する壁面
を有し、該壁面はノツチ刻設位置より高いのが好ましい
そして該壁面は試験片を押圧するため全体が均一平面で
あるのが望ましい。
試験片収納具5は複数の試験片のl個毎に隔壁が設けら
れている方が試験片が安定し好都合であるが、これに限
られず複数の試験片を同時に収納する構造としてもよい
隔壁の壁面から突出する長さは試験片の肉厚より小さい
ことが必要であり、さらにノツチ刻設刃が当る高さで切
り欠かれているのが好ましい。
第1図の工作機は試験片12個収納できる。
抑圧具6は、収納された複数の試験片全部を押圧する構
造である必要があり、普通剛性のある板体である。
若干肉厚の異なる試験片を押圧することもあるので押圧
具6の試験片に接する側にゴム、熱可塑性樹脂等ゴム様
弾性を有する材料を設けるのが好ましい。
しかして、該押圧具6の作動は、特に限定されないが、
通常作動装置、例えば試験片収納具5の両側に設置され
たエアーシリンダー7に押圧具連結棒8を介して連結さ
れており、圧縮空気によって作動させる方法が適当であ
る。
圧縮空気は細管を経てエアーシリンダーに導入される。
押圧具連結棒8はエアーシリンダー7の作動によりテコ
の作用をなし、押圧具6がノツチ工作作業中は試験片を
押圧し、試験片取出時または装着時は試験片収納具5か
ら離間する構造となっている。
このように構威された試験片保持装置2は、試験片に所
定のノツチが入るようノッチ刻設刃3の回転中心から一
定の距離を隔てて直線的に箱型操作盤4上を左右に移動
するようになっており、この移動は、試験片保持装置2
に固定された移動用連結部材9を介して接続された、例
えば軸回転する螺刻シャフト10等のスライド機構によ
って強制的に行われる。
螺刻シャフト10は、電動機によって正逆両方向に軸回
転させる。
また、試験片保持装置を安定して移動させるためにスラ
イド機構の一部として箱型操作盤4上にレール11を及
び試験片保持装置2にレール嵌合溝12を設けてレール
11上をスライドさせる構造にするのが特に好ましい。
ノツチ刻設刃3は、周囲断面形状がノツチの形状となっ
た円盤状ノコ刃からなり電動機により強制的に回転させ
られ、試験片保持装置2のスライドとともに複数の試験
片にノツチェ作できるようになっている。
該刻設刃3は衝撃試験法の相違、すなわちノツチ形状の
相違によって取り変えられる構造となっているのが好ま
しい。
そして該刻設刃3は試験片9と接触する位置を除いてそ
れを覆う安全カバー13が施こされているのが好ましく
、さらに安全カバー内の空気をノツチェ作中に排気でき
るように安全カバー内に排気管が開口しているのが望ま
しい。
排気管は、排気ポンプ14に連設され、ノツチ屑がノツ
チ屑収集袋15に集められる。
本考案の試験片ノツチェ作機を操作するには、まず試験
片保持装置2に試験片aを押圧固定し、次いでツツチ刻
設刃3を回転させるとともに排気ポンプ14を運転し、
その後試験片保持装置2の移動用電動機に通電し、強制
的に該装置を左右にスライドさせる。
本考案の試験片ノツチェ作機1は、直接人手をノツチ刻
設刃3に近ずけることがないので極めて安全であり、一
度に複数の試験片を製作することができる。
また押圧具6で試験片を収納具5の壁面に押圧しながら
刻設するので、ノツチェ作されない部分の肉厚が一定と
なり、衝撃試験結果の精度も極めて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の試験片ノツチェ作機の一部切欠き斜視
図、第2図は試験片保持装置の一部拡大斜視図である。 図中、1は試験片ノツチェ作機、2は試験片保持装置、
3はノツチ刻設刃、5は試験片収納具、6は押圧具、7
はエアーシリンダー、10は螺刻シャフト、13は安全
カバーをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1)スライド可能となった試験片保持装置と強制的に
    回転するノツチ刻設刃とを備えてなる試験片ノツチェ作
    機において、前記試験片保持装置は、複数の試験片を収
    納する試験片収納具と収納された複数の試験片全部をそ
    のノツチ刻設面から二度に押圧する押圧具を備え、該試
    験片保持装置と前記ノツチ刻設刃とが対向して設けられ
    、かつ試験片保持装置及びソツチ刻設刃を相対的に移動
    させるスライド機構を備えた試験片ノツチェ作機 .(
    2)試験片収納具はその押圧具に対向する面が均一平面
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の試験片ノツ
    チェ作機 (3)押圧具はエアーシリンダーで作動するものである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の試験片ノツチ工作
    機 (4)スライド機構は軸回転する螺刻シャフトである実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の試験片ノツチェ作機 (5)ノツチ刻設刃にはこれを覆う安全カバーが設けら
    れ、該安全カバー内に排気管を開口させてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の試験片ノツチェ作機。
JP10079780U 1980-07-17 1980-07-17 試験片ノツチ工作機 Expired JPS5912587Y2 (ja)

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JP10079780U JPS5912587Y2 (ja) 1980-07-17 1980-07-17 試験片ノツチ工作機

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JPS5724535U JPS5724535U (ja) 1982-02-08
JPS5912587Y2 true JPS5912587Y2 (ja) 1984-04-16

Family

ID=29462344

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260382U (ja) * 1985-10-02 1987-04-14
JPS6327379U (ja) * 1986-08-08 1988-02-23
JP2005055175A (ja) * 1999-09-07 2005-03-03 National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization 試料調製方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5724535U (ja) 1982-02-08

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