JPS59125060A - 分析素子 - Google Patents

分析素子

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Publication number
JPS59125060A
JPS59125060A JP4583A JP4583A JPS59125060A JP S59125060 A JPS59125060 A JP S59125060A JP 4583 A JP4583 A JP 4583A JP 4583 A JP4583 A JP 4583A JP S59125060 A JPS59125060 A JP S59125060A
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JP
Japan
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layer
fibers
present
fiber structure
white pigment
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Pending
Application number
JP4583A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Kobayashi
小林 守夫
Eiichi Takahashi
高橋 榮一
Kenichiro Okaniwa
憲一郎 岡庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS59125060A publication Critical patent/JPS59125060A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分析化学、特に流体中のあらかじめ定められ
た特定成分を分析する分析素子に関し、更に詳しくは、
生物学的流体試料中の特定成分を分析するだめの定量分
析素子に関する。
〔従来技術〕
セr、来、流体試料中の成分を分析する方法は多数開発
がなされて−きた。例えば自動定量分析装置が挙げられ
る。これらは特に病院の臨床検査室等で多用され有用で
ある。このような自動分析装置は例えば米国特許第2.
797149号明細書に記載のごとく、連続流れ分析に
基づき試料、希釈剤、及び分析試薬を一緒に混合し、と
れを分析装置に移送する方法が用いられている。、しか
しながらこのような連続自動分析装置は、複雑且つ高価
であり熟練した操作技術者を必要とし、また分析操作の
後には必ず繰返し洗浄操作が必要さされ、これを行うに
多大な時間と労力を消費し、且つこれらの廃液は必然的
に環境汚染の問題を起すという欠点を有する。
一方、前述の液体を用いる分析系に対し、乾燥系の化学
(ドライケミストリイ)を用いる分析系がある。これら
は試験紙又は試験片と呼1ばれ、例えば米国特許第3.
050.373号、あるいは同第3.061.523号
各明細書に記載のごとく、濾紙等の吸収性担体に分析試
薬溶液を含浸させ、乾燥した形で提供される1、この試
験片は(で体である流体試料中へ浸漬した後引き上げ、
試、駒片の色変化又は濃度変化を肉眼判定、又は濃度計
等の機器のごときのもので測定するものである3、 これら試験片はその取扱いが簡便であり、且つIKちに
結果が得られることで有用である。しかしながら吸収性
担体中に試薬を担持して成るこれら試験片は、種種の重
大な欠点を有し、そのため用途は定性分析又は半定計分
析の範囲にとどまっている。
これらの欠点を克服するために、米国特許第3、992
.158号明細書に記載されているような分析素子が開
発された。これは透明支持体上に分析試薬を含有した試
薬層及び、等方的に多孔性の非繊維質多孔性媒体からな
る拡散層を積層しZとものである。
しかしながら同上特許明細書記載の展開層は本質的にぜ
い弱な強度しか有することができず、破損の1(41合
が大きく安定して供給することが困9!Ifであり、ま
た製造の面からも塗布の条件を厳しくコントロールする
必要があシ、それをはずれると一定の空隙率を得ること
は困難である。
一方、上記欠点を更に克服するために、!1キ開昭57
−125847号、同57−197466号公報及び特
願昭56−i53476号明細書に記載されているよう
な繊維構造展開層を有する分析素子が開発されている。
これらの明細書に記載されている展開層は、確かに製造
が容易であったシ、強度が大幅に向上されてはいるが、
後述するような展開層としての機能の1つである測定光
を反射するバックグラウンド作用については十分とは言
い難く、シたがって、上記展開層を有する分析素子は定
量性の点で必ずしも満足できるものではない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、優れた反射率を有する繊維構造展開層
が適用された優れた定量性全治する分析素子を提供する
ことにある。
〔発明の構成〕
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、1・記構成を有
する分析素子を用いることによシ、上記欠点を克服する
ことができた。
すなわち、本発明を概説すると、本発明は分析素子の発
明であって、光透過性で液体不浸透性の支持体上に、流
体試料中の成分と反応する試薬を含み、月つ親水性コロ
イドからなる少なくとも一層の試薬層を設け、更にその
上に該流体試料中の成分を該試薬層へ透過させる少なく
とも一層の繊維構造展開層を設けた多層分析素子におい
て、該繊維構造展開j※が繊維、と白色顔料との分散液
を塗布するととに、l:勺形成したものであることを特
徴とする。
以下、本発明による分析素子について更に詳細に1悦明
する。
先ず、本発明の分析素子に係る前記の液体不浸透性の光
透過性支持体(以下、本発明に係る支4’h体と略す3
.)は、液体不浸透性で、且つ光透過性であれば、その
種類を問わないが、例えハ酢酸セルロー・ス、ポリエチ
レンテレフタシー11ポリカーボネート、又はポリスチ
レンのような種種の重合体材料が、この使用目的に適す
る。この場合の上記支持体の厚さは任意であるが、好ま
しくは約50mμ〜250mμである。
また、本発明に係る支持体の観察側の一側面は、その目
的に応じて任意に加工することは可能である。次に上記
の支持体上に本発明に係る前記試薬層を設ける場合、直
接被覆することもできるが、場合によっては、光透過性
の下塗多層を使用して試薬層と支持体との間の接着性を
高めることは効果的である。
本発明に係る上記試薬層は、該層に分析すべき検体成分
と定量反応を行わせる試薬類を含有せしめ、該層内で定
量反応を行わしめるために使用される。
そして上記試薬層は親水性コロイドを媒体とし、支持体
上に塗布することによって層として設けたため、p紙の
ごとき担体に試薬を含浸させる従来のものとは異なり、
均一に試薬類を含有することが可能であシ、且つ、試薬
の含有取を自由にコントロールできると、いう利点を有
している1、このような本発明に係る試薬層に用いられ
る親水性コロイド物質としては、天然又は合成の高分子
物質が好ましいが、更に好ましくはゼラチン、変性ゼラ
チン等のゼラチン誘導体、カルボキシメチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリルアミドなどが挙げられる。この中で特に好ましい
親水性コロイド物質としては、ゼラチン及びゼラチン誘
導体を挙げることができる。
これらの親水性コロイド物質は約150〜約500%の
膨潤度を有することが好ましく、また、その膜厚は所望
に応じて選択することが可能であシ、少なくとも約5μ
以上であることが必要である。
1だ、本発明に係る上記試薬層として特願昭56−15
5788号及び同57−6505号各明細書に記載され
が蛋白質のような巨大分子を収納する機能を有する試薬
層を適用することもできる。
上記のようにして形成される試薬層に含有される試薬は
、試料中の分析すべき検体成分及びとの成分を分析する
ために選択した分析反応によって決まることは言うまで
もないiまた、選ばれた分析反応が二種以上の試薬から
構成されている場合この試薬を同一試薬層内に一緒に混
合して含有させても、また、二種以上の試薬を別層とし
て含有させてもよい。これらは分析反応自体の作用機構
によって決定されることもあシ、好ましくない影響を及
ぼさない限りにおいて、その構成は任意である。
一方、試料中の二種以上の検体成分を、同一の試薬層内
で分析反応を行うことは可能である。
この際、二種以上の分析反応は相互に他を妨害しないよ
うに、また、生成した反応生成物を測定する際、同様に
互いに他に影響を及はさないよう分析反応を選択する必
要がある、 以上によシ構成された試薬層は、一般的には本発明に係
る支持体上に塗、在方法によって被キj々することがで
きるが、前述のとおり試薬層と支持体との間に本発明の
目的に適応しないものは別として各種の層を設けること
ができる。
また、本発明に係る繊維構造展開層は、前記のように先
に支持体上に設けられた試薬層上に直接又は間接に1層
又は複数層設けられる。
この繊維構造展開層は、以下記載の目的によシ設けられ
るものである。
(1)一定容量の流体試料を単位面積当シ一定容量に試
薬層内に均一に配布し、 (2)流体試料中の分析反応を阻害する物質又は要因を
除去し、 (3)例えば分光光度分析を行う際には支持体を経て透
過する測定光を反射するバックグラウンド作用を行う。
したがって、本発明に係る繊維構造展開層は、上記6つ
の機能を全て行い得るが、まだ3つの4、X%能を適宜
分離し、各機能毎に別の層を使用することも可能である
更に、3つの機能のうち、2つの機能を有するIXと、
残シの他の機能を有する層を組合せ使用することもでき
る。
上記本発明に係る繊維構造展開層の膜厚は、目的に応じ
て任意に選ぶことができるが、好才しくけ約30mμ〜
600 mll  であり、更に好ましくは約150〜
約400 mll  である。
そして、上記の本発明に係る繊維構造展開層は特公昭5
.5−6551号公報若しくは特開昭55−16435
6号公報記載のごとき網目若しくは織物構造をとるもの
ではなく、自由な孔面積は実質的にDであることは言う
徒でもない。
本発明に係る繊維構造展開層を形成する繊維素材とj−
では天然のセルロース、あるいはその誘導体、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド等の合成繊維若しく
はガラス繊維が挙げられ、該層はこれら天然、合成を問
わず各種繊維がランダムに三次元的からみ合いによって
構成されている。
更に、上記繊維素材として使用可能なサイズは任意のも
のを単独若しくは複数以上選ぶことができる。単独で用
いる場合には1.TIS標準フルイを用いて分けた50
〜325メツシユ、好甘しくけ100〜620メツシユ
、更に好ましくは200〜300メツシユのものが挙げ
られる。複数で用いる場合にはJ工E+標準フルイを用
いて分けた3〜60メツシユの0群と61〜525メツ
シユの0群から各各1種頃上を選ぶことが好ましく、更
に好ましくは5〜55メツシユの0群からと100〜3
25メツシユの0群の中から各各1種以上選ぶことがで
きる。使用に際しそれぞれの及び0群よシ任意の比率で
選ぶことができるが好ましくは0群が51重重量板上で
あシ、更に好ましくは70@@%以上である。
本発明に係る白色顔料としては、亜鉛華(znO)、鉛
白〔2PbC03・Pb(OH)2〕、塩基性硫酸鉛(
3PbSO4−PbO〜2PbSO4−PbO)、硫酸
鉛(Pb5O4)、リトポン(ZnI2−1− BaS
O4) 、硫化亜鉛(ZnEl )、硫酸バリウム(B
aSO4)、酸化チタン(TiO2)  及び酸化アン
チモン(5b203)が誉げられる。これらの白色顔料
は単独で用いることもできるし、2種以上併ノ“目する
とともできる。
上記白色顔料は広範に選択された量を用いることが可能
であるが、本発明に係る繊維の重電゛に対して2〜15
0重量%、好ましくは5〜80重量%用いることができ
る。
本発明に係わる繊維構造展開層を形成する場合、種種な
天然若しくは合成高分子重合体を単独若しくは複数以上
使用することも可能であす該高分子重合体は、上記繊維
構造展開層における膜強度を著しく高め、且つ下層とρ
接璋強度を高めるのに特に有用である。核高分子重合体
としては例えばゼラチン、変性ゼラチン等のゼラチン誘
導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリカーボネート、ポリアミド、
酢酸セルロース、ポリビニルブチラール及び%願昭56
’  65446号明細書記載の反応性基を有する有機
高分子重合体が挙げられる。
上記高分子重合体は広範に選択されたト11を用いるこ
とが可能であるが、繊維の三次元的からみ合いで形成さ
れる間隙容積の実質的部分が充てんされない屑が好まし
く本発明に係わる繊維の重量に対して、70重量%〜o
、 o o s M量チ好せしくけ50重量%〜005
重量係用いることができる。
本発明の繊維構造展開層は、種種の方法を用いて塗布製
造することが可能である。−例としては下記の工程を挙
げることができる。
すなわち、本発明の繊維及び白色顔料を、該繊維及び該
白色顔料を溶解しない液体キャリヤーに分散し、次いで
上記高分子重合体を加え該緒、;維及び該白色顔料分散
液を調製し、この安定な分散液を支持体に適用後、該繊
維構造を形成させながら液体キャリヤーを除去する方法
である。
繊維構造展開層を製造するために有用な分散液は、同分
散液を支持体上に適用するに充分な時間安定である必要
がある。
このような安定な分散液を製造するためには、多くの方
法を単独又は組合せて用いることが可能である。例えば
有用な方法の一つとして、界面活性剤を液体キャリヤー
へ添加し繊維及び白色顔料の分散液中における分布及び
安定化を促進することができる。
使用可能な代表的な界面活性剤の例としては、トライト
ン■x−1oo(ロームアンドハース社製、オクチルフ
ェノキシポリエトキシエタノール)、サーフアクタン)
10G■(オリーン社製、ノニルフェノキシポリグリシ
ドール)等の非イオン性界面活性剤がある。
上記界面活性剤は広範に選択された室二を用いることが
可能であるが、繊維の重化:に対して、50重重量〜0
005重量%、好ましくは30重量%〜0.05重量%
用いることができる。更に別の方法として上記分散液の
音波処理、物理的混合、及び物理的かくけん処理、p 
HJ製がある。これらは前記の方法と組合せることによ
シ更に有用である。
前記分散液の液体キャリヤーは、水性液体とすることが
できる。しかしながら該繊維がキャリー1′−に不溶性
であシ、したがって、そitらのjFj、紙構造特性が
保持されるという条件で4′Ili種の有機液体のよう
。な他の液体キャリヤーも使用可能である1、 水以外の代表的な液体キャリヤーには、水混和性有機溶
媒、水と水混和性有機溶媒の水性混和物及び適当な水不
混和性有機溶媒がある。水混和性有機溶媒には、低級ア
ルコール(すなわち、アルキル基の炭素数1〜4個のア
ルコール)、アセトン及びテトラヒドロ7ランがある。
水不混和性溶媒には、酢酸エチルのごとき低級アルキル
エステル、ノ・ロゲン化炭化水素(例えば、クロロホル
ム、塩化メチル及び四塩化炭素等)のごとき・・ロゲ/
化有機溶媒、芳香族炭イヒ水素(例、t Irf、ベン
ゼン、トルエン及びキシレン等)及び脂肪族炭化水素(
例えばヘキサン、デカリン等)のごとき炭化水素溶媒が
ある。
前記繊維構造展開ノーを含む本発明の分析素子は任意の
配置のうち一つをとることが可能であυ、一種以上の本
発明の繊維構造展開層を子jしても良く、また本発明の
繊維構造展開層と各種の機能層、試薬含有層及び部材、
例えば米国特許第3.992.158号明細書記載の試
薬層、濾過層、反射層、下塗シ層、同第4.042.3
35号明細書記載の放射線ブロッキング層、同第4゜0
66、405号明細書記載のバリヤ一層、同第4、14
4.306号明細書記載のレジストレーション層、同第
4.166.093号明細咽・記載のマイグレーション
阻止層、同第4,12ス499号明卸1書記載のノンチ
レーション層、特開昭55−90859号公報記載の清
掃層及び米1)]特許第4.110.079号明細書記
載の破壊性ポンド状部材等を任意に組合せて、本発明の
目的に合せた分析素子を構成することが可能である3゜
更に、本発明に係る繊維構造展開層を有する分析素子は
、一対の加圧ローラーの間を通過させる方法によるいわ
ゆる「カレンダーリング処理」を行うことによって該展
開層表面の平滑さを増し、光学的反射において、より好
ましい効果をうろことが可能である。
以上のように構成された本発明の分析素子は、繊維構造
展開層から流体試料を供給した後、試薬層での分析反応
を透明支持体側から観察することによυ目的を達成でき
る。
本発明の分析素子に適用される流体試料の量は、任意に
定めることができるが、好ましくは約50μtから約5
μtであシ、更に好ましくは約20μtから約5μtで
ある。通常約10p、lの流体試料を適用するのが好ま
しい。
本発明の分析素子に用いられる分析反応は、その1]的
によシ任意に定めることができるが、例えば生物学的流
体試料、すなわち血液、又は尿中の成分の分析に用いる
これらは分析試薬を適宜選択することで、例えばグルコ
ース、尿素窒素、アンモニア、尿酸、コレステロールト
リグリセリド、クレアテン、クレアチニン、ビリルビン
等の成分並びに他の多くの成分の分析に使用し得るよう
に容易に構成することが可能である。
本発明の繊維構造展開層を有する分析素子は、例えば浸
漬塗布法、ドクターブレード法、エアーナイフ法、カー
テン塗布法又は米国特許第2゜6131、294号明細
書に記載のごときホッパーを用いる押出し塗布決算各種
の塗布法で塗布することが可能であシ、所望によね、二
層又はそれ以上の層を米国特許第2.761.791号
及び英国特許第837.095号各明細書に記載の方法
で同時に塗布することもできる。
本発明の分析素子は臨床化学の分野に用いられるのみな
らず、他の化学分析の分野においても適用可能であシ、
また一定膜面積内に一定の流体を保持できる機能を用い
て、他の機能層(例えば写真要素の層)と組合せること
も可能である。
本発明の分析素子は、血液、血清、リンパ液及び尿等の
体液の臨床化学的分野に極めて有利である。特に血液分
析の場合、通常血清を用いるが、本発明の分析素子の場
合全血液、血清及び血漿のいずれの分野にも不都合なく
用いることができる。
全血液を用いる場合、必要に応じて検出のための輻射線
が血球によシ妨害を受けるのをさけるためVこ輻射線ブ
ロッキング層又は他の反射層を設けることができる。血
球の色を直接観察する場合、例えばヘモグロビン分析の
−ごときものの場合は当然のことながら、上記反射層を
設ける必要はない。
本発明の分析素子を用いて検出可能な変化として分析結
果を得たのち、種種の検出可能な変化に対応し、て、反
射スペクトロ7オトメトリー、透過スペークトロフォト
メトリー、発光スペクトロフォトメトリー若しくは蛍光
スペクトロフォトメトリー、又はシンチレーション測定
等にょJ9測定される。このようにして得られた測定値
(づ−、あらかじめ作製しておいた検量線に当てはめる
ことで、未知被検物質の量を決定することができる。ま
た、本発明の繊維構造展開層く内に含まれる有機高分子
重合体が有する反応性基を用いて免疫分析に使用するこ
ともできる。
本発明の分析素子は、以上詳細(で説明したごとき構成
となしたので試薬の不均一濃度の発生やクロマトグラフ
現象もほとんど見られず、通常の分光光度計によシ簡単
且つ迅速に流体試料、特に生物学的流体試料中の成分の
定量分析に用いることができる。
また、前述した展開層としての機能の1つである測定光
の反射率を向上することができ、したがって定量性及び
定量感度も向上される。。
更に、本発明の分析素子に該繊維構造展開層を適用する
場合、生物学的流体試料のみならず種種な検体の供給時
間の制御及び収容能力の制御等が容易になる利点があり
、葦だ、製造に関してもtp−K ;l布し、それを乾
燥するだけでよく、その時の塗布条件及び乾ツ、・■条
件も特に制約がなく、極めて容易に製造できるという実
用上の利点を有する。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明tよこれらによって限定されるもの
ではない。
実施例1 透明な膜厚180μの下引き済みポリエチレンテレフタ
レート支持体上に下記の組成を含むグルコニス測定用の
試薬を塗布し試薬層を作成した。
グルコースオキシダーゼ   240 U/dm24−
アミノアンチピリン塩酸塩   0.0086976m
21.7−シヒドロキシナ7タレン   0.0065
 y/dm2ペルオキシダーゼ      +80U/
dm23.3−ジメチルグルタル酸     0.01
96 f/dmz脱イオン化ゼラチン     0.1
96974m2を、5チ水酸化ナトリウム水溶液を用い
てpH1Oとしたものから成るグルコース測定用試薬。
上記試薬層上に第1表に示すごとき組成の繊維分散液1
〜9を塗布乾燥し、本発明の試料1〜9を作成した。
表中 F−1は 40メツシユ F−2は100メツシユ F−3は300メツシユ チ1)特開昭57−197466号記載のポリ(スチレ
ン−コーグリシジルメタ クリレート)〔90/10〕の溶液と して使用 臀2)特開昭57−197466号記載のポリ(スチレ
ンーコーグリシジルメタ クリレートーコーN、N−ジメチルアミンエチルメタク
リレ−))[9o/s15〕の溶液として使用 弓)特開昭57−15’ 7466号記載のポリ(ヌチ
レンーコーメチルアクリレ ートーコーアクロレイン)[9015 15]の溶液として使用 蒼4)特開昭57−197466号記載のポリ(スチレ
ン−コーグリシジルメタ クリレ−) ) (90/ 10 〕の15%ラテック
ス/水分散液として使用 Gはオクチルフェノキシポリエトキシエタノール Hはノニルフェノキシポリグリシド−ル一方、透明な厚
さ180μmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
、前記のグルコース測定用試薬層を塗布し、その上に前
記の繊維分散液−1、−5及び−7から白色顔料を除い
た分散液を塗布乾燥したものをそれぞれ比較試料(1)
、(II)及び(III)とし、上記ゼラチン層上に済
紙(東洋P紙社製hy)をは9つけたものを比較試料(
IV)とし、上記ゼラチン層上に前記の繊維分散液−9
から繊維を除いた分散液にp紙(東洋P紙社製素7)を
浸漬したものをはりつけ乾燥したものを比較試料(V)
として作成した1、この本発明の試料1〜9及び比較試
別(り〜(V)に3oomy/az のグルコース〔ユ
ニキラ) GLU (中外製薬社製)を用いて確認〕を
含有する人工血清を10μを滴下し、37℃で7分間保
温した後に支持体側からスポット直径を測定した。また
、支持体側から反射濃度〔サクラデンシトメーターPD
A −/、5型小西六写真工業■製〕を緑色(λmax
 −546nm )のフィルターを用いて測定口、スポ
ット内の最大濃度と最小濃度の差△Dを求めた。
更に、支持体側から反射率〔日立分光光度計220A型
、日立製作所■製〕を測定(490nm)l、、本発明
の試料1を100とした時の相対反射率を求めた。但し
、各試料及び比較試料各各20回測定したものの最大値
、最小値及び平均値のスポット直径を示し、且つ20回
測定回数内の最大△D及び平均の相対反射率を示し/ζ
1、結果は下記第2表に示す。
第2表 注)比較試料(ト)は滴下したままの大きさを保ち、吸
収されなかった。
上記第2表の示すように本発明の試料は、比較試別に比
しスポット直径のバラツキ及び呈色領域内での濃度バラ
ツキが非常に少々く、且つ反射率も高いことが判る1、 骸考例1 ’−1、′:施例1における本発明の試料−1、−5及
び−7、比較試料(n)、(■1)及び(IV)の上に
、5、n my/d1. 100 vq/dt、  1
50my/dt。
200り/dl 、  250 nl/ d、t % 
 300η/ dt。
35o rtp)/dtの各種濃度〔ユニギット旧IU
 (中外製薬社製)を用いて確認〕のグルコースを含有
する人工血清を10pt滴下し、37℃で74)間保温
し/ζ後に490 nmの測定波長で生成した赤褐色の
色素濃度を測定した。結果は下記第3表に示す。
第3表 第3表から明らかなように、本発明の試料は比較試別に
比し、グルコース濃度差、特に高濱!号度での差に対し
て良好な発色濃度差を示し、識別能つまシ定量感度が向
上していることが判る。
実施例2 透明な膜厚180μの下引き済みポリエチレンテレフタ
レート支持体上に下記のイ・14成をa−tJ’ロイシ
ンアミノペプチダーゼ1iill定用の試薬をに1号布
し試檗層を作成した。
L−口イシル−p−ニトロアニリド  0.04555
’/d−rn2塩化マグネシウム0.08787/dm
2脱イオン化ゼラチン     0.1t/dm2をト
リス緩衝液[12Mを用いてpH7,4としたものから
成るロイシンアミノペプチダーゼ測定用試薬。
上記試薬層上に、実施例1の分散液−2、−6及び−8
を塗布乾燥し、本発明の試料−10、−11及び−12
を作成した。一方、比較として実施例1の分散液−2及
び−6から白色顔料を除いた分散液を塗布乾燥し比較試
料−(■◇及び−(■)を作成し、ま/こ、p紙(東洋
p紙社製N・7)をはりつけて比較試料−(■ll)を
作成した1、ξの分析素子上に50工U/L %  1
00 IU/L 。
200工U / エコ、300工U/L、400工U/
L。
500工U、/Lの各種活性〔ユニキットレ−1・r、
Ap (中外製薬社製)を用いて確認〕のロイシンアミ
ノペグチダーゼを含有する人工血清を1UpL滴下し、
37(で7分間保温した後に405 nm の測定波長
で生成したp−ニトロアニリンの黄色濃度を測定した。
その結果、本発明の分析素子は比較分析素子に比し、ロ
イシンアミノペプチダーゼ濃度の差にx’・J t、て
良りfなう4色濃度差を示し、識別能っまシ定h4.感
度が向−1ニした。
実施例3 透明な膜厚180μの下引き済みポリエチレンテレフタ
レート支持体上に下記の組成を含むγ−グルタミルトラ
ンスペプチダーゼ測定用の試薬を塗布し試薬層を作成し
た。。
γ−グルタミルーp−ニトロアニリド 0.05379
/d m2グリシルグリシン      0277  
り/d川用り化マグネシウム      0.0171
り/d +n2脱イオン化ゼラチン     0.1 
 5176m2をトリス緩衝液0.2 Mを用いてpH
8,4としだものから成る。
上記試薬層上に、実施例−1の分散液−3、−4及び−
9を塗布乾燥し、本発明の試料−13、−14及び−1
5を作成した1、一方、比較として実施例−1の分Mk
液−4及び−9から白色顔料を除いた分散液を塗布乾燥
し比較1弐月=(■)及び−(X)を作成し、また、r
紙(東洋沖紙社!l! ffi 7 )をはりつけて比
較試料−(刈)をイ′1成した。この分析素7上に10
 工U/L、、30工U/L、  s o rty/L
、  1o o工U/L、  200工(T7L%30
0工U/TJ 、  400工U/L−,500工U/
 Lの各種活性〔ユニキットレートγ−GTP(中外製
薬社製)を用いて確認〕のγ−グルタミルトランスペプ
チダーゼを含有する人工血清を101!を滴下し、37
℃で7分間保温した後に405 nmの測定波長で生成
した1)−二トロ′アニリンの黄色濃度を測定した。そ
の結果、本発明の分析素子は比較分析j子に比[2、γ
−グルタミルトランスペプチダーゼ濃度の差に対して良
好な発色11■度差を示し、識別能つ丑り定量線111
が向上した1゜ 〔発明の効;IJ、 〕 」ゾ」二の説明から明らか々ように本発明の素子は、試
薬の不均一濃度の発生や、クロマトグラフ現象もほとん
ど見られず、通常の分光光度計にエリ簡単且つ迅速に流
体試胞、特に生物学的流体試料中の成分の定量分析に用
いることができる。
また、測定光の反射率が向−1二し、特に高桑度の試料
に対しても良好な発色濃度差を示し、定量感度が向上す
るという顕著な効果を持っている。
特許出願人  小西六写真工梁株式会社代理人 中 本
   宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 光透過性で液体不浸透性の支持体上に、流体試料
    中の成分と反応する試薬を含み且つ親水性コロイドから
    なる少なくとも一層の試薬層を設け、更にその上に該流
    体試料中の成分を該試薬層へ透過させる少なくとも一層
    の繊組−構造展開層を設けた多層分析素子において、該
    繊維構造展開層が繊維と白色顔料との分散液を塗布する
    ことによシ形成したものであることを特徴とする分析素
    子。
JP4583A 1983-01-05 1983-01-05 分析素子 Pending JPS59125060A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624576A (en) * 1979-08-04 1981-03-09 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Multilayer analyzing element
JPS57125847A (en) * 1981-01-30 1982-08-05 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Analysis element

Patent Citations (2)

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