JPS59121102A - 過酸化水素製造法 - Google Patents

過酸化水素製造法

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JPS59121102A
JPS59121102A JP58233464A JP23346483A JPS59121102A JP S59121102 A JPS59121102 A JP S59121102A JP 58233464 A JP58233464 A JP 58233464A JP 23346483 A JP23346483 A JP 23346483A JP S59121102 A JPS59121102 A JP S59121102A
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hydrogen peroxide
oxygen
catalyst
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JP58233464A
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ウイリアム・エフ・ブリル
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    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B15/00Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
    • C01B15/01Hydrogen peroxide
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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    • C01B15/027Preparation from water

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、漂白および化学酸化のために大量に使用され
、工業的に重要な物質である過酸化水素の製造に関する
。工業的には、過酸化水素は主社としてアントラキノン
の交互酸化および還元またはインプロパツールの酸化に
よって製造される。
その他の過酸化水素製造法も研究されている。
本発明に関連して興味のある一つの方法は、一般に触媒
の存在下で、気相酸素により水素を直接酸化するもので
ある。そのような方法は既に1914年には知られてい
た。例えば、米国特許第1,108.752号明細書を
参照されたい。同特許明細書の方法においては、水溶液
中において触媒としてのパラジウムの存在下で水素と酸
素を反応させる。最近では、この方法をさらに発展させ
ることにかなりの興味が持たれている。米国特許第4.
007.256号明細書の方法では、担体支持パラジウ
ム触媒と水、酸、および窒素含有化合物から成る溶剤と
を使用している。米国特許第4.ろろ62ろ9号明細書
は、溶剤として酸性有機化合物または窒素含有化合物を
使用する類似の方法を開示している。米国特許第6,3
61,566号明細書の方法では、固体上に支持された
第1または■族金属、好ましくはパラジウムと、水、酸
または酸素含有有機化合・物例えばアセトンから成る作
業溶液とを用いる。
また、米国特許第4.128.627号明細書に示しで
ある方法では、第yb族化合物好ましくはリンに結合し
ている第■族金属、好ましくはパラジウムを使用する。
この方法でも、溶剤として水および有機物質を使用する
。米国特許第4.ろろ6,240号明細書にも類似の方
法が示しであるが、同方法では溶剤としてフルオロカー
ボンを使用する。
もう一つの方法では、−酸化炭素と酸素を水と反応させ
て過酸化・水素と二酸化炭素を生成させる。
米国特許第、502,800号明細書には、−酸化炭素
と水素とを含む混合水性ガスを炎の中で酸素で燃やして
から液相の水に接触させると過酸化水素が生成されると
いうことが示されている。この方法で一酸化炭素と水素
とから過酸化水素がどの程度生成されるかを決定できる
ほどの詳細は示されていないが、−酸化炭素と水素とが
ともに存在するそのような高温無触媒法は本発明で開示
する方法とは明らかにはっきりと区別される。
さらに新しく、ZudinらがKinet Katal
 197920 (6) 1599〜1600に示して
いる研究では、ボスフィン配位子と会合しているパラジ
ウム触媒の存在下で溶剤として塩化メチレンを使用して
一酸化炭素および酸素を水と反応させることが明瞭に示
されている。Zudinらは、分解を少なくして採取か
容易になるように水性相中で過酸化水素をトラップする
ため硫酸チタン(IV)を使用している。
本発明は、−酸化炭素、水および酸素を反応させること
によって・過酸化水素を製造する方法であって、過酸化
水素の分解の原因となることのある配位子を使用せず、
過酸化水素が生成されたときにトラップするための伺加
的な化学反応を使用しない方法に関する。
本発明では、−酸化炭素、酸素および水か関与する反応
により気相水素の非存在下で過酸化水素を製造する。こ
の反応は、一般に貴金属化合物、例えば酸、塩化物、酢
酸塩または硝酸塩として導入される第■族貴金属触媒、
好ましくはパラジウムの存在下で実施する。触媒の濃度
はio、oo1〜0.5モル/(溶液1リツトル)とす
ることができ、好ましくは001〜01モル/ (溶n
 1リットル)とする。反応を促進するために、溶剤、
例えばカルボニル化合物または二) IJルを使用する
。好ましくはカルボニル化合物を使用し、最も好ましく
はアセトンを使用する。使用溶剤の量は所望の水量と溶
剤の触媒溶解能力とによって変化する。溶剤は、溶液中
にある程度の量の水、好ましくは約05〜5重量%の水
を保持すべきである。アセトンの場合、使用液は1〜2
重量%の水を含むことになる。
十分な量の反応ガス(すなわち、COと02)を供給し
て、1化(絶対圧)よりも大きな全圧を維持する。C0
102モル比は、使用する触媒と溶剤とに応じて1/9
〜9/1とすべきである。
反応は一78〜150℃、好ましくは一20〜50℃の
温度範囲で実施する。
本発明の方法は全体として次の反応で記述できこの反応
は第■1族v1金属化合物の触媒作用を利用する。その
ような金属化合物が存在しない場合には反応は起らない
。配位子、例えばZudinらが使用している酸化され
やすいトリフェニルポスフィン等の使用は必要でない。
そのような配位子の添加は生成される過酸化水素に有害
な作用を及ぼすと思われる。さらに、Zudxnらが行
ったような過酸化水素のトラッピングは必要でないこと
がわかった。本発明の好ましい実施態様においては、溶
剤から過酸化水素および水を抽出することによって分離
を行う。
本発明の方法はハツチ式でまたは連続的に実施すること
ができる。バッチ操作の場合、作業溶液の液体成分は圧
力容器に装入する。液体成分には溶剤例えばアセトン、
および適当な量の水が含まれる。溶剤の性質に応して、
水は溶剤中に溶解して存在するかまたは別の相として存
在する。後者の別の相は過酸化水素に転換された水を補
うために必要に応して溶剤に水を供給する。触媒は作業
溶液に溶解できる形で添加する。水に溶解できる第■族
貴金属塩が一般に好ましい。容器は閉して一酸化炭素と
酸素で所望の圧力まで加圧する。適当に攪拌して反応物
の十分な接触が行われるようにし、また温度を所望の範
囲内に制御して、十分な量の過酸化水素が生成されるま
で反応を実施する。所望の量の過酸化水素が生成された
ら、容器の圧力を下げて、過酸化水素を作業溶液から抽
出、蒸留、または他の適当な手段によって分離する。
連続反応は当業者には周知のいろいろな方法によって実
施することができる。例えば、前述のバッチ反応は連続
作業に適合させることができる。
その場合、−酸化炭素および酸素の消耗と二酸化炭素の
生成とは、作業溶液の上方からガス流を取出してスクラ
ビングによって二酸化炭素を除去してからこのガスを反
応器に戻し、必要に応じて一酸化炭素と酸素を加えるこ
とによって補うことができる。反応器で生成される過酸
化水素は、反応器に連続的に水を供給し等量の作業溶液
を取出して適当な溶剤に接触させることによって作業溶
液から抽出することができる。過酸化水素を分離したあ
と、残留作業溶液は反応器に戻す。
反応を実施する条件は、水の過酸化水素への所望の転換
を最も効率的に与えるように選択する。
温度が好ましいが、低温を得るためには冷却が必要であ
るため、経費が増大する。広くいって反応は約−78〜
150℃の間の温度で実施することができるが、好まし
くは約−20〜50℃の温度で実施する。反応器中の作
業溶液に対し°て十分な爪の一酸化炭素と酸素が供給さ
れるように、作業圧力は大気圧(すなわち、絶対圧で約
15)以上とすべきである。−酸化炭素の酸素に対する
モル比は約1/9〜9/1とすべきである。
溶解触媒を除くと作業溶液は主として溶剤および水から
成る。水は反応物であり、また、触媒化合物が溶剤に溶
解するのを助ける。任意の量の水を使用することができ
るが、実際上水含有量は反応時に触媒溶解度に与える効
果によって決定される。好ましくは、作業溶液の約05
〜5重量%を水とする。溶剤か所望量の水を吸収できる
場合には単一液相のみが存在する。水に対して限られた
容量しか有しない溶剤を使用する場合には第2の水の相
が存在することになり、溶剤相で起る反応により溶剤相
の水含有量が徐々に低下するのに応じて、第2の水の相
が溶剤相に水を供給する。
溶剤は作業溶液のきわめて重要な成分である。
後でわかるように、反応の程度は使用する溶剤のタイプ
によって強い影響を受けるようであり、これは溶剤自身
が反応の一部をになっているということを示唆するもの
であるが、溶剤の実際の役割はまた明らかではない。一
般に、溶剤はカルボニル含有炭化水素またはニトリルと
することができる。好ましくは、カルボニル含有炭化水
素、例えばアセトン、メチルエチルケトン、および2,
4−ペンタンジオンを使用する。溶剤の量は特に臨界的
というわけではない。反応に必要な触媒化合物と水とを
溶解させることのできる量が十分な量の最小限である。
反応を促進するためにはこの最小量よりも大きな量が一
般に好ましい。
−酸化炭素、水および酸素から過酸化水素および二酸化
炭素を生成させる反応は、第■族貴金属すなわち白金、
ノくラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウムおよ
びオスミウムによる触媒作用を受けると思われる。これ
らのうちで、パラジウムが特に効果的である。全体の反
応は触媒であると思われる第■族貨金属が存在しない場
合には起らないが、黄金族の作用機構はまた明らかでは
ない。しかし、以下の実施例において最大酸化状態い。
貴金属か低い酸化状態で導入されるとこの金属は触媒作
用なして反応に関与すると思われる。
なぜならば、この金属は存在する酸素によって酸化され
て二酸素金属錯体が生成され、この錯体はさらに加水分
解されて過酸化水素が生成されると思われるからである
一般に第■族貴金属触媒は金属化合物、例えば酸、塩化
物、酢酸塩または硝酸塩の形とする。有効であることが
知られている貴金属化合物のうち代表的なものは塩化パ
ラジウムおよび酢酸パラジウムである。配位子(例えば
Zudinらのトリフェニルホスフィン)の使用は必要
でない。実際には、配位子の使用は避けるのが好ましい
。なぜならば、配位子は過酸化水素の分解を起させるこ
とがあるからである。固体担体で支持しない場合は、触
媒として選択した貴金属化合物は溶剤と水から成る作業
溶液に可溶であるべきである。この作業方法が好ましい
。しかし、担体支持貴金属も当業者に周知のスラリーま
たは固定床の形で使用することができる。
作業溶液に含まれる触媒金属の量は、溶液1リツトルあ
たり約o、ooi〜0.5モルの貴金属とする。好まし
くは、約0,01〜o、1モル/リットルとする。貴金
属を固体担体で支持する場合には、等価な量を使用する
実施例1 0.71g(4ミリモル)の塩化パラジウムを0、8 
mlの水を含有する80m1のアセトンに加えて0、0
5 M塩化パラジウム溶液を調製し、300 mlのろ
16型ステンレス鋼オートクレーブのガラスライナーに
入ねた。このオートクレーブは電磁攪拌機と内部冷却コ
イルとを有し、これらはすべて洗浄し濃硝酸で不動態化
しである。このオートクレーブを閉じて加[ビし、酸素
分圧が21.1野、−酸化炭素分圧が42野となるよう
にした。反応は作業溶液を攪拌しながら室温で実施し、
標本を定期的に採取して分析した。0.1Nの硫酸上リ
ウム(ISI )を用いた標本溶液の滴定によれば、溶
液は2時間後に012八IJ−1202,6時間後に[
]]2Ml−■、025時間後に(125M I−1,
,0□ を含んでいた。
作業溶液から反応器の金属表面に金属が析出するのが見
らねた。このa属は元素パラジウムであると思われ、こ
のことは後続の実験において低収率の過酸化水素しか得
られなかったという結果と一致している。過マンガン酸
カリウムによる酸化で生成される酸素の測定により、4
時間の反応後の作業溶液標本に過酸化水素が存在するの
を確認した。
実施例2 0.177g(1ミリモル)の塩化パラジウムを191
nlのアセトンに溶解させた溶液と一塩基リン酸カリウ
ムー水酸化ナトリウムを含むpHを7に維持するための
緩衝液i mAとを使用して実施例1の実験を繰返した
。反応は、−酸化炭素分圧21.1シ、酸素分圧4.2
製を使用し、125m1のガラス内張り圧力容器内で室
温で実施した。6時間の反応後、硝酸セリウム(IV)
の標準液による滴定を行ったところ、作業溶液は0.0
6 MのH2O2を含んでいた。流出ガスは、ガスクロ
マトグラフィーで測定したところ、6.2ミリモルの二
酸化炭素を含んでいた。
実施例6 0.177.9(1ミリモル)の塩イしパラジウム、1
9、8 mlのアセトンおよびQ、 2 miの蒸留水
から成る溶液を使用して実施例2の実験を繰返した。反
応は、酸素分圧21.1 V、−酸化炭素分圧4.2υ
を使用し、テフロン被覆攪拌俸を有する125m1のガ
ラス内張り圧力容器内で25℃の定温浴において実施し
た。Q、 5 mlの標本を定期的に容器がら取りだし
、三つの方法、すなわち硫酸セリウム(IV)滴定、’
 5 Q mlのi M H2SO4中で60分間の攪
拌により有機過酸化物を加水分解したあとの硫酸セリウ
ム(IV)滴定、およびイソプロピルアルコール溶液内
でのヨウ素滴定を用いて過酸化水素を滴定した。第1表
の結果は過酸化水素値の十分な一致を示し、有機過酸化
物が結果に有意の影響を与えないということがわかる。
5分   0     0    0 1時間  0      0    022時間   
0.1       0,11    0.116時間
  0.17    0,17   0.174時間 
 0.20    0,22   0.205時間  
0.22    0,23   0.2256時間  
0゜24   0.25   0.2ろ5反応を実施す
る作業溶液の調製には、次の実施例で示すように、他の
溶剤も積用することができる。
実施例4 20m11!の2,4−ペンタンジオンに溶解させた0
、 177 g(1ミリモル)の塩化パラジウムと0.
4mlの蒸留水とを含む作業溶液を125 mlのガラ
ス内張り圧力容器に入れた。この容器はテフロン被覆撹
拌棒とテフロン標本採取管とを備えている。
この反応器を加圧して酸素および一酸化炭素の分圧がい
ずれも12.65’l!Oになるようにした。反応は2
5°Cで実施し、また標本を定期的に取りだして、ヨウ
素滴定法によりH2O2含有量を滴定した。
その結果、1時間の反応後にはH2O2は検出されなか
ったが、6時間反応後の標本溶液には015MのH′2
0.、  が、4時間反応後の標本溶液には018Mの
H2O2が、18時間反応後の標本溶液には0.2Mの
I」202 が含まれていた。反応器から排出されるガ
スの二酸化炭素含有量は09容量%であった。
次の第2表は前述の実験と同様の一連の実験に関する結
果であるが、これらの実験においては一酸化炭素と酸素
の分圧をいろいろと変えである。
1      19     1.0  6  21.
1  4.2  0.0801      20   
  0.4  4  21.1  4.2  0.08
02      40     0.8184°2 2
1.1  0.1621   20   0.4 6 
21.1 4.2 0.0902      40  
   0.8  4.5  4.2 2.1.1  0
.190’l    2()    0.4 5.D2
1.1 4.2 0.0501   20   0.4
 20 12.712.7  o、2゜この表かられか
るように、示しである条件における過酸化水素の生成の
場合、低酸素分圧の方が有利である。
実施例5 5モル%の水と0.05M塩化パラジウムとを含む2,
4−ペンタンジオン溶液を、−酸化炭素(分圧21.1
 ’IA )と酸素(分圧4.2¥l)とに前述の12
5m1圧力容器内で接触させた。25℃で6時間の反応
を実施したあとで測定したところ、溶液は0.175M
のH2O2を含むことがわかった。作業溶液から過酸化
水素を抽出するのに同体積の水を使用した。水の相を傾
しゃ分離してから、同相をエチルエーテルで洗浄して2
,4−ペンタンジオンを除去し、過酸化水素の0.1 
M水溶液を得た。
次の実施例においては、有機溶剤に水を全部は溶解させ
ないで分離水性相を生成させるために十分な量の水を使
用した。
実施例6 前述の125m1反応器に、蒸留シクロヘキサノンに0
02Mの酢酸パラジウムを溶解させたもの20m1と1
mlの濃硫酸を含む硫酸チタンの3%水溶液20m1と
を入れた。この反応器を211製の酸素と42y!の一
酸化炭素で加圧し、25℃で6時間攪拌しながら反応を
実施した。水性層を分析したところ、0.03Mの過酸
化水素を含んでいた。
前述のようにして、20m1の002M酢酸パラジウム
と1mlの濃硫酸を含む硫酸チタンの6%水溶液20m
1とを反応させたところ、水性層は0.0625MのH
,02を含み、有機層は0.0ろ8MのI4202  
を含んていた。
塩化パラジウムを用いて実験を繰返したところ、水性層
も有機層も0.037 Mの1−■20□を含んでいた
次に述べるように、以上の実施例のパラジウムと同様に
他の第■族貴金属も使用できる。
M溶液を調製するのに十分な三塩化ルテニウムを加えた
。この溶液を0.1Nの硫酸セリウム(IV)で滴定し
たところ、過酸化水素は検出されなかった。前述の12
5m1の反応器にこの溶液1Qmlを入れ、21.1Y
Jの一酸化炭素と41逆の酸素で加圧した。25℃で5
時間反応させたところ、溶液はo、 055 MのH2
O2を含んていた。
PladziewiczらがInorgan】c Cl
+e+njstry 12 。
No、 5.6’)9 (197ろ)で示しているよう
に、+6価のルテニウムは過酸化水素を生成しないが、
+2価のルテニウムは過酸化水素を生成する。したがっ
て、この実験で過酸化水素を生成させるためには、明ら
かに 1%u+3はRu+2に還元されてから再び簡3
に酸化されなければならない。そうすれば、触媒として
機能する。
実施例8 水で飽和させた炭酸ジメチル(約05容量%水)に三塩
化ルテニウムを溶解させた0、05M三塩化ルテニウム
溶液を用いて実施例7を繰返した。酸素分圧2土1〜、
−酸比炭素分圧07シを使用し、25℃で5時間反応さ
せたあとでは、溶液は0.025Mの過酸化水素を含ん
でいた。
実施例9 19m1のアセトンと1mlの水とに水和塩化ロジウム
0417g(2ミ・リモル)を溶解させた溶液を調製し
、75m6のテフロン内張り圧力容器に入れた。この容
器を加圧して、酸素分圧42シ、−酸セリウム(IV)
によって滴定したところ、01M1(202か含まれて
いた。反応カスの分析から0.26ミリモルの二酸化炭
素が生成されたことがわかった。
実施例10 溶液が2ミリモルの水和塩化ロジウムと05ミリモルの
塩化パラジウムを含むという意思外は実施例9と同じ実
験を繰返した。反応後の溶液を滴定したところ、016
MのH2O2が含まれていた。
生成されたCO2はOろ7ミリモルであった。
実施例11 2容量%の水を含むアセトンに塩化白金を溶解させた0
、 05 Mの塩化白金溶液を125m1のガラス内張
り容器に入れ、この容器を一酸化炭素と酸素で加圧して
、−酸化炭素分圧が211z、酸素分圧か42′5コと
なるようにした。25°Cて45時間反応させたあとで
溶液を滴定したところ、0゜05MのH2O2を含んで
いた。
一酸化炭素分圧を4.2 Y!、酸素分圧を2115と
して実験を繰返したところ、溶液は0.03 Mの1−
1,0.  を含んでいた。
=−’1+ しかし、−酸化炭素を使用せず、25.ろすまたは21
1りいずれかの窒素と42〜の酸素とを使用して実験を
繰返したところ、過酸化水素は生成されなかった。
次の実施例に示すように、固体触媒を使用することもで
きる。
実施例12 グラファイト上に1重量%の白金を含む固体触& 0.
5 gを2容量%の水を含む20m1!のアセトンに加
えた。この溶液を4.2 ’Aの一酸化炭素と21.1
りの酸素とで加圧した。25℃で8時間反応させたあと
では、この溶液は0.02MのH2O2を含んでいた。
炭酸カルシウム上の5重量%Pdおよびグラファイト上
の1重量%Ru を用いた同様の実験でも、白金の場合
と同じ過酸化水素収率が得られた。炭酸カルシウム上に
5重M%のPdを含む触媒0.5gヲ0.5 rnlの
濃塩酸を含む20rnlのアセトンに加えた溶液の場合
には、8時間の反応後、溶液はo、 02 !5 Mの
H20□を含んでいた。
実施例13 50 mlノ2 N  NH,、OHに溶解しているろ
31の塩化パラジウムを10.9のLinde LZY
 52 (NaYゼオライト)で交換してもう一つの固
体触媒を調製した。この触媒1gを10m1の塩化メチ
レンおよび13m1の水とともに125m6のガラス内
張り容器に装入した。この反応器を21.1 製の酸素
と42野の一酸化炭素とて加圧して25℃に4時間保っ
たところ、水性相は0.025 Mのl−1202を含
んでいた。
代理人 弁理士  秋 沢 政 光 他1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)第■族寅金属触媒の存在下で一酸化炭素、酸素お
    よび水を反応させることによる過酸化水素製造法であっ
    て、水、ならびにカルボニル化合物およびニトリルから
    成る一群から選択する少なくとも一つの酸素含有有機溶
    剤から成る溶液中において、触媒としての第■族貴金属
    化合物の存在下で前記反応を実施することから成ること
    を特徴とする過酸化水素製造法。 (2)  前記有機溶剤がカルボニル化合物である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 (3)  前記カルボニル化合物がアセトンである特許
    請求の範囲第2項に記載の方法。 (4)  前記第■赫資金族化合物がパラジウム化合物
    である特許請求の範囲第2項に記載の方法。 (5) 前記触媒を溶液1リツトルあたり0.001〜
    05グラムモルの濃度で使用する特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 (6)  前記触媒を溶液1リツトルあたり0.01〜
    0.1グラムモルの濃度で使用する特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。 (力 前記水が前記溶液の約05〜5重量%である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 (8)  前記−酸化炭素と酸素を1獲(絶対圧)より
    も大きい全圧に維持する特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 (9)−酸化炭素の酸素に対するモル比が1/9〜9/
    1である特許請求の範囲第1項に記載の方法。 (10)  −78〜150℃の温度範囲で実施する特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 α])  −20〜5o0cの温度範囲で実施する特許
    請求の範囲第10項に記載の方法。
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