JPS5912061Y2 - イカ釣り用擬餌鉤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はイカ釣り用擬餌鉤に関するものである。

従来、イカ釣り用擬餌鉤としては合或樹脂又は磁器性の
紡錘型擬餌部の下端に該擬餌部に向いた多数の鉤を設け
たものが使用されるが、近年自動イカ釣り機を使用して
イカ漁を行なう様に或り釣り糸途中に設けた擬餌鉤の擬
餌部が自動イカ釣り機に捲回されるとき、巻取部に沿っ
て屈曲しないために種々の不具合が生じる等の欠点を有
していた。

本考案は上記欠点を一掃すると共に擬餌として有効なる
イカ釣り用擬餌鉤を提供することを目的とするもので、
擬餌部を光沢のある難錆性のコイルスプリングに依り紡
錘型に構或すると共に該擬餌部一端に擬餌部方向に向い
た多数の鉤を設けて構或し擬餌部が屈曲する様に或るも
のである。

今、本考案イカ釣り用擬餌鉤の一実施例を図面に従って
説明するに第１図は擬餌鉤の正面図、第２図は同分解斜
視図である。

１はステンレス鋼等の難錆性金属か又はバネ鋼に防錆加
工を施こしたリボン状体を紡錘型のコイルスプリング状
に構或した擬餌部である。

上記擬餌部１の一端に設けられる鉤部２は円環３に対し
多数の釣鉤４の基部４ａを放射状に固設し、針先４ｂが
擬餌部方向に屈曲する様に或る。

こうして成る２個の鉤部２の連結孔２ａに軸方向に係止
ピン５を捲回した合威樹脂等の挿軸６を挿通すると共に
係止ピン５の屈曲端部５ａに係止盤７を環合した後、該
屈曲端部５ａに導糸リング８を嵌合して戒る。

また、係止ピン５の他端係合孔５ｂにはワツシャ−９を
挿軸６に外挿した後連結ピン１０を環合連結し、該連結
ピン１０を上記擬餌部１の内側に挿通すると共に該擬餌
部１を弾性圧縮しながら屈曲端部１０ ａを他端から突
出し、該屈曲端部１０ ａに導糸リング１１を嵌合して
構或するもので、擬餌部１の弾性圧縮を外すと元の位置
に復帰し両導糸リング８，１１間に連結される係止ピン
５と連結ピン１０を緊張せしめ擬餌部１及び鉤部２を一
体化して戊るものである。

上記構或に或るイカ釣り用擬餌鉤に自動イカ釣り機ａに
導糸ｂを捲回するとイカ釣り機の捲回部に沿って擬餌部
１が屈曲し、（第１図一点鎖線参照）捲回部に沿う形状
に或ると共に捲回が解かれると、弾性に依り、直伸状態
に或るもので、導糸ｂの捲回が極めて円滑に行なわれる
。

また擬餌部１が光沢を有する弾性材のコイルで構或され
るため集魚灯からの光を反射し、採漁効果が上昇するも
のである。

更に、鉤部２と擬餌部１が擬餌部１の弾性と、係止ピン
６と連結ピン１０の屈曲端部５ａ，１０ａにそれぞれ導
糸リング８，１１を嵌合する丈で一体化構或するもので
あるから組立作業が極めて簡単であり、構或部材の一部
を交換することも容易である。

以上本考案、イカ釣り用擬餌鉤の一実施例について説明
したが、屈曲可能に戒る擬餌部は通状の断面円型に或る
コイルスプリングにて構或し、形状も又、必要に応じて
種々に構或することができるものである等、本考案実施
後の実用的効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案イカ釣り用擬餌鉤の一実施例を示すもので
第１図は擬餌鉤の正面図、第２図は同分解斜視図、第３
図は使用状態の参考斜視図である。 １・・・擬餌部、２・・・鉤部、３・・・円環、４・・
・釣鉤、５・・・係止ピン、５ ａ， １０ ａ・・・
屈曲端部、６・・・挿軸、７・・・係止盤、８，１１・
・・導糸リング、９・・・ワツシャ−１０・・・連結ピ
ン、ａ・・巾動イカ釣り機、ｂ・・・導糸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 紡錘型コイルスプリング状擬餌部１の一端に多数の釣鉤
   ４を配設した鉤部２をその鉤先４ｂが前記擬餌部１方向
   に向う様に設け、かつ、該擬餌部１がコイル状に螺回さ
   れた金属弾性材にて構威されると共に屈曲自在になるよ
   うにしたイカ釣り用擬餌鉤に於いて、該鉤部２の挿通孔
   部２ａに挿入する挿通軸６に軸方向に巻回せる係止ピン
   ５の一端にクリップ状の屈曲端部５ａを形威し、かつ、
   該係止ピン５の他端係合孔５ｂに連通ずると共に、前記
   擬餌部１の内側部に挿通して或る連結ピン１０の一端に
   同じくクリップ状の屈曲端部１０ａを形戊するようにし
   たことを特徴とするイカ釣り用擬餌鉤。