JPS59120503A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPS59120503A
JPS59120503A JP57227133A JP22713382A JPS59120503A JP S59120503 A JPS59120503 A JP S59120503A JP 57227133 A JP57227133 A JP 57227133A JP 22713382 A JP22713382 A JP 22713382A JP S59120503 A JPS59120503 A JP S59120503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
carbon fiber
fiber yarn
yarn
carcass
Prior art date
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Pending
Application number
JP57227133A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Takahashi
修二 高橋
Yasuo Suzuki
康雄 鈴木
Hajime Tomota
友田 一
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59120503A publication Critical patent/JPS59120503A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/0028Reinforcements comprising mineral fibres, e.g. glass or carbon fibres

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気入りタイヤに関し、訂しく(J乗用車ラジ
アルシライタイヤ!のベル1〜部d3 J、びカーカス
部の:」−ドに炭素繊維4右ダノに利用することにより
、タイA7の転動抵抗の低減を図ると共に耐久性の而−
C従来の水準を保持することをi+J能どした空気入り
タイ17に閉覆る。
自動中の言及、高速通路の充実に伴ない乗用中タイヤの
ラジアル化が進み、新型中に鼓谷されでいるタイヤのラ
ジアル化率は75%、補修用タイN7のラジアル化率は
60 %にも達し−でいる。
このようにラジアルタイヤが活及し−Cきたのは、その
独特なラジアル構造により耐摩粍・1i、(<I高速性
、操縦安定性が従来のバイアスタイA7に比へて1つれ
ていることに起因している。
良く知られている重用中用ラジアルプライタイヤの描造
はトレッI〜部とそのl〜レッド部の両肩で、それに連
イ(る一対のサイド部とサイド部の内周にそれぞれ形成
した一対のビー1へ部をInえ、タイA7の半径方向に
コードを配列り、−cなるカーカス部およぴカーカス部
を取り咎くベル1へより構成されている。
このカーカス部、ベル1一部はピード部と共にタイヤの
強度を保持する重要な役割をもっている。
そして一般的にベルトはタイヤの周方向に対し、コード
を15〜30度に配列した2層以上のブライから成り、
またカーカスは周方向に対しほぼ80〜90度に配列さ
れた1層または2層のプライから形成されている。
ラジアルタイA2の特徴は前記ベルト、カーカスにある
。カーカスはタイヤに柔軟性を与え、一方ベル1〜はカ
ーカスを拘束し、それはあたかも桶のタガのような役割
をもっている。このベルトにより、トレッド踏面部がか
ためられるため、トレッド踏面部の動きが押さえられ、
前述のような良好なタイヤ特性が得られる。
昭和48年頃のオイルショック以来、省エネルギーが叫
ばれ、自動車においても、その低燃費性は自動車に要求
される大きな特性となり、タイヤ、特にラジアルプライ
タイヤにおいても従来のタイヤに比べ良好なタイヤ特性
をもたせるべく、様々な改善が要求されている。
自動車における低燃費性はエンジンの熱効率を向上する
ことと、いかに走行抵抗を低減化することができるかに
よる。
自動車にとって重要な部品であるタイヤは走行抵抗に大
きく影響するもので、低燃費化の一翼を担うものである
この車両の走行抵抗は一般に、 ■各軸受摩擦などの機械的損失に起因する転勤抵抗、 ■空気抵抗、 ■勾配抵抗、 ■加速抵抗、 ■タイヤ転勤抵抗、 に大別することができる。この内、■タイヤ転勤抵抗の
占める割合は車両の速度によって変化するが、空気抵抗
の小さい1100K/h以下の速度域では50%以上に
達するといわれている。
タイヤの転勤抵抗は、更にそのメカニズムから分析する
と、 (a )ヒステリシスロス、 (b )摩擦抵抗、 (c )空気抵抗。
に分けられ、この内(a )ヒステリシスロスはタイヤ
の転勤抵抗の90%以上を占めるといわれている。
このヒステリシスロスを低減することがタイヤの転勤抵
抗の低減化に極めて有効であることは言うまでもない。
そして、このヒステリシスロスによって生ずる転勤抵抗
は次式によって表わされることは一般的に知られている
転勤抵抗=H/2πr ここで、 H=Σ1Ji−sinδ−Vi、 1”−タイ)半径、 Ui :タイヤ各部の歪エネルギー、 sinδ:タイヤ各部のエネルギー損失量、Vi :タ
イヤ各部の体積、 これからヒステリシスロスを小さくする要因をタイヤ半
径を一定として考えると、ヒステリシスロスはUi2、
sinδ、Viに影響を受けることがわかる。
Uiはタイヤ形状、その他外的要因によって影響を受は
易く、また、それを定量的に把握することはむずかしい
。このためヒステリシスロスを小さくする手段として、
現在、一般的に用いられているのは511)δ、Viを
小さくする方法が取られている。
これまでにsinδについては低発熱トレッド用のゴム
配合の採用、またViについては各部材の軽量化である
。トレッド用のゴム配合を低発熱化すると、湿潤路面で
の特性が低下し、湿潤路面における安全性が低下し、安
易にこの方法を採用することはできない。
また各部材の軽量化は効果があるが、しかし単純に各部
材の重量を軽減するだけでは耐久性が低下するだけでな
く、タイヤの基本性能が低下してしまうので、現在にお
いては基本性能を維持しつつ各部材を軽量化することは
極めてむずかしいことである。
これらのむずかしい条件下で、タイヤの軽量化を図るに
は、従来の材料に匹敵する特性をもつ材料で、しかも軽
量な材料が要求されていた。
現在、一般に用いられている乗用車用ラジアルプライタ
イヤの(苦造は周方向に対し、コードをほぼ80〜90
度に配列したカーカスプライと周方向に対しコードを1
5〜30度に配列したベルトより構成されている。そし
てカーカス部材としてはナイロン、ポリエステル等の有
機繊維が用いられている。ベル1一部材どしてはスチー
ルが主とし−C用いられている。
ベルト部材として用いられるスチールは初期モジュラス
が有mtauより大きく、このためベルト部の剛性が高
められるので乗用車用ラジアルプライタイヤの優れた特
性を保持する上で重要な材料となっている。このため埋
在、スチールはベルト材として広く使われている。しか
し、このような優れた特性があるもののスヂールベル1
〜はタイヤが走行中障害物に当りトレッド部に傷ができ
、その傷がベルトまで達すると錆るという欠点があり、
また重量当りの引張強さが極めて低いのでタイヤ重量は
タイヤ全体の重量の15〜17%を占めている。
このことから、ベルト部の重量を低減することがタイヤ
転勤抵抗を低減する上r重要な課題となっている。
軽量化という面で考えれば、ベルト材として前記した有
機繊維があるが、これらは初期モジュラスがスチールよ
り低いため、ベルiへ部の剛性か不足し、操縦安定性、
耐摩耗性が低下し、また高温時のモジュラス低下により
、高速走行時の耐久性が悪くなり、スチールの代用とし
て使用できない。
これに代るものとして、炭素I[を用いる技術が特公昭
56−40043号に開示されているが、炭素繊維はゴ
ムとの接着性が悪く、また屈曲疲労等の特性が良くない
。そして、乗用車用ラジアルプライタイヤは平均6万K
 mの耐久寿命があるとすると、その回転数は10とな
り、疲労型の故障の発生する領域までの耐久性はベルト
部に炭素繊維を用いたタイヤにはない。このため炭素繊
維とゴムとの接着性を改良する技術は特開昭50−10
1686号に提案されでいるが未だ充分な改善とは言い
難い。
本発明は好ましいタイヤ特性、特に転勤抵抗を低減する
と共に軽量化した空気入りタイヤを提供することを目的
とし、乗用車用ラジアルプライタイヤを始めとし小型ト
ラック用タイヤ、トラックおよびバス用ラジアルプライ
タイA7として利用される。
本発明省等はこに目的に沿って種々の検討の結果、炭素
繊維を有効に利用することにより、スチールベルトを使
用したものに比べてかなり重量を軽減できることがわか
った。
また、従来の炭素繊維はラジアルブライタイヤのように
可撓性を特徴とするタイヤにはその屈曲疲労性不足のた
め使用できなかったが、本発明においてはゴムとの接着
性、屈曲疲労性が有機繊維と同等レベルであるため、カ
ーカスコードとしても使用できることがわかった。本発
明は以上のような知見に基づいてなされたものである。
すなわら本発明は、 タイヤのトレッド部、ザイドウオール部J3よびビード
部にわたって埋設され、かつタイヤの周方向に対して、
80〜90度の角度をなし、両端部を一対のビードコア
の回りにタイヤの内側から外側に折り返したカーカスプ
ライをもち、そして前記カーカスの外周部に、タイヤ周
方向に対し15〜30度の角度をなす少数のベルト層を
有するラジアルタイヤにおいて、 ベルト材料J5よび/′またはカーカス材料として、炭
素繊維の外側に有a繊維糸を複数本、撚回しあるいは編
組みによりカバーリングした炭素繊維の複合糸を使うこ
とを特徴とした空気入りタイヤにある。
一般に乗用車用ラジアルプライタイヤはカーカス材とベ
ル1〜材をそれぞれの機能に合せて異種材料を使用して
いるが、本発明のタイヤにおいてはベルト材、カーカス
材にそれぞれ同一種類の材料を使用でき、生産性の面で
も有利となる。
本発明の空気入りタイヤに使われる改良炭素繊維は次の
ような飼料である。
タイヤの要求特性に合せるため、従来の炭素繊維の欠点
であるゴムとの接着性および屈曲疲労性を炭素繊維糸の
外側に有機繊維糸を撚回あるいは編組によりカバーリン
グしたものである。
芯部に使用する炭素繊維糸は強度100kg/ mm2
以上、引張弾性率3000kg / mm2以上がよい
撚糸あるいは撚合糸にする場合に加えられる撚数は(1
)式で与えられるに値が2000以下であることが好ま
しい。それ以上の撚りを加えるとフィラメント切れを起
すだけでなく、炭素繊維糸の有する高強力、高弾性率を
著しくそこなう。
K=TJD・・・・・・・・・・・・・・・(1)ここ
で、 ■=炭素繊維に加えられる撚数(T / 10C711
)、(撚合糸の場合、下撚り数および上撚り数)D;炭
素繊維のデニール数、 (撚合糸の場合、撚合糸1−−タルのデニール数)そし
て、芯部の炭素繊維糸は1本でもよく、複数本引きそろ
えたものでもよく、また無撚糸でも、撚糸、撚合糸でも
よい。
一方、炭素繊維糸の外側を覆う有機繊維糸は天然繊維糸
、再生繊維糸、合成繊維糸およびこれらの混合繊維糸か
らなり、モノフィラメント糸、マルチフィラメン糸、紡
績糸およびこれらの撚合糸をいうが、6ナイロンマルチ
フイラメント糸、66ナイロンマルチフイラメント糸、
レーヨンマルチフィラメント糸、ポリエステルマルチフ
ィラメント糸あるいは芳香族ポリアミド繊維マルチフィ
ラメント糸がゴムとの接着性から好ましい。
炭素繊維糸の外側を有機繊維糸でカバーリングする方法
は、通帛複数本の有機繊維糸を用いてなし、撚回により
複数本の糸を炭素繊維糸のまわりに周方向に撚回するこ
とで行なってもよく、また複数本の糸が交叉するように
撚回することで行なってもよく、また縁組により複数本
の糸が交叉するようにカバーリングしてもよい。
また撚回しあるいは編組に用いられる有機繊維1本の太
さは芯部の炭素!!維のコード径と同程度のコード径を
有するか、それ以下の径であることがよく、好ましくは
炭素繊維糸のコード径の1/2以下刃くよい。
撚回しまたは編組の場合の撚回し数または粗目数は撚回
し、または縁組に用いられる有機繊維糸の本数によって
も異なるが繊維軸方向に対する有機4!維糸のなす角(
θ)が5〜60度の範囲に入るように選ぶのがよく有(
幾繊維糸の本数は(2)式で表わされる範囲が実用上好
ましい。
2yc  5u)−’  r2/r1+l’2)≧n>
1・・・・・・(2) ここで、 n:外側に用いられる有機繊維糸の本数r1 :芯部の
炭素繊維糸のコード径 r2 :外側に用いられる有機繊維糸のコード径ゴムと
の接着性を(=J与するためになされる炭素繊維糸と有
機繊維糸との接着処理は、一体化する前に炭素1ilf
t糸および有機繊維糸を個別に施してもよく、また一体
化した後に施してもよく、さらには処理済みの炭素繊維
糸を未処理の有m繊維糸で被覆した後に再度、接着処理
を施してもよい。
接着剤としては、通常ゴムと繊維の接着剤として用いら
れるRFL (レゾルシン、ホルマリン初期縮合物とゴ
ムラテックスの水分散液)を使用するが、エポキシ系接
着剤、イソシアネー1〜系接着剤等で前処理し、ざらに
RFLで処理する方法を用いてもよい。
以上のように、炭素繊維糸の外側に有機繊維糸を複数本
撚回、あるいは編組によりカバーリングすることにより
、炭素繊維糸の複合糸とゴムの接着力は炭素繊維糸とゴ
ムの接着力と比べると約3倍となり、従来のナイロン、
ポリエステル等の有渫繊帷糸とゴムとの接着力と同レベ
ルとなった。
また炭素繊維糸の外側に有機繊維糸を複数本、配置する
ことにより炭素繊維糸の屈曲疲労性は約2倍向上し、一
般乗用車用うシアルブライタイヤのカーカスに採用する
ことが可能になった。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に
説明する。
実施例1〜2および比較例1〜2 タイヤに使用する炭素繊維複合糸を下記に示す条件で作
成した。
(a )芯:炭素繊維、デニール1800D / 2撚
数:10回/ 10CTII、 K= 600側:ナイ
ロン、デニール420[) / i撚数:10回/ 1
0CTII、 n =3カバーリング方法:撚回 複合糸の強カニ54に9 (b )芯;炭素繊維、デニール1800D / 1撚
数:5回/ 10CTII、 K= 200側;ナイロ
ン、デニ一ル420D / 1撚数:10回/10cT
n、n=4 カバーリング方法:撚回 複合糸の強カニ25k(1 これら炭素繊維複合糸(a >、(b)の接着方法は処
理済みの炭素繊維糸を未処理のナイロン(420D/1
 )で被覆した後に、再度接着処理を施したもので・あ
る。
炭素紙flIj複合糸(a )、(b)、ポリニスデル
、スチールIX 5(0,22)をそれぞれベルトコー
ドおよびカーカスコードとして用いてタイVサイズが1
55 SR13の乗用車用ラジアルタイV4種類を次の
ように製造した。なお、タイヤの構造において、カーカ
スは一層とし、カーカスコード角度はタイヤ半径方向に
対し0度であり、ベルトは二層タイヤの周方向に対し1
7度とした。
1゜ベル1〜コードとして炭素繊維複合糸」−ド(a 
)クラウン部の40エンド750mmを、そしてカーカ
スコードはポリエステルクラウン部の36工ンド150
mmを使用したタイヤ(実施例1)。第2図にそのWi
面図を示す。
2、ベル1〜コードとして炭素繊維複合糸コード(a 
)クラrンン部の40エンド/ 50mm、カーカスコ
ードは炭素繊維複合糸コード(b)クラウン部の36エ
ント/ 50mmを使用したタイ)7(実施例2)。
第3図にその断面図を示す。
3、ベル1〜コードとしてスチールlX5(0,22)
クラウン部の46工ンド150mmを、そしてカーカス
コードとしてはポリエステル 1500  ’D / 
2クラウン部の36エンド50 m mを使用したタイ
ヤ(比較例1)。第1図にその断面図を示す。
4、ベルトコードとして接着処理した炭素繊維糸 18
00  f) / 2クラウン部の401ンド150m
+++、そしてカーカスコードはポリエステル 150
0  [)7、′2、クラウン部の36工ンド150m
mを使用したタイヤ(比較例2)。
このようにして得られたタイA7の高速ドラム試験、耐
久試験、タイへ7転動抵抗を測定して、タイヤ重量と共
に第1表に示した。なお、測定方法は下記の通りである
〈高速ドラム試験〉 空気圧300kg/’+m、荷重326 Kaでドラム
試験機」−を走行させ、速度は130K m/ bから
スターlへし、段階的に上背させ、タイA7が破壊した
時の速度と特開を示した。
く耐久試験〉 タイヤ1本当りの荷重:  300kG]、空気圧: 
 1.7kq/cm。
平均速度:約80Km /h 、路面ニ一般国道以上の
条件で実車テストを行ない、全摩耗までの走行距離を測
定した。
くタイA7転勤抵抗〉 ドラム半径707mu+ 、タイヤ空気/f2.00 
kg/c#、荷重300題を負荷し、予備走行を110
0K/hで30分実施、その後各走行速度における転勤
抵抗値を3回測定し、その平均値を取った。
第  1  表 第1表から明らかなように、乗用車用ラジアルプライタ
イヤのベル1〜および/またはカーカスに炭素uA維複
合糸を使うことによって次の効果があることが明確にな
った。
(1)高速性 タイヤは高速走行すると、タイヤの内部発熱によりタイ
ヤは破壊してしまう。このためタイヤの耐熱性を評価す
るためドラム試験を行なった。この結果、実施例1〜2
および比較例1〜2のタイA7は共に220Km /h
まで故障せず速度範囲によるタイヤ分類でSR表示とな
っている。供試タイヤは最高速度180K mとなって
いるが、これらのタイヤは220Km/hまで走行して
いるので、かなり余裕がある。従って実施例1〜2およ
び比較例1〜2のタイヤは耐熱性に関してはかなりのレ
ベルにあることがわかる。
(2)耐久性 比較例2のタイヤは実施例1〜2および比較例1のタイ
ヤに比べて約1/3のか命で故障している。この故障部
を調べてみると故障はベルト部で炭素繊維糸と被覆ゴム
との間で界面剥離を起し、それが初期現象となって、大
きく成長、破壊したものであった。
一般的にくり返しの疲労度をみる一つの方法としてその
くり返し数が106〜10’が一つの目安となっている
。この考えを比較例2のタイヤに当てはめると、3×1
0回で破壊したことになり、このような早期に故障した
のは炭素繊維糸とゴムの接着力が充分でないため、くり
返し疲労により剥離したものと考える。
(3〉タイヤ転勤抵抗 比較例1のタイヤに比較して、実施例1〜2および比較
例2のタイヤはタイヤ重量が約10%軽W化されている
ため、転勤抵抗値は約10%低くなっており、その効果
は充分発揮されている。
以上のように高速性を評価するドラム試験では実施例1
〜2および比較例1〜2のタイヤは共にかなりのレベル
にあり、タイヤの耐熱性の上からみれば問題はない。し
かし、実車耐久試験では比較例2のタイヤは、実施例1
〜2および比較例1のタイヤに比べて、耐久寿命が1/
3となっている。
比較例2のタイヤがこのように実施例1〜2および比較
例1のタイヤに比べて寿命低下を起したのは炭素繊維と
ゴムとの接着が弱く、くり返しの疲労により破壊したも
のである。
タイヤ転勤抵抗を低減するため、種々の改良技術が試み
られているが、耐久性か大幅に低下する材料はタイヤの
安全性の面から使うことはできない。それに代るものと
して炭素繊維糸でも有機繊維との複合糸を使用した実施
例1〜2のタイヤはタイヤ転勤抵抗では比較例1のタイ
ヤよりも低く比較例2のタイヤと同じレベルであったが
、耐久性は比較例2のタイヤの3倍よく、比較例1のタ
イヤと同じレベルである。この炭素#&紐の複合糸を使
用することにより、乗用車用ラジアルフライタイヤの低
燃費化という社会的要求にも充分対応できることがわか
った。
以上説明したごとく、ベルト材料および/またはカーカ
ス材料として、炭素繊維複合糸を用いた本発明の空気入
りタイヤは、耐熱性、耐久性の上でスチールベル1−を
もつタイヤと同レベルにあるにも拘わらず、転勤抵抗の
低減が可能であり、しかもスチールベルトをもつタイヤ
のようにトレッド部に受けた傷が成長し、ベル1〜に達
しても雨水等がそこに入り、錆ることかないので、スチ
ールベル+−ツイヤに比べて統合的耐久寿命の低下が少
なく、安全なタイヤを提供することができる。また、ベ
ルト材料として炭素繊維を用いたタイヤと比較すると耐
久性が大幅に(登れている。ざらにはベルト材料とカー
カス材料を同種の材料を使用することも可能なので生産
性の面からも有利である。
従って本発明の空気入りタイヤは乗用車用ラジアルブラ
イタイヤを始めとして小形トラック用タイA7、軽トラ
ツク用タイA7および比較的軽荷重で使用されるトラッ
クおよびバス用ラジアルブライタイヤにも使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は比較例1で用いたタイヤの断面図、第2図は実
施例1で用いたタイヤの断面図、および第3図は実施例
2で用いたタイヤの断面図。 1;スチールを用いたベルト部、1′:炭素繊維複合糸
を用いたベルト部、2:ポリエステルを用いたカーカス
部、2′:炭素繊維複合糸を用いたカーカス部、3ニド
レッド部、4:サイドウオール部、5:ビード部、6:
ビード コア特許出願人 横 浜 ゴ ム 株式会社代
理人  弁理士 伊 東 氏 雄 代理人  弁理士 伊 東 哲 也 第1図 第 2 囚 ( 第3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、タイ゛(701〜1ノット部、サイ1〜つA−ル部
    およびビード部にわたって埋設され、かつタイヤの周方
    向に対して、80〜90度の角度をなし、両端部を一対
    のヒードニ」アの回りにタイ)7の内側から外側に折り
    返したカーカスプライをもち、そして前記カーカスの外
    周部に、タイ17周方向に対し15〜30度の角度をな
    り゛複数のベル1一層を右俳るラジアルタイヤにおいて
    、 ベルト材料J3よひ2/′またはカーカス’fA +A
    として、炭素繊維の外側に石(幾楡組糸を複数本、撚回
    しあるいは編組みに、J、リカバーリングした炭素繊維
    の複合糸を使うことを特徴とした空気入りタイヤ。
JP57227133A 1982-12-27 1982-12-27 空気入りタイヤ Pending JPS59120503A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10040323B2 (en) 2013-03-15 2018-08-07 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Pneumatic tire with bead reinforcing elements at least partially formed from carbon fibers
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