JPS5912032B2 - 光検出素子 - Google Patents
光検出素子Info
- Publication number
- JPS5912032B2 JPS5912032B2 JP49084489A JP8448974A JPS5912032B2 JP S5912032 B2 JPS5912032 B2 JP S5912032B2 JP 49084489 A JP49084489 A JP 49084489A JP 8448974 A JP8448974 A JP 8448974A JP S5912032 B2 JPS5912032 B2 JP S5912032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- space charge
- charge region
- junction
- conductivity type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Light Receiving Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体光検出器に関するものである。
高速の半導体光検出器としてpn接合ダイオードやショ
ットキー障壁型ダイオードが一般に用いら 2れている
。これらのダイオードでは逆バイアス状態で使用され、
光によつて励起されたキャリアが空間電荷領域を走行す
るとき発生する電流を検出するものである。空間電荷領
域中で励起されたキャリアは、ただちに電場によつて加
速されおよそ3107c7rL/秒の飽和速度に達する
。従つて例えば10ミクロンの空間電荷領域を有する時
は走行時。間は10−10秒とな力、充分高速検出が可
能になる。空間電荷領域以外で光励起されたキャリアは
械散して、空間電荷領域端に達したものは同様に3電場
中を走行し信号に寄与する。この拡散電流はキャリアの
寿命が走行時間に比べはるかに長いためフォトダイオー
ドの応答速度を遅くする原因となつている。実際Siダ
イオードでGaAsレーザ光やNdドープ固体レーザ等
の長波長光を受けるとき、光が5 吸収され1/8.5
に減衰する距離は40から400ミクロンにも及び空間
電荷領域巾に比してはるかに大きくなる。
ットキー障壁型ダイオードが一般に用いら 2れている
。これらのダイオードでは逆バイアス状態で使用され、
光によつて励起されたキャリアが空間電荷領域を走行す
るとき発生する電流を検出するものである。空間電荷領
域中で励起されたキャリアは、ただちに電場によつて加
速されおよそ3107c7rL/秒の飽和速度に達する
。従つて例えば10ミクロンの空間電荷領域を有する時
は走行時。間は10−10秒とな力、充分高速検出が可
能になる。空間電荷領域以外で光励起されたキャリアは
械散して、空間電荷領域端に達したものは同様に3電場
中を走行し信号に寄与する。この拡散電流はキャリアの
寿命が走行時間に比べはるかに長いためフォトダイオー
ドの応答速度を遅くする原因となつている。実際Siダ
イオードでGaAsレーザ光やNdドープ固体レーザ等
の長波長光を受けるとき、光が5 吸収され1/8.5
に減衰する距離は40から400ミクロンにも及び空間
電荷領域巾に比してはるかに大きくなる。
このため拡散電流の寄与が大きくな力、超高速パルス光
を忠実に復調することが困難であつた。これに対し不純
物濃度を下げて空間10電荷領域巾を拡げることにより
拡散電流成分を軽減する方法も考えられるが、走行時間
の方が長くなるため応答速度の改善に限界があり、且つ
使用電圧が高圧になり実用性に欠けてくる。本発明はこ
のような従来のフォトダイオードの15有する欠点を除
去し高速応答する光検出素子を提供することを目的とす
る。
を忠実に復調することが困難であつた。これに対し不純
物濃度を下げて空間10電荷領域巾を拡げることにより
拡散電流成分を軽減する方法も考えられるが、走行時間
の方が長くなるため応答速度の改善に限界があり、且つ
使用電圧が高圧になり実用性に欠けてくる。本発明はこ
のような従来のフォトダイオードの15有する欠点を除
去し高速応答する光検出素子を提供することを目的とす
る。
本発明による光検出素子はpn接合またはショットキー
障壁型フォトダイオードにおいて光吸収領域のうち、空
間電荷領域以遠に少なくとも、空間’o 電荷領域とは
逆の導電型を有する不純物層を設け、空間電荷領域以遠
で生じる光励起キャリアc拡散を阻止することにより応
答速度の高速化を行うものである。
障壁型フォトダイオードにおいて光吸収領域のうち、空
間電荷領域以遠に少なくとも、空間’o 電荷領域とは
逆の導電型を有する不純物層を設け、空間電荷領域以遠
で生じる光励起キャリアc拡散を阻止することにより応
答速度の高速化を行うものである。
次に本発明の一実施例を図を用いて説明すれば゜5n型
シリコン基板1のうえにエピタキシャル成長法で薄いp
+型不純物層10とp型不純物層2を形成し層2の表面
にp+不純物層3を士状に形成しその内部にn+型不純
物層4を形成することにより第1のpn接合5と第2の
pn接合6を有する0 光検出素子を得る。
シリコン基板1のうえにエピタキシャル成長法で薄いp
+型不純物層10とp型不純物層2を形成し層2の表面
にp+不純物層3を士状に形成しその内部にn+型不純
物層4を形成することにより第1のpn接合5と第2の
pn接合6を有する0 光検出素子を得る。
層2は動作状態では空間電荷領域となる領域でその巾は
空間電荷領域が逆バソアス下で層10との境界に達する
よう層2の不純物濃度に依存して決定される。実施例で
は層2の不純物濃度を3×1015cTn−3とし、そ
の幅を約58ミクロンとした。また如何なる場合も空間
電荷領域がn層1に達しないようにするためにp+層1
0が設けてあり、その濃度は1017cm−3以上、7
−である。
空間電荷領域が逆バソアス下で層10との境界に達する
よう層2の不純物濃度に依存して決定される。実施例で
は層2の不純物濃度を3×1015cTn−3とし、そ
の幅を約58ミクロンとした。また如何なる場合も空間
電荷領域がn層1に達しないようにするためにp+層1
0が設けてあり、その濃度は1017cm−3以上、7
−である。
さらに層2の表面から表面濃度10−18傭−3以上で
約1ミクロンの深さまでn型不純物を拡散してn+層4
を形成することによ瓜約100Vまで逆バイアスを印加
できるフオトダイオードを得た。逆バイアス層2の一部
に高濃度にp型不純物を拡散した層3とn+層4の間に
負荷抵抗7と電源8を接続して第2の卯接合6のみに印
加する。約100の印加により層2はほぼ空間電荷領域
となb層4の表面から入射した光により励起されたキヤ
リアは飽和速度で層2中を走行し、0.2ナノ秒以下の
半導体レーザのパルス光を忠実に復調することができた
。9は高周波信号を通すためのバイバスコンデンサーで
ある。
約1ミクロンの深さまでn型不純物を拡散してn+層4
を形成することによ瓜約100Vまで逆バイアスを印加
できるフオトダイオードを得た。逆バイアス層2の一部
に高濃度にp型不純物を拡散した層3とn+層4の間に
負荷抵抗7と電源8を接続して第2の卯接合6のみに印
加する。約100の印加により層2はほぼ空間電荷領域
となb層4の表面から入射した光により励起されたキヤ
リアは飽和速度で層2中を走行し、0.2ナノ秒以下の
半導体レーザのパルス光を忠実に復調することができた
。9は高周波信号を通すためのバイバスコンデンサーで
ある。
一方層1で励起されたキャリアは第1のPn接合5に存
在する逆方向拡散電位のため、少数キヤリアが層2中へ
拡散するのが阻止されるため従来のように遅い拡散電流
信号が発生することはない。空間電荷領域に入らず残つ
ているp+層10からの拡散電流は問題となるが、この
層を薄くするほど応答速度への影響を小さくできるが2
ミクロンのときでも8200λの半導体レーザ光を受け
たとき拡散電流成分は全光電流のうち約1%で無視出来
る量であつた。本発明による光検出素子は以上に述べた
ようにフオトダイオードの基板として逆導電型不純物層
を用いることにより速度の遅い拡散電流を阻止し超高速
パルス光の復調に効果がある。
在する逆方向拡散電位のため、少数キヤリアが層2中へ
拡散するのが阻止されるため従来のように遅い拡散電流
信号が発生することはない。空間電荷領域に入らず残つ
ているp+層10からの拡散電流は問題となるが、この
層を薄くするほど応答速度への影響を小さくできるが2
ミクロンのときでも8200λの半導体レーザ光を受け
たとき拡散電流成分は全光電流のうち約1%で無視出来
る量であつた。本発明による光検出素子は以上に述べた
ようにフオトダイオードの基板として逆導電型不純物層
を用いることにより速度の遅い拡散電流を阻止し超高速
パルス光の復調に効果がある。
尚、本発明は実施例以外に各部の導電型を逆にした構成
にしても同様であり、また他の半導体材料にも適応でき
ることは云うまでもない。
にしても同様であり、また他の半導体材料にも適応でき
ることは云うまでもない。
図は、本発明の一実施例をその動作回路と共に説明する
ためのものである。 図中1〜4卦よび10は半導体であり11および4と2
および3および10とは逆導電型である。 したがつて5および6はPn接合を形成する。7は負荷
抵抗、8は電源、9はバイパスコンデンサである。
ためのものである。 図中1〜4卦よび10は半導体であり11および4と2
および3および10とは逆導電型である。 したがつて5および6はPn接合を形成する。7は負荷
抵抗、8は電源、9はバイパスコンデンサである。
Claims (1)
- 1 pn接合又はショットキー障壁の下部にある、主た
る光吸収層として働く第1の層の下部に該光吸収層とは
逆の導電形を有する第2の層があり、該第1の層と第2
の層の間に該第1の層と同じ導電形で且つ該第1の層厚
に比べ充分薄い厚みを有する第3の層が挿入されている
事を特徴とする光検出素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49084489A JPS5912032B2 (ja) | 1974-07-23 | 1974-07-23 | 光検出素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49084489A JPS5912032B2 (ja) | 1974-07-23 | 1974-07-23 | 光検出素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5112786A JPS5112786A (ja) | 1976-01-31 |
JPS5912032B2 true JPS5912032B2 (ja) | 1984-03-19 |
Family
ID=13832055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49084489A Expired JPS5912032B2 (ja) | 1974-07-23 | 1974-07-23 | 光検出素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912032B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235533A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-15 | Nippon Kuatsu Syst Kk | 力センサ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53126087A (en) * | 1977-04-12 | 1978-11-02 | Nippon Musical Instruments Mfg | Fiberrreinforced plastic |
JPS5536023U (ja) * | 1978-08-31 | 1980-03-07 |
-
1974
- 1974-07-23 JP JP49084489A patent/JPS5912032B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235533A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-15 | Nippon Kuatsu Syst Kk | 力センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5112786A (ja) | 1976-01-31 |
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