JPS59116B2 - 電子楽器のサステイン効果発生回路 - Google Patents

電子楽器のサステイン効果発生回路

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JPS59116B2
JPS59116B2 JP53054033A JP5403378A JPS59116B2 JP S59116 B2 JPS59116 B2 JP S59116B2 JP 53054033 A JP53054033 A JP 53054033A JP 5403378 A JP5403378 A JP 5403378A JP S59116 B2 JPS59116 B2 JP S59116B2
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JP
Japan
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key
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capacitor
generation circuit
sustain effect
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JP53054033A
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JPS54146624A (en
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渡 鳥橋
徳美 渡辺
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子楽器のサステイン効果発生回路に係り、あ
るキースイッチの閉成時にその前に閉成されていたスイ
ッチに対応したコンデンサの放電時間を速くすることに
より、前の音のサステイン効果を少なくし得、速いパツ
セージを奏した際旋律を明瞭に浮かび出させ得る回路を
提供することを目的とする。
一般に電子オルガンには、鍵を離した後に徐々に音量を
減少させるいわゆるサステイン効果を得ることができる
回路が設けられている。
これは特にピアノのように鍵を押し続けても音量が次第
に減衰する楽器を模倣する場合に用いられる。第1図は
従来の電子楽器のサステイン効果発生回路の一例の回路
図を示す。同図において、例えば嬰・・音の鍵を押すと
、各鍵に対応して設けられたキースイッチのうち嬰ハ音
に対応したスイッチSW、が閉成される。これにより、
電源+Vccよりの電圧はダイオードD1、抵抗R3(
(抵抗R4)介してコンデンサClに印加され、コンデ
ンサClを充電する。コンデンサClの充電によりC点
の電位は第2図の曲線I’に示す如く、スイッチSWI
の閉成時(時刻を。)より+(Vcc−O、6)V迄時
定数R3・ Clにて上昇する。この場合O、6Vはダ
イオードD1の順方向電圧である。時刻tlで嬰ハ音の
鍵を離すとスイッチSWIは開成されてコンデンサCl
は主として抵抗R2、R3((R、)を介して放電し、
B点の電位を可変抵抗R5により+Vscに選定すると
、C点の電位は+(Vsc+0.6)V迄時定数Cl・
(R2+R3)にて下降し、それ以後コンデンサC1は
主として抵抗R4を介して放電し、C点の電位は時定数
C1・R4にて徐々に下降する。このC点の電圧は嬰ハ
音に対応した音源信号開閉回路(図示せず)に印加され
、嬰ハ音の音源信号は第2図の曲線1′に応じたエンベ
ロープを以てとり出される。次に、時刻T2にて例えば
嬰二音の鍵を押し時刻T4にてその鍵を離すと、これに
対応したスイツチ(図示せず)が閉成、開成され、嬰・
・音の場合と全く同様嬰二音に対応した回路が作動して
第2図の曲線l′に示す如き波形を得ることができる。
嬰へ音の場合もこれと同様の動作により、第2図の曲線
ゴに示す如き信号を得ることができる。なお、第1図中
充放電回路1と同様の構成の回路及びスイツチSWlと
同じ構成のスイツチが各鍵に夫々対応して設けられてお
り、A点、B点、D点を夫々共通に接続されているもの
とする。又、R3《R1であり、A点は実質的にアース
点と考えてよい。しかしながら、この従来のサステイン
効果発生回路は、コンデンサC1は鍵を離してC点の電
位が+(Vsc+0.6)に下降した後時定数R4・C
1のみによつて放電するため、比較的速いパツセージを
奏した際、第2図より明らかな如く、前に奏した音のサ
ステイン効果が長く残つて斜線にて示した部分にて次々
に重なり合い、その結果音が濁つて旋律を明瞭に浮かび
上らせ得ない等の欠点があつた。
本発明は上記欠点を除去したものであり、第3図以下と
共にその一実施例について説明する。
第3図は本発明になる電子楽器のサステイン効果発生回
路の一実施例の回路図を示す。同図中、第1図と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。同図
において、電源+VcOの正端子にはキー電圧検出用の
トランジスタX1、トランジスタX2,X3よりなる単
安定マルチバイブレータが接続されており、可変抵抗R
5とB点との接続点とトランジスタX3のコレクタとの
間にはダイオードD3が接続されており、トランジスタ
X1とマルチバイブレータX2,X3との間にはコンデ
ンサC2及び抵抗R7よりなる微分回路が接続されてい
る。トランジスタX1のコレクタは抵抗R6を介して電
源+H(》00)に接続されており、そのエミツタは抵
抗R1を介してスイツチSWlの一端に直接接続される
。A点に接続されている。トランジスタX1、微分回路
C2,R7、マルチバイブレータX2,X3及びダイオ
ードD3よりなる回路は全体として1個のみ設けられて
おり、本発明の要部をなす。その他の構成は従来の回路
と同様である。同図において、時刻T。
で例えば嬰・・音の鍵を押動してスイツチSWlを閉成
すると(第4図A)、従来例と同様、C点の電位は第4
図Cの曲線1に示す如く+(VOO−0.6)V迄時定
数R3・C,を以て上昇する。一方、スイツチSWlの
閉成により、トランジスタX1のエミツタにはコンデン
サC1の放電経路を主に構成する抵抗R2,R3及び抵
抗VR4を介さず抵抗R1を介して略』なる電流が流R
1れ、そのコレクタ電位はスイツチSWlの開成時のV
電位よりもR6・』なる電圧分上昇する。
このR1電圧は微分回路C2,R7にて微分されてトリ
ガパルスとなり、単安定マルチバイブレータX2,X3
をトリガし、これによりトランジスタX3のコレクタ電
位は第4図Bに示す如く、時刻T。
より0.7・C3・R8なる時間Tだけ略アース電位と
なる。これにより、ダイオードD3は導通状態となり、
B点はこの時間Tだけ電圧V8Oから0.2V+0.6
V−0.8Vの電圧にシヤントされる。この場合、R3
《R2の如く設定されているので、時刻T。より時間T
の期間C点の電位はトランジスタX3のオンには影響さ
れない。又、トランジスタX1のエミツタは直流的に略
アース電位に設定されているので、コミッタ電位はC点
にとり出されることはない。時刻t1で嬰ハ音の鍵を離
すとスイツチSW,は開成され、C点の電位は第4図C
の曲線1を示す如く、従来例の回路と同様、+(品+0
.6)迄時定数(R2+R3)・C1を以て下降し、時
刻t1′以後時定数R4・C1を以て徐々に下降する。
ここで、時刻T2にて例えば嬰二音の鍵を押してこれに
対応したキースイツチ(図示せず)を閉成すると、嬰ハ
音の場合と同様、嬰二音に対応し5た回路(図示せず)
のコンデンサが充電されて第4図Cの曲線に示す如き電
圧がとり出される。これと同時に、嬰二音に対応したス
イツチ(図示せず)の閉成により嬰・・音の場合と全く
同様に時刻T2から時間TだけマルチバイブレータX2
,X3が動作し、B点の電位はVscから0.8にシヤ
ントされる。このB点の電圧のシヤントによりコンデン
サC1は再放電し、時刻T,′以後+(V8O+0.6
)Vより時定数R4・C1を以て下降していたC点の電
位(嬰ハ音に対応した電位)は第4図Cの曲線1に示す
如く、時刻T2から再び時定数(R2+R3)・C1を
以て下降し、マルチバイブレータX2,X3が時刻T2
′で非動作になると時刻T27から再び時定数R4・C
1を以て下降する。この際、嬰ハ音に対応したスイツチ
SWlは開成されているので、コンデンサC1は確実に
再放電される。この場合、時刻T2で嬰二音の鍵を押さ
なければ、嬰ハ音の信号は従来例の場合と同様に単に時
刻t1′から時定数R4・C1′を以て下降するだけで
ある。即ち、本発明回路は、新たに鍵を押すことにより
その前に押した鍵に対応した回路のコンデンサに充電さ
れている電荷を新たに鍵を押す前の放電よりも速く放電
せしめるものである。
このようにすれば、嬰二音の音が出ている時にはその前
に出ている嬰ハ音のサステイン効果を減少させることが
でき、嬰ハ音のサステイン効果を生かしつつ嬰二音の音
と嬰ハ音の音とを強く濁らせることなく夫々明瞭にとり
出し得る。時刻T3にて例えば嬰へ音の鍵を押した場合
も上記の動作と同様に、その前に押した鍵の嬰二音に対
応したコンデンサの放電を嬰へ音の鍵を押す前の放電に
比して速く放電せしめ、上記と同様嬰二音のサステイン
効果を減少せしめる。
なお、一般の電子オルガンにはディレィ効果を得るため
のトリガ信号発生回路が設けられているので、第4図B
に示す如き信号を得る回路としてこのトリガ信号発生回
路を用いれば、単にダイオードD3の系路を付加しただ
けで本発明の目的を達し得、安価に構成し得る。
又、マルチバイブレータX2,X3の動作時間Tを適宜
選定することにより、サステイン効果の減衰の割合を自
由に設定し得る。
上述の如く、本発明になる電子楽器のサステイン効果発
生回路は、手鍵盤に設けられている複数の鍵に夫々対応
して設けられ該各鍵に連動する複数のキースイツチと、
該各キースイツチ毎に夫々設けられ該キースイツチの閉
成により第1のダイオードを介して充電され該キースイ
ツチの開成により放電されるコンデンサを有する複数の
コンテンサ充放電回路とを有し、該キースイツチの開成
後該コンデンサの放電によりサステイン効果信号をとり
出すようにした電子楽器のサステイン効果発生回路にお
いて、上記複数のキースイツチと上記第1のダイオード
との接続点に接続されたキー電圧検出回路と、該キー電
圧検出回路に接続され上記複数のキースイツチの閉成に
よりトリガ信号を発生するトリガ発生回路と、該トリガ
発生回路からの信号により一定期間のパルスを発生する
パルス発生回路と、上記複数のキースイツチのうち一の
キースイツチの閉成時、該パルス発生回路の出力により
該一のキースイツチの閉成時前に閉成されかつ開成され
た他のキースイツチに対応して設けられたコンデンサ充
放電回路のコンデンサの放電を該一のキースイツチの閉
成時前の放電時間より速く放電せしめるように該パルス
発生回路と上記充放電回路との間に設けられた第2のダ
イオードとよりなるため、上記他のキースイツチに対応
した音のサステイン効果を従来例のものに比して比較的
速く減衰せしめ得、これにより、サステイン効果を生か
しつつ、音どうし強く濁らせることなく夫々明瞭にとり
出し得、比較的速いパツセージを奏した際、サステイン
効果のかかつた旋律を明瞭に浮かび上がらせることがで
き、更に、キースイツチの閉成及び閉成の検出の経路は
コンデンサの充放電経路とは異なる経路により検出して
いるので、瞬時にキースイツチの閉成及び開成を検出し
て、それに対応したコンデンサの充放電をさせることが
でき、従つて、比較的動きの速い手鍵盤にも適用できる
等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来の電子楽器のサステイン効
果発生回路の一例の回路図及びその動作を説明するため
の信号波形図、第3図及び第4図A−Cは夫々本発明に
なる電子楽器のサステイン効果発生回路の一実施例の回
路図及びその動作を説明するための信号波形図である。 1・・・・・・充放電回路、SWl・・・・・・キース
ィツチ、R1〜R8・・・・・・抵抗、C1〜C3・・
・・・−コンデンサ、D,〜D3・・・・・・ダイオー
ド、X1〜X3・・・・・・トランジスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 手鍵盤に設けられている複数の鍵に夫々対応して設
    けられた該各鍵に連動する複数のキースイッチと、該各
    キースイッチ毎に夫々設けられ該キースイッチの閉成に
    より第1のダイオードを介して充電され該キースイッチ
    の開成により放電されるコンデンサを有する複数のコン
    デンサ充放電回路とを有し、該キースイッチの開成後該
    コンデンサの放電によりサステイン効果信号をとり出す
    ようにした電子楽器のサステイン効果発生回路において
    上記複数のキースイッチと上記第1のダイオードとの接
    続点に接続されたキー電圧検出回路と、該キー電圧検出
    回路に接続され上記複数のキースイッチの閉成によりト
    リガ信号を発生するトリガ発生回路と、該トリガ発生回
    路からの信号により一定期間のパルスを発生するパルス
    発生回路と、上記複数のキースイッチのうち一のキース
    イッチの閉成時、該パルス発生回路の出力により該一の
    キースイッチの閉成時前に閉成されかつ開成された他の
    キースイッチに対応して設けられたコンデンサ充電回路
    のコンデンサの放電を該一のキースイッチの閉成時前の
    放電時間より速く放電せしめるように該パルス発生回路
    と上記充放電回路との間に設けらた第2のダイオードと
    よりなることを特徴とする電子楽器のサステイン効果発
    生回路。
JP53054033A 1978-05-09 1978-05-09 電子楽器のサステイン効果発生回路 Expired JPS59116B2 (ja)

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JP4525481B2 (ja) * 2005-06-17 2010-08-18 ヤマハ株式会社 楽音波形合成装置
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