JPS5911684B2 - 釦取付け装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスナップ釦等の衣服用釦の取付は装置に関する
。

従来、スナップ釦等を衣服へ増付けるための種種の装置
が提案されている。

釦送出用の回転ホッパーを用いる釦自動増付は装置も実
用化されている。

１例としてスナップ釦の取付は装置を第１〜４図で説明
する。

第１図に示すように回転するスナップ釦又は取付部材収
納面またはホッパー１と機枠２の垂直面との間に画成さ
れる収納部へスナップ釦又は取付部材を収納し、回転ホ
ッパー１の機枠側へ向いた外周面に等間隔に形成された
方向規制溝３を通して、案内板４．トラック接続片５、
釦給出トラック６、そして最後に衣服地の取付位置７（
即ちかしめ工具位置）へと送られる。

回転ホッパーは矢印の方向へ間欠駆動され、方向却制溝
３が垂直最下位にあるときに重力で該溝に落ち込んり賄
又は取付部材は案内板４の近くで順次案内溝８へ放出さ
れる。

尚ねじ９Ｉ／′ｉトラツク６の固定用である。

また、例示するスナップ釦（スナップファスナ）は第２
図のような形の雌釦１０、雌釦１１、取付部材１２．１
３より成るが、取付部材１２．１３は同−一の形である
。

第３図はスナップ釦耶付装置のうち、釦及び取付部材自
動送り機構部分の正面図である。

なお本発明は３ホツパ一形式の取付は装置（例えば特公
昭５５−４９１６３号）にも適用できるが、説明の都合
上２ホッパ一式の例を述べる。

衣服の保持手段、スナップ釦及び取付部材のかしめ型、
（上型及び下型）及び該型を開閉する型駆動手段は省略
されているが、いずれも公知である（第４図参照）。

さて、スナップ釦増付は装置の基台部（図示せず）には
支持構造２０．２１が一体的に固定されている。

支持構造２０．２１の間には第４図に示したかしめ型（
上型及び下型）及びその駆動機構が配置されている。

支持構造２０及び２１はそれぞれＬ字形支持枠２３及び
２４を支持している。

Ｌ字形支持枠２３の垂直部分２５は釦用のホッパー２７
の空洞の一種を画成する円形凹所２８を有する。

同様に取付部材用のＬ字形支持枠２４の垂直部分２６は
取付部材用ホッパー３０の空洞の一種を画成する円形凹
所３２を形成する。

２種のホッパー、円形凹所及び垂直部分の構造は類似し
た点が多いから、同様な部分についてはホッパー３０と
その関連部分についてのみ説明する。

Ｌ字形支持枠の垂直壁２６にはそれを貫通する軸３３が
軸受３４により支承されている。

ホッパー２７についても軸３５が垂直壁２５に支承され
ている。

ホッパー３０は軸３３に嵌着された上、止めねじ（図示
せず）により固定される。

ホッパー２７も同様である。

軸３３及び３５の内端にはワンウェイクラッチ４２及び
４３がそれぞれ取付けられ、そしてクランク機構４４及
び４５をそれぞれ介して動力源（図示せず）に連結され
、第１図に示したと同様の方向に回転ホッパーを間欠駆
動するようになっている。

各回転ホッパーは截頭円錐台形をなしており、凹所３２
側の平坦周縁に方向規制溝４６を有する。

この方向規制溝は雌雄釦。取付部材の形式ごとに定まる
ものである。

かかるホッパー構造は第１図に示したホッパー及び溝３
を参照されたい。

Ｌ字形支持枠の垂直部分２５．２６には第１図に示した
ものと同様な案内板４７，４９．）ラック接続片５０．
５２が固定されてＶ−る。

Ｌ字形支持枠２３．２４にはトラック接続片５０．５２
の下につながる溝が形成され、この溝にトラック５６．
５８がそれぞれ嵌着される。

これらのトラックは第１図に９で示したと同様な止めね
じ５３゜５４．５５によりＬ字形支持枠の垂直部に固定
される。

各トラックは対応した接続片５０．または５２のＴ字形
溝と同一のＴ字形を有する。

各トラック７字形溝の設計は使用すべき釦及び取付部材
の寸法、形状によって定まる。

トラック５６．５８は中程で彎曲してかしめ装置（図示
せず）の取付位置に５延び、所定位置に終端している。

トラック５６．５８の釦又は増量部材吐出端から釦取付
位置Ｋ、即ち、かしめ装置の上型及び下型の間へ賄を送
るにはさらにプッシャー装置が用いられる。

第４図がその概略を示す。シュートないしトラック５６
及び５８の出口ないし吐出端は機枠６９に固定されたガ
イド５９．６０の釦及び取付部材ガイド溝６１及び６２
へそれぞれ開口している。

ガイド溝６１．６２Ｆはプッシャー棒６３．６４がそれ
ぞれ滑動自在に嵌合している。

プッシャー棒６３．６４はブロック６５に固定されてお
り、−カブロック６５は機枠６９に固定された支持ブラ
ケット６８に支持されたガイドロッド６６．６７（反対
端も同様に支持されている）に嵌合されてそれらの土を
スライドするようになっている。

ガイド溝６１．６２の先端は取付位置Ｋに開口しており
、スライドブロック６５が動力源（図示せず）から矢印
の方向へ駆動されたときにトラック５６及び５８からの
釦１０又は１１及び取付部材１２を取付位置にへ送る。

機枠６９には、釦１０又ｌｆ′ｉ１１を両側から弾性的
に保持でき、プランジャー７１に対してスライドできる
保持具１０と、プランジャー７１の先端面とより成る上
型が増付けられ、また同様な弾性保持及びばね１３によ
る座屈が可能な保持具７２と固定ロッドＴ４の先端面と
より成る取付部材用の下型が取付けられている。

動作において、プランジャー７１が上昇位置にあるとき
、プッシャー棒６３．６４は前進してトラック５６．５
８の吐出口から出て来た釦及び取付部材を上下型の保持
具７０．７２の中へ押入れる。

プランジャー７１が下方へ駆動されるときプッシャー棒
はトラック５６．５８の吐出口よりも後退する。

上記の構造において、ホッパー３０へは取付部材が収容
されるが、一般に取付部材のフランジ面は種々の意匠が
施されるたべ多種少量の種々の形の又は意匠の取付部材
を用いたい場合がある。

しかし回転ホッパー３０は規格品の多量の取付部材の取
付けには能率的使用が可能ではあるが、多種少量の取付
部材の場合でもその分だけホッパーを用意して交換し、
或いはホッパーの内容物をそっくり入わ替えたり、或い
はトラック５８も対応して変更しなければならないので
却って非能率である。

そこで本発明は、上記装置においてさらに手動で取付部
材（釦の場合もありうる）を少量送給できる装置を付設
し、今までに述べた装置をそのまま使用することにより
、ホッパー３０の交換や内容物の入れ替えを行わないで
多種少量の取付部材や釦の増付けを可能にすることを目
的とする。

以下図面に関連して本発明の詳細な説明する。

実施例は第４図の下型へ取付部材を送るプッシャー装置
（ガイド６０、ガイド溝６２及びプッシャー６４を含む
部分）に関連して説明するが、上型用のプッシャー装置
にも適用できるものと理解すべきである。

ガイド６０ばその全長にわたって延びる基板７５を有し
、その面に固定された側板７６によりプッシャー棒６４
をスライドさせる案内を画成している。

また基板Ｔ５は狭幅′″＄Ｊ取付位置へ延びる部分を有
し、その両側面へばね８０で偏倚されている側板γ８．
７９により逆Ｔ字形のガイド溝６２を形成している。

トラツク５８Ｉ／′ｉ第３〜４図に示した自動取付は装
置のトラックでその吐出口はガイド溝６２に開口してお
り、またこれに対向する位置にリミメースライド８１が
ばねの作用でガイド溝６２へ部分的に突出している。

リミメースライド８１は張出部８２とその下側の受は凹
所８３を有することで、１度に１個の取付部材だけをト
ラック５８から受け、プッシャー棒６４により正しい姿
勢で取付部材を取付位置に送る。

この構造は公知である。またトラック５８には手動操作
できるストッパー９１を設ける。

本発明に従って、トラック５８よりも釦増付は位置に近
い位置で手動送給トラック８４が側板γ９の上面に固定
される。

トラック８４にはガイド溝６２へ開口する７字形溝８５
が形成されている。

との７字形溝は種々の寸法の取付部材を送ることができ
るように案内に支障のない範囲で太き目に作って良い。

トラック８４は取付部材の手動送入作業のし易い適当な
長さを有し、また頂部を直角に切欠くなどして釦の供給
し易い送入口８６を形成してもよい。

側板γ８の上にはガイド板８７を固定する。

ガイド板８γにはトラック８５の溝８５の幅と少くとも
等しい幅の孔８９を設け、この孔をガイド溝６２の最大
幅に合致させる。

これにより取付部材を確実にガイド溝に送り込むことが
できる。

側板７８，７９の溝側の面も孔８９に対応して拡張され
ておシ、釦の最大径の部分がガイド溝６２の最大幅のと
ころへ嵌りうるようになっている。

孔８９は単にガイド溝８５からの取付部材なガイド溝６
２へ案内する役目だけでなく、この孔８９へ直接取付部
材を手で入れることも可能である。

このとき、プッシャー棒は前進位置（機械の休止位置に
相当する）にあるから取付部材は孔８９の壁面により保
持され、プランジャー１１（第４図）が打込みのために
前進するのと同期してプッシャー棒６４が後退したとき
に正しい姿勢でガイド溝６２に落ち込み、プランジャー
７１が後退するのに同期して前進するプッシャー棒６４
により下型の保持具７２へ送り込まれる。

またトラック８４の送入口８６に接して取付部材受皿９
０を設けると作業に便利である。

又この代りに小型の簡易ホッパーをつけても良い。

動作において、自動取付けが必要ならば第３〜４図で述
べたと同様な動作をさせれば、取付部材はトラック５８
からガイド溝６２に落下し、プッシャー棒６４で下型７
２へ送られる。

一方、手動作業を望むならば、トラック５８をストッパ
ー９１で閉鎖し、受皿に目的の取付部材を送入口８５か
ら７字形溝８５へ送り込む。

取付部材は溝をスライドして孔８９を通してガイド溝６
２へ落ち込む。

プッシャー棒６４の動力源を操作すれば。プッシャー棒
はこの取付部材を取付位置の下型１２へ送シ込む。

又前述のようにトラック８４は用いないで孔８９を用い
て取付部材の供給を行っても良へ 第１０図は本発明送給装置の他の例を示す。

図示の部分は下型に近接する部分の斜ネ脳で、前例と同
様な可動側板７Ｂ’、７９’ と、基板７５′とによ
り逆Ｔ字形のガイド溝６２′が形成されている。

前例のガイド板８７及びトラック８４は省略されており
、ガイド板８Ｔに相当する位置において側板７８．’７
９’が一定の高さの隆起部９２．９３を有しており、こ
れらの隆起部の内縁が取付部材のフランジを受入れ得る
ように円筒状に切除されて孔９４を形成している。

孔９４の直径は逆Ｔ字形ガイド溝の底の幅と一致してい
る。

使用において、取付部材は針又は脚を上にして孔９４へ
落とし込まれる。

その他の動作は前例と同様である。

以上のように、本発明によると、少量多種の取付部材（
又は釦）の増付けを行いたい場合に、従来の自動取付は
装置をそのまま利用し、単に付加的機構を付設するだけ
で、これを可能にする。

そして、自動取付け、手動電性けを任意に実施できるの
で、装置の利用性が高まる。

本発明の範囲内で多くの変形例が可能なことは西業者に
は明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転ホッパーの正面図、第２図は従来Ｑ
釦の例を示す概略図、第３図は従来の回転ホッパ一式自
動釦ホ付は装置の釦送給装置の正面図、第４図油相送給
装置かむ取付は場所５送るプッシャー装置及び上下型を
示す部分断面側面図、第５図は本発明要部の斜視図、第
６図は同平面図、第７図は同正面図、第８図は第６図の
線Ａ−Ａ断面図、及び第９図は第６図の線Ｂ−Ｂ断面図
、及び第１０図は本発明の他の実施例の斜視図である。 図中上な部分は次の通りである。 ５８・・・・・・トラック、６０・・・・・・ガイド、
６２．６２′・・−・・ガイド溝、６４・・・・・・プ
ッシャー棒、７５．７５’・・・・・・基板、７６・・
・・・・固定側板、γ８．７９．７８、′７９′・・・
・・・可動側板、８０・・・・・・ばね、８１・・・・
・・リミタ−スライド、８４・・・・・・トラック、８
５・・−・・逆Ｔ字形溝、８６・・・・・・切欠き、８
７・・・・・・ガイド板。 ８９・・・・・・孔、９０・・・・・・皿、９１・・・
・・類ストッパー、９４・・・・・・孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上下に整列した釦かしめ用の上型及び下型のいずれ
   か一方へ開口するガイド溝を有するブロックと、前記ガ
   イド溝中に嵌合滑動して前記型のところへ前進しうるプ
   ッシャー棒と、前記ガイド溝の上面を覆うように前記ブ
   ロックに設けられにガイド部材であって前記プッシャー
   棒の後退位置よりも前方で取付部材又は釦を前記ガイド
   溝へ案内する孔とから成る取付部材又は釦案内装置を備
   えた、釦増付は装置。 ２ ガイド溝は孔よりも後方で且つ後退位置にあるプッ
   シャー棒よりも前方に取付部材又は釦の自動送給用分岐
   ガイド溝を含んでい８持許請求の範囲第１項記載の釦取
   付は装置。 ３ 上下に整列した釦かしめ用の上型及び下型のいずれ
   か一方へ開口するガイド溝を有するブロックと、前記ガ
   イド溝中へ嵌合滑動して前記型のところへ前進しうるプ
   ッシャー棒と、前記ガイド溝の上面を覆うように前記ブ
   ワツクに取付けられたガイド板であって前記プッシャー
   棒の後退位置よりも前方で取付部材又は釦を前記ガイド
   溝５案内する孔と、上端入口が開放し且つ重力の作用で
   前記取付部材又は釦を前記孔へ案内する第２のガイド溝
   を有する補助トラックとから成る取付部材又は釦案内装
   置を備えた釦増付は装置。 ４ ガイド溝は孔よりも後方で且つ後退位置にあるプッ
   シャー棒よりも前方に耶付部材又ｍの自動送給用分岐ガ
   イド溝を含んでいる特許請求の範囲第３項記載の釦耶付
   は装置。