JPS5911382B2 - 連続鋳造鋳片のブレ−クアウト予知方法 - Google Patents

連続鋳造鋳片のブレ−クアウト予知方法

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JPS5911382B2
JPS5911382B2 JP3838074A JP3838074A JPS5911382B2 JP S5911382 B2 JPS5911382 B2 JP S5911382B2 JP 3838074 A JP3838074 A JP 3838074A JP 3838074 A JP3838074 A JP 3838074A JP S5911382 B2 JPS5911382 B2 JP S5911382B2
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JP
Japan
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breakout
mold
discriminator
continuously cast
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JP3838074A
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JPS50131625A (ja
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弘之 木村
忠文 田岡
真弓 沖森
利雄 近藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶融金属と<Kg鋼の連続鋳造鋳片に発生す
るブレークアウト現象を事前に検知する連続鋳造鋳片の
ブレークアウト予知方法に関する。
一般に溶鋼の連続鋳造においては、注入溶鋼の凝固殼が
破れ、該凝固殼内部の未凝固溶鋼が外部に噴出するいわ
ゆるブレークアウトと称する異常事態がしばしば発生し
、このブレークアウト発生忙伴なう鋳造作業の停止が数
時間から士数時間に及ぶことから著じるしく生産性を阻
害していた。
しかして上記ブレークアウトの発生原因は極めて多様に
わたり、その予防は非常に困難とされている。
したがってブレークアウト発生時には、事故復旧時間を
短縮するために、鋳型と該鋳型下方に位置するロール群
を予備装置とそっくり取替える等の手段が一部で採用さ
れるなど、事故タ旧の簡易化の研究や対策が種々なされ
ている。
しかして本発明者等が種々検討した結果、ブレークアウ
トを発生した鋳片の大部分は第1図に示す如く既に鋳型
内で凝固殼2のひき千切れ4が起きており、この部分が
鋳型1より出たところで該ひき千切れ部分から未凝固溶
鋼3が外部に噴出するものであることを知見し得た。
したがって本発明は鋳型内部での鋳片つまり凝固殼のひ
き千切れを検知し、鋳造速度を停止するかもしくは極度
に遅《することにより、前記ひき千切れ部を再凝固させ
、鋳片を補強させてから鋳型から引抜かせることを目的
としたもので、その特徴とするところは、鋳型銅板に埋
設せしめた測温体で検出せしめた鋳片温度検出信号値を
、リレー回路を介してプレークアウト判別器に入力し、
あらかじめ該判別器に設定せしめたブレークアウト判別
基準値と比較せしめ、前記検出値が該設定値に達するか
もし《は該基準値を越えたときに警告信号を発し、ブレ
ークアウトを予知することにある。
以下、本発明を第2図及び第3図に示す一実施例にもと
づいて詳述する。
第2図は、鋳型鋼板の内壁正面図であり、第3図は第2
図A−A切断面を示す縦断面図及び温度検出信号処理系
を示す。
1は鋳型銅板、5は鋳型鋼板1の溶鋼接触而1aに設け
た溝で鋳型大きさにより適宜の寸法に決められる。
6は熱電対の如き溶鋼温度検出装置で復数個設けられ、
且つその検出端を前記溝5内に臨ませて鋳型銅板内に埋
設される。
8は導線1を介しが熱電対6に連通せしめたリレー回路
でその出力端はブレークアウト判別器9に連設されてい
る。
リレー回路8は、例えば電流増幅器と開閉タクター(図
示せず)からなり、通常低温度域では、該開閉タクター
は、非通電状態に設けてある。
10は例えばブザーもしくは表示灯の如き警報装置でブ
レークアウト判別器9の一万の出力端に連設される。
11は鋳造速度設定器で一端はブレークアウト判別器9
に他端は鋳造速度制御系12に連設される。
上記の如く構成された装置を用い溶鋼の連続鋳造を行な
う過程において、凝固殼のひき千切れ現象が発生した場
合、先づ熱電対により鋳片即ち凝固殼の温度変化を検出
する。
その温度が200℃以上の温度に相当する電圧値もし《
は電流値で継電される。
リレー回路8を介してブレークアウト判別器9に連続し
て入力する。
ブレークアウト判別器9にはあらかじめ凝固殼温度及び
プレークアウト温度つまり凝固殼が千切れて未凝固溶鋼
が噴出した時の温度(〒時的ではあるが1000℃を超
す)から決められたブレークアウト判別基準値(温度》
が設定されており、ブレークアウト判別器9に入力され
る温度検出信号値と比較し、検出信号値が設定値に達す
るかもしくは設定値を越えたときに警報装置10に出力
信号を送る。
このブレークアウト予知警告にもとづいて連続鋳造鋳片
の引抜きを一時停止するかもしくは引抜速度を低下させ
て鋳型内に噴出した未凝固溶鋼の再凝固を行なわせ、し
かるのち鋳型より該鋳片を引抜く。
尚本発明は、第3図に示す如くブレークアウト判別器9
に、鋳造速度制御系12に連設せしめた鋳造速度設定器
11を連設することにより、ブレークアウト判別器9に
おける設定値と検出値との差信号値にもとづいて、鋳造
速度の補正信号値を鋳造速度制御系12に出力し、引抜
速度を制御することができる。
以下本発明の実施例について述べる。
鋳型断面200%XI,000%、鋳型長さ1,200
,%;’の鋳型において、狭面(200′Xt)と、広
面(i,ooo%》の.狭面より70%のコーナ一部に
2カ所、鋳型全体の6カ所に、上部,幅40%、下部幅
50%で長さ450%、深さ5%の溝を鋳型下縁から刻
設し、且つこの溝の鋳型下縁から400X及び200%
の位置に、検出端を溝内に臨ませてシース熱電対を鋳型
銅板内に埋設した。
ブレークアウト判別器9のブレークアウト判別基準値は
300℃に設定した。
これは温度検出装置による凝固シェルの測定温度が通常
100℃〜150℃程度であり、一方鋳型に注入された
溶鋼が凝固シェルを形成し、且つそのひき千切れ部が前
記溝5を通過する際未凝固溶鋼が該溝に噴出する場合そ
の温度は一時的ではあるが1000℃を超える(第6図
参照)ので、本発明では温度検出装置6からの出力信号
値が300℃相当値を超えた場合をブレークアウトとみ
なし、判別器の基準設定値とした。
又前記溝5を鋳型鋼板面に刻設したのは、この部分で鋳
片への外部からの押付力を解放し、この溝の部分で噴出
を(勿論再凝固が可能であるが)させるためである。
上記の装置構成をもつ鋳型による鋳造実績から、ブレー
クアウト予防が可能であり、きわめて効果的であること
が判明し島尚前記溝5の形状は特定の形状に限るもので
はなく適宜形状に設けられてよく、又凝固シェルのひき
千切れ部4を検知する手段も上記実施例に限るものでは
なく、例えば第4図に示す如く、鋳型銅板1にガイシ1
3等の絶縁物で絶縁せしめた銅ロツド14に電流を流し
、この導通により鋳片の千切れを検出する方法、あるい
は第5図のように鋳型銅板1の内部に多数個の熱電対6
を埋設しその測定温度の異常分布から鋳片の千切れ部を
検知する方法等種々の手段を採用し得るものである。
本発明は上記の如く構成し、且つ用いることにより、連
続鋳造における鋳片のブレークアウトを予知することが
可能であり操業上のトラブルを解消し、生産性の向上に
寄与するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
東1図は、鋳型内における凝固シェルの千切れ状態を示
す説明図、第2図は、本発明における鋳型内壁の一方の
正面図、第3図は、第2図A −A線切断面及び温度検
出信号処理系のブロック図、第4図及び番5図は凝固殼
の千切れ部を検出するための鋳片温度検出手段の他の実
施例を示す断面図、第6図は鋳型鋳片の測定温度グラフ
の一実施例を示す図である。 1・・・・・・鋳型銅板、1a・・・・・・鋳型銅板の
溶鋼接触面、2・・・・・・凝固殼、3・・・・・・未
凝固溶鋼、4・・・・・・凝固殼の千切れ部、5・・・
・・・溝、6・・・・・・熱電対、7・・・・・・導線
、8・・・・・・リレー回路、9・・・・・・プレーク
アウト判別器、10・・・・・・警報装置、11・・・
・・・鋳造速度設定器、12・・・・・・鋳造速度制御
系、13・・・・・・絶縁体、14・・・・・・銅ロッ
ド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋳型銅板に埋設せしめた検出体で検出せしめた鋳片
    温度検出信号値を、リレー回路を介してブレークアウト
    判別器に入力し、あらかじめ該判別器に設定せしめたプ
    レークアウト判定基準値と比較せしめ、前記検出値が該
    基準値に達するかもしくは該基準値を越えたときに警告
    信号を発することを特徴とする連続鋳造鋳片のブレ=ク
    アウト予知方法。
JP3838074A 1974-04-04 1974-04-04 連続鋳造鋳片のブレ−クアウト予知方法 Expired JPS5911382B2 (ja)

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JP3838074A JPS5911382B2 (ja) 1974-04-04 1974-04-04 連続鋳造鋳片のブレ−クアウト予知方法

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Publication Number Publication Date
JPS50131625A JPS50131625A (ja) 1975-10-17
JPS5911382B2 true JPS5911382B2 (ja) 1984-03-15

Family

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