JPS59107949A

JPS59107949A - 風砕スラグの製造方法

Info

Publication number: JPS59107949A
Application number: JP21781682A
Authority: JP
Inventors: 宮脇　芳治; 半明　正之; 木下　新也; 松井　雅男; 田村　光之進; 進村田
Original assignee: Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1982-12-14
Filing date: 1982-12-14
Publication date: 1984-06-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、主として転炉溶融スラグを高速空気流によ
って吹き飛ばし細粒状の風砕スラグどする風砕スラグの
製造方法に関するものである。

近年、製鉄所において、転炉製鋼過程で発生する転炉溶
融スラグの有効利用を図るため、前記溶融スラグを風砕
し細粒化して、風砕スラグを製造することが行なわれて
いる。

第１図は、風砕スラグ製造設備の全体を示す概略説明図
である。図面において、１は溶融スラグが収容されたタ
ンディツシュ、２はタンディツシュ１に設けられた溶融
スラグが流出す゛る樋、３は樋２の下部に、その先端開
口が樋２の排出口直下に位置する、樋２との間に所定角
度で上向きに配置されたメインノズル、４は樋２の上部
に、その先端開口が樋２の排出口直上に位置する上部ノ
ズルである。メインノズル３および上部ノズル４は、配
管によシダン／１５．５を介して送風機６に接続されて
いる。

７は、その前部開口面７ａに前記樋２、メインノズル３
および上部ノズル４の先端が臨んで位置されている風砕
室で、その底部は複数のホッパ状部８からなっておシ、
各ホッパ状部８の下端開口には、風砕スラグの定量排出
装置９が設けられている。

風砕室７は、その頂壁７ｂ、側壁７ｃ１後壁７ｄ及びホ
ツｉ４状部８の内面が多数のボイラチューブ１０によっ
て構成されておシ、これらボイラチューブ１０は蒸気ド
ラム１１に接続されていて、風砕室７全体がデイラ室と
なっている。

１２は風砕室７の頂壁端部に設けられた排気口、１３は
排気口１２に接続された排気筒、１４は排気筒１３の途
中に設けられた排゛気ガスの熱を利用するための排気ガ
ス支管、１５　、１５’はダン・ぐ、１６は風砕スラグ
搬出用のコンベアである。

１７は風砕室７の前部開口面７ａ寄シの底面上に設けら
れた所定高さの衝立状の保護板である。

タンディツシュ１内に収容されている溶融スラグは、そ
の樋２から流出するとともに、送風機６によシメインノ
ズル３および上部ノズル４から一定の風速と風量で噴出
する高速空気流によって吹き飛ばされ、風砕室７内を飛
翔する３、このようにして風砕室７内に吹き飛ばされた
溶融スラグは、風砕室７内を飛翔中に表面張力で球状化
されるとともに表面から冷却されて固化が進み、落下点
では細粒状の風砕スラグＡとなってホツノや状部８に集
められ、定量排出装置９から所定量が切出されてコンベ
ア１６によシ搬送される。

このとき、風砕室７内への飛翔が不十分な半溶融状のボ
タ落ちスラグは保護板１７に当って落下し、落下部分の
風砕室底部に配置された図示されていないボタ落ちスラ
グ回収台車内に収容される。

風砕室７内を飛翔する溶融スラグおよび風砕スラグのも
つ熱は、風砕室７の内面を構成するボイラチューブ１０
に、輻射または前記溶融スラグおよび風砕スラグの衝突
接触によシ伝達され、ボイラチューブ１０内を流れる水
を加熱して蒸気ドラム１１により蒸気にする。この蒸気
は、工場用蒸気や蒸気タービン作動用として有効に利用
される。

上述のようにして、溶融スラグは一定粒度の風砕スラグ
となシ骨材その他に有効利用されると共。

に溶融スラグのもつ熱も回収される。

上述した方法で風砕スラグを製造するに当り、その製造
効率を高めるためには、樋２から風砕室７内に装入する
溶融スラグの量を犬にすると共に、メインノズル３から
噴出する空気の風量を高めなければならない。

しかるに、このような高装入、高風量によシ操業を行な
うと、風砕室７内を飛翔する溶融スラグの凝固が不十分
となって保護板１７に衝突して落下する半溶融状態のボ
タ落ちスラグが多くなシ、また、風砕室７内を飛翔する
粒子も凝固の遅れによシ、風砕室後壁７ｄ等との衝゛突
時に偏平状になって形状不良の不良品が多発する々どの
問題があった。

この発明は、上述のような観点から、主として転炉溶融
スラグを高速空気流によって吹き飛ばし細粒状の風砕ス
ラグを製造するに当シ、高装入、高風量操業を行なう場
合でも、半溶融状態のボタ落ちスラグや偏平状の形状不
良品が発生せず、形状および品質の優れた風砕スラグが
高歩留シで製造できる風砕スラグの製造方法を提供する
もので、樋から流出する溶融スラグを、ノズルから一定
の風速と風量で噴出する高速空気流により風砕室内に吹
き飛ばし、前記風砕室内を飛翔中に冷却固化せしめて細
粒状の風砕スラグとする風砕スラグの製造方法において
、前記ノズルから噴出する高速空気流中に、前記ノズル内
に設けられたスプレーノズルによって所定量の水を添加
することにより、前記風砕室内を飛翔する溶融スラグの
冷却固化を促進せしめることに特徴を有するものである
。

次に、この発明を図面に基づいて説明する。

第２図にはこの発明方法を実施するための装置の一例が
説明図により示されている。この発明方法においては、
樋２から流出する溶融スラグを吹き飛ばすための空気が
噴出するメインノズル３内に、そのノズル口３ａに向け
てスプレーノズル１８が設けられ、前記スプレーノズル
１８によって、所定量の水がメインノズル３から噴出す
る空気流中に添加されるようになっている。１９はスプ
レーノズル１８に水を供給する導管、２・０は導管１９
の途中に設けられた流量調整弁である。

スプレーノズル１８から所定量の水をメインノズル１８
から噴出する空気流中に添加することにより、樋２から
流出し風砕室７内を飛翔する溶融スラグは、樋先での冷
却効果が高められ、その粒化および粒化された粒子の凝
固は急速に促進される。

従って、樋２から流出する溶融スラグの量を犬にすると
共に、メインノズル３からの噴出空気量を高めて高装入
、高風量操業を行なう場合でも、風砕室７内を飛翔する
溶融スラグは適確に冷却固化されて、落下点では形状お
よび品質の優れた風砕スラグとなシ、半溶融状態のボタ
落ちスラグや偏平状の形状不良品の発生はなくなる。

スプレーノズル１８からの水の添加量は、溶融スラグの
装入量によって適切な量を選べばよく、流量調整弁２０
によってコントロールされる。例えば、溶融スラグの装
入量を２０　ｔ／Ｈとした場合におけるスプレーノズル
１８からの水の添加量は５〜８ｔ／Ｈ，比水量（水量／
スラグ量）は０．２５〜０．３ｔ／スラグ１ｔが適切で
ある。

以上述べたように、この発明方法によれば、主として転
炉溶融スラグを高速空気流によって吹き飛ばし細粒状の
風砕スラグを製造するに当シ、高装入、高風量操業を行
なう場合でも、半溶融状態のボタ落ちスラグや偏平状の
形状不良品が発生することはなく、形状および品質の優
れた風砕スラグを安定して歩留り高く製造できる等、工
業上優れた効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は風砕スラグ製造設備の全体を示す概略説明図、
第２図はこの発明方法を実施するだめの装置の一例を示
す説明図である。図面において、１・・・タンディツシ
ュ、　２・・・樋、３・・・メインノズル、　　　４・
・・上部ノズル、５・・・ダンノぞ、　　　　　　６・
・・送風機、７・・・風砕室、　　　　　　７ａ・・・
前部開口面、７ｂ・・・頂壁、　　　　　　７ｃ・・・
側壁、７ｄ・・・後壁、　　　　　　８・・・ホッパ状
部、９・・・定量排出装置、　　　１０・・・デイラチ
ューブ、１１・・・蒸気ドラム、　　　１２・・・排気
口、１３・・・排気筒、　　　　　１４・・・排気ガス
支管、１５　、１５’・・・ダンパ、　　　１６・・・
コンベア、１７・・・保護板、　　　　　１８・・・ス
プレーノズル、１９・・・導管、　　　　　　２ｏ・・
・流量調整弁。出願人　　日本鋼管株式会社代理人　　潮　谷　奈津夫（他２名）第１図第　２　因

Claims

【特許請求の範囲】樋から流出する溶融スラグを、ノズルから一定の風速と
風量で噴出する高速空気流により風砕室内に吹き飛ばし
、前記風砕室内を飛翔中に冷却固化せしめて細粒状の風
砕スラグとする風砕スラグの製造方法において、前記ノズルから噴出する高速空気流中に、前記ノズル内
に設けられたスプレーノズルによって所定量の水を添加
することによシ、前記風砕室内を飛翔する溶融スラグの
冷却固化を促進せしめることを特徴とする風砕スラグの
製造方法。