JPS59107262A - 抗ストレプトリジンoを検知する組成物およびその検出方法 - Google Patents

抗ストレプトリジンoを検知する組成物およびその検出方法

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JPS59107262A
JPS59107262A JP58210684A JP21068483A JPS59107262A JP S59107262 A JPS59107262 A JP S59107262A JP 58210684 A JP58210684 A JP 58210684A JP 21068483 A JP21068483 A JP 21068483A JP S59107262 A JPS59107262 A JP S59107262A
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JP58210684A
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ロ−レンス・ハウエル・グリ−ン
ジヨン・ウオルタ−・ロバ−ツ
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
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    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ストレプトリジンO(以下、SOという)は、大多数の
A群連鎖球菌により産生される溶血性蛋白である。SO
の1つの特性はその抗原性で、通常、A群連鎖球菌の感
染に応じて抗ストレプ) IJリジン(以下、ASOと
いう)の産生を伴なう。
ASOはSOに結合してSO溶血活性を阻止するが、感
染に応じて産生されるASOの量は、SOを阻止するの
に必要とされる量を超過することがありうる。さらに、
しばしば、繰返し感染は過敏な免疫反応およびASOの
過剰な産生を引き起こす。ASOはまたM型蛋白にも結
合するため、第2の免疫反応を生じ、その続発症として
は、ある種の心臓および腎臓組織の変性または破壊が挙
げられ、これは、リウマチ熱または急性糸球体腎炎を招
くことがある。
また、SO溶血活性は酸化状態では中和または破壊され
ることがよく知られている。SO抗原が商業上容易に入
手されること、並びに、SOおよびASOの前記特性か
ら、患者のASO力価の測定およびモニタリングが実用
的な、有効な診断手段となっている。
商業上容易に入手できるASO力価測定用キ゛ントの大
部分はランフおよびランドール法(theRantz 
 and Randall  methodology
  Proc。
Sec、 Exp、 BiollMed、 (N、 Y
、) 59.22(1945))  に基づいている。
該方法では、技師に数−の血液を採取し、それを処理し
て血清にすることを要求している。ついで、該血清を希
釈し、37℃にてSOと共にインキュベートする。
15分間の初回インキュベーションの後、5%洗浄ウサ
ギ、ヒツジ、あるいはヒトの0型赤血球(RB C)の
一定量を加え、該試料を再度インキュベートする。との
試験管が溶血したRBCを含有するのかを観察すること
により、ASO力価を約45分後番こ測定する。該方法
は非常に時間を費やし、冗長なものである。また、該方
法では、幾つかの工程においてピペット操作の誤差が発
生しやすく、不正確な結果を招く。さらに、該方法では
技師が遠心裁、インキュベーター、および洗浄した5%
RBCの新鮮な供給を取扱わなけれはならない。
さらに新しい方法が、リツキイら(Ricci eta
l、、 j’l C11n、 Microb、、 Vo
l、8. no、 3゜263〜267(1978)お
よび1979年4月10日発行の米国特許第41486
09号に記載されている。クツキイ法では、SOを酸化
によって化学的に変換してジスルフィド結合を形成させ
、該分子の溶血活性を化学的に不活性化する。
該酸化SOをASOを含有しうる血液試料とともにイン
キュベートした後、該SOを還元物質で再び化学的に変
換してSO溶血活性を回復させる。
つきに、全ての反応しうるASOを結合するに必要な量
以上のSOが、血液試料中の赤血球を自由に溶血する。
これらのASO力価測定試験のほとんど番こおし)で測
定値はトッド(Todd )単位で表現される。
すなわち、SOの1トッド単位(’r u )は、食塩
水中、5%赤血球1−を37℃、1時間で完全に溶血す
るのに必要なSOの量として便宜的に定義されている。
これに相関して、ASOのITUは2.5TuのSOに
結合するASOの量として定義されている。しかし、ト
ッド単位を使うか、または、SO溶血活性とそのASO
との結合能力に相関した他の便宜的な単位を使うかは、
かかる表現または測定が正常人および感染患者で観察さ
れたASO力価と関連しているかきり、選択1の問題で
ある。
本明細書で用いる「溶血活性」なる語は、自球を溶解す
るSOの能力として使用し定義され、また、「溶血能力
」なる語は溶血活性の量および、SOが有するASOに
対する結合能力の1迂に関連して用いられ、4定義され
る。
本発明は未知の血液試料、通常、ヒトの血液の抗ストレ
プトリジン0(ASO)力価を定性的または定量的に測
定する試薬として有効なストレプトリゾン0(SO)の
組成物を提供するものである。本発明の組成物は、SO
が溶血活性を有するp I−I範囲よりも実質的に外側
のpHを有するSO簀液からなる。有利なことに、本発
明組成物は凍結乾燥、真空乾燥または他の公知の方法に
よって得られる乾燥形態で用いられる。
本発明の利点は、SOの溶血活性がpH感受性を有する
という新たな知見に基く。すなわち、処理後のSOの溶
血能力Gこ実質的な影響を及ぼしたり、あるいは減少さ
せたりすることなく該組成物のpHをSOの溶血活性範
囲外に調整することによって、SOの溶血活性を可逆的
に中和もしくは不活性化できることが判明した。その結
果、SO含有組成物のPIIをSOの溶血活性範囲内に
再ひ調整したとき、該組成物中のSOの溶血能力が回復
もしくは再活性化される。したがって、他の態様では、
本発明はSO組成物もしくは溶液のpHをSOか溶血活
性を有するpH範囲外に調整する工程からなる、SOの
溶血能力を可逆的に不活性化する方法を包含する。
本発明のさらにもう1つの態様は、全面であるかその血
清であるかにかかわらす血液試料中のASO力価または
その濃度を測定する方法に関する。
一般に、該方法はまず第1に少なくとも1つの溶血され
ていない血液の試料を少なくとも1つの所定量のSOと
混合することからなる。混合は非溶血性溶液中で行なわ
れるが、そのptlはSOの溶血活性範囲外で、かつ、
該方法で用いるSOは既知の溶血能力を有する。
第2工程では、血液試料中のいかなるASOをも該SO
と反応(結合)させるのに充分な時間各溶液をインキュ
ベートする。その後、結合していないSOの溶血活性を
、各インキュベート溶液のpHをSOの溶血活性範囲内
に調整することによって回復(再活性化)させ、それに
より、ASOとの反応に必要な量を超える遊離(未結合
)の50は血液、つまり血球を溶解することができる。
該方法の最終段階は各溶液中の溶血の有無を検出するこ
とからなる。
本発明の一態様は、SOの溶血活性範囲外のpHすなわ
ち約4.8〜約9.0以外、より好ましくは約4.6か
ら約9.5〜9.6以外のpHのSOを含有する組成物
に関する。本発明組成物の有用性は、溶液であるか乾燥
形態であるか番こかかわらず、SOの溶血活性が可逆的
にpH感受性であるという知見に基づく。したがって、
該組成物は、ASOの検出または測定に、あるいはA群
連鎖球菌に対してASO抗体を産生ずる病状や感染の経
過または病状や感染番と対する治療法の効果をモニター
するのに試薬として使用することができる。
何ら特定の理論に拘束されるものではないが、溶血活性
はある一定のpH範囲において最も好ましく、該pHを
かかる至適pH域外に調整したときは、溶血活性は、S
Oの(溶面的)活性部位の配置における累進的なpH誘
導変化を受けるものと考えられる。また、該pHをSO
の溶血活性範囲外のpHに調整するとSOの溶血活性を
全体的に抑制することができるが、かかる調整はASO
へのSO結合または反応部位に影響を及ぼすものではな
く、また、調整されたSOの溶血活性を破壊したり永久
的に不活性化するものでもなし)。
本発明の組成物および方法のもう1つの利点は、本発明
の利用にあたって血液からの血清の分離または補体から
の血清の除去を要しないことである。
本発明の方法はかかる分離フラクションを利用してもよ
いが、該方法はわずかの試料を用いて全血について行な
う場合に最も有利である。
本発明の組成物は、その活性がSOの溶血活性範囲外の
pHへの前記pH調整によって可逆的番こ不活性化され
ているSOの他の溶血性的に活性な形態を用いるもので
ある。更に詳しくは、本発明の組成物および方法は、溶
血性的に活性な、還元された形態のSOを利用するもの
である。
SOの該溶血活性形態を得るには多くの経路があるが、
次の方法が有利に用いられる。凍結保存されているスト
レプトコッカス・ピオゲネス(5treptococc
us  pyogenes )タイプI(A群)の溶血
性株を解凍し、血液を5%含有する寒天平板上に画線塗
布し、37℃にて18〜24時間インキュベートする。
この第1平板から得られるコロニーを第2平板上に画線
塗布し、同じ条件でインキュベートする。その後、第2
平板から得られる数個のコロニーを用いてトツドーヘウ
イツ) (Todd −Hewi t L (TH) 
)ブロス10 ml+c接種し、37℃にて18〜24
時間インキュベートする。インキュベーション後、該第
1のTH懸濁液1.0−をTHブロス10−を含む第2
の試験管内に接種し、インキュベートし、ついで第2の
試験管から得た1mlをTHブロス100−を有する第
3の容器内に接種する。その後、最終インキュベート懸
濁液100−をTHブロス10/中に接種し、全ての菌
が沈降するまで37℃、ついで5℃にてインキュベート
し、その後に接菌を沖去する。SOを含有する沖液はp
Hを約6.75に調整した後、凍結保存することができ
る。使用前に、該r液中のSOを還元し、SO調製中に
酸化により損失してしまう可能性のあるSO溶血活性を
回復させ、保持する。SOを還元するには公知の他の還
元剤を用いてもよいが、システィンが好ましい還元剤で
ある。
本発明方法を行なう1態様によれば、1またはそれ以上
の所定量の溶血活性形態のSOを、SOの溶血活性範囲
外のpHを有する非溶血性溶液中で少なくとも1つの溶
血されていない血液試料と混合してもよい。別法として
、溶血活性SOを含有する沖液または溶液のpHをSO
の溶血活性範囲外のpH1好ましくはpH約9.4以上
、最も好ましくはpH約9.5〜9.6以上に調整して
本発明の組成物を得る。該調整には、水酸化ナトリウム
または水酸化カリウムなどの塩基性物質および/または
緩衝剤が用いられる。pHを調整した(不活性化された
)SOは凍結保存してもよいが、本発明の方法を行なう
他の態様においては、該SOを、直ちに、少なくとも1
つの溶血していない血液試料と混合し、それにより混合
した溶液のpHを5oの溶血活性範囲外に保持すること
により、適当な1以上の稀釈物に用いることが好まl−
い。
最も好ましくは、溶血的に活性な(還元された)SOを
含むr液(溶液)の所定の1以上の量または希釈物を1
以上の試験容器内で直接真空乾燥するか、あるいは乾燥
し、ついで1またはそれ以上の試験容器に入れる。乾燥
形態の本発明組成物は室温で安定であるが、冷却条件下
での保管によりさらに長期の安定性が得られる。前記の
ごとく、本発明で用いる溶血的に活性なSOは既知の、
あるいは前もって定められた溶血能力を有する。
すなわち、本発明は、 (al  少なくとも1つの溶血されていない血液試料
を、既知の溶血能力を有する少なくとも1つの所定量の
SOと、該SOの溶血活性範囲外のp Hを有する非溶
血性溶液中で混合し、 fb)  各溶液を約O〜50℃の温度にて血液試料中
のすべてのASOが該SOと反応するのに充分な時間イ
ンキュベートし、 fcl  各インキュベート溶液のpHを約4.8〜約
9.0のpH内に調整することによって該SOの溶血活
性を復活させ、それにより該ASOと反応するのに必要
な量を超過した遊離のS(/で血液を溶血させ、ついて (d)  各溶液中の溶血の有無を検出する、工程力)
らなることを特徴とする血液試料中の抗ストレプトリジ
ン0(ASO)力価を測定する方法を提供するものであ
る。
ASO力価を測定するための本発明の方法はかなり融通
性があり、種々の有利な経路を与えることができる。例
えば、本発明の組成物は、溶液または乾燥形態番ごて直
接用いてもよく、あるt+)ci、SOを血液試料と共
に、あるいはなしでSOの溶血活性範囲外のpHで非溶
血性溶液中へ導入、混合することにより間接的に用いて
よい。同様に、溶液または乾燥形態の該SOを血液試料
中番こ加えてもよいし、血液試料を該SO中に加えても
よl/1゜本発明方法はさらに、等量または段階的番こ
異なる容量の血液試料に適用でき、あるいは、等濃度ま
たは段階的に異なる濃度の液状または乾燥状態のSOに
も適用できる。また、前記の本発明方法+1、SOが溶
血活性を有するpH範囲の外側のいずれかの側での溶血
活性の不活性化または抑制にも適用できる。しかし、該
SOのpHが上昇しまたは、保持されたとき、すなわち
、約9以上、より好ましくは約9.4以上、より好まし
くは約9.4以上、最も好ましくは約9.5〜9.6以
上に上昇、維持された結果不活性化が生じたとき、本発
明は最も有利に行なわれる。酸性側においては、同様に
、好ましいpHは5以下、より好ましくは、4.8以下
、最も好ましくは4.6以下である。
血液または血清試料の特定量または特定希釈を該SOと
混合した後、得られる溶液を該試料中のASOが該SO
と反応または結合するの番こ十分な時間インキュベート
する。より長いインキュベーション時間および1分程度
の短いインキュベーション時間も許容しうるが、本発明
では約1〜約10分間が十分なことがわかった。インキ
ュベーション温度は約り℃〜約50℃の範囲であってよ
いが、・  好ましくは室温(18〜21℃)程度〜5
0℃、最も好ましくは約20〜25℃である。
該pH域のどちら側が、該SO溶血活性の抑制あるいは
可逆的不活性化に用いられたかによって、酸性物質かま
たは塩基性物質のいずれかが、より好ましくは緩衝物質
が、該インキュベート溶液のpHを溶血活性範囲内に調
整してSO溶血活性を回復させるのに使用される。また
、溶血活性を回復させる工程では、システィンのような
還元性物質を緩衝物質またはそれ自身還元性の緩衝剤と
共に用いる方法を適用するのが有利である。このような
方法によって、酸化に対する心配もなくまた、最初の還
元形態のSOの使用の必要もなくなる。
使用できるその他の緩衝剤には亜硫酸、リン酸、チオ硫
酸またはチオ亜硫酸のナトリウム塩および/またはカリ
ウム塩;イミダゾール;クエン酸塩;2−N−モルホリ
ノエタンスルホン酸塩などが挙げられる。
すなわち、pHは4.8〜9.0の範囲内に調整される
が、完全な溶血能は、約6〜8の範囲内、とりわけ約6
.5〜約7.0の範囲内で最も回復する。
いったん活性が回復すると、試料中に存在するASOと
結合もしくは反応しなかった過剰のsoが試料中に存在
する血球を溶血し始める。
いったん溶血活性が回復すると、血球の溶解はすぐに始
まるが、少なくとも1〜2分がら約1゜分間待つか、あ
るいは該溶液をインキュベートした後、各溶液の溶解の
有無を検出するのが最もよい。一般に、検出前の待機あ
るいはインキュベートに推奨される時間は、ASOの定
性的試験が必要か、定量的試験が必要かにより異なる。
前者の場合においては、典型的には、唯一の血液試料を
SOの1つの量に対して試験するので、より少ない時間
で有効である。後者の場合では、1個以上の試験が1度
に行なわれ、そのため、検出前のインキュベーション時
間はより好ましくは少なくとも5〜10分以上の範囲を
とるべきである。
都合の良いことに、溶血はインキュベーション後、直ち
に検出することができる。しかし、誤りやまぎられしい
結果を避けるために、SO溶血活性を回復させるインキ
ュベーション後、約20分以内、より好ましくは約1o
分または約15分以内に溶血の有無を検出することが望
ましい。要約すると、溶血の有無は通常、SO溶血活性
を回復させるpH調整後、約1〜30分以内に行なわれ
、より好ましい時間は、前記の種々の待機(インキュベ
ーション)および検出時間の合計に及ぶ。
溶血が生じると溶液は透明となり、溶血が生じなかった
り、また、不完全な溶血であるときは溶液中の濁りの存
在によって明らかとなる。実用的には陽性および陰性の
対照群を用いるのが望ましいが、必らずしも必要という
わけではない。
以上のように、血液試料中のASO力価を測定する本発
明方法は、容易に得られる、例えば耳、踵または指の穿
刺による全血の少量の試料を用いて行なうのが最も都合
よく、かつ、好ましい。抗凝結剤または抗凝結化された
血液は、血液試料を直ちに希釈して使用するような試験
の場合には必要ではない。例えば、血液40μlを生理
食塩水2.0mlで希釈し、該希釈血液を1試験容器に
、あるいは同量づつ一連の試験容器に分注してもよい。
対照群は別として、各試験容器に段階的に異なった容量
の本発明組成物を入れておく。該試料を各試験容器内で
該SOと混合させ、得られた溶液をインキュベートする
。その後、各インキュベート溶液のpHを6〜8の範囲
内に調整し、溶血の有無を検知する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)約4.8〜約9.0の範囲外のpHを有するスト
    レプトリジンOの溶液からなる試薬組成物。 (2)約4.6〜約9.5ないし9.6の範囲外のpH
    を有する前記第(1)項の組成物。 (3)少なくとも約9.5〜9.6のpHを有する前記
    第(1)項の組成物。 (4)乾燥状態である前記第(1)項の組成物。 (5)乾燥状態である前記第(3)項の組成物。 (6)  ストレプトリジン0溶液のPHGストレプト
    リジンOが溶血活性を有するp I−I範囲外のpII
    に調整する工程からなるストレプトリジンOの溶血能力
    を可逆的に不活性化する方法。 +71  P Hを約4.8〜約9.5の範囲外のpl
    fに調整する前記第(6)項の方法。 +8+  fa)  少なくとも1つの溶血していない
    血液または血清試料を、少なくとも1つの所定量の、既
    知の溶血能力を有するストレプトリジンOと、その溶血
    活性範囲外のpHを有する非溶血性溶液中で混合し、 (b)  各溶液を温度約O〜50℃にて試料中のいか
    なる抗ストレプトリジンOもストレプトリジンOと反応
    するに充分な時間インキュベートし、 fc)  各インキュベートされた溶液のpHを約4.
    8〜約9.0のpH範囲内に調整することによりストレ
    プトリジンOの溶血活性を回復させて、抗ストレプトリ
    ジンOとの反応に必要な量を超える遊離のストレプトリ
    ジンOによる溶血を生じさせ、ついで、 fd)  各溶液中における溶血の有無を検出する゛、
    工程からなる血液試料中の抗ストレプトリジン0力価の
    測定方法。 (9)工程fa)が、 (イ) ストーブl−IJジンOの溶血活性範囲外のp
    Hを有する少なくとも1つのストレプトリジン0の溶液
    を調製し、ついて、 の (ロ) 一定容fiLの各ストレプトリジン!芦液を血
    液試料と混合し、これにより、混合された溶液のpHを
    ストレプトリジンOの溶血活性範囲外に保持する、 工程からなる前記第(8)項の方法。 (1α 工程(a)が、 (イ)溶液中でストレプl−IJリジンの溶血活性範囲
    外のpHを有する少なくとも1つのストレプ) IJリ
    ジンの乾燥試料を調製し、ついで、(ロ) ストレプト
    リジンOの各試料を溶血していない血液試料と非溶血溶
    液中で混合し、これにより混合溶液のpHをストレプト
    リジンOの溶血活性範囲外に保持する、 工程からなる前記第(8)項の方法。 (11)  工程(a)が、 (イ)血液試料を非溶血溶液中において希釈し、(ロ)
    等量および段階的に容量を変えた血液試料溶液からなる
    群より選ばれた所定量の血液試料を各試験容器列に導入
    し、ついで、 (ハ)血液試料を入れた各試験容器に、等濃度および段
    階的に一度を変えたストレプトリジン0からなる群より
    iばれたpHにより溶血的に不活性化された所定量のス
    トレプトリジンOを添加、混合し、 これによって各試験容器中の混合溶液のpHをストレプ
    トリジンOの溶血活性範囲外に保持する、 工程からなる前記第(8)項の方法。 (12工程(alが、 (イ)等濃度および段階的に異なる濃度のストレプトリ
    ジンOからなる群より選ばれたpHにより溶血的に不活
    性とされた乾燥量のストレプトリジンOを各一連の試験
    容器に導入し、(ロ)血液試料を非溶血性溶液中で希釈
    し、ついで、 (ハ) ストレプトリジンOを入れた各試験容器中に等
    量および段階的に容量の異なった溶血していない血液試
    料溶液からなる群より選ばれた一定量の血液試料を添加
    、混合し、これによって、各試験容器中の混合溶液のp
    HをストレプトリジンOの溶血活性範囲外に保持する、
    工程からなる前記第(8)項の方法。 +131  fa)  血液試料のストレプトリジンO
    との混合が、少なくとも約9.4のpHで行なわれ、f
    b)  各混合された溶液が、室温から約50℃の範囲
    内の温度でインキュベートされ、かつ、fc)  各イ
    ンキュベートされた溶液が、約6〜約8のpH範囲内に
    調整される 前記第(8)項の方法。 (141ta+  血液試料のストレプトリジンOとの
    混合が、少なくとも約9.5〜9.6のpHにて行なわ
    れ、 (ロ 各混合溶液が約20〜25℃にてインキュベート
    され、かつ、 (C)各インキュベートされた溶液が、約6.5〜約7
    .0のpH範囲に調整される 前記第(8)項の方法。 (151fa)  溶血していない血液試料を非溶血性
    溶液で希釈し、 (b)  等量の希釈した血液を、複数の、各々、予め
    測定された溶血能力を有し、かつ、溶液状態で少なくと
    も約9.4のpHを呈する溶血約1こ不活性化されたス
    トレプトリジンOの乾燥試料を各段階的な量含む試験容
    器に導入し、(c)  希釈された血液の各試料をスト
    レプ) IJリジンと混合し、 (d)  各混合した溶液をほぼ室温(18〜21℃)
    から約50℃の温度範囲で、約1〜10分間インキュベ
    ートし、 (e)  各インキュベートされた溶液のpHを約6〜
    約8のpH範囲に調整し、つ(1で、ff)  各溶液
    のpHを調整後、約5〜約25分にて各インキュベート
    し、溶液中の溶血の有無を検出する、 工程からなる血液試料中の抗ストレプトリジンO力価測
    定方法。 +16)  (a)  溶血していない血液を非溶血性
    溶液で系列的に希釈し、 (b)  等量の系列的に希釈した血液試料を、複数の
    各々、予め測定された溶血能力を有し、かつ、溶液状態
    で少なくとも約9.4のpHを呈する溶血的に不活性化
    されたストレプトリジン0の乾燥試料を等置台む試験容
    器に導入し、tc)系列的に希釈された血液の各試料を
    ストレプトリジン0と混合し、 fd)  各混合した溶液をほぼ室温(18〜21℃)
    から約50℃の温度範囲で、約1〜10分間インキュベ
    ートし、 tel  各インキュベートされた溶液のpHを約6〜
    約8のpH範囲に調整し、ついで、([)前記各溶液の
    pHを調整後、約2〜約20分にて各インキュベートし
    、溶液中の溶血の有無を検出する、 工程からなる血清試料中の抗ストレプ) IJリジン力
    価測定方法。 (17)  下記の(イ)および(ロ)の工程からなる
    ことを特徴とするA群ストレプトコッカス感染より生ず
    る病状または感染経過のモニタリング方法:(イ)同一
    検体から該病状または感染の経過における異なった時に
    採取した血液試料中の抗ストレプトリジンOを測定する
    工程であって、該測定は、下記の(a)−(d)の工程
    力)らなる、(a)少なくとも1つの溶血してむ1な0
    血液または血清を少なくともじの所定量のストレプトリ
    ジンOと、公知の溶血能力を有するストレプトリジンO
    の溶血活性範囲外のpHを有する非溶血性溶液中で混合
    する工程、   1(b)各溶液を温度約O〜50℃を
    ごて試料中のむ1かなる抗ストレプトリジン0もストレ
    プト1ノジンOと反応するに充分な時間インキュベート
    すること、 (c)各インキュベートされた溶液のpI−I ヲ約4
    ゜8〜約9.0のpH範囲内に調整すること番こよりス
    トレプトリジンOの溶血活性を回復させて、これにより
    抗ストレプトリジンOとの反応に必要な量を越える遊離
    のストレプト1ノジンOが全て血液を溶解する工程、お
    よび(d)各溶液中における溶血の有無を検出する工程
    、並びに (ロ)検体より得られた抗ストレプトリジンO力価にお
    ける連続的な測定値の変化により決定を行なう工程 以上の工程よりなる方法であって、これによって測定さ
    れた抗ストレプl−IJリジンの増加が前記病状または
    感染の進行を示し、かつ、測定された抗ストレプトリジ
    ンOの減少が前記病状の後退または治癒を示す方法。
JP58210684A 1982-11-08 1983-11-08 抗ストレプトリジンoを検知する組成物およびその検出方法 Pending JPS59107262A (ja)

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GR79499B (ja) 1984-10-30
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