JPS59105250A - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
- Publication number
- JPS59105250A JPS59105250A JP21496382A JP21496382A JPS59105250A JP S59105250 A JPS59105250 A JP S59105250A JP 21496382 A JP21496382 A JP 21496382A JP 21496382 A JP21496382 A JP 21496382A JP S59105250 A JPS59105250 A JP S59105250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular band
- panel
- funnel
- ray tube
- phase steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/87—Arrangements for preventing or limiting effects of implosion of vessels or containers
Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、防泌処理を施した陰極線管の改良に関する
ものである。
ものである。
第１図は従来のこの種の陰極線管を示している。
図において、陰極線管（１）は皿状のパネル（２）と漏
斗状のファンネル（３）とから構成される真空容器（８
）を有しておシ、この真空容器（８）はガラスあるいは
セラミック等の材質で形成されている。ファンネル（３
）の後端部には画像を再現するだめの電子ビームを発射
する電子銃（４）が内蔵されている。パネル（２）とフ
ァンネル（３）とは溶着ガラス（５）で溶着されて一体
化されており、パネル（２）の外周には帯状の環状バン
ド（６）が緊着されている。環状バンド（６）は軟州材
で形成されておシ、この環状バンド（６）とパネル（２
）との間には、パネル（２）表面のガラス生地を傷つけ
ないための紙テープ（７）が介装されているうこのよう
に真空容器（８）の外周に環状バンド（６）を緊着する
のは以下のような理由による。一般に、１０ 陰極線管（１）の真空容器（８）内はｌＯ〜１０
ｍｍＨｇの真空度に保たれ、パネル（２）およびファン
ネル（３）を構成するガラスには第２図にＡ、Ｂで示す
ような圧縮応力が常に加わった状態にある。したがって
、なんらかの理由で真空容器（８）のガラス生地に傷が
入ると、圧縮応力のバランスがくずれ、ガラスが破損し
て四方へ飛び散る現象を生じ、非常に危険である。しか
も真空容器（８）は、パネル（２）およびファンネル（
３）を溶着ガラス（５）で熱処理して溶着させ、さらに
それを高真空にするため熱を８００℃前後加えた後、排
気処理を行なって封止をするので、加熱後の冷却時にパ
ネル（２）とファンネル（３）は歪を内在した状態にあ
る。そこで、上記のような圧縮応力による真空番器（８
）の爆縮を防止するために、真空容器（８）の外周部に
環状ノ（ンド（６）を緊着するのである。
斗状のファンネル（３）とから構成される真空容器（８
）を有しておシ、この真空容器（８）はガラスあるいは
セラミック等の材質で形成されている。ファンネル（３
）の後端部には画像を再現するだめの電子ビームを発射
する電子銃（４）が内蔵されている。パネル（２）とフ
ァンネル（３）とは溶着ガラス（５）で溶着されて一体
化されており、パネル（２）の外周には帯状の環状バン
ド（６）が緊着されている。環状バンド（６）は軟州材
で形成されておシ、この環状バンド（６）とパネル（２
）との間には、パネル（２）表面のガラス生地を傷つけ
ないための紙テープ（７）が介装されているうこのよう
に真空容器（８）の外周に環状バンド（６）を緊着する
のは以下のような理由による。一般に、１０ 陰極線管（１）の真空容器（８）内はｌＯ〜１０
ｍｍＨｇの真空度に保たれ、パネル（２）およびファン
ネル（３）を構成するガラスには第２図にＡ、Ｂで示す
ような圧縮応力が常に加わった状態にある。したがって
、なんらかの理由で真空容器（８）のガラス生地に傷が
入ると、圧縮応力のバランスがくずれ、ガラスが破損し
て四方へ飛び散る現象を生じ、非常に危険である。しか
も真空容器（８）は、パネル（２）およびファンネル（
３）を溶着ガラス（５）で熱処理して溶着させ、さらに
それを高真空にするため熱を８００℃前後加えた後、排
気処理を行なって封止をするので、加熱後の冷却時にパ
ネル（２）とファンネル（３）は歪を内在した状態にあ
る。そこで、上記のような圧縮応力による真空番器（８
）の爆縮を防止するために、真空容器（８）の外周部に
環状ノ（ンド（６）を緊着するのである。
ところで、環状バンド（６）を真空容器（８）の外周部
へ緊着するにあたっては、まず環状ノ（ンド（６）を加
熱して膨張させ、内径を大きくした状態で所定の位置に
保持し、その後冷却することによシ環状、（ンド（６）
を収縮させて緊着する。環状ノ（ンド（６）は、２０イ
ンチの陰極線管で約５００ｋｆの張力が加わった状態に
ある。
へ緊着するにあたっては、まず環状ノ（ンド（６）を加
熱して膨張させ、内径を大きくした状態で所定の位置に
保持し、その後冷却することによシ環状、（ンド（６）
を収縮させて緊着する。環状ノ（ンド（６）は、２０イ
ンチの陰極線管で約５００ｋｆの張力が加わった状態に
ある。
しかしながら、従来の陰極線管においては、環状バンド
（６）は前にも述べたように軟綱材で形成されているた
め、上記加熱時に材料自身の引張応力が低下し、これを
補うために／（ンドの厚みを大きくする必要があった。
（６）は前にも述べたように軟綱材で形成されているた
め、上記加熱時に材料自身の引張応力が低下し、これを
補うために／（ンドの厚みを大きくする必要があった。
ところが、このようにしたのでは環状バンド（６）が真
空容器（８）の形状に充分フィツトせず、爆縮防止効果
が低減するという欠点があった。
空容器（８）の形状に充分フィツトせず、爆縮防止効果
が低減するという欠点があった。
この発明は上記従来の欠点を除去するためになされたも
ので、環状バンドの厚みが小さくても充分な爆縮防止効
果を有する陰極線管を提供することを目的としている。
ので、環状バンドの厚みが小さくても充分な爆縮防止効
果を有する陰極線管を提供することを目的としている。
以下、この発明の実施例を図面にもとづいて詳細に説明
する。第４図はこの発明による陰極線管の実施例の部分
断面図である。図において、（２）。
する。第４図はこの発明による陰極線管の実施例の部分
断面図である。図において、（２）。
（３１、（５） 、 （７）は第１図に示したものと同
一であるが、従来の軟鋼材の環状バンド（６）に代えて
二相組織鋼材で形成された環状バンドＩＩ）を用いてい
る点が異なる。そして、この二相組織鋼材からなる環状
Ｉくンド（６１１の幅りは従来の環状バンド（６）の幅
ｈ（第８図参照）と同じであるが、厚みｄが従来の厚み
ｄの約半分になっている。
一であるが、従来の軟鋼材の環状バンド（６）に代えて
二相組織鋼材で形成された環状バンドＩＩ）を用いてい
る点が異なる。そして、この二相組織鋼材からなる環状
Ｉくンド（６１１の幅りは従来の環状バンド（６）の幅
ｈ（第８図参照）と同じであるが、厚みｄが従来の厚み
ｄの約半分になっている。
つぎに、軟鋼材と二相組織鋼材の性質を比較しながら述
べる。第６図（ａ）は軟鋼材（組成：０．０４８％Ｃ−
０，’２８％Ｍｎ−０．０８７％Ｎ）の歪−引張応力特
性を示し、同図（ｂ）は二相組織鋼材（組成二０、０５
１％ｃ −ｏ、 ｏ ａ％Ｓｉ −１，２２１Ｍｎ −
０゜５２％Ｃｒ ）の歪−引張応力特性を示す。第６図
６）において、ａは調質圧延後の特性、ｂは４００℃で
２０分の時効処理したものの特性、Ｃは５チ予歪み後に
２５０℃で２０分のひずみ時効処理したものの特性をそ
れぞれ示す。また第６図（ｂ）におの時効処理したもの
の特性、Ｃは５％予歪み後に２５０℃で２０分のひずみ
時効処理したものの特性をそれぞれ示す。
べる。第６図（ａ）は軟鋼材（組成：０．０４８％Ｃ−
０，’２８％Ｍｎ−０．０８７％Ｎ）の歪−引張応力特
性を示し、同図（ｂ）は二相組織鋼材（組成二０、０５
１％ｃ −ｏ、 ｏ ａ％Ｓｉ −１，２２１Ｍｎ −
０゜５２％Ｃｒ ）の歪−引張応力特性を示す。第６図
６）において、ａは調質圧延後の特性、ｂは４００℃で
２０分の時効処理したものの特性、Ｃは５チ予歪み後に
２５０℃で２０分のひずみ時効処理したものの特性をそ
れぞれ示す。また第６図（ｂ）におの時効処理したもの
の特性、Ｃは５％予歪み後に２５０℃で２０分のひずみ
時効処理したものの特性をそれぞれ示す。
第６図かられかるように、二相組織鋼はひずみ時効処理
をすることによって、塑性域の引張応力が増大する。す
なわち、軟鋼の塑性域での引張応力は約２５に？／−で
あるのに対し、二相組織鋼の塑性域での引張応力は約５
ｏｋｑ／−である。したがって、２０インチの陰極線管
の爆縮を防止するために、バンド幅が１５ａｎの環状バ
ンードを用いて５００ｋｆの張力を得るには、従来の軟
鋼材からなる環状バンド（６）では１．５鱈の厚みが必
要であったのに対し、二相組織鋼材からなる環状バンド
（６υを用いると、約半分の０．７６ｍｍの板厚で同一
の引張応力を発揮することが可能となる。
をすることによって、塑性域の引張応力が増大する。す
なわち、軟鋼の塑性域での引張応力は約２５に？／−で
あるのに対し、二相組織鋼の塑性域での引張応力は約５
ｏｋｑ／−である。したがって、２０インチの陰極線管
の爆縮を防止するために、バンド幅が１５ａｎの環状バ
ンードを用いて５００ｋｆの張力を得るには、従来の軟
鋼材からなる環状バンド（６）では１．５鱈の厚みが必
要であったのに対し、二相組織鋼材からなる環状バンド
（６υを用いると、約半分の０．７６ｍｍの板厚で同一
の引張応力を発揮することが可能となる。
さらに、この二相組織鋼は５％予歪み後に２５０℃で２
０分のひずみ時効処理をすることによシ、フエライトマ
ルテンサイト二相組織鋼となシ、第６図（ｂ）のＣに示
すような引張応力性能を発揮する。
０分のひずみ時効処理をすることによシ、フエライトマ
ルテンサイト二相組織鋼となシ、第６図（ｂ）のＣに示
すような引張応力性能を発揮する。
このような二相組織鋼材からなる環状バンド（６υを真
空容器（８）の外周に緊着させるには、まず真空容器（
８）のバンドＩＤのはめ込まれる部分の外周の９５％の
長さの内周を有する環状バンドを作製し、これをプレス
して内周を５チ伸ばし上記外周に等しくする。つぎに２
００℃で２０分のひずみ時効処理を行ない、内径が熱膨
張でひろがった状態でこのひずみ時効処理された環状バ
ンドを真空番器（８）にはめ込冬、常温下でバンド（６
１Ｊを収縮させて所定の位置に固定する。第４図の例で
は、環状バンド（６１Ｊはパネル（２）の外周に緊着さ
れている。
空容器（８）の外周に緊着させるには、まず真空容器（
８）のバンドＩＤのはめ込まれる部分の外周の９５％の
長さの内周を有する環状バンドを作製し、これをプレス
して内周を５チ伸ばし上記外周に等しくする。つぎに２
００℃で２０分のひずみ時効処理を行ない、内径が熱膨
張でひろがった状態でこのひずみ時効処理された環状バ
ンドを真空番器（８）にはめ込冬、常温下でバンド（６
１Ｊを収縮させて所定の位置に固定する。第４図の例で
は、環状バンド（６１Ｊはパネル（２）の外周に緊着さ
れている。
第５図はこの発明の他の実施例を示す。第５図においで
は環状バンド（＠は断面が略への字形に形成されて２す
、パネル（２）と７アンネル（３）とにまたがるように
緊着されている。７アンネル（３）は漏斗形状をしてい
るために、ファンネル（３）の＞８ 縮防止対策として
７アンネル（３）に環状バンドを設けようとしても、バ
ンドは７アンネル（３）の径の小さい方へ滑）落ちてし
まうが、第５図のように構成することにより環状バンド
霞はパネル（２）の側面での圧着力によシ強固に保持さ
れ、７アンネル（３）に対しても爆縮防止の機能を発揮
する。なお、環状バンド曽にくぼみ部（６２ａ）を設け
たのは、環状バンド−が溶層ガラス（５）の部分に直接
触れないようにするためである。
は環状バンド（＠は断面が略への字形に形成されて２す
、パネル（２）と７アンネル（３）とにまたがるように
緊着されている。７アンネル（３）は漏斗形状をしてい
るために、ファンネル（３）の＞８ 縮防止対策として
７アンネル（３）に環状バンドを設けようとしても、バ
ンドは７アンネル（３）の径の小さい方へ滑）落ちてし
まうが、第５図のように構成することにより環状バンド
霞はパネル（２）の側面での圧着力によシ強固に保持さ
れ、７アンネル（３）に対しても爆縮防止の機能を発揮
する。なお、環状バンド曽にくぼみ部（６２ａ）を設け
たのは、環状バンド−が溶層ガラス（５）の部分に直接
触れないようにするためである。
以上のように、この発明によれば真空容器の外周に緊着
する環状バンドを二相組織鋼材で形成したので、バンド
の加熱時に引張応力が低下せず逆に増加することになシ
、バンドの幅を同一とすれば従来のものに比べて厚みが
薄くてすむ。このため、真空容器の形状にフィツトしゃ
すく、真空容器側の力を全面で均等に受ける結果、爆縮
防止効果を高めることができる。
する環状バンドを二相組織鋼材で形成したので、バンド
の加熱時に引張応力が低下せず逆に増加することになシ
、バンドの幅を同一とすれば従来のものに比べて厚みが
薄くてすむ。このため、真空容器の形状にフィツトしゃ
すく、真空容器側の力を全面で均等に受ける結果、爆縮
防止効果を高めることができる。
第１図は陰極線管の構成を示す正面図、第２図は真空容
器に圧縮応力の加わる様子を示す部分断面図、第８図は
従来の陰極線管の部分断面図、第４図はこの発明の陰極
線管の実施例を示す部分断面図、第５図はこの発明の他
の実施例を示す部分断面図、第６図（ａ）は軟鋼材の歪
−引張応力特性を示す図、第６図伽）は二相組織鋼材の
歪−引張応力特性を示す図である。 （２）・・・パネル、（３）・・・ファンネル、（８）
・・・真空容器、（（ｉｔ） 、 ｔ（支）・・・環状
バンド。 なお、図中同一符号は同一ま１辷は相当部分を示す。 代理人葛野信−（外１名） 第４図 第５図 第６図
器に圧縮応力の加わる様子を示す部分断面図、第８図は
従来の陰極線管の部分断面図、第４図はこの発明の陰極
線管の実施例を示す部分断面図、第５図はこの発明の他
の実施例を示す部分断面図、第６図（ａ）は軟鋼材の歪
−引張応力特性を示す図、第６図伽）は二相組織鋼材の
歪−引張応力特性を示す図である。 （２）・・・パネル、（３）・・・ファンネル、（８）
・・・真空容器、（（ｉｔ） 、 ｔ（支）・・・環状
バンド。 なお、図中同一符号は同一ま１辷は相当部分を示す。 代理人葛野信−（外１名） 第４図 第５図 第６図
Claims (3)
- （１）パネルとファンネルとから構成される真空容器の
外周の一部に環状バンドを緊着した陰極線管において、
上記環状バンドを二相組織鋼材で形成したことを特徴と
する陰極線管。 - （２）環状バンドをパネルとファンネルとにまたがって
設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の陰
極線管。 - （３）環状ハンドはフエライトマルテンサイト二相組織
＜’Ｆｉ材で形成されていることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21496382A JPS59105250A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21496382A JPS59105250A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59105250A true JPS59105250A (ja) | 1984-06-18 |
| JPH0115983B2 JPH0115983B2 (ja) | 1989-03-22 |
Family
ID=16664464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21496382A Granted JPS59105250A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59105250A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014206911A1 (en) * | 2013-06-24 | 2014-12-31 | Basf Se | Isothiazoline compounds for combating invertebrate pests |
-
1982
- 1982-12-06 JP JP21496382A patent/JPS59105250A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0115983B2 (ja) | 1989-03-22 |
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