JPS59105093A - 磁性流体組成物とその製造方法 - Google Patents

磁性流体組成物とその製造方法

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JPS59105093A
JPS59105093A JP57214015A JP21401582A JPS59105093A JP S59105093 A JPS59105093 A JP S59105093A JP 57214015 A JP57214015 A JP 57214015A JP 21401582 A JP21401582 A JP 21401582A JP S59105093 A JPS59105093 A JP S59105093A
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恭三郎 古村
Shigeki Matsunaga
茂樹 松永
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコロイド粒子の大きさのマグオ・タイト、フ
ェライトなどの強磁性酸化゛物微粒子まだは鉄、コバル
ト合金などの強磁性体微粒子を・鉱油、合成油なと磁性
の小さな油類にきわめて安全に分散させた磁性流体組成
物とその製造方法、特に商い磁化能力?もった磁性流体
組成物と、その効率的な製造H法に関する。
串注υIL体は1ifk相中に上記微粒モをきわめて安
定に分散させたコロイド粒子液であるから、磁力、取方
、遠心力な古によって磁性做粒子が凝集・沈澱して液相
と分離することがなく、磁場により見掛は上液体自芽が
強い磁性を示す特性ケもったものである。
このため、近年、シーリング剤、ダンピング剤。
或いは接触部の潤滑剤その他管方面に、その特異なは鋪
ケ生かした用途が開拓され、注目されている。
磁性流体の液相としては柚々の液体ケ用い得るが、軸受
潤滑剤、シーリング剤としての用途向けにはi11潤滑
性(2)耐熱性(3)低揮発性(4)化学的安定性など
が軟水されるので、鉱油、合成油などの油類が最も適し
ている。
中でもポリアルファオレフィン油は、ジオクチルアジペ
ートなどのエステル類に比べて、より低揮発ヰで、水に
対しても化学的に安尼であり、同じ蒸発速11tkもつ
鉱油に対しては低糖1丈であるという6ごれた1生Dk
もっているので、磁気ディスク向けの7−リング剤とし
ては最適なものである。
このような油類を分散媒とした分散質の表面性状は、分
散媒とのぬれケ艮くするために’tm、 ?[lt i
4でめることが必要となる。
ツーリング剤に用いるときは、シール機構を構成する+
Et石の磁束に拘束された磁性流体によりシール作用が
なされるから、磁性流体の磁化U強いほど強固なシール
が6J能となる。!plIl受潤滑剤受用滑剤ときも、
軸受機構を構成する磁石の磁力に拘束された磁性流体が
潤滑剤となるから、磁性流体の磁化が強いほど大きな軸
回転に伴う14械的撹拌力に対抗’=J能となり、はね
とばされて潤滑剤が損耗したり1周辺を汚損したシする
現象を防止できる。ところで磁性流体の磁化の強さは、
流体中に含まれる磁性粒子の濃度に左右される。したが
って、磁性粒子の濃度の高い磁性雌体ゲ得ることは極め
て重要な課題である。しかし、一般には、粒子濃度全高
めれば商める程、粒子同志の間隔が小さくなるだめ、凝
集し易くなるから、最適の分散性を全ての粒子がもつよ
うにしないと、高温1扶の磁性流体は得られない。流体
中に#東しやすい犬さい粒子や、界面活性剤の吸着が完
全でない粒子が多いと、感度の向上には限界が生じてし
まうことになる。
従来この神の油類もしくはエステル類又はエーテル知全
液相(分散媒)とした磁性流体について下飯坂氏らがそ
の製造方法を提案している。(特開昭51−4’457
9号、以ト水溶液中2分子層吸嬌−有機相中分散法とい
う。) この従来の製造方法は、先ず湿式法でコロイド状強磁性
酸化物の水懸濁液を得る。ここに湿式法とld第1鉄イ
オンと第2鉄イ調ンをl:2の割合で含む酸性浴液にア
ルカリケ加えP H9程良以上とし、適宜な温度下で熟
成することによりマグ不タイトコロイトケ得るものであ
る。かくして得られたコロイド粒子の表面を親油性とず
べく、不飽和脂肪酸またはその塩類ケ主成分とする界面
活性剤ケ加える。その際、コロイド粒子表面ケ完全に被
覆するために過剰の界面活性剤を加え、2分子層着層を
形成せしめる。尚知の辿り上記の界囲活1生剤イオンの
単分子吸着層は親油性を示すが、2分子層を形成したも
のは反対に衣面靭水性の安定した水中分散コロイドとな
り、そのままでは一般にli!!1液分離が困難である
。そこで溶液のP H2%g整して分散質?、仙速に凝
集沈降きせることにより、容易に固液分離尽せる。次い
で沈澱1勿を濾過洗浄し、2分子層目の界面活性剤イオ
ンヶ除去して、粒子表面を親油性とし、脱水・乾燥する
。最後にこの粒子ケ油中に分散させ所望の磁性it体金
得るというものである。
この従来の水溶液中2分子層吸着−有機相中分散法は、
1sm過性の親水コロイド粒子紮PH調整により急速凝
集させて、短時間に処理できる点では工業化する上で有
利であるが、しかしながら他方で以下のような欠点があ
った。
(1)得られた磁性流体の分散質となる酸化物粒子は、
その粒径の大きなものの割合が多く、粒度分布が広がる
。したがってこの酸化物粒子を一定量の所望の溶媒中に
分散させようとすると、ある大きさ以上の粒子は沈澱し
てしまうから、畠濃度のすなわち高い磁化能力をもつ磁
性流体が得られない。
(2)  界面活性剤?単分子層形成に必要な墳以上に
過剰に添加するため、油状不飽和脂肪酸ができてしまい
、これが粒子表面に吸着し、粒子ケ取り込んだまま除去
されるから、分留りが悪い。
+3)  P I−4がアルカリ性で、コロイド粒子の
等電位点以上になっている水懸濁液中に界面活性剤を加
えるが、この状態ではコロイド粒子の表面は負電荷であ
るから、例えは不飽和脂肪酸など水溶液中で負の電荷紮
もつ界面活性剤が吸着しにくい。従つて油中で不安定な
粒子を生じやすい。
この発明は、このような従来の欠点に層目してなされた
もので、特に強磁性体微粒子を極めて安定した状態で高
濃度に保つことによりポリアルファオレフィン油全溶媒
とした磁性流体では極めて高い磁化能力をもち、合わせ
て高い耐酸化能力をも有する磁性流体組成物と、その効
率的な製造方法を提供することケ目的とする。
上記の目的全達成するだめのこの発明の安上とするとこ
ろは、炭素数が25以上45以下のものを主成分とする
ポリアルファオレフィン油と、粒径が20〜500 A
の粒子を体積比1〜20チの範囲で前記油中に分散させ
た強磁1生体微粒子と、この微粒子に吸着する炭素数1
0以上の不飽和脂肪酸である第1の界面活性剤及び炭素
数18以上の飽和脂肪酸である第2の界面活性剤と、前
記油に対し重量比0.1〜10%の範囲で含まれる酸化
防止剤とからなる磁性流体組成物である。又、強磁性体
微粒子に界面活性剤と低沸点有機溶媒と?加え、表面を
界面活性剤で被榎したづ9・磁性体微粒子が低沸点有機
溶媒中に分散された中間媒体を得る工程と、該中間媒体
中の分散性の悪い微粒子を分離した後、ポリアルファオ
レフィン油と炭素数18以上の飽和脂肪酸と酸化防止剤
とを中間媒体に加えて混合物とする工程と、該混合物全
加熱し、低沸点有機溶aを蒸発させる工程と全包含する
前記磁性流体組成物の製造方法である。
更に父、強磁性体微粒子に界面活性剤と低沸点有機溶媒
とを加え1表面を界面活性剤で被核した強磁性体微粒子
が低沸点有機溶媒中に分散された中間媒体ケ得る工程と
、該中間媒体中の分数性の悪い微粒子を分離した後、中
間媒体を加熱し、低沸点有機溶媒ケ蒸発させる工程と、
該工程金経た強磁性体微粒子にポリアルファオレフィン
油と炭素数18以上の飽和脂肪酸と酸化防止剤とを加え
る工程とを包含する前記磁性流体組成′物の製造方法で
ある。
以下、この発明の磁性流体組成′物とその製造方法を説
明する。
この発明の強磁性体微粒子の分散媒は、低揮発性て、か
つ低粘度のポリアルファオレフィン油である。
一般に、ポリアルファオレフィン油は、低級アルファオ
レフィン紫原料として、重合度を制御することによって
製造したオリゴマーで、その化学式は例えば、次のよう
になる。
l)車台 2)水素化 1−t: Cml−12m+] ポリアルファオレフィン油は、神々の粘度グレードの肖
滑液が合成されているが、そのグレードは、上記化学式
のnの違いによる。(通常n量体という表現が使用され
ているが、これは、取付する前の低級アルファオレフィ
ンのn倍ケ意味している。)ポリアルファオレフィ/?
由のうち、4勾滑液としては、3〜6眼体で構成されて
おり、粘度グレードは以下の表のとおり、数種類のn量
体でできている。
注) 図1参照、炭素に夕はデセン−1(C1l 、 
(el12)7C1l = (、+1. ) 2オリゴ
マー化したものの値である。
この発明にあっては、例えば、磁気ティスフ用シーリン
グ剤の磁性流体、の性能を考慮すると、上記の粘度6の
ものが潰れていることケ見出した。
これは、粘度4.5のものは蒸発知が多く、粘度38〜
43のものはトルクが大きく、温度上昇が起こるからで
ある。
この粘度6のものは、炭素数にすると、 Cso + 
C40が主成分である。従って、この発明のポリアルフ
ァオレフィンfli1の炭素数の生成分の範囲ハC25
〜C45であり、望ましくは4駿体(C40)が多い分
子量分布を構成するものである。
この発明の強磁性体微粒子としては、既に述べた湿式法
によって得られるマグネタイトコロイドを用い得る。ま
た、水もしくは有機溶媒中でマグネタイト粉末をボール
ミル粉砕するいわゆる湿式粉砕法で得られるものでもよ
い。
湿式粉砕法を利用する場合、研削液として水板外のもの
すなわち後述する有機溶媒を用いるときは、所望の強磁
性体粉末とその粒子表面に単分子層ケ形成できる量の界
面活性剤ケ加えたうえでボールミル中で数時間以上粉砕
しても良い。この有機溶媒をペースとした磁性流体では
、過剰の界面活性剤により形成される油状物のため、生
成するコロイド状微粒子の分留りが慾くなることはない
また、マグネタイト以外のマンガンフェライト、ニッケ
ルフェライト、コバルトフェライトもしくはこれらと亜
鉛の複合フェライトやバリウムフェライトなどの強磁性
酸化物を用いることもできる。
更にまだ、強磁性体微粒子として、上6己湿式法或いは
湿式粉砕法によるもののほか、乾式法で得たものを用い
てもよい。
この発明の強磁性体微粒子の粒径は20〜500Aの間
にある。例えばマグネタイトは格子定数約8Aの単位格
子で逆スピネル構造をとp、結晶は単位格子が数個以上
でなりたつから、少くとも20A以上の粒子径が必要と
なる。一方粒子径の上限については、磁性微粒子の懸濁
液としての磁性流体の安戻性の見地からみると、λ−I
Vls2■2/d3kTで衣わされるパラメータλの値
が重要となる。(ここにMs:飽和磁化、■二粒子の体
積、d:粒子の直径、に:ボルッマン足数、′V:絶対
温反)。
一般に、粒子表面に吸着形成された界面活性剤層の反撥
力によって、粒子間引力及び磁性粒子のもつ磁気双極子
間引力に抗して、凝集全防止できる限界値はλ−103
とされる。そこで、今安全を見積もりλ=102とし、
かつ飽和磁化Ms=400Gとすると、上式より、求め
る粒子径dの上限は500Aである。もつとも、望まし
い粒径はlo。
A@後である。
この場合には上式に於けるMS=400Gのときλ−1
となり、分散磁性像μ子は長時間静置しても、沈降する
おそれはない。
この発明の強磁性体微粒子の含有量は、体積比1〜20
%の範囲であり、望ましくは2〜lOチである。クロフ
ン中にオレインhtベースとする界面活性剤層を形成し
たマグネタイト粒子を分散させてなる最も単純な系とし
ての磁性流体に於て、その粘度は1粒子濃度0.597
m1の付近を過き゛ると急激に上昇することが知られて
いる。
生起濃度は粒子表面を被覆しているオレイン酸の長さを
考慮すると、体積濃度で約20%であり、更に複雑な系
にあっては、粘度の太11]な上昇をもたらさないため
には、粒子濃jシは体積比20チ以下とする必要がある
一方、上記系に於て磁性流体が磁化ケ示すには、粒子a
lJL 0.05 g/ml!以上必安とすることも知
られており、これは体積濃1梵にして杓l係以上となる
。たたし、ポリアルファオレフィン油ケベースとした磁
性流体全7−リング剤の用途に供するに際しては、実用
上京められる耐圧性能全考慮すれば、その最も望ましい
粒子m度は体積比で2〜10チの範囲となる。
この発明の工程は、上述の強磁性体粒子に第1の界面活
性剤と低沸点イイ機溶媒と勿加え1表面を界面清1生剤
で波峰した強磁性体微粒子が低沸点有端溶媒中に分触婆
れた中間媒体ケ得る工程を包含する。
十〇己の第1の界面活性剤としては、カルホキノル基(
−eす(JH)、ヒドロキシ基(−(J14)、スルホ
基(−8(J、It)などの極性基を少なくとも1個以
上崩し、炭素数が10以上のものであれはよい。炭素数
10以下のものは微粒子の分散状!法が良好にならない
からである。このような界面活性剤は、オレイン酸イオ
ン、リノール酸イオン、リルイン酸イオン、エルカ酸イ
オンなどの不飽和脂肪酸のす。トリウム塩やカリウム塩
もしくViへ−(1,2−ジカルボキシエチル)、N−
ステアリルスルホザク7ナメートなどがある。この秒の
不飽和脂肪酸は不飽和部分の極性により臨界ミセルgf
Bt ((−1,M、c)が高いので、強磁性体微粒子
である酸化鉄に対する吸着性が艮い。
この第1の界面活性剤を加えるに除して、例えば強磁性
体微粒子が、既に述べた湿式法忙第11川して?y)だ
ものである場合には、隔Δ蜀l険((酸r加えてPl、
11コロイド粒子の等電位点以下となるように調整する
コロイド粒子が鉄酸化吻の場合1−、j )’ I−1
7以下が好ましい。これによりコロイドわ4子の表面は
正電荷となり、界面活性剤イオンが吸着され易くなる。
加える界面枯l生剤のMはコロイド状の価磁性体微粒子
六面に単分子層音形成することのできる歇とし、過剰〆
\加による油状物の生成ないし2分子層形成による親水
性コロイドの生成を防止するのが艮い。界面活性剤イオ
ンを単分子層眼前して疎水性(すなわも親油性)とした
微粒子の懸濁液中に有機溶媒を加えることにより、水相
中の微粒子を有機溶媒相に移行せしめて、有機溶媒中に
強磁性体微粒子が分散した状態の中間媒体を得る。なお
層別した水相は分液して除去するが、多少有機溶媒中に
残る水分は加熱蒸発で除去できる。まだこの時、水相の
懸濁液の状態で、有機溶媒を加える必要にり、すしもな
い。すなわち、水懸濁液ケbったん洗浄・乾燥して、疎
水性強磁性体微粒子を得たのち、有ト戊溶媒r加えて、
分散させてもよい。
この発明の中間媒体ケ得る手l1lt1は、必1“しも
上記に限定されるものではない。すなわち1強磁性微粉
子に低沸点有機溶媒を加えて懸濁液とし、その杉・にケ
1面f1引ン1ミ剤を加えて中間媒体全面てもよく、も
しく幻界面24層91]と低沸点有機溶媒との混合液金
力11えて中IL1]媒1本ケ?尋てもよい。
この発明の工程は、riJ記中間媒体中の分散性の悪い
微わン子を例えば5000〜5ooouで遠心分離して
除去した後、ポリアルファオレフィン油と第2の界面活
性剤とA&化防止剤を加えて十分に撹拌し混合物とする
ものである。
前記中間媒体の状態で強磁性体微粒子は分散性のよいも
のと悪いものとが選別される。−1w目の選別は有にM
媒に分散させる時に行われ、二度目の選別目、さらにそ
の甲から遠心力によって選別される。
このように選別をく9返すこ七にょ9、中間媒体中の強
磁性体微粒子の濃度はかなり減少するが、中間媒体に容
易に揮発させ得るので、ポリアルファオレフィン油にく
り返し加えることによって、多1辻の強磁性体微粒子を
磁性流体中に分散させることができる。
もし、このような中間媒体音用いず、内接分散媒である
ポリアルファオレフィン油を加えた場合、分散媒はその
用途から低揮発性を要求されるので、もともと加熱によ
る蒸溜濃縮は困難である。
又、最初にポリアルファオレフィン油のft k少な目
に調整してガ!磁性体微粒子の塩有率r病めようとして
も、l−→−1分散性が余りよ<iい強磁性体倣イカ子
も一緒にいったん油U1.Jにとりこまれ、このため、
分散性のよい強磁性体微粒子の含有率は制限され、もと
もと少なくなってしまう1、しかも、これら分散性が不
十分な強磁性体微粒子は遠心分離の際にそれら1芽が分
1’ii+沈降するのみならず、隣接(〜て浮遊してい
た分散性のよい強磁j牛体做粒子七−#に沈降してしま
うために、非常に多くの沈に物を生じ、 fth中の5
”4j磁j生体倣粒子は著しく減少し、1生能上必要な
強磁性体微粒子濃曳を得ることは困難である。
前記第2の界面活性剤としては、ポリアルファオレフィ
ン油と乳化または可溶性で、炭素数が18以上の飽和脂
肪酸を用いる。ポリアルファオレフィン油ケ分散媒とす
る磁性流体の場合は、界面活性剤として非イオン系の例
えばポリ脂肪酸グリセリンエステルを用いるより、脂肪
族カルボン酸を用いた方が磁粉の濃j其があがり、その
結果表−1の如く飽和磁化が高くなる。
衣−1ポリアルファオンフィン油全分散媒とする磁性流
体における第2界面活性剤除加の有無およびその神別と
飽和磁化の比較 油はパオール60 (Bray Oi1社、ポリアルフ
ァオレフィン油)この第2の界面活性剤は、そのカルボ
キシル基が強磁性体微粒子に強く吸着する性質をもって
いるので、強磁性体微粒子のうち、第1の界面活性剤が
十分に吸着していない粒子があると、その表面にカルボ
キシル基が吸着して油とのぬれ性(!l−高める効果ケ
示す。分散媒であるポリアルファオレフィン油は既に述
べたように、その主成分の炭素数の範囲が25以上45
以下であるから、用いる界面活性剤の炭素数も多い方が
よく、し2素数18以上が好ましい。また飽和脂肪酸は
不たy和服肪酸と異なり二重結合がないから熱的安矩性
の点でより優利である。
酸化防止剤としては、炭化水素の酸化防止用に一般的に
用いられているもの1例えはフェノール類、アミ/類そ
の他チオりん酸塩等を用いてよい。
また相乗効果ケ得るために数種類の酸化防止剤ケ併用す
ることもあり得る。酸化防止剤の姫加量は、油に対しi
t比でO,1〜10%の範囲であれによい(第2図参照
)。上記範囲の上限金越えると、酸化防止剤自身が炭化
水素酸化反応に寄与し始めるなどして、効果はかえって
減少することとなる。
この発明の工程は、以上のようにして得しれた混合′物
?大気中または真望甲で加熱し、低沸点の有機溶媒全蒸
発させるものである。この蒸発過程において、+1機浴
溶媒中に分散していた強磁性体微粒子は油の中に移行し
、最終的に/%望の油を液相とする磁性流体が得られる
油と有機溶媒と゛の極性は比較的近いものにしであるか
ら、蒸発に伴う磁性体微粒子の移行は枠めて自然に円滑
に行われ、油中に分散する粒子綜度が濃い場合も安疋分
散ケ保つことができる。
この発明の]−桿は、前記中間外体中の分散1牛の悪い
イ成粒す勿分踊した後は、上述とは異なり、その中1i
i、l姪庫ゲカ[」熱することにより、先に11(沸点
上1・反溶媒帖蒸屹させるものとしてもよい。その場合
には、この低油・点、0険溶媒蒸発工程の彼に、強磁性
体微粒子にポリアルファオレフィン油と第2の界面活性
剤と酸化防止剤とケカねえる工程が続くこととなる。
このようにして得たポリアルファオレフィン油ケ媒体と
する磁性流体を、更に5ooo〜8000Gで遠心分離
した後、別の新たな低佛点有吻溶媒ケ媒体とする磁性流
体(すなわち耕だな工程で得る中間媒体)と丙び混合す
る工程と、この混合物から低沸点上瞼溶媒を蒸発きせる
工程とを繰)返すことにより、分散性の高い微粒子をさ
らに付加せしめて、微粒子濃度の極めて高い磁性流体を
得ることができる。
この発明によれば、強磁性体微粒子を親油性としたのち
、一旦低沸点の有機溶媒を媒体とする中間媒体とし、0
、いでこれに極性の近いポリアルファオレフィン油と第
2の界面活性剤と鹸化防止剤とr力]1え゛て百た混合
′吻を蒸溜することにより、或いは先に中間媒体ケ加熱
し、次いでポリアルファオレフィン油と第2の界面活性
剤と酸化防1ト剤と?加えるようにして、中間媒体中の
低沸点分を除去し伽縮するようにしたため、油中に静値
酢体倣料子を心、濃度に安ボして分散すると共に1ll
lt酸イシ防止能力をも備えた磁性流体組成換金、効率
よく、経済的に製造することができるという効果が得も
れる。
以Fに、この発明の詳細な説明する。
実施例(1) ポリアルファオレフィン油(Bray Oi1社、P−
60)を分散媒とし、第2の界面活性斉+1としてイソ
ステアリン酸を用い、マグネタイ)を分散質とした磁性
流体組成物の作成。
ます、硫酸第一鉄と硫酸第二鉄の各1モル/lの水溶i
t+ l lに6NのNa(JH水浴液IPHが11以
上になるまで加えたt−i、60℃で30分間熟成して
、マグネタイトコロイド1尋た1、その俊、60℃に保
った−1まこのマダイ・タイト懸濁液に3Nの11c1
m 液’t:加えテP [14〜5の間に訴整しfC彼
、第1の界面活性剤としてオレイン敵ナトIJウムを2
0 fl 14S7Jll L、30分間+)tt拌す
る。elt−し、マグネタイト粒子ケ凝果させた仮、上
滑ケ捨てて水r加え、その水を捨てるという水洗を繰り
返して電%P(5M、ケ除く。このIろ+、p+−■が
土性して分散状態になった時は、更に少財の1−1C1
2加える。その後、この液ケろ過し、マグネタイト粒子
全脱水する。
このマグネタイト粒子に低沸点有機温媒としてヘキサン
ケカロえよく混合しだ液14oooaの遠)し・力下に
20分間遠心分離する。その上部の上澄液を取りろ過し
た後、分液ろうとに移す。静置して水とヘキサ72分離
し、マグネタイトが分赦しだヘキサンk141.り出す
。このヘキサンg液w9o℃に保ち、ロータリエバポレ
ータでヘギサンケ蒸発させる。蒸発後エバポレークのフ
ラスコ内に残ったマグネタイト粒子ケ城す出し、k仝1
1J、温乾燥器内に入れる。100℃で1時間[呆ち、
マグネタイト粒子全完全に乾燥させる。
乾燥後、マグネタイト粒子?2g取り、ヘキサ/に再分
散訟ぜた佐、ポリアルファオレフィン油(1’−60)
(55Cc、42の界面活性gljとしてイソステアリ
ンr4AI)03cc、および酸化1i/J止剤として
4,4′メチレノヒス−2,6−ジ・タルト(tert
)−フ゛チルフェノール る。混合後、ロータリエバポレータでヘキザン忙蒸発さ
せる。蒸発後、マグネタイトはホリアルファオレフィン
ン出(P−60)i/C分散させる。これを8000G
の遠心分離下で60分間分離する。
この操作によって非分散固形物は取シ除かれたが、その
上部のコロイド溶液#−i極めて安定な磁性流体であっ
た。
実施例(2) ポリアルファオレフィン油(Bray(Ji I社,P
−60)を分散媒とし、;jP.2の界面活性剤として
メリシン酸全用い、マグネタイトを分散質とした磁性流
体組成物の作成。
マグネタイトの作成法およびヘキサンに分散させる方法
および乾燥法U実施例(1)と同様である、乾燥後、マ
ダイ・タイト粒子12.914Vす、ヘキサンに再分散
させた後、ポリアルファオレフィン油(P−60)(<
5cc、メリシン[0.03&、実施例(1)と同じ酸
化防止剤U.05,ji’i加え、よく混合する。混合
後、ロータリエバポレータでヘキサンを蒸発させる。蒸
発後、マグネタイトはポリアルファオレフィン油( P
 − 6 0 )に分散させる。これ(z8000(j
の遠心分離下で60分間分離する。
この操作によって非分散固形物は取り除かれたが、その
上部のコロイド浴液は極めて安定な磁性流体であった。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリアルファオレフィ/r出のグレード別の分
子歓分布ケ示すグラフ、第2図はこの発明に係る酸化防
止剤の添加の効果ケ示すグラフである。 第7図 第2図 邪の西側化にすすする西女化イろ)F済J]の交カy−
0o           soo         
7αり車間(hr) 手続補正書、方え、 昭和58年 4月 8日 特許庁長官 若 杉 和 夫殿 】 事件の表示 昭和57年 特許 願第214015
号2 発明の名称 磁性流体組成物とその製造方法 3、補正をする者 事f′1との関係  出願人 住所#沖徊  東京都千代田区九の内二丁目3香2号五
者(名称)(420)8本精工株式会社代表者  長谷
用正男 4、代 理 人 い 6、袖」■−により増加する発明の数 8、補正の内容 (1)明細書の第20頁第19行の「(第2因参照知を
 「(第2因参照知((。但し、油はバオール60.酸
化防止剤は4−4′メチレンヒス−2,6−ジタル)(
tert)−ブチルフェノール の場合につき、油の酸化の度合いを油の蒸発14,によ
り表示しである。」と補正する。 (2)図面の第1図と第2図を別紙の通り補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)炭素数が25以上45以十のオリゴマーを主成分
    とするポリアルファオレフィン油と、該油中に分散した
    強磁性体微粒子と Kf3微粒子に吸着する第1の界面
    活1生剤およさ第2の界面活1生剤と、酸化防止剤とか
    らなる鰯性流体組IJy′物。 (2)強蝮性I4−做粒子の粒径が20〜500Aであ
    る特許請求の範囲第1項記載の畿(生流体組を戊物。 (3)  強磁性体微粒子が体積比1〜20%の範囲で
    前記油中に分散している特許請求の範囲第1項又は第2
     」A =山数の磁性流体組成物。 t41  第1の界面活性剤が炭素数10以上の不飽和
    脂肪酸塩である粕許請求の岬、四組1項ないし第3項の
    いずれかの項記載の磁性流体組成物。 (5)第2の界面活性剤が要素i18以上の飽和脂肪酸
    である4′、′J薊請求の帥、μH第1項ないし第4項
    のいずれかの」口記載の磁性流体組成物。 (6)酸化防止剤がnj記油に対し重量比0.1〜10
    チの範囲で営まれる特許請求の範し4」第1相ないし第
    5項のいずれかの項記載の磁性流体組成物。 (η 強磁性体微粒子に界面活性剤と低沸点有m浴媒と
    ケ加え、表+*i (il−前記界面活性剤で被穆した
    強磁性体微粒子が低沸点有機溶媒中に分散きれた中間媒
    体を得る工程と、該中間媒体中の分散性の悪い微粒子ケ
    分離した後、ポリアルファオレフィン油と炭素数18以
    上の飽和脂肪酸と酸化防止剤とを中間媒体に加えて混合
    物とする工程と、該混合物全加熱し低沸点有機溶媒を蒸
    発させる工程とを包含する磁性流体組成物の製造方法。 (81強磁性体微粒子に界面活性剤と低沸点有1幾溶媒
    とを加え、表面ケ前記界面活性剤で被作した強磁注体倣
    もL子が低沸点有機溶媒中に分散烙れた中間媒体ケ得る
    工程と、該中間媒体中の分散性の悪い微粒子ケ分離した
    後、中間媒体を加熱し低沸点有機溶媒を蒸発させる工程
    と、該工程を柱だ強磁性体微粒子にポリアルファオレフ
    ィン油と炭素数18以上の飽和脂肪酸と酸化防止剤とを
    加える工程とを包含する磁性流体組成物の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198104A (ja) * 1986-02-25 1987-09-01 Sumitomo Cement Co Ltd 磁性流体の製造方法
JPH01107502A (ja) * 1987-10-20 1989-04-25 Noboru Ichinose 磁性流体の製造法
JPH01231933A (ja) * 1988-03-11 1989-09-18 Nok Corp 磁性流体の製造方法
JP2009188426A (ja) * 2009-05-20 2009-08-20 Inst Nuclear Energy Research Rocaec 油性磁性流体の調製方法

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