JPS59105034A - 導電性シ−トの製造方法 - Google Patents
導電性シ−トの製造方法Info
- Publication number
- JPS59105034A JPS59105034A JP21449882A JP21449882A JPS59105034A JP S59105034 A JPS59105034 A JP S59105034A JP 21449882 A JP21449882 A JP 21449882A JP 21449882 A JP21449882 A JP 21449882A JP S59105034 A JPS59105034 A JP S59105034A
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- JP
- Japan
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- sheet
- conductive sheet
- alkali metal
- conductive
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- Prior art date
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は導電性シートの製造方法に関するものである。
従来、導電性のゴム又はプラスチックシートを製造する
には、カーボン、グラファイト、金属等の導電性粒子を
混合したゴムフプラスチックを押出し、圧縮、圧延等の
成形法によりシート状に成形している。
には、カーボン、グラファイト、金属等の導電性粒子を
混合したゴムフプラスチックを押出し、圧縮、圧延等の
成形法によりシート状に成形している。
しかしながら、このようにして製造した導電性シートに
おいては、単位抵抗がシートのどの部分においても等し
くなってしまい、ある巾の部分の電気抵抗を他の部分の
それよりも高くするといったことは困難である。
おいては、単位抵抗がシートのどの部分においても等し
くなってしまい、ある巾の部分の電気抵抗を他の部分の
それよりも高くするといったことは困難である。
ところで、導電性シートを通電発熱体とし、て使用する
場合、シート巾のある部分を他の部分よりも高温で発熱
させたいことがあり、このような場合、シート巾のある
部分を他の部分よりも高抵抗とせる導電性シートを使用
することが便利である。
場合、シート巾のある部分を他の部分よりも高温で発熱
させたいことがあり、このような場合、シート巾のある
部分を他の部分よりも高抵抗とせる導電性シートを使用
することが便利である。
本発明はこのような導電性シートを容易に製造できる方
法を提案することにある。
法を提案することにある。
すなわち、本発明に係る弗素樹脂系導電性シートの製造
方法は、弗素樹脂系導電性シートをアルカリ金属処理し
、更に、酸又は酸化処理することを特徴とする方法であ
る。
方法は、弗素樹脂系導電性シートをアルカリ金属処理し
、更に、酸又は酸化処理することを特徴とする方法であ
る。
本発明において弗素樹脂系導電性シートには、ポリテト
ラフルオロエチレン樹脂粉末とカーボン、グラファイト
等の導電性粉末を混合した原料を、場合によっては成形
助剤及び充填剤を加え、予備成形後、押出し圧延もしく
は圧縮成形、切削等によりシート化したものを使用でき
る。
ラフルオロエチレン樹脂粉末とカーボン、グラファイト
等の導電性粉末を混合した原料を、場合によっては成形
助剤及び充填剤を加え、予備成形後、押出し圧延もしく
は圧縮成形、切削等によりシート化したものを使用でき
る。
導電性粒子の配合量は通常1〜50重量%、好ましくは
3〜30重量%である。この導電性粒子の均一分散のた
めに、通常、パラフィン、灯油等の分散液を使用し、シ
ートの成形後、この分散液をトリクレン等のノ・ロゲン
化炭化水素で抽出除去するか又は分散液蒸発温度以上に
加熱して蒸発除去する。シートは焼成することもでき、
この場合には、例えばシートを340°C〜370°C
で数分間加熱して焼成する。
3〜30重量%である。この導電性粒子の均一分散のた
めに、通常、パラフィン、灯油等の分散液を使用し、シ
ートの成形後、この分散液をトリクレン等のノ・ロゲン
化炭化水素で抽出除去するか又は分散液蒸発温度以上に
加熱して蒸発除去する。シートは焼成することもでき、
この場合には、例えばシートを340°C〜370°C
で数分間加熱して焼成する。
アルカリ金属処理は、ナトリウム、カリウム、リチウム
等のアルカリ金属を含む液体アンモニア溶液、あるいは
そのナフタレン錯体のテトラ−ヒドロフラン溶液に浸漬
することによって行うことができる。市販の処理液とし
てはナトリウム処理液である(株)潤工社製、テトラエ
ッチがある。弗素樹脂系導電性シートのアルカリ金属処
理により、脱弗素化が生じ、この脱弗素化のために飽和
あるいは不飽和炭化水素骨格及びカルボニル基、カルボ
キシル基が生成し、次に行うべき酸又は酸化処理が可能
となる。
等のアルカリ金属を含む液体アンモニア溶液、あるいは
そのナフタレン錯体のテトラ−ヒドロフラン溶液に浸漬
することによって行うことができる。市販の処理液とし
てはナトリウム処理液である(株)潤工社製、テトラエ
ッチがある。弗素樹脂系導電性シートのアルカリ金属処
理により、脱弗素化が生じ、この脱弗素化のために飽和
あるいは不飽和炭化水素骨格及びカルボニル基、カルボ
キシル基が生成し、次に行うべき酸又は酸化処理が可能
となる。
酸又は酸化処理は化学酸化又は電解酸化の何れでも行う
ことが可能である。化学酸化は、硫酸液への浸漬によっ
て行うが、処理速度の迅速化のために酸化作用を有する
物質、例えば硝酸又は発煙硝酸あるいは過マンガン酸カ
リウム、重クロム酸カリウム等を添加することが望まし
く、例えば、過マンガン酸カリウムと硝酸ナトリウムの
硫酸溶液を用いることが好ましい。
ことが可能である。化学酸化は、硫酸液への浸漬によっ
て行うが、処理速度の迅速化のために酸化作用を有する
物質、例えば硝酸又は発煙硝酸あるいは過マンガン酸カ
リウム、重クロム酸カリウム等を添加することが望まし
く、例えば、過マンガン酸カリウムと硝酸ナトリウムの
硫酸溶液を用いることが好ましい。
この酸化処理された部分は抵抗値が増大するから、その
酸化処理を可能にするための前処理である、上記アルカ
リ金属処理をマスキング等により選択的に行えば、その
選択した部分の抵抗値のみを局部的に増大できる。
酸化処理を可能にするための前処理である、上記アルカ
リ金属処理をマスキング等により選択的に行えば、その
選択した部分の抵抗値のみを局部的に増大できる。
又、酸化処理時間の調節により酸化処理厚さを調節でき
、この調節によりシート厚み方向の抵抗値は勿論、長さ
方向の抵抗値も調節できる。
、この調節によりシート厚み方向の抵抗値は勿論、長さ
方向の抵抗値も調節できる。
電解酸化の場合は、処理時間以外にも、電圧、電流によ
っても調節が可能である。
っても調節が可能である。
実施例1
ポリテトラフルオロエチレン粉末(ダイキン(株)社製
、7フインパウダーF−103)go重量部にカーボン
粉末(コロンビアカーボン社製、コンダクテツクス#9
75 ) 20重置部、ホワイトオイル40重量部を混
合し、ロール圧延後、350’Cで焼成して得た厚み1
00μ、電気抵抗0.25Ω備の導電性シートを、金属
ナトリウム処理液((株)潤工社製、テトラエッチ)で
1分間浸漬処理し、次いで酸化処理液(H2SO4:
KMnO4: 1NaNO5= 100m4 : 2.
2り:13g)で浸漬処理したところ、その酸化処理時
間に対するシートの長さ方向の単位抵抗、厚み方向の単
位抵抗は第1表の通りであった。
、7フインパウダーF−103)go重量部にカーボン
粉末(コロンビアカーボン社製、コンダクテツクス#9
75 ) 20重置部、ホワイトオイル40重量部を混
合し、ロール圧延後、350’Cで焼成して得た厚み1
00μ、電気抵抗0.25Ω備の導電性シートを、金属
ナトリウム処理液((株)潤工社製、テトラエッチ)で
1分間浸漬処理し、次いで酸化処理液(H2SO4:
KMnO4: 1NaNO5= 100m4 : 2.
2り:13g)で浸漬処理したところ、その酸化処理時
間に対するシートの長さ方向の単位抵抗、厚み方向の単
位抵抗は第1表の通りであった。
第 1 表
実施例2
実施例1に対し、導電性シートに、ポリテトーy−yル
オロエチレン粉末(ファインパラター、F−103)7
5重量部、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
(三井フロロ・ケミカル■社製、テフゼル)5重量部、
カーボン粒子(コンダクテックス#975)、ホワイト
オイル40重量部のもの(抵抗値、0.7Ωcm )を
使用した以外、実施例1と同じにした。この実施例にお
ける酸化処理時間に対するシートの長さ方向の単位抵抗
、厚み方向の単位抵抗は第2表の通りであった。
オロエチレン粉末(ファインパラター、F−103)7
5重量部、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
(三井フロロ・ケミカル■社製、テフゼル)5重量部、
カーボン粒子(コンダクテックス#975)、ホワイト
オイル40重量部のもの(抵抗値、0.7Ωcm )を
使用した以外、実施例1と同じにした。この実施例にお
ける酸化処理時間に対するシートの長さ方向の単位抵抗
、厚み方向の単位抵抗は第2表の通りであった。
第 2 表
実施例3
実施例1で使用した導電性シートを用い、これを実施例
1と同様1分間テトラエッチ液で処理したのち、5%硫
酸水溶液中でシートを陽極、白金を陰極にし、44mA
/dm の定電流で電解酸化したところ、通電時間に
対するシートの長さ方向単位抵抗、厚み方向単位抵抗は
第3表の通りであった。
1と同様1分間テトラエッチ液で処理したのち、5%硫
酸水溶液中でシートを陽極、白金を陰極にし、44mA
/dm の定電流で電解酸化したところ、通電時間に
対するシートの長さ方向単位抵抗、厚み方向単位抵抗は
第3表の通りであった。
第 3 表
実施例4
実施例2で使用した導電性シートを実施例3と同じよう
にテトラエッチ液処理並びに電解酸化処理した。この実
施例量の電解酸化時間に対するシートの長さ方向単位抵
抗、厚み方向単位抵抗は第4表の通りであった。
にテトラエッチ液処理並びに電解酸化処理した。この実
施例量の電解酸化時間に対するシートの長さ方向単位抵
抗、厚み方向単位抵抗は第4表の通りであった。
第 4 表
上述した通り、本発明はアルカリ、金属処理並びに酸又
は酸化処理によって弗素樹脂系導電性シートの抵抗値を
調整する方法であり、その処理を表面積又は厚みに対し
て選択的に行うことによって、局部的に高抵抗の導電性
シートを容易に得るこ七ができる。
は酸化処理によって弗素樹脂系導電性シートの抵抗値を
調整する方法であり、その処理を表面積又は厚みに対し
て選択的に行うことによって、局部的に高抵抗の導電性
シートを容易に得るこ七ができる。
−23′
Claims (1)
- (1) 弗素樹脂系導電性シートをアルカリ金属処理
し、更に、酸又は酸化処理することを特徴とする導電性
シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21449882A JPS59105034A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 導電性シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21449882A JPS59105034A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 導電性シ−トの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59105034A true JPS59105034A (ja) | 1984-06-18 |
JPS6135221B2 JPS6135221B2 (ja) | 1986-08-12 |
Family
ID=16656700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21449882A Granted JPS59105034A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 導電性シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59105034A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002198017A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Honda Motor Co Ltd | リチウム電池用ガスケット |
WO2011142048A1 (ja) * | 2010-05-14 | 2011-11-17 | 国立大学法人群馬大学 | 電気二重層キャパシタ用炭素材料及びその製造方法並びに該材料を用いた電気二重層キャパシタ |
-
1982
- 1982-12-07 JP JP21449882A patent/JPS59105034A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002198017A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Honda Motor Co Ltd | リチウム電池用ガスケット |
JP4516206B2 (ja) * | 2000-12-26 | 2010-08-04 | 本田技研工業株式会社 | リチウム電池用ガスケット |
WO2011142048A1 (ja) * | 2010-05-14 | 2011-11-17 | 国立大学法人群馬大学 | 電気二重層キャパシタ用炭素材料及びその製造方法並びに該材料を用いた電気二重層キャパシタ |
JP5682971B2 (ja) * | 2010-05-14 | 2015-03-11 | 国立大学法人群馬大学 | 電気二重層キャパシタ用炭素材料の製造方法及び電気二重層キャパシタの形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6135221B2 (ja) | 1986-08-12 |
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