JPS59104252A - 中空及び複合鋳片の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続鋳造により中空及び複合鋳片を製造する方
法に関する。

連続鋳造法の進歩により、近年ではほとんどの鋼種での
連鋳化が可能になっており、更に最近では、圧延プロセ
スと直結した鱗片の直行プロセスが出現するに至ってい
る。

このようなすう勢から、より連続鋳造工程と圧延工程を
一貫した成品製造コストの低減及び省力化による省エネ
ルギー形の製造方法の追求が今徒の課題となる。

この課題のひとつの方向に、連続鋳造工程で従来の圧延
工程への供給鋼片よりより圧延工程での最終成品に近い
サイズ、形状の柄片を供給することがある。まだ、従来
圧延工程のみで製造されていたものを一連続嫡造一圧延
のプロセスの一貫プロセスにより、安価な製造コストで
製造することが考えられる。

具体的な例として、前者には鉄鋼業の中では。

連続鋳造法で、Ｈ形舖の素材となるビーム・ブランクの
製造、パイプの素材となる中空丸棒の製造。

ユニバーザル・ボックスの素材となる中空スラブ、ブル
ームの製造などがありそれらを連続鋳造で製造すること
は、大きな工程の簡略化になる。まだそれらの累月は、
それら自身で圧延工程を経ることなく、最終成品ともな
り得るものであ゛る。

寸だ後者の例として、クラツド鋼の製造がある。

従来異鋼種から成る複合材は、一旦連続飴造一圧延によ
り個別に製造された複数の材料を重ね合わせた後、再圧
延して製造される。このように工程が多岐に亘り従って
成品は高価なものになる。

本発明は以上の課題の中で、中空素材の連続鋳造法に関
するものであり、更に連続して複合材の製造を可能にす
るものである。

従来中空材の鋳造法として知られているものに、特公昭
４２−１８９８９号公報に開示された技術がある。該技
術は通常の鋳型配置、即ち取鍋やタンプッシュの直下に
鋳型を配置し、鋳型にて外周に凝固殻を形成し、内部が
溶融状態の鋳片をＵ形に湾曲し、湾曲鋳片内の？、ｉ’
　ｆｊ：・ｉＪレベルが、鋳型内溶鋼レベルと同一とな
る位置より上方に訃いて、中空鋳片が形成されるもので
ある。

しかしながらこの方法では、形成される凝固殻の内側に
湾曲部全長にわたって溶鋼を保持するために、内部溶鋼
が凝固しないようその温度確保が必須であり、従って鋳
造作業全体が高温ｉ・ハ造となり凝固殻が破損するブレ
ークアウトの危険が伴なう。

又湾曲型とするだめ１曲率の確保の上で設備費が多大と
なる。更に凝固形成期間が長いため、溶鋼温度の変動に
より中空材の厚みが変動しやすいという難点がある。

本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、中空材
及び複合材の連続鋳造法を提起するものである。

次に図を用いて詳細に説明する。中空材を製造するプロ
セスは、溶融物供給容器と中空材の鋳造のだめの鋳型を
容器として構成し、それぞれの下端部を連結することを
特徴とする鋳造設備である。

第１図において、１は取鍋であり、２は溶鋼、３は溶融
物イｔ、納容器、４は鋳型、５は水冷装置、６はピンチ
ロール、−７は切断装置、８はクレーン。

９は中空鋳片である。溶融物供給容器２は内壁を耐火物
にて構成すると共に一一端を溶鍮鍋ｌから溶鋼２の受入
れ部とし、これと底部水平通孔で連結した他端は、その
上部に鋳型４を位置きぜる。

鋳型４は水冷機能をもち、その上端位置を前記溶鋼供給
容器の温調受入れ部上端とほぼ同一とする。

ピンチロール６は、鋳型直上部から上方に向゛りて複数
個設け、中空鋳片９を上方に引抜く。切断装置７は、中
空鋳片９を所要部にて切断するもので。

ガスカッター等を用いる。

このような装置において、中空鋳片を鋳造するにあたっ
ては、溶融物供給容器３の溶鋼受入れ部での溶鋼レベル
と、鋳片４内の溶鋼レベルは、常に一定に保持され、鋳
型４で溶鋼は外側から冷却され、徐々に凝固層を形成す
る。適宜の凝固層が形成された時点で、鋳片を垂直上向
き又は斜め上方に引き抜くことにより、容易に中空材を
得ることができる。

凝固層厚みは、主として引抜き速度を変化させることに
よりコントロールすることができるが−その他湯面レベ
ルを変化さぜる方法もある。

以上のようにして溶融物供給容器には、従来と同様に取
鍋或いはタンディツシュから鋳型での鋳造量と同一の量
の溶融物を供給する。中空丸棒材。

中空スラブ、中空ブルーム等形状の異なる中空鋳片を製
造する際は、それぞれの鋳型を丸形、矩形２正方形など
適宜選定する。

以上の方法及び装置により製造される中空材は。

引き抜かれた後所要の長さに切断される。このようにし
て製造された中空材は、そのまま成品として使用したり
、更に圧延工程で各種の形状に圧延される。

又以上の鋳造方法及び１造設備により鋳造された中空材
を利用して、外質と内質が異種の材料から構成される複
合材を製造することもできる。以下にその方法を述べる
。

前述した中空材の製造プロセスにより製造されだ中空鋳
片に、材質の異なる内質に相当する溶融物をρ１込むこ
とにより、複合材を製造するものである。鋳造直後の中
空洞内面は、凝固直後の高温であり一中空材内面に中空
材と異なる溶融物を鋳込むことにより、容易に溶融物と
中空材を溶着して、複合材を製造出来る。具体的には、
第２図に示すように、予め中空材９を垂直にたて“、中
空材の最下端をシール用の受は皿１０で支え、上部から
従来の上注き造塊法と同様に、浴融物１１を注ぎ込むこ
とにより容易に複合材を製造することが出来る。１２は
サポー　トロールである。

以上の方法を中空丸棒により行うことにより丸棒の複合
材を１寸だ、中空ブルーム、スラブにより行うことによ
り、ブルーム、スラブの複合材を製造することが出来る
。これらは更に圧延されることにより、複合材質の線材
、棒鋼、ストリップ。

厚板などになる。

このように本発明による鋳造法、鋳造設備により、容易
に中空材及び複合材を製造出来るものである。

４１ｇ１面のｆ′パ１単々説明 第１図は中空材の製造法の説明図、第２図は接合材製造
法の説明図である。

ｌ：取鍋　　　　　　　２：溶鋼 ３：溶融物供給容器　　４：駒型 ５：冷却装置Ｐ　　　　　６：ピンチロール７゛切断装
置　　　　　８：クレーン ９：中空鋳片　　　　　］Ｏ：受は皿 ｌ工：溶融物　　　　　　１２．サポートロール第１呵 築２＠ ；＝＝イ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　上部に開放した溶鋼受入れ部と底部水平通孔で連結
   し、その上部に鋳片を位置させた溶融物供給容器に溶鋼
   を満たし１ｍ鋼ルベルを鋳型上端附近に維持しながら、
   鋳型壁面から生成する凝固ンエルが所定の厚みを形成し
   た時点で内部中空の鋳片を上方に引抜くことを特徴とす
   る中空鋳片の製造方法。 ２　上部に開放した溶鋼受入れ部と底部水平通孔で連結
   し、その上部に鋳型を位置させた溶融物供給容器に溶鋼
   を満たし、連作ルベルを鋳型上端附近に維持しながら、
   鋳型壁面から生成する凝固シェルが所定の厚みを形成し
   た時点で、内部中空の鋳片を上方に引抜いて製造した中
   空鋳片を用い、その温度低下前に該中空鋳片内部に、中
   空鋳片と異なる材質の溶融金属を注入して製造すること
   を特徴とする複合鋳片の製造方法。